「ミコトサン?勘違いしておりませぬか?」
「してないわよ?」
「してないわよ?」
そういいながらもバッチンバッチン言ってませうよ!?
「いや!!絶対勘違いしてる!!」
「じゃあ言ってみなさいよ、」
「じゃあ言ってみなさいよ、」
「えっとですね…前にちょっと前にでせうね?美琴が嫁に来る前にちょこっと作ってもらった事があったんですよ…本当にそれだけですはい、ごめんなさいぃぃぃいいいいいい!!」
いつの間にか弁解が謝罪になっている。が、
「よ、嫁って…/////////」
「ありゃりゃ、嫁の一言でてれっちゃってるよ?」
「ありゃりゃ、嫁の一言でてれっちゃってるよ?」
「そりゃ自然にさらっと言ったもんにゃーこういう所が旗男だぜい。」
「そういうことか?」
「そういうことか?」
「「「「「「「「「「そういうことだ!!」」」」」」」」」」
「は、はい…」
「は、はい…」
その場にいたもの全員に言われ、流石の上条さんもシュン…となってしまった。
「よーしよーし、あの二人が喧嘩してるとは風向きが私に向いてきたようですね」
上琴の惚気を五和は仲違いの喧嘩に思うと、人目もはばからずにガッツボーズをかましていた。
しかし初春の約束通り、メイド研修の本分を忘れずにいる辺りは流石としか言いようが無い。
しかし初春の約束通り、メイド研修の本分を忘れずにいる辺りは流石としか言いようが無い。
「なんであの五和さんゆう人、カミやん達ののろ気に全く気ぃ付いてへんのやろ?」
「あれくらい前向きでないとやってられないんですわよ。わたくしも似たような時期がありますからお気持ちは分かりますけど……」
「あれくらい前向きでないとやってられないんですわよ。わたくしも似たような時期がありますからお気持ちは分かりますけど……」
五和の様子を見ていた青黒、特に黒子は美琴に片思いしてた頃を思い出し感慨にふけるが、他人がそれをやってると哀れにしか見えなかった。
そこへ実は最初からパーティーに参加していた対馬と浦上が黒子に話しかける。
そこへ実は最初からパーティーに参加していた対馬と浦上が黒子に話しかける。
「ごめんね白井さん。うちの五和がみっともない所を見せて。悪い子じゃないんだけどね、上条当麻のこととなるとああなっちゃうのよ」
「いえいえ、みっともないとは思っておりませんの。ただもう少し現実を見た方が宜しいのではと思いまして」
「それが出来てれば暴走もしてないと思うよ。白井さんも暴走はしないようにね」
「ぼ、暴走なんてわたくししませんわよ! 気分が悪い振りして○○様のお部屋にお泊りしようとはこれっぽっちも考えておりませんので!」
「いえいえ、みっともないとは思っておりませんの。ただもう少し現実を見た方が宜しいのではと思いまして」
「それが出来てれば暴走もしてないと思うよ。白井さんも暴走はしないようにね」
「ぼ、暴走なんてわたくししませんわよ! 気分が悪い振りして○○様のお部屋にお泊りしようとはこれっぽっちも考えておりませんので!」
黒子のプランを聞いた青ピがどうゆうわけか顔を青くしたが、彼女のプランを破る者が現れる。
まるで黒子の行動を読んでいたかのように浦上が黒子に携帯を渡すと、黒子は電話の主に肝を冷やした。
まるで黒子の行動を読んでいたかのように浦上が黒子に携帯を渡すと、黒子は電話の主に肝を冷やした。
