とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

10-10

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匿名ユーザー

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「そういえば前から気になったけど、その子ってみことの妹なの?」
「まァ、そンな感じかなァ……」
「じゃあ何でみことのことママって呼んでるの?」

一方通行は少し考えて大丈夫だと思ってから言った。
「それはただ単にコイツが勝手に呼ンでるだけだァ」
「そうなんだ。じゃあさっさと『喰わせ殺し』に行こうよ。おなかへってそろそろ動けなくなりそうかも」
「インデックス、もうちょっと頑張ってくれ」

一方通行は打ち止めのことについてもっと言ってくると思ってたのだが、あんまり言ってこなかったので少しホッとしていた。
ちなみに何故インデックスは動けなくなってきているかというと…
朝すぐに打ち止めが来てすぐにインデックスともに駄々をこね始め、ステイルが対処法を考えているうちに11時になったので朝食を食べるの忘れていたのだ。

「なァ赤髪、コイツに朝食食わせたのかァ?」
「それが…朝から二人が駄々をこねててね、対処法を考えているうちに11時になってたからで何も食わせてないんだ」
「よく耐えてたもンだなァ」

ステイルと一方通行がそんなことを話していると…
「もう動けないかも」
「ぎゃああああああああああっ!」
インデックスが動けなくなってしまった。


「しっかりするんだインデックス! 『喰わせ殺し』なら5分も歩けば着くじゃないか!」
「フカヒレ、フォアグラ、トリュフ、しゃぶしゃぶ、Tボーンステーキ、大トロの握り10人前……これが走馬灯なんだね」

 倒れたインデックスが見てるものは間違いなく走馬灯ではないが、彼女にしてみたら一大事なので誰一人としてツッコミは入れない。
 オロオロするステイルを見ていた一方通行は、楽しいことを思いついてステイルの肩に手を置いて囁く。

「赤髪よォ。ここはお前がこの暴食シスターを担いで『喰わせ殺し』に駆け込む流れだと思わねェか? お姫様抱っこってヤツでよォ!」
「な、ななななな何をバカなことを言ってるんだ! べ、別にお姫様抱っこじゃなくてもいいだろう! それに僕がイ、インデックスを抱きかかえるのは……」
「コイツは千載一遇のチャンスってヤツだぞ。ここでカッコいい所を見せつけてやりゃァよォ、暴食シスターもお前のこと見直すかもしンねェぞ?」

 一方通行の悪魔の囁きに乗せられたステイルは恥ずかしさを押さえながらも、インデックスをお姫様抱っこして『喰わせ殺し』へと走り出す。
 それを見送る形になった一打も後を追うが、その道すがら打ち止めが一方通行に尋ねる。

「あんなことするなんてあなたらしくないねってミサカはミサカは不思議そうに眺めてみたり」
「そうかァ? 俺はただああした方が面白ェことになりそうだって思っただけだ。アイツをからかったら楽しいと思わねェか?」
「んー、それはちょっと一理あるかもってミサカはミサカはあなたの意見に乗っかるついでにミサカもあなたにお姫様抱っこしてアウッ!」
「下ンねェこと言ってねェで早く来い。……それとな、何だァ、はぐれたら大変だからな、ホラ」

 一方通行のステイル助言の理由を聞いた打ち止めは納得するついでにお姫様抱っこしてもらおうと思ったが、一方通行のデコピンで却下される。
 代わりに一方通行が手を差し出してきたので、打ち止めは彼の意図する所を理解すると嬉しくなって手を繋いでインデックスとステイルを追いかける。
 それから5分後、一打は『喰わせ殺し』に到着するがすぐには入れなかった。

「おいおいおいおい、何だ何だァ、この長蛇の列はよォ……」
「ここまで並んでるなんて予想外だよってミサカはミサカは列の最後尾で肩をがっくりと落としてみたり」
「うふふ、ステイル、ミルフィーユやガトーショコラや芋ようかんに羽が生えて私のことをお迎えに来たようだよ……」
「インデックス! そいつらのことは考えないようにするんだ! 二度と戻って来られなくなるぞ!」

