「お腹空いた~!!ってミサカはミサカは駄々こねてみたり!!」
「(芳川の野郎……一度殺さないとダメかァ……?)ツっても、食料はもうこれで朝飯終了、分かったか?」
「(芳川の野郎……一度殺さないとダメかァ……?)ツっても、食料はもうこれで朝飯終了、分かったか?」
「何で!?ミサカはゲストでVIP何だからこれくらいは当然!!ってミサカはミサカはあなたの充電してやんないって脅迫してみる!!」
「あっ、それじゃあかき氷食べる?」
「あっ、それじゃあかき氷食べる?」
「こんなに寒いのにかき氷何て食えるか!!ってミサカはミサカは否定しつつかき氷に手を出してみたり!!」
何とか意識がかき氷の方に向いたが長く続くはずがない。ここで作戦ターイム!!
何とか意識がかき氷の方に向いたが長く続くはずがない。ここで作戦ターイム!!
「芳川は後で締めるとして、あのクソガキの胃袋をどうすンだ?」
「何か食べ物を奪ってくるか、が妥当じゃねえか?」
「何か食べ物を奪ってくるか、が妥当じゃねえか?」
「はまづら、流石に泥棒はまずい」
「俺は浜面の意見に賛成だ。だいたいこれはサバイバルだぞ?」
「俺は浜面の意見に賛成だ。だいたいこれはサバイバルだぞ?」
「盗むほうが確かに手っ取り早いしな」
「しかし爆発で全部ぶっ飛ばして食べ物も何もないんじゃありませんか?」
「しかし爆発で全部ぶっ飛ばして食べ物も何もないんじゃありませんか?」
確かにその通り、だがそれ以外でどんな方法があるんだ?と頭を悩ませる上条達
とそこに最後の手段《ラストオーダー》が舞い降りる。
とそこに最後の手段《ラストオーダー》が舞い降りる。
「それじゃあ海か川でお魚取ってきてってミサカはミサカはかき氷を食べながら提案してみたり」
成る程、だが
「魚って近くの川にいるかな?」
「少なくとも海にはクジラがいたぞ」
「少なくとも海にはクジラがいたぞ」
「「「「「「「クジラ!?」」」」」」」
海に言ったことのある上条の発言に皆さん驚いてしまったようです。てか当たり前か!!
「いたよな?」
「おお、確かにしぶきをあげてたな。」
「おお、確かにしぶきをあげてたな。」
「クジラって食べれるんでしょ…ってミサカはミサカはクジラを要求してみたり……」
「あっ、今回私流石にやり過ぎてしばらく無理」
「あっ、今回私流石にやり過ぎてしばらく無理」
ジョーカーの白雪も使えないとなり男達は
「「「「「ぎゃァァァアアアアアアアアアアアア!!!!!」」」」」
思いっきり叫んだ……。
「こ、こうなったら……先生達から奪うか?」
浜面の意見に一方通行はニヤリを笑みを浮かべるが、他のメンバーは難色を示していた。
しかしそれも予測済みなのか、打ち止めが無慈悲なことを告げる。
しかしそれも予測済みなのか、打ち止めが無慈悲なことを告げる。
「あ、言うの忘れてたけどあなた達が先生達の食べ物強奪したらみんな脱落で遠泳も倍だよってミサカはミサカは忠告する」
「ハッ、そンなの俺達ってバレなきゃ問題ねえンだよ。よし、ここは俺が変装してアイツらの食いモン強奪してきてやらァ」
「それなんだけどヨシカワが自分達を襲うとしたらあなた達のグループしかいないって確信してるから無駄だよってミサカはミサカは二度目の忠告をしてみたり」
「ハッ、そンなの俺達ってバレなきゃ問題ねえンだよ。よし、ここは俺が変装してアイツらの食いモン強奪してきてやらァ」
「それなんだけどヨシカワが自分達を襲うとしたらあなた達のグループしかいないって確信してるから無駄だよってミサカはミサカは二度目の忠告をしてみたり」
打ち止めに好き放題させる→当麻&土御門グループ困る→教師達を襲うという図式を既に立てていた芳川の策略だった。
自分達を襲うとしたら当麻&土御門グループしかいない風に仕組んだ芳川に一方通行も土御門もやられたと思うより他に無かった。
自分達を襲うとしたら当麻&土御門グループしかいない風に仕組んだ芳川に一方通行も土御門もやられたと思うより他に無かった。
「仕方ない、ここは忍者半蔵に食べられるキノコと野草、あとついでに果物とか木の実を探してもらうぜよ」
「まあ、俺ならその知識があるから問題ねえけどあまり成果は期待すんなよ。郭、お前も一緒に来い」
「はい半蔵様! 初めての半蔵様とのデート、とっても楽しみです♪」