『白井、門限破りは対馬と浦上同伴ということで見逃してやる。ただし外泊してみろ、タダでは済まさんからな。御坂にもそう伝えておけ』
電話の主、寮監の言葉に黒子は真っ白になった後で恐怖で震え出したので青ピ、対馬、浦上で介抱することに。
一方、土白は舞夏の何気ない、しかし破壊力抜群の一言に追い詰められることに。
一方、土白は舞夏の何気ない、しかし破壊力抜群の一言に追い詰められることに。
「月夜ー、これからも兄貴のことをよろしくなー。二人は立派な夫婦みたいなモンだからわたしも安心して見ていられるぞー」
「「「「「「「「「「「「「嘘だ!!!!!!!!」」」」」」」」」」」」」
バカップル達、天草式(五和以外)、初春が思いっきり否定した。
「「なんでそんなに否定するの(んだにゃー)」」
「どこが立派な夫婦みたいなもンだァ!」
「どこが立派な夫婦みたいなもンだァ!」
「え、どう見ても立派な夫婦みたいなモンだと思うけどなー」
「だって、土御門さん達はさっき重要な話が終わった後、すぐにキスしたんですよ!!」
「だって、土御門さん達はさっき重要な話が終わった後、すぐにキスしたんですよ!!」
「「「「「「「「なァァァァァァァにィィィィィィィ!!!!!!!!」」」」」」」」
クラス全員が叫んだ。
クラス全員が叫んだ。
「「「「「「「「土御門狩りだぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」」」」」」」」
「にゃーーーーーー!!」
「にゃーーーーーー!!」
バカップル以外のクラス全員が土御門狩りを始めようとした。
だが、忘れてはいないだろうか。ここにレベル5になった白雪がいるのを…
だが、忘れてはいないだろうか。ここにレベル5になった白雪がいるのを…
「茜川さん、今日このパーティーは何のために開かれたんでしたっけ?」
白雪のこの一言で場は一瞬にして静まり返る。
五和など理由は分からない者たちもあまりの場の緊張具合に同じように固まってしまう。
白雪のこの一言で場は一瞬にして静まり返る。
五和など理由は分からない者たちもあまりの場の緊張具合に同じように固まってしまう。
「つ、月夜ちゃん?(月夜が人を名字で、しかもやけに静かに話してるっ!!!これはかなりやばい!!!!!!!)」
「答えろ。」
月夜という人間の怒り方は。
やけに静かに話し、かつ言葉遣いが粗暴になる。と言う物。
「答えろ。」
月夜という人間の怒り方は。
やけに静かに話し、かつ言葉遣いが粗暴になる。と言う物。
「つ、月夜ちゃんのレベル5になったお祝いです!!」
「だよね。じゃあなんでうちの元春を狩ろうとするのかな?」
「い、いやそれは…」
「い、いやそれは…」
「それは私に対する挑戦だよな?凍らせてくれという。」
1月8日 午後8時52分。
吹雪がやってきた。
吹雪がやってきた。
「ったくよォ土御門!何で毎回こうなンだァ!?」
「しょうがないにゃーっ!あそこまで怒った月夜はうちにも止められないにゃー!!」
「しょうがないにゃーっ!あそこまで怒った月夜はうちにも止められないにゃー!!」
「じゃあ我々はこの避難場所で凍え死ぬしかないのでせうか!?」
「わてこんなとこで死にたないでーっ!!」
「わてこんなとこで死にたないでーっ!!」
「アクセラがベクトル操作で作ってくれた防壁だけど…」