 『喰わせ殺し』のオープン初日とあって、食欲旺盛な学生達が数多く並んでおり一打、インデックス、ステイルは1時間待ちとなっていた。
 洒落にならない幻覚を見始めたインデックスの名前を呼ぶステイルだが、それが奇跡的にも『喰わせ殺し』の店長の耳に入ることに。

「聞き覚えのある名前だと思ったが本当にインデックス嬢ちゃんじゃねーか! 久しぶりのわりには元気ねーじゃねーか、腹減ってんのか?」
「て、店長さん、久しぶり、なんだよ……。それよりもわたし、お腹ペッコペコでし、死にそうかも……」
「そいつぁ大変じゃねーか! よっしゃ、今からすぐに食わせてやっからな! おいてめぇら、個室に4名様ご案内しろぃ!」

 『喰わせ殺し』の店長は店員に指示を出したのにも関わらず、インデックスとステイルをまとめて担ぎ上げると店内に入って行った。
 いきなりの順番無視に並んでいた客達は一斉に怒り出すが、

「あァ? ガタガタ抜かしてっとテメェらまとめてスクラップにすンぞ。命の危機だ、黙って見逃せ」

 学園都市最強の一睨みと『命の危機』というフレーズに客達の暴動は未然に防がれる。
 一打は後を追うように店へと入り、店員にインデックス達が運び込まれた個室へと案内されることに。


「おおっ……ここは天国なんだね……チョコレートの泉があるんだよ……。」
「確かにここは天国だがあれは神様ではなくチョコレートフォンドュだ!!」

「こちらでございます。」
「どうもありがとう」

そうやって個室に入り、

「それじゃ行ってくるんだよ!!」
「さっきまでの君は何処に!?ってこら!!そのまま肉にかぶり付こうとするんじゃない!!」

「相変わらず食べ物の事になるとすごいねってミサカはミサカは思いつつ、ダッシュでハンバーグを取りに行ってみたり!!」
「走るンじゃねェ!!……ったく、はしゃぎやがって……。」

とそこに店長が

「いやー、記念すべき学園都市での営業初日にあの娘が来てくれるたぁ感激だぜ!!」
「俺に同意を求められても何も起きねェゾ?ああ、そう言えばアイツの知り合いのパーティーやりてェンだけどよォ、団体って何時頃からいい?」

「あの娘の知り合いのパーティー?じゃあ八時くらいになっちまうけど構わねえかい?」
「オウ、恩に着るぜェ。」




「ん~、そろそろ着くかな~?」
「美琴おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

「あっ、きたきた、当麻ー!!私はちょっと遅れた…いいっ!?」
「すまん!!余計なのも連れてきちまった!!」

上条の後ろには

「恨み晴らさずおくべきかー!!」
「殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せえええええッ!!」

「あの巨乳は誰だー!!紹介しないと三十回殺す!!」
「絹旗まで呼びやがって!!マジで死ぬかと思ったんだぞ!!」

「上条当麻!!お前は黄泉川先生に頭下げさせておいてまだ物足りないか!!ここで殺す!!」
「半蔵様の敵は私の敵いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいッ!!」

さっき一掃した者達が追い掛けてきているのだ。

「な、何よこれッ!?」
「ただの逆恨み!!それに上条さんだって半分位蹴散らせたんだから誉める場面ねッ!!」





 ちょうどその頃、海原が居なくなったことで暇になった五和と建宮はのんびりしていた。

「それにしても五和。お前さん何でメイドの格好なのよ?」
「え? ああっ! そういえば土御門さんの妹さんのしごきから抜け出してそのまま来たのを忘れてました!」
「しごき? 確かお前さんは護衛対象の学校の講師として派遣されたはずなのよな。何でそんな愉快なことになってるのよ?」

 五和曰く、繚乱家政女学校は講師だろうと最初の一週間は学校側の優秀な生徒の研修を受けるのが慣わしらしい。
 それには建宮も同情したが、ちゃっかり海軍用船上槍を持ってくるあたりは流石だと感心した。

「じゃあ私はそろそろ戻ります。土御門さんの妹さんも怒ってるでしょうし、それより何より護衛対象から離れすぎというのも問題ですから」
「俺もそろそろ……って五和、何か聞こえないか?」
「何だかあちらの方から叫び声が……こ、この絹を引き裂くような叫び声は当麻さん!」

