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731系電車
JR北海道


 1996年から登場した近郊型電車である。VVVFインバータ制御を採用し、回生ブレーキを装備している。車体は721系と同様の軽量ステンレス製。踏切事故時に乗務員の安全を確保するために前面の強化と高運転台化が行われており、いかつい顔つきになっている。

 急増した札幌都市圏の通勤・通学輸送に対応するため、北海道の車両としては初めて、デッキなしの3扉オールロングシートの車内となった。冬季間の車内保温のために、暖房の強化や半自動ドアの設置が行われ、ドア上にはJR北海道が独自に開発した“エアカーテン”を装備している。

 731系の大きな特徴として、同時期に開発されたキハ201系気動車と、世界的にも珍しい気電協調運転を行っていることが挙げられる。気電協調運転とは、気動車と電車を併結させて加速度を協調させて運転することであり、このとき731系はキハ201系気動車に合わせた性能で運転される。また、721系・735系・733系との併結も可能であり、ラッシュ時にはこれらの車両とコンビを組んだ編成も数多く見られる。

 2014年1月現在、函館本線(小樽‐札幌‐岩見沢滝川)、千歳線(白石南千歳沼ノ端新千歳空港) 、室蘭本線(沼ノ端‐苫小牧)、札沼線(桑園石狩当別北海道医療大学) で運用されており、区間快速いしかりライナーや普通列車として、札幌地区の都市圏輸送を担っている。

その他の情報


キハ201との協調運転 6連での普通運用
様々な車両と併結できる 車内の様子

[2013/5/30改訂]
[2014/1/28改訂]


Copyright 1997-2014 北海道大学鉄道研究会
(Hokkaido University Railway Research Group, Japan)
最終更新:2017年04月09日 03:45
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