「使われてる机とかテーブルが変な音たててますの。」
「使われてる机とかテーブルが変な音たててますの。」
「絶対零点くらいあるからにゃー…触っただけで壊れると思うぜい。」
「防壁の意味なし!?」
「防壁の意味なし!?」
「どうするのってミサカはミサカはあわててみたり!!」
「しょうがねェ、行け土御門ォ!!!!!!」
「しょうがねェ、行け土御門ォ!!!!!!」
「にゃー!!!」
学園都市第一位は学園都市最強の雪女に向かってその彼氏を投げ飛ばす。
「えっ? わっ、元春っ! いっけない、吹雪止めないとっ!」
飛んできた土御門を見て自分を取り戻した月夜は、慌てて吹雪を解除すると自分の彼氏を受け止めた。
心配そうに見つめる月夜を土御門は優しく諭す。
心配そうに見つめる月夜を土御門は優しく諭す。
「月夜、心配無用だぜい。俺はお前を置いてどっか行ったり死んだりしないぜよ。とりあえず今後の課題は能力暴走をどうにかするにゃー♪」
「うん、うん。ゴメンね元春。せっかく誓いを立てたのにこんなことしちゃって。もっと自分をコントロール出来るようにするよ、うん」
「焦る必要は無いってもんですたい。月夜には俺以外にも協力者は沢山いるにゃー。これから強くなっていけばいいだけぜよ」
「うん、うん。ゴメンね元春。せっかく誓いを立てたのにこんなことしちゃって。もっと自分をコントロール出来るようにするよ、うん」
「焦る必要は無いってもんですたい。月夜には俺以外にも協力者は沢山いるにゃー。これから強くなっていけばいいだけぜよ」
土白のいい雰囲気に『土御門狩り』を行っていたクラスメートは毒気を抜かれ、狩りを止めることに。
しかし土御門を襲った罪は罪ということで月夜は『土御門狩り』参加者を一人残らず氷漬けにする。
しかし土御門を襲った罪は罪ということで月夜は『土御門狩り』参加者を一人残らず氷漬けにする。
「能力暴走の鎮静は彼女の恋人が切っ掛け、凍結は相手の人数、距離によって変化する、か。本当に面白いレベル5だな」
「そうね。この辺も色々と調べてみる価値はありそうだわ。この学校に赴任してきて本当に良かった」
「そうね。この辺も色々と調べてみる価値はありそうだわ。この学校に赴任してきて本当に良かった」
研究者として冷静に月夜の能力を見定めてる木山と芳川をよそに、小萌、黄泉川、建宮は被害を出してしまったことを店側に謝罪していた。
しかしそこは豪快でさっぱりとした性格の『喰わせ殺し』の店長、店員達と一緒に笑って許していた。
そこにこの騒ぎの中でもひたすら食事を楽しんでいたインデックスは、月夜の氷を見て涎を垂らしながら滝壺とステイルに尋ねる。
しかしそこは豪快でさっぱりとした性格の『喰わせ殺し』の店長、店員達と一緒に笑って許していた。
そこにこの騒ぎの中でもひたすら食事を楽しんでいたインデックスは、月夜の氷を見て涎を垂らしながら滝壺とステイルに尋ねる。
「これだけの氷があったらおなか一杯カキ氷が食べられるんだよ。りこう、ステイル、あれをカキ氷にして食べていいかな?」
「それはダメ。あれはしらゆきの能力で出来た氷。食べられないだろうし食べられたとしてもマズイと思う。カキ氷は店にもあるからそれを食べればいい」
「師匠の言う通りだインデックス。君の胃や腸の丈夫さは知ってるけど、能力製の氷は未知のものだ。調べもせずに食べるのはいただけないよ」