「まあ、俺ならその知識があるから問題ねえけどあまり成果は期待すんなよ。郭、お前も一緒に来い」
「はい半蔵様! 初めての半蔵様とのデート、とっても楽しみです♪」
半蔵と郭がデートと言う名の収穫に向かった所で、土御門は次なる案を出す。
「さて、こっちはこっちで動くとするぜい。陣地には俺、アクセラ、打ち止め、月夜、滝壺が残るからカミやんと浜面は生き残ってる奴等から食い物奪ってくるにゃー♪」
「ちょっと待て土御門! 食料は半蔵達が取ってくるんだろ? 何でまたそんなそんなこと言うんだよ?」
「半蔵たちのことを信じてないわけじゃないけど、料理出来ない食材とか食べられない物だったら困るぜよ。念には念を入れるだけですたい」
「ちょっと待て土御門! 食料は半蔵達が取ってくるんだろ? 何でまたそんなそんなこと言うんだよ?」
「半蔵たちのことを信じてないわけじゃないけど、料理出来ない食材とか食べられない物だったら困るぜよ。念には念を入れるだけですたい」
それにそろそろ自分達以外のメンバーを潰してハンターに備えたいという土御門の考えもあったりする。
土御門の考えを偶然にも理解した当麻と浜面は意気揚々と出かけることに。
土御門の考えを偶然にも理解した当麻と浜面は意気揚々と出かけることに。
「分かったよ土御門。じゃあ昼までには帰るけど、出来るだけたくさん取って、そして他の奴等も狩ってくるからさ」
「滝壺、待っててくれよな。俺、お前の為に頑張ってくっからよ!」
「わかった。けどはまづら、無茶だけはしないでね」
「滝壺、待っててくれよな。俺、お前の為に頑張ってくっからよ!」
「わかった。けどはまづら、無茶だけはしないでね」
かくして最強のレベル0の呼び声高い二人の男の狩りが始まるのだった。
しかし二人は知らない、自分達のグループに誰よりも敵意を持ってしまった二人の女性がいることを。
しかし二人は知らない、自分達のグループに誰よりも敵意を持ってしまった二人の女性がいることを。
そしてそこは上条の不幸でその女二人の食料を奪うことに…
「ゲッ、あの爆発の中生きてるってドンだけ化け物だよ…」
「確か井ノ原弟は強化能力者だったからアイツを盾にでもしたのか?」
「確か井ノ原弟は強化能力者だったからアイツを盾にでもしたのか?」
「井ノ原弟ってドイツだ?」
「始業式早々女に思いっきり殴られていた奴だよ」
「始業式早々女に思いっきり殴られていた奴だよ」
「ああ、アイツ…」
その頃の女二人は…
「可愛い弟の仇…取ってくれるは!!」
「鼓膜をぶっ壊してあげる…」
「鼓膜をぶっ壊してあげる…」
おお、女の子なのに怖いですよ?と、そこに最強のレベル0が現れる。
「「しょく
「「真夜の仇いいいいいいいいいいいいいいいい!!」」
茜川はお得意の鼓膜破砕、井ノ原姉は線形視認の格闘技で攻撃!!だが
相手が悪かった。
「ほいっと」
鼓膜破砕は上条の右手で打ち消され、
「とりゃあああああああああああ!!」
線形視認の格闘技はスキルアウト時代の技でねじ伏せられた。
「「なっ!?」」
驚いてる間に気絶させ、すとこらさっさと食料奪って逃げた。
「本当にすまん!!二人とも!!」
「上条!!サバイバルにそんなもの関係ないぞ!!」
「上条!!サバイバルにそんなもの関係ないぞ!!」
一方、収穫という初デートのお二人はと言うと。
「半蔵様ー、このキノコは食べられますかー?」
「……あのな郭、そんなキラキラしたド派手なキノコが食べられるわけないだろ。もっとちゃんと選べ」
「ご、ごめんなさい! 私、半蔵様とこうしてデートできるのが夢みたいで嬉しくてつい……」
「……あのな郭、そんなキラキラしたド派手なキノコが食べられるわけないだろ。もっとちゃんと選べ」
「ご、ごめんなさい! 私、半蔵様とこうしてデートできるのが夢みたいで嬉しくてつい……」
やることはやったとはいえ、この二人は他のバカップルよりも遥かに日が浅い。
半蔵はしょげる郭を怒るどころか可愛いとさえ思ってしまう辺りは重症だが、それでも警戒は怠っていない。
自分達を狙う他グループの人間の気配を察知すると、すぐさま相手を気絶させて郭を抱っこしてその場を離脱する。
半蔵はしょげる郭を怒るどころか可愛いとさえ思ってしまう辺りは重症だが、それでも警戒は怠っていない。