 そこに偶然にも上琴とそれを追っかける連中(厳密には当麻のみ)の騒ぎ声が聞こえてきた。
 五和は当麻の叫び声だけを脳内変換した上で聞き取り、先の海原のような連中に追っかけ回されていると確信を得て海軍用船上槍を構え直す。

「これってチャンスですよね。当麻さんに危害を加える連中を二度と立ち上がれないように叩き潰し、そんな私に当麻さんが惚れる……いけます!」
「あー、五和ちゃん五和ちゃん。そこに御坂嬢がいるってことは考えんのかよ?」
「本当なら即殺します。けど私の勇姿を見せつければあのブッサイク貧乳ビリビリ中学生も負けを認めるでしょう。いい女の私は余裕がありますから♪」

 いい女はそんなことしねぇのよ、建宮はそんなことを思ったが五和に余計なことを言って大変な目には遭いたくないので黙ることにした。
 海軍用船上槍を構えた最凶メイドが、当麻をシメる会の生き残り達を狩る為に戦場(?)に赴く。




 一方、緊急事態に陥った上琴はというと当麻をシメる会の残党からひたすら逃げていた。
 最初は美琴が超電磁砲で片付けると提案したが、街中ということもあって中断することに。
 そして二人は建宮が先ほど人払いの魔術を解除してしまった当麻の高校の近くの公園に逃げ込む。

「と、当麻、ゴメン、私そろそろつ、疲れて……キャッ!」
「いきなりゴメンな! 美琴が走れないなら俺が抱っこしてお前の分まで走ってやる!」
「うんっ♪」

 疲れた美琴を気遣い、当麻は彼女をお姫様抱っこして逃走を続行する。
 突然のお姫様抱っこに嬉しくなった美琴が当麻の胸板にスリスリすると、追いかけてる連中の怒号が公園一帯に響き渡る。
 そこへ当麻の携帯が鳴ったので、手が塞がってる本人の代わりに美琴が電話に出た。

「もしもし?」
『ありゃ? もしかして御坂嬢? 上条当麻の携帯にかけたはずだがもしかして二人一緒なのよな?』
「確か建宮さん、ですよね。今それどころじゃなくって私達、変な連中に追いかけられてるんです」
『それなら承知してるのよ。そっちに五和が向かってるから後のことはあいつに任せればいいのよね』

 電話の相手の建宮から五和の名前が出た時、美琴は心の底から嫌な気持ちになったがその後の建宮の言葉に安心することに。

『心配は無用よな。五和の目的はあくまでお前さん方を追っかけてる連中だ。二人は五和に気にすることなく逃げちまえば問題ないのよ』
「分かりました。じゃあ当麻にもそのように伝えておきます。でもその後のあの女の処分はどうするんですか?」
『それもちゃんと考えてるのよ。こっちのことは気にせずに、二人は無事に逃げ切ってデートを楽しんでくれればいいのよな♪』

 そう言って建宮が電話を切った後で美琴は当麻に電話の内容を分かりやすいように伝えた。
 当麻もそれを了承すると、後ろを振り返ることはせずに逃げることに集中し始めた。



「さて、と。そろそろ約束の時間のはずだが、おっ、来た来た」
「悪い悪い。ちょっとシステムスキャンに時間取られて遅れたじゃん」
「気にすること無いのよな黄泉川先輩。俺は女性を待つのは全く苦にならんのよ」

 建宮の前に現れたのは黄泉川で、アンチスキルのジャケットを羽織っていた。
 黄泉川は持っていたもう一着のアンチスキルのジャケットを建宮に渡した。

「ほぅ、なかなか似合うじゃん。新人アンチスキルとは思えない決まりっぷりで私もちょっと驚いてるじゃんよ」
「いやいや、そんなこと無いのよね。それに俺はアンチスキルの流儀は知らないのよ。黄泉川先輩、ご指導ご鞭撻をよろしくお願いするのよね」
「クリスマスで見たあんたの動きなら荒事に関しちゃ問題無いから特に教えることは無いじゃん。……にしても鉄装の奴はまだ来てないのか」