「分かった、りこうとステイルがそう言うなら。じゃあわたしは店のカキ氷をデザートにするんだよ♪」
「カキ氷! まったまったーー! 私も食べるから残しといてよー!」
「それはダメ。あれはしらゆきの能力で出来た氷。食べられないだろうし食べられたとしてもマズイと思う。カキ氷は店にもあるからそれを食べればいい」
「師匠の言う通りだインデックス。君の胃や腸の丈夫さは知ってるけど、能力製の氷は未知のものだ。調べもせずに食べるのはいただけないよ」
「分かった、りこうとステイルがそう言うなら。じゃあわたしは店のカキ氷をデザートにするんだよ♪」
「カキ氷! まったまったーー! 私も食べるから残しといてよー!」
インデックスの食い意地をコントロールしている滝壺とステイルを今まで数多くの被害に遭っていた者達は、羨望の眼差しで見つめていた。
月夜がカキ氷の存在を思い出し、カキ氷を食べに行ったことで氷漬けにされた者達は放置されることに。
月夜がカキ氷の存在を思い出し、カキ氷を食べに行ったことで氷漬けにされた者達は放置されることに。
月夜が、かき氷を食べに行ったあとの上条達は…
「なあ、こいつらまた俺の右手で氷を割らなきゃいけないんでせうか」
「別にしなくていいンじゃねェか。そのままで反省させた方がァ」
「そうだな。それにそろそろ俺達の事も反省して欲しいし」
「別にしなくていいンじゃねェか。そのままで反省させた方がァ」
「そうだな。それにそろそろ俺達の事も反省して欲しいし」
そういうことで、上条は右手を触れようとしたが、触れないことにした。
「じゃあ俺達も行きますか」
「そうだなァ。ってなンか大会が始まってンぞォ」
「そうだなァ。ってなンか大会が始まってンぞォ」
上条と一方通行が話し終わってみんなのところに戻ってみると、かき氷早食い大会が行われていた。
「ほらほら元春!!早くしないと無くなっちゃう!!」
「いやー、流石の土御門元春様もかき氷を冬に食べるのは無理だぜい…」
「いやー、流石の土御門元春様もかき氷を冬に食べるのは無理だぜい…」
「そ、あっ!!イチゴ味とブルーハワイ味持ってきて!!」
「にゃー分かったぜい…」
「キーンってすごく来る!!頭痛いぃ!!」
「美琴、無理すんなよ?お前が倒れて一番困るのは俺なんだからな。」
「うん、分かった」
「にゃー分かったぜい…」
「キーンってすごく来る!!頭痛いぃ!!」
「美琴、無理すんなよ?お前が倒れて一番困るのは俺なんだからな。」
「うん、分かった」
こんな時でもバカップルは健在である
「土御門の彼女は色々な意味で凄いね……」
「ううっ……もう無理なんだよ……。」
「確かに冬にかき氷はキツいよねえ…」
「ううっ……もう無理なんだよ……。」
「確かに冬にかき氷はキツいよねえ…」
インデックスの食欲は冬に負けた………。
一方氷の中では。
(月夜ちゃん、私らの事忘れてるよね…)
(おのれデルタフォース…白雪さん早く出してーっ)
(始業式で凍らされた時より冷たい気がする…)
(にしても真冬にかき氷ってどうよ?)
(とにかくここから出してくれーっ!!!!!)
(月夜ちゃん、私らの事忘れてるよね…)
(おのれデルタフォース…白雪さん早く出してーっ)
(始業式で凍らされた時より冷たい気がする…)
(にしても真冬にかき氷ってどうよ?)
(とにかくここから出してくれーっ!!!!!)
