とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

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kinsho_second

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2日後。
合宿の行く前のHRで。

「ったく一年生最後のでっかい行事が1泊4日のサバイバルってねーだろ…。」
「カミやん、美琴ちゃんと会えないからって腐るんじゃないぜい。」
「そ、そんなんじゃねえよ。それを言ったらアクセラは朝から鬱状態だぞ。」
「ンな訳ねぇだろォ!」

「打ち止めはんがおらんとアクセラはんは不機嫌になるんやなー。」
「それを言ったら。○○(青ピ)だって。白井さんとかがいないせいか今日は機嫌悪い。」

「そ、そんなことあらへんでー。」

「けっ、ロリコンの上に寂しがりかよォエセ関西人。笑えるなァおィ。」
「「「アセロラに言われたくないっ!」」」
「だからアセロラじゃねェ!!!!」

始業式以来アセロラでいじられている一方通行が吠えるのと
緊張の面持ち(それだけ凄い行事)で小萌センセが入って来るのはほぼ同時だった。


「えー、では皆さん、準備はおーけーですか?」

皆さんサバイバルとは聞いたものの、サバイバルはサバイバルでも何するんじゃー!?と、憂鬱状態である。

「センセー!!サバイバルって何するんですか!!」
「……目的地に着いたらお話しします。それじゃあ第23学区に行きますよ~」

「「「「「「「「「「「「はーい」」」」」」」」」」」」


数十分後……

「こ、これに乗るんですか……?」
「?はいそうですよ?さあ皆さん固まって無いでさっさと行きましょう。」

小萌が乗ると言った飛行機とは、かつて上条の天敵であったあの飛行機であった……。
この飛行機の恐ろしさは情報屋経由で皆知っている。
この地獄の飛行機に乗ると聞き、

「不幸だ…」

と、呟いたと言う。


「にゃー、問題ないぜい♪とあるシスターは機内食食べたそうだにゃー。」
「ほ、ほんとなのですかー!?この中でお食事なんて先生信じられないのですよー!!」

「おィ、そのシスターって…」
「ああ、インデックスだ…ただし後ろ向きに盛大にぶちまけたけどな。」
「土御門の野郎…肝心なとこ言ってねェじゃねェか…。」

二人がそう言っているのも知らずに他の同級生達は。

「なーんだそれなら問題ねえじゃん」
「機内食どーする?ビーフオアフィッシュ?」

「いや、行き先まですぐなので機内食はないじゃんよ。」
「えー、黄泉川先生のケチー!!」

知らぬが仏。バカ騒ぎをしている。

その幻想はすぐにぶち壊される。

「にゃー、カミやん慣れてるにゃー。」
「そりゃあな、何べんも乗ってたら慣れるさ。」
「ハワイに行くときのこともあるからなァ。」
「それ言っちゃあかんでー。」
「行き先何処かな?楽しみ♪」
「月夜?一応サバイバルだぜい?楽しみにしちゃいけないんじゃないかにゃー??」

この5人を除いて後の人たちは。

「「「ぎゃぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」」」

騒いでいるのもいたり、

「「「おえぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」」」

吐いているのも居た。

「なんかすごいことになっているな」

上条がそんなことを言っていたら…

「うわ!!なんでこういう時に俺の顔面につくんだー!!」

なぜか誰かの生徒が吐いたものが上条の顔面についたのだ。

「不幸だ…」
「カミやん、なんかかわいそうになってきたにゃー」
「なんで俺だけなんだよ…」
「とりあえず、顔を洗ってくるんやでー」

そういうことで、上条は顔を洗ってくることにした。
ちなみに、上条が顔を洗いに行ったあと土白、一方、青髪は同じことを思った。

*1))

そんなことをしている内に目的地に着いた。




「先生、質問があるのですが。」
「なんですかー上条ちゃん?」
「ここは無人島のような気がするのですが…。」

「正解じゃん上条。さて、全員集合じゃん!!!災誤先生の説明をよっく聞くじゃん!!」

「では説明する。……そこの騒いでる数人静かにせんかっ!…静かにならんな。では。」
「災誤センセイ!?なんで上条さんの方に来るのってごぎゃぁああ!!!!」

久方ぶりの【パワー・ボム!!】炸裂(知らない方はまとめ第1章のどこか見てね。)