 実は建宮、黄泉川に勧められてアンチスキル入りすることになったのだ。
 最初は渋っていた建宮だが、初春から魔術師としてのカムフラージュに悪くないと言われたので受け入れることに。
 研修を始めようとした黄泉川だったが、まだ全員揃っていないので出来ずに困っていると近くから爆発音が聞こえてきた。

「な、何だ! もしかして事件じゃん? 建宮、悪いけどいきなり実習だ。心してかかるじゃんよ!」
「了解なのよな!(五和、派手にやり過ぎなのよね……)」

 かくして建宮のアンチスキルとしての活動はこうして幕を開けることに。
 その一方で爆発音がした場所では五和によるショータイム(五和無双ともいう)が始まっていた。

「ここを通す訳にはいけません!!諦めて下さい!!」
「誰だ貴様、邪魔するなら力ずくで通ってやる!!」
「ならば仕方ありません。後悔しても遅いですよ!」
そういって五和は海軍用船上槍を構え直し、当麻をシメる会の残党を倒し始めた。

そして数分後…
「あっという間に片付いてしまいましたね。さてと、当麻さん~何処にいるんですか?」
そう言って五和は上条を追いかけてしまった。



その直後。
建宮と黄泉川が爆発音が聞こえた場所にたどり着くと…


「凄いことになってるじゃん……ってここに居る奴らってうちの学校の生徒じゃん!」
「(五和、やり過ぎにも程があるだろ……)確かにうちの学校の生徒なのよね」

どういう状況かというと…
五和の海軍用船上槍によって当麻をシメる会の残党の全員が地面に倒れていたのだ。

「どうせ小萌センセの生徒のせいだと思うじゃん」
「(小萌……確か上条当麻のクラスの担任だったな)で、これはどうするのよね?」
「とりあえず全員、病院に運ぶじゃん」
この後、他のアンチスキル達も呼んで倒れている全員を運んだのだった。

ちなみに、他のアンチスキル達が向っている間に人が集まっていた。
何故かというと…最近上条の高校は、超電磁砲の彼氏が居ることや、学園都市最強が通っているなどで有名になっているのだ。


そのころの上琴はというと…
「とりあえずここにいれば大丈夫だろ。」
「そうね、でも本当に当麻の家に居て大丈夫なの?前なんか五和という人がドアを壊して入ってきたじゃない」
そう。二人とも走るのに疲れてとりあえず上条の部屋に居るのだ。

「大丈夫だろ。多分五和は建宮が何とかしてくれてるはずだし」
「そうね。そういえばまだ昼食食べてなかったね。当麻、何か作ってあげる」
「美琴の手作りでせうか。じゃあ楽しみに待ってよ♪」
「よし頑張っちゃうぞ~♪」

そう言って美琴は昼食を作るため、キッチンに向かった。

そのころ、五和はというと…
「当麻さん~どこに居るんですか~?」

五和が上条を探していると…
「やっと見つけたんだぞー」

土御門舞夏に見つかってしまった。
「げ、見つかってしまいました!」
「今度は逃がさないんだぞー」
「(何でよりによって土御門さんの妹さんに見つかってしまうんですか!)わ、私は用事があるのでこれで…」
「だから逃げるんじゃないって言っているんだぞー」

五和は舞夏から逃げるのに精一杯になってしまったので、上条を追うことが出来なくなってしまった。
そのころ、建宮はアンチスキルの仕事をしている時に偶然、五和が舞夏に追われている光景を見てしまった。
「何か凄いことになってるのよね……」
「ほらよそ見してないで働くじゃん」
「分かったのよね」


取り敢えず野次馬をどかすことにした。

「ほれほれ、邪魔になるからさっさと行くのよね!!」
「こうゆう時はテープを張るじゃん」

そういって健宮にテープを投げ渡す黄泉川

「わかったのよね。」

うおー!!とか言いながらちゃちゃっと終わらせた。

「おっ、結構速いじゃん。」
「建宮斎字!!仕事とプライベートは分ける男なのよね!!」
「何言いたいかは分かんないけどとりあえず救急車呼んでほしいじゃん。」

「そんな必要ございません!!天使黄泉川先生が居てさえくれれば!!」
「半蔵様はさっさと寝てください。」

「うっ…ん?浜面、お前何処に行くんだ?」
「キリがいいし滝壺迎えに行って、ついでにデートでもしようかなと思って。」

その言葉に倒れている生徒達がゾンビのように唸りながら起き上がってきた。

「貴様も旗男か…」
「いや、俺は滝壺にしか愛注がないから!!」

「「「「「「「その発言が旗男だって言ってるんだよ!!」」」」」」」
「うおお!?ここは逃げる!!ハハッ!!負け犬上等ォォォおおおおおおおおおおおおおおおおおおう!!」