かき氷早食い大会はと言うと…
「ううう、屈辱なんだよ。」
「わーい勝った勝ったー!!」
「ううう、屈辱なんだよ。」
「わーい勝った勝ったー!!」
白雪がインデックス以下全員に大差をつけて勝利した。
「これは歴史に残るな。」上条が言う。
「君と同意見なのは癪に障るが僕もそう思う。」ステイルが答える。
「これは歴史に残るな。」上条が言う。
「君と同意見なのは癪に障るが僕もそう思う。」ステイルが答える。
すなわち
「インデックスに勝つ人間がこの世にいるとは!」
「ちょっと!それじゃまるで私が暴食シスターみたいなんだよ!」
「「「「「「「「「違うの!?」」」」」」」」」
「そこで驚くなんてひどいかも……」
「「「「「「「「「違うの!?」」」」」」」」」
「そこで驚くなんてひどいかも……」
「上条ちゃーん! 面倒だとは思うのですが氷漬けにされたみんなを助けて下さーい!」
最初は放置していた『土御門狩り』に参加していたクラスメートだが、小萌の頼みということで氷を打ち消すことにした当麻。
手伝ってくれない一方通行やステイルを薄情と思いながらも当麻は全ての氷を打ち消した。
思ったよりも数が多くて疲れた当麻にそっと差し出されたもの、それはおしぼりだった。
手伝ってくれない一方通行やステイルを薄情と思いながらも当麻は全ての氷を打ち消した。
思ったよりも数が多くて疲れた当麻にそっと差し出されたもの、それはおしぼりだった。
「どうぞ当麻さん。おしぼりです。せっかくですから汗を拭きますね、ご主人様♪」
おしぼりを差し出したのは五和で、彼女はこの機会を虎視眈々と狙っていたのだ。
五和が自分の体を拭こうとしてるのを感じ取った当麻は、彼女の腕を掴み、五和流ご奉仕を阻止する。
五和が自分の体を拭こうとしてるのを感じ取った当麻は、彼女の腕を掴み、五和流ご奉仕を阻止する。
「おしぼり貰うだけで充分だから。いやホントにそこまでしてもらわなくていいから。気持ちだけありがたく受け取っとくから」
「もう当麻さんったら恥ずかしがり屋さんなんですから♪ ご主人様はメイドの体を好きにしていいんですよ? さあ、私を押し倒してくださいっ!」
「もう当麻さんったら恥ずかしがり屋さんなんですから♪ ご主人様はメイドの体を好きにしていいんですよ? さあ、私を押し倒してくださいっ!」
当麻の抵抗をあくまで照れから来るものだと思っている五和だが、本当に拒絶されていることには気付いていない。
美琴にしかドキドキ出来ないという特異体質になった当麻、自分の恋人以外と必要以上に密着することは避けたいと考えているがそれには理由があった。
その理由というのは当然ながら美琴であって、その最たるものが彼女の態度に表れ始めている。
美琴にしかドキドキ出来ないという特異体質になった当麻、自分の恋人以外と必要以上に密着することは避けたいと考えているがそれには理由があった。
その理由というのは当然ながら美琴であって、その最たるものが彼女の態度に表れ始めている。
「う~~~~~~~~~っ。とうまが、とうまが、ほかの女の人とイチャイチャしてる~~~っ」
「痛っ! 熱っ! み、美琴ちゃんの放電の熱で氷が溶け始めてるよー!」
「痛っ! 熱っ! み、美琴ちゃんの放電の熱で氷が溶け始めてるよー!」
月夜の叫びを聞いた当麻は危惧していた事態になったと思い、頭を悩ませた、五和と格闘中にも関わらず。
当麻の理由、それはやきもち焼きの美琴のやきもちを見たくなかったという、いかにも彼らしいものだった。
緊急事態に気付いた初春は慌てて神裂に指示して美琴を個室の一室へと運ぶと幼児化した美琴を宥め始める。
当麻の理由、それはやきもち焼きの美琴のやきもちを見たくなかったという、いかにも彼らしいものだった。
緊急事態に気付いた初春は慌てて神裂に指示して美琴を個室の一室へと運ぶと幼児化した美琴を宥め始める。
「美琴お姉さん落ち着いて下さい。当麻お兄ちゃんはイチャイチャしてるどころか、五和さんを一生懸命遠ざけようとしてましたよ」
「そんなのウソだもん。とうま、あの女の人の手をにぎってたのしそうにおどってたもん。みことがしてもらいたかったのに~」