自分達を狙う他グループの人間の気配を察知すると、すぐさま相手を気絶させて郭を抱っこしてその場を離脱する。
「あ、あの、半蔵様。せ、積極的なのはその、う、嬉しいのですが、日も明るいうちは……い、嫌というわけではないのですが半蔵様がお望みなら」
「ち、違うからな! 近くに敵がいたから離脱しただけだぞ! 大体今はそんな暇無いだろ? ……合宿が終ったらその、何だ、ちゃんとデートしてやるから」
「はいっ♪」
「ち、違うからな! 近くに敵がいたから離脱しただけだぞ! 大体今はそんな暇無いだろ? ……合宿が終ったらその、何だ、ちゃんとデートしてやるから」
「はいっ♪」
郭の百面相にノックアウト寸前の半蔵は食材集めのピッチを上げて、早々に自分達の陣地に戻ることを決意する。
その頃、脱落者収容小屋では諦めきれない4名の脱落者が動き始めていた。
その頃、脱落者収容小屋では諦めきれない4名の脱落者が動き始めていた。
「ほら貴様達、モタモタするな! 災誤先生がいない今こそ戦線に復帰するチャンスなんだから!」
「そ、そうだぞみんな! こうやってる間にもねーちゃんやあ、赤音さんが……」
「井ノ原弟、無理すんなって。お前が一番安静にしてなきゃいけねーんだからさ」
(なんで俺まで……。情報戦ならまだしも肉体労働は苦手なのに)
「そ、そうだぞみんな! こうやってる間にもねーちゃんやあ、赤音さんが……」
「井ノ原弟、無理すんなって。お前が一番安静にしてなきゃいけねーんだからさ」
(なんで俺まで……。情報戦ならまだしも肉体労働は苦手なのに)
脱落者収容小屋から抜け出そうとしていたのは吹寄、真夜、東原、情報屋の4名だが東原と情報屋だけは乗り気ではない。
というのも吹寄に勝手に見込まれてしまい、無理矢理グループに組み込まれたのだから無理も無い。
他の脱落者は何も言わないが、助ける気も無く黙っているので吹寄は好機とばかりにドアを開けるが、
というのも吹寄に勝手に見込まれてしまい、無理矢理グループに組み込まれたのだから無理も無い。
他の脱落者は何も言わないが、助ける気も無く黙っているので吹寄は好機とばかりにドアを開けるが、
「どこへ行くつもりなんだい?」
目の前に立っていた新任の木山の登場に途惑ってしまう。
しかし木山の次の発言に吹寄はさらに途惑うことになる。
しかし木山の次の発言に吹寄はさらに途惑うことになる。
「双子の弟の方はまだ回復していないだろう? 昼には回復するようだからそれから彼のグループと合流するといい」
「ど、どうゆうつもりですか? 私達を見逃すんですか?」
「そう言ってしまえばそうなんですけどー、これは先生達の総意でもあるんですよー」
「そう言ってしまえばそうなんですけどー、これは先生達の総意でもあるんですよー」
木山の後ろに隠れていた(というか見えなかっただけ)小萌が4人に告げる。
「上条ちゃん達はどうも楽しんでる傾向にありますからねー。サバイバルをあそこまで楽しまれるのはこちらとしても合宿の意味が無いなって思っちゃうんですよー」
「つまり俺達にあの上条達をぶつけてあいつらを困らせてやろう、そうゆうことですか?」
「紫木ちゃんはさすがに理解が早いですー♪ でも勘違いしないで下さいね? あなた達にはちょっとした条件を飲んでもらいますからー」
「つまり俺達にあの上条達をぶつけてあいつらを困らせてやろう、そうゆうことですか?」
「紫木ちゃんはさすがに理解が早いですー♪ でも勘違いしないで下さいね? あなた達にはちょっとした条件を飲んでもらいますからー」
小萌の条件を告げたのは木山なのだが、彼女の表情が読めない4人は少しびびる。
「君達がもしハンター襲来までに上条と土御門のグループを倒せなかった場合、その時点で脱落してもらう。君達が加わるメンバーも同様にな」
「ま、待ってください! 青髪と姫神さんはともかくねーちゃんと赤音さんは関係ないじゃないですか!」
「君達を復帰させるとはそれだけの条件がないと許可出来ないんだ。どうだい? それでも君達は」
「やります! 上条達を倒せるのなら私はどんなことだってやってみせます! 貴様達も文句無いわよね!」
「ま、待ってください! 青髪と姫神さんはともかくねーちゃんと赤音さんは関係ないじゃないですか!」
「君達を復帰させるとはそれだけの条件がないと許可出来ないんだ。どうだい? それでも君達は」