「カミやんご愁傷さま…」
「にゃー…これぞまさに見せしめだぜい。」
「でもさすが最弱。一気に静かになったぞォ…すげェ」

「そんな所で認められても上条さん嬉しくないです…イテテテ」

「「「「「「あっ、生きてたんだ。」」」」」」「酷っ!」

「ほらほら皆 馬鹿の事はほっといて先生の話聞くじゃんよー。」黄泉川先生、棒読みです。

最期(←誤字ではない。)の説明が始まる

説明をまとめると。

【現在地】小笠原諸島父島の南数百キロにある無人島。
かろうじて滑走路はあるが後は何にもない。山あり谷あり川あり。島は結構大きい。

【合宿内容】
サバイバル。グループに分かれて行動する。食糧は最初にまとめて保存食支給。
グループ同士で同盟を組むことは可能。ただし組んでいいのは1グループのみ。

遭遇し戦闘になった場合は「殺しては」いけない。

敗者は合宿終了後泳いで隣の島との間を往復してからでないと帰れない。


「負けたら遠泳しないと帰れない?」
「ありえねェ…もちろン能力で泳いでいいよなァ?」

「それじゃ罰ゲームにならないじゃん♪遠泳は能力無しで行くじゃん♪」

「「「「「「「「「「「「ありえねえええ!!!!!!」」」」」」」」」」」」

「いやだったら勝てばいいのですよー。」

「ちなみに遠泳の距離は?」

「そうだな…大体6キロくらいか。」

「「「「「「「「「「「「Noぉおおおおおおおおお!!!!!!」」」」」」」」」」」」



「ちなみに、皆さんは当たり前ですけど野宿ですよ?」
「「「「「「ギャー!!」」」」」」

「それじゃあちゃちゃっとグループをきめるじゃん!」

皆走る、一方通行の元へ……

「何でだよォォォおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!?」

理由は簡単。学園都市最強が居れば怖いもの無しだからである。

「ふっざけンなァ!!さっきまで馬鹿にしてたくせによォォォおおおおおおおおおおおお!!(ここは平等に上条達だなァ…)」

結果、一方通行は

上条、一方通行、浜面、滝壺、

同盟グループは

土御門、白雪、半蔵、郭、

…他の生徒達にとって、見事に不平等だった。(だが決まってしまったものは仕方がない!)



 不平等に嘆く中、あることに気付いた土御門がおそるおそる尋ねる。

「なぁアクセラ。お前さんの演算補助デバイスの充電ってどうするつもりぜよ? この電気も通ってない無人島で」
「アァ? そりゃあ……あっ!」

 能力に関しては間違いなく学園最強の一方通行だが、今の彼は色々と制限が付きまとう。
 一方通行の能力使用に必要な演算補助デバイス(以下チョーカー)は日常生活では48時間、能力使用では30分が限界なのだ。
 つまり4日間のサバイバル生活で一方通行がまともに動けるのは長くて約2日なのだ。

「ということは俺達は最大のお荷物を仲間にしちまったってことか?」
「まあそうゆうことだにゃー。能力使えない点では滝壺も同じだけど、アクセラと違って癒されるから全く問題ないぜよ」

 それを聞いた当麻&土御門グループ以外の生徒は仲間外れにされてふてくされてる青ピを筆頭に歓喜しまくっていた。
 しかしそれを打ち消す言葉が黄泉川から告げられる。

「安心するじゃん一方通行。2日目の昼にはあんた専用の補給物資を連れて来るじゃんよ。嬉しいだろ?」
「ちょっと待て! 連れて来るってこたあ、もしかしなくても……」
「さすがに察しがいいじゃんよ。打ち止めをあんたの所へ連れて来るから楽しみに待ってるじゃん♪」

 突然の2日目からの打ち止め投入に一方通行は、援軍どころか最大のハンディキャップを背負った気分に。
 しかしこれでますます負けられなくなったのでモチベーションは上がっている。
 そしてグループ分けが終了した所で小萌が最後に重要かつとんでもないことを言い放つ。

「そうそう言い忘れてましたが最終日の朝に強力なハンターさんを最低でも3人投入しますー。つまり全員罰ゲームの芽も出てくるわけですよー♪」



「あのー、センセ?今不穏なこと言いませんでした?」
「何のことですかー??ああ最低3人と言うのはですね、オファーしたうちの3人からノリノリで快諾してもらったからですよー。」

「ちなみにその3人と言うのは??」
「えーっと…これって言っていいんですか黄泉川先生?」

「まあ毎年5、6人は来るからレベルと能力だけなら3人くらいばらしても良いじゃん♪」
「では発表するのですよー。一人目はうちに居候してる移動系能力者なのですよー。」

「(なァ土御門。それって結標かァ?)」
「(にゃー。そういえばこの間あった時に何故か合宿の事知ってたぜい。)」
ちなみに上条は結標についてほとんど知ってないのでこの会話には加わっていない。

「それとレベル5のえーっと誰かが来るじゃん。もちろんアクセラじゃないじゃんよー。」
正確には第7位(白雪はカウントしていない)のあの根性野郎なのだがそこまで言うと特定されてしまうので伏せておく。

「(にゃーっ?おィアクセラ!まさか垣根をまた殺さなかったのか?)」
「(ンなバカな!アイツは今変てこな巨大ビーカーの中のはずだァ)」

そして残る一名は。

「えーっと私の知り合いなんですけどよくわからないのですよー。まあ火炎系能力でしょうけど♪」

「(なあカミやん、小萌センセの知り合いで火炎と言ったら……)」
「(たぶんな…今じゃ学園都市の中の教会にいるし。…あのトンデモ聖職者だろ。)」

そして。
「んじゃ、道具の配給始めるじゃん。班長ともう一人道具とか運ぶじゃん。後のヤツは食糧と医薬品運ぶじゃん。」
生き残りをかけた壮絶なバトルが始まる。

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注釈

*1 ((不幸にもほどがある(にゃー)(よ)(なァ)(でー)……