とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

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匿名ユーザー

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数日後。
オルソラたちも帰った。結局罰ゲームは滝壺が飛行機代、浜面がお小遣いを出した。
浜面の財布は完全に干上がり
「だーっ!!!不幸だぁーっ!!!!!!!」
「テメエ!!それは俺のせりふだ!!!」
「最弱同士、なにやってンだか。」

そして本日は学園都市に帰る日。

さっそく朝からドタバタが。
「ないないない~っ!!ってミサカはミサカは探してみたり!!!」
「ん?どうした打ち止め?何探してんだ??」

「あの人から貰った人形がないの!!ってミサカはミサカは一生懸命に探してみたり!!」

やれやれと一方通行はヒントを与える。

「(ミサカネットワークの記憶は探したのかァ?)」
「おおっ!!その考えは思いつかなかった!!ってミサカはミサカは記憶の中を根こそぎ探してみたり!!」

しばらく目を瞑ってムムムムムムッ!!とか唸っているうちに今にも輝きそうな開眼をして、

「見つけたー!!ってミサカはミサカは急いで棚の上に乗っかってみる!!」
「このバカ!!ンなところに乗ったら危ねェだろうがァ!!」

打ち止めはそんな言葉をスルーして棚の上にあったゲコ太人形を見つけた!!

「見つけた!!ってミサカはミサカは抱きしめてみたり!!ってあれ?
これ何?ってミサカはミサカはミサカにそっくりのキーホルダーを見つけてみたり。」

「オイ!!見つけてンじゃねェ!!」
「ぎゃー!!やだやだ!!ってミサカはミサカはミサカのそっくりキーホルダーをギュッと愛情こめて死守してみる!!」

ンなもンに籠めてンじゃねェ!!と言う様な感じでギャーギャー騒いでいた。

数分後…

「おーい!!みんな忘れ物ないな!!」
「「「「「「「「「「ありません!!」」」」」」」」」」

「本当に帰っちゃうのね~お母さん寂しい…」
「春休みには帰ってくるって。」

「んじゃあそれまで掃除とかその他諸々よろしく」
「はいはい、分かりましたよ。」

「みんな~!!まったねー!!」
「「「「「「「「「「また春休みにー!!」」」」」」」」」」

そして時間が経って電車の中…

「ゲッ!!ヤベェ忘れてた!!」
「おい浜面!!まさか忘れ物か!?」

「違う違う!!俺と滝壺の他にも転校生が来るんだよ!!」
「「「「「それ本当!?」」」」」

「…あぁ、俺とよくつるんでたスキルアウトの一人とその追っかけがな…」



「それと天草式学園都市支部のメンバーの一人か二人、うちの学校で働くって話にゃー」
「ちょっと待て!! それって超重要問題じゃねーか! まさか五和……来ないよな?」
「そいつは心配無用だぜいカミやん。五和だけは確実に入ってない。初春ちゃんがちゃんとしてくれてるから安心するにゃー」

 当麻はそこでどうして初春の名前が出たのか土御門に聞いたが、そこで初めて初春が魔術側の事情を知ったことを伝える。
 そのことに当麻は思い悩んだが、土御門はそんな杞憂を吹き飛ばすように続きを話す。

「ちなみに禁書目録とステイルが勤める学園都市の教会は俺らの寮からそんなに離れてないぜい。これを手配したのも初春ちゃんだ。カミやんが思ってるよりもしっかりしてるぜよ、あの子は」
「けど飾利は戦えないんだぞ! 巻き込まれたらそれこそ格好の餌食じゃないか! 何で止めなかった土御門!」
「それでもあの子はこの道を選んだ。それを止める権利はオレには無い。もちろんカミやん、お前にもだ。ま、心配は無用だぜい。あの子にはねーちんが付いてるからにゃー♪」

 土御門から神裂のことを聞き、当麻はようやく安心したがそれと同時に自分も初春を守ることを決意する。
 ちなみに初春のポジションは必要悪の教会の学園都市におけるサポート、ならびに魔術側と科学側の仲介役候補として名前が挙がっている。
 後者に関しては彼女がもっと経験を積んでからの話にはなるが、その為の勉強を今からすでに行っている。

「飾利が必要悪の教会のサポーター、浜面と滝壺以外の転入生、今年は大変なことになりそうだな……」
「なんやなんや学園都市に帰るんがそんなに嫌なんかカミやん? そんなカミやんに朗報や! うちの学校に新しい先生が二人入るで! 一人は黄泉川センセの友達のお姉さん!」
「ンだとおおおおおおおおおっ! 芳川もウチの学校の先公かよ! 無職脱出は喜ンでいいンだけどよォ……」
「というか青ピ、お前はどこからその情報を持ってくるんだ? で、あと一人は?」

 芳川が教師として自分の学校に赴任することを知った一方通行は、喜び2割不安8割な気持ちに。
 もう一人の女教師が気になった当麻(決して邪な気持ちは無い)は青ピに尋ねると美琴と黒子が驚く名前が飛び出す。

「確か、はるき、いや、はるお、ちゃうな。せや、はるみや! 木山春生って名前の美人さん。こっちは初春ちゃんの紹介やって」



「ちょっと○○様待って下さいですの!!木山春生が高校教師ですの!?ありえませんわそんな事!!」
「いや、昔小学校の先生してたから有り得なくは無いと思うんだけど…」

「何や?2人の知り合いなん?」
「まあ、とある事件でお世話になりましてね…色々な意味で…」

「にゃー青ピ、ちなみにどこからの情報かにゃー?」
「もちろん情報屋や…」

「オイ待てゴルァ!?まさか最後の点々はバレちまったとかそう言うオチじゃねェだろうなァ!?」
「…まさかのそう言うオチ…」

ゲェ!?上条達はこれからの自分の運命を呪ったのであった…

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