とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

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匿名ユーザー

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「おお、いきなり超当たりです。超幻想殺しお兄ちゃんに超レールガンお姉ちゃんに打ち止めの超夫婦。まずは3人超ゲットです♪」

 まず一番最初に絹旗が見つけたのは上琴+打ち止めの夫婦(仮)。
 打ち止めが身長が低いのに参拝列から発見できたのは当麻が打ち止めをおんぶしていたからである。
 絹旗は3人を写真に収めると、次なるターゲットを探しに駆け出した。

「ようやく俺達の番かー。打ち止め、ほら5円玉」
「えー、少ないよーってミサカはミサカはパパの貧乏学生っぷりにママの将来を心配してみたり」
「大丈夫よ打ち止め。当麻はきっと立派な人になるから将来の心配なんて無用よ♪ それに私は当麻と一緒にいるだけで幸せだし」
「さすがはママだねってミサカはミサカはママの心の広さに感動しつつ、握り締めてるお賽銭がお札なことに驚いてる!」

 打ち止めの指摘通り美琴は五千円札を握っており、躊躇せずに賽銭箱へと放り込む。
 当麻もそれには驚き、打ち止めに5円ではなく50円を、自分は100円を賽銭箱へと投げ込んだ。

「ちょ、ちょっと美琴さん。あなた様はどうしてそんな大金を賽銭箱に投げたのでせうか?」
「だって当麻の不幸を少しでも無くしてもらうにはこれくらい入れないとダメでしょ? あとは私と当麻がもっとラブラブになれるようにって♪」
「くーっ! こんな出来た恋人を持った上条さんは幸せ者です! というわけで美琴、この喜びを表現したいけどいいか?」
「う、うん。と、当麻がしたいなら私は……いいよ」

 上琴による神前でのキスが始まるかと思ったが、後ろに並んでる参拝客の視線に気付くと慌てて抱き合っていた体を離した。
 そんな二人を呆れ半分、羨ましさ半分で見ていた打ち止めと共に上琴は願い事をした。

(美琴が幸せ……もとい、美琴と一緒に幸せになれますように。あと、みんなを守れますように)
(当麻の不幸が少しでも和らぎますように。もっと当麻とラブラブになれますように。みんなが健康でありますように。……お邪魔虫が消えますように)
(あの人が無事でありますようにパパとママがもっと仲良くなりますようにミサカとあの人もラブラブになれますようにってミサカはミサカはお願いしてみる)

 それぞれにお願いを済ませた3人はそそくさと列から離れて、今後の予定を立て始める。

「もう少しで昼だからそろそろ誰かと合流したいな」
「そうねー。私はオルソラさん達のいるグループがいいな。後で大変なことになりそうだし」
「そうだな。確かオルソラは土御門と一緒だったはずだから、土御門に連絡取ってみるか」
「ミサカもオルソラって人とお話したいってミサカはミサカは期待に胸を膨らませてみたり」

 上琴+打ち止めが土御門に連絡を取り始めた頃、一方通行は土白、美鈴、詩菜、オルソラを発見したのだが……

「オイオイ、またシスター増えてンぞ…」

と、そんな所にメールが

『三人超ゲット♪』+上琴と打ち止めの家族写真が、
「あのクソガキ、上条の所に居やがったか…まあアイツの所なら大丈夫か…」

と、しばし考えていると写真の事を思い出し取り敢えずオルソラも撮ることにした。

「最低でも4人ゲットカクテイ♪」

一応証拠メールを二人に送り次を探すことにした。

「後はどこに行こうかなァ~?」

その頃乙姫はピンチのどん底に陥っていた。

「どうしよう!!2人共早すぎるよ!!見つけてないの私だけー!!しかも残り六人!!どーしよー!!」

乙姫はごく普通の中学生(?)である。一方通行や絹旗とは違い、
乙姫は学園都市から高額なお金も貰ってないし、ましては働いてもいない。
人探しなど簡単だと思っていたがこのままでは罰ゲームのお年玉は乙姫が払うことになる。

(うう~最低でも四人見つけないとヤバイ!!今年はまだ合わせて七千円しか貰ってないのにー!!)

とそんな時、乙姫に救いの手が差し伸べられた。

「りこう、もっとっもっと!!」
「しょうがない、いんでっくすの人権が無くなるかもしれないけどこれしかない。」

「ちょっと待て!!君の彼女は何をしようとしている!!」
「そんなの分かるか!!」

滝壺はフランクフルトを取り出しインデックスに見せつけ、

「いんでっくす、取って来い」

ポイっと投げた。しかも遠くに…

「ふーらーんーくーふーるーとー!!」

そしてインデックスはこれだけの人ごみの中でフランクフルトが地面スレスレ落ちる前に見事キャッチした(口で)。

「りこう!!食べ物投げるなんてお下品かも!!」
「次」

今度はたこ焼きを投げる。インデックス見事キャッチ。

「りこう!!もう一回!!」

何か楽しくなってきたらしい。

「それ」
「ちょ-こーばーなーなー!!」

「…すまないが君の彼女は犬を躾けるのが得意なのかい?」
「…最初に謝るが暴食シスターは犬か?」

そんな光景を見事フレームに収めた乙姫

(これ…送るべきかな…?)