(あれを踊ってると思ったのですか……。嫉妬というものは恐ろしい勘違いを生むものなんですね)
「そんなのウソだもん。とうま、あの女の人の手をにぎってたのしそうにおどってたもん。みことがしてもらいたかったのに~」
(あれを踊ってると思ったのですか……。嫉妬というものは恐ろしい勘違いを生むものなんですね)
幼児化した美琴のことを考えれば五和を店から締め出した方がいいと考えた初春だが、そうしたら約束を破ることになるし今度は五和が暴走しかねないので却下する。
初春は幼児化した目の前の姉(義理)を大人しくするために頭を撫でながら優しく諭し始める。
初春は幼児化した目の前の姉(義理)を大人しくするために頭を撫でながら優しく諭し始める。
「大丈夫ですよー。当麻お兄ちゃんはいつだって美琴お姉さんが一番大好きですから♪ 美琴お姉さんはそんな当麻お兄ちゃんを信じてあげられないんですか?」
「しんじるもん! みことだってとうまのことが一ばん大すきだもん! でもかまってくれないのはすっごくさみしいよ……」
「それならパーティーが終わってからゆっくり構ってもらえばいいじゃないですか。当麻お兄ちゃんのお嫁さん確定の美琴お姉さんは心の広い素敵な人ですからね♪」
「かざり……。うん、わかった。みことはとうまのおよめさんだからちょっとしたことじゃもうおこらない! でもあとで目いっぱいとうまに甘えるんだもん!」
「しんじるもん! みことだってとうまのことが一ばん大すきだもん! でもかまってくれないのはすっごくさみしいよ……」
「それならパーティーが終わってからゆっくり構ってもらえばいいじゃないですか。当麻お兄ちゃんのお嫁さん確定の美琴お姉さんは心の広い素敵な人ですからね♪」
「かざり……。うん、わかった。みことはとうまのおよめさんだからちょっとしたことじゃもうおこらない! でもあとで目いっぱいとうまに甘えるんだもん!」
とりあえず落ち着いたとはいえ幼児化した美琴をこのまま一人にはしておけないので、初春は頭を撫でるのを継続しながら神裂と一緒に残ることに。
それから少しして神裂も初春に頭を撫でてもらいたい旨を伝えると、美琴と一緒に気持ち良さそうに初春の手の感触を楽しむのだが、あくまで些末事である。
3人は気付かない、この様子を個室の外から覗いている者達がいることに(当麻と五和は格闘中につき居ない)。
それから少しして神裂も初春に頭を撫でてもらいたい旨を伝えると、美琴と一緒に気持ち良さそうに初春の手の感触を楽しむのだが、あくまで些末事である。
3人は気付かない、この様子を個室の外から覗いている者達がいることに(当麻と五和は格闘中につき居ない)。
「「「「「「「「う、うらやましい」」」」」」」」
上条に氷を割ってもらったクラスの一部の生徒が、覗いていて思っていた。
さらに、もう一人…
さらに、もう一人…
「プリエステスだけ飾利姫に頭を撫でて貰えるなんて…飾利姫、わしにも頭撫でてくだごふっ!!」
建宮が初春達が居る個室に入ろうとしたら、絹旗に浜面同様椅子を投げられ、ヒットした。
「痛いのよね。絹旗何をするのよね」
「建宮のくせに超生意気です」
「酷いのよね」
「建宮のくせに超生意気です」
「酷いのよね」
建宮はまた入ろうとすればまたもや絹旗に何かされるのであきらめた。
そして建宮があきらめたところで、浜面が近づいてきた。
そして建宮があきらめたところで、浜面が近づいてきた。
「建宮、基本俺達はこういう扱いにされるんだよ」
「わしの気持ちを分かってくれるのは浜面だけなのよね」
「よし、今日は食うぞ!」
「そうするのよね」
「わしの気持ちを分かってくれるのは浜面だけなのよね」
「よし、今日は食うぞ!」
「そうするのよね」
浜面と建宮は似たもの同士でやけ食いを始めていた。
「なんか変態同士で超やけ食いをしているんですけど」
「「変態同士とはどういうことだ(なのよね)!!」」
「「変態同士とはどういうことだ(なのよね)!!」」
絹旗が更なる追い討ちをした。
ちなみに他の見ていたクラスの生徒達は建宮みたいになりたくないので、覗くのを止めた。
ちなみに他の見ていたクラスの生徒達は建宮みたいになりたくないので、覗くのを止めた。