「やります! 上条達を倒せるのなら私はどんなことだってやってみせます! 貴様達も文句無いわよね!」
吹寄の勝手な決意に真夜以外は『え?』と思ったが、彼女が怖いので黙って頷くことに。
真夜は真昼と茜川に後で謝って許してもらうことを決意した後で力強く頷いた。
真夜は真昼と茜川に後で謝って許してもらうことを決意した後で力強く頷いた。
「どうやら決まりのようですねー。じゃあ真夜ちゃんが回復したらすぐさま青髪ちゃんと姫神ちゃんのグループの所へ向かうですよー♪」
ハンター襲来前の最後の脅威がここに生まれたことなど当麻&土御門グループは知る由もなかった。
その間にも当麻と浜面は順調に狩りを続けている最中だった。
その間にも当麻と浜面は順調に狩りを続けている最中だった。
「…本当にごめんなさい。」
「お前さあ、これサバイバル何だから好き勝手やっちゃっていいんだよ」
「お前さあ、これサバイバル何だから好き勝手やっちゃっていいんだよ」
「それでもですねえ、上条さんは申し訳ないのでございますよ?」
「お前が根っからの善人は多分学校の生徒達知ってんだろ、多分許してくれるだろ?」
「お前が根っからの善人は多分学校の生徒達知ってんだろ、多分許してくれるだろ?」
浜面君、多分ばっかじゃあ説得力ないよ?
「なあ、」
「何だよ?」
「何だよ?」
「学校帰ったら謝ろうぜ、『好き勝手やってすいませんでした。』ってさ。」
「……そう言うのは皆で決める事だろ?俺だけに話してもしょうがねえよ。」
「ああ、分かった。それもそうだな…」
「ああ、分かった。それもそうだな…」
上条は何か考えた顔をして、ニヤリとした顔で
「じゃあそれまで思う存分暴れるか?」
「こっちは最初からその気だ。」
「こっちは最初からその気だ。」
どうやら最強のレベル0は仲がいいようだった。
そのとき、上条達を追跡しているグループがいた。
「「ぜったいに真夜の仇を取ってもらう!!」」
「せなけど、どうして攻撃しないんや?」
「それは、あの二人はああ見えて隙が無いから他のグループの食料を奪い合っている内に狙うのよ?」
「それは、あの二人はああ見えて隙が無いから他のグループの食料を奪い合っている内に狙うのよ?」
そんなこと言っていると青ピのケータイから電話がなった。
「こんな時にだれや?って小萌先生?どうしてわいの番号を知っているのやな?」
とりあえず電話に出た。
とりあえず電話に出た。
「小萌先生、なんのようなんやー?」
『青髪ちゃん。真夜ちゃんと他三名が青髪ちゃん達のグループに特別に復活させますので、今すぐみんなでこっちに来て欲しいですが』
『青髪ちゃん。真夜ちゃんと他三名が青髪ちゃん達のグループに特別に復活させますので、今すぐみんなでこっちに来て欲しいですが』
「ほんまかいな。じゃあ、今から迎えに行きまっせ」
『でも復活させる為に条件があります』
『でも復活させる為に条件があります』
「なんでしょうか?」
『ハンター襲来までに上条と土御門のグループを倒せなかった場合には、その時点で脱落になります』
『ハンター襲来までに上条と土御門のグループを倒せなかった場合には、その時点で脱落になります』
「ちょっと待ってくれやー。なんで俺たちまで脱落になってしまうんやー」
『でも、もう決まってしまってことなので、とりあえず来てください』
『でも、もう決まってしまってことなので、とりあえず来てください』
っと言うと、小萌先生は電話を切った。
「小萌先生。なんだったの。」
小萌先生が電話を切った後、すぐに姫神が聞いてきた。
小萌先生が電話を切った後、すぐに姫神が聞いてきた。
「真夜はんと他三名を復活させ、うち等のグループに入れるから一回小萌先生のところに来いやと」
「「それは本当ですか!?」」
「「それは本当ですか!?」」
真昼と茜川がこっちを向いて聞いてきた。
「ほんまや。せやけどその代わりにハンター襲来までに上条と土御門のグループを倒せなかった場合に、その時点で脱落になりらしいんやー」
「「それなら来る前に倒せばいいだけのことでしょ♪」」
「「それなら来る前に倒せばいいだけのことでしょ♪」」
「そうやけど…」
「とりあえず。迎えにいくよ。」
「とりあえず。迎えにいくよ。」
そういうことで、青ピ達は上条達を追うことをやめ、真夜達を迎えに行くことにした。