数分後。
ほぼ全員が集合した。
ちなみにゲームの方はというと。

絹旗 3人(上条・御坂・打ち止め)
乙姫 4人(浜面・滝壺・ステイル・インデックス)
一方通行 4~5人(土御門・白雪・美鈴・詩菜・オルソラ)

一方通行の人数に関しては
「超無効です!!オルソラさんがいることは超想定外ですから!!!」
「うるせェ!居るもンは居るンだよォ!!」
「まあまあ2人とも落ち着いて。」

という感じで揉めている。(正確には負けてる状態の絹旗が文句を言っている。)
「にゃー。何か楽しそうだぜい。」
「だな。ってか後の2人を見つけた人が勝ちって事でいいんじゃねえか??」

上条が珍しくまともなことを言うと。

ゲーム参加者3人はグルンと振り返り。

「「「それで(超)行くぞ(ォ)!!!!!!」」」
嵐のごとく駆け出して行った。

その頃、残りの2人(青黒)はというと・・・




「何や邪気を感じるんやけど…」
「はて…?わたくし達恨まれるような事はしてない気がしますけど…?」

2人がそう考えてる間にも邪気の一つがこっちに来る。

「く、黒子はん!!」
「ええ!!逃げますわよ!!」

空間移動で誰が敵かも分からず逃げ出してしまった。

「アァ?ここにいると思ったんだけどなァ?まァいいか、次だ次ィ」

一方通行は後一歩の所で仕留め損ねてしまった。

「ったくこういうゲームってのは面白ェからヤメランネェ!!」

実は一方通行、ただ敗者に罰ゲームをさせたいだけというドSの理由でゲームをやっている。その為には自分が勝たなくてはならない。

「サァッてと、狩られる狐は一体何処ですかァ!?」

ちなみに、ゲームのルールは覚えてるから安心しろォby一方通行



「く、黒子はん…」
「○○様…」
2人が移動したのはすぐそばの社務所の屋根の上。
そこから下界(一方通行)を見ていたので……

「あ、あんな生き生きしてる一方通行はん久方ぶりや……。」最近はいじられっぱなしですからねえ。
「ええ。あんなに目が輝いてらっしゃるのはこの間の大げんか(学校でやって土御門のおごりの焼き肉になったアレ)以来ですの。」

「それ以上に輝いてる気がすんやけど……」
「いずれにしても非常にまずいですわ。わたくし達狩られますわ…。ここは逃げなくては。」
「まったくや。はよ逃げよ。」

勘違いした逃亡者2名をハンター3名が追う!!

「超おかしいですね。今さっき社務所の上にいた気が超するんですけど。」
「さァって次は何処行きましょうかァ!」
「あっちの方にいる気がするなあ。」

2人の運命やいかに


「ちょっとやばいやん!!空間移動でもっと遠くに!!」
「無理ですわ!!この後お姉様と会う約束をしてますのよ!?」

「だったらどないすんの!?」
「……このまま一方通行さんに会わずお姉様と合流しますの、それに上条さんなら一方通行さんを止められますわ……」

「んな無茶苦茶な!!」
「やるしかありませんの!!行きますわよ!!」

「ひえ~!!」
「「不幸だ!!」」

とその頃上琴達は…

「ねーねー、おとひめ達が撮った写真が見たいんだよ!!」
「止めておいた方がいい。君が暴走するから……。」
「?」

「あれ、あそこにいるの青ピ達じゃないか」
上条が指を差した途端、黒子がテレポートをして目の前にやって来た。

「カミやん、助けてくれ~」
「青髪!!いきなりどうした!」
青ピ達は、なんとか3人から逃げてきたのだ

「アクセラ達に追われていて、逃げてきましたの」
いつの間にかあだ名が広まっている!

「あれ、何でそんなことになってるんだ?あいつら、ただ単に二人を見つけて来るゲームをしてただけなんだけど…」
「「そうだったの(ですの)(かー)!?」」

「でも、すごい邪気は感じたんやけどなー」
「じゃあ、あの邪気は何なのでしょう?」

「多分アクセラだろうな。あいつ、ああ見えてドSだからにゃー」
「なるほどな。だからあんなに活き活きしてたのか」
「ところであいつら、何処にいるんだ?」

一方、青ピ達を見失った一方通行達は…


「ホントに何処にいンだァ!?」…一方通行よ。もうそこは境内ではない。
「超おかしいですね。さっきから超一瞬だけ見えたかと思うと消えますし…。」ああ絹旗よ振り返れば50メートル向こうにいるんだぞ。

「見っつけたーっ!!!!」一番勝利に程遠いと思われた一人の少女が勝利を掴んだ時。
残り2名はまだ探しており。
1分後に送られてきたメールを見て。
「「NOオオオオ!!!!!!!!」」

絶叫する羽目になった。

【結果発表】
絹旗 3人
一方通行 4~5人(オルソラをカウントするかどうかで変わる。けど順位は変わらず)
乙姫 6人

この結果が意味するところはただ一つ。
一人の少女のお年玉が消えると言うことである。

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