今度は浜面狩りが始まった…

「すまん建宮、やっぱり救急車は呼ばなくていいじゃん…」
「そのようなのよね…」

と、建宮は携帯をしまうのだった。


そのころ、土白はというと…
「月夜、今日はオレのおごりだにゃー!」
「ありがとう元春、じゃあ何を食べよっかな~♪」
土白は昼食を食べるためにファミレスに居た。

そんな時、白雪が窓の方を見ていたら…
「元春、あれって舞夏じゃない?しかも、誰かを追いかけてるよ」
「ほんとだにゃー誰を追いかけ…」
土御門の言葉が止まった。

(な、何で五和が舞夏に追われてるんだ?)
土御門はありえない光景を見て吹き出しそうになった。

「何があったんだろうね」
「さあ?(今度、舞夏に会ったら聞いてみよっと。)と、とりあえず頼もうか?」
土御門は口癖を忘れるほど驚いていた。


「何か口癖ブッ飛んでるよ?」
「にゃ、にゃー?そ、そうかにゃー?」

「浮気したら……ね?」
「にゃー!!浮気何てしませんから!!これはカミやん神様仏様に誓うぜい!!」

「さすが元春!!チュッ!!」
「にゃーもう幸せ過ぎておかしくなっちまいそうだぜい…」

とっくのとうにおかしく成ってる土御門をほっといて

「ここかき氷無いのかな~?」
「にゃんれすと!?さすがに冬には売ってないぜい!!」

「そーだよねー、ねえねえ、今夜のパーティーはかき氷売ってるかな?」
「にゃぜにかき氷にこだわるんだにゃー?」

「前にも言ったと思うんだけど私どんな季節でもかき氷を食べるよ(分からない人は 第三章『とあるバカップルの協奏曲』第一編『押し掛け気味な女達』1 をチェックしてね♪)。だからおめでたい日にでも食べたいなーなんて」
「一応アクセラが会場予約したらしいから聞いておくかにゃー。」

そう言って土御門はアクセラに電話をかけた。


「アクセラ、聞きたいことがあるんだにゃー」
『何だァ?』

「パーティ会場する所ってかき氷売っているかにゃー?」
『聞いてみねェと分かンねェなァ』
「じゃあ聞いてくれると嬉しいぜよ」
『分かった、ちょっと待ってろォ』

そういって一方通行は店長に聞きに行った。
数分後…

『おい土御門、一応あるらしいぞォ』
「ほんとかにゃー分かったにゃー」

『ところでこンな時期にかき氷かよォ!おまえよく食えンなァ』
「いや、俺じゃなくて月夜だぜい。月夜は1年中かき氷を食うらしいからにゃー」
『さすが雪女だなァ。後今日のパーティ8時からだからなァ』
「分かったぜよ。それと……今度月夜のこと雪女って言ったらタダじゃおかねぇぞ」
『おい、それはどういう』ブツ
土御門は電話を切った。

「月夜、一応かき氷はあるらしいにゃー」
「ほんと!?よかった」
「とりあえず頼もうにゃー」
そういって土白は昼食を食べることにした。

一方、電話を切った後の一方通行は…

「何か最後すげー殺気が立ってたンだが…」
「どうしたのってミサカはミサカはあなたの顔色が悪いのを気にしてみたり」
「何でもねーよォ」
一方通行は、最後の土御門の殺気が立っていたのが気になっていた。
ちなみに、土御門は一方通行が月夜のことを雪女って言ったことに殺気立ったのかと言うと…
最近、月夜が周りから雪女って言われているのが嫌になってきたのだ。

「本当に大丈夫なのってミサカはミサカは再度心配してみたり」
「大丈夫だから、ってテメーの食べ物食われてるぞォ」
「食べないでってミサカはミサカは膨れてみたり!」

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