その頃、地下壕で待機していたメンバーは…
「なんか外では不味いことになってないかァ」
「そうした方がよさそうね。さっきだって上条くんの悲鳴が聞こえたし、私達も援護した方がいいんじゃない?」
「そうした方がよさそうね。さっきだって上条くんの悲鳴が聞こえたし、私達も援護した方がいいんじゃない?」
白雪と一方通行が話していた。
「でも、さすがに全員を出動するのは不味くねェかァ?」
「じゃあ、私だけが出るよ。私とアクセラが出るとここが不味いから」
「じゃあ、そうしますかァ」
「じゃあ、私だけが出るよ。私とアクセラが出るとここが不味いから」
「じゃあ、そうしますかァ」
そういうことで白雪は、外の状況が不味そうのでので援護しに行った。
「えっ!?浜面くんが倒れてる!!あっちなんか上条くんが連行されてる!?」
うぎゃー!!どっちにいきゃいいんじゃー!!とか唸っていたが、愛しの元春が気付かない間に敵に囲まれてる。
「元春のピンチ!?こうしちゃしておれん!!」
打ち止めを迎えに行ったあれで急いで飛んでいく。数秒後、もろにぶつかった土御門を抱えて帰ってくるのを知らないが……
その頃、浜面の応援に来た半蔵だったが、
「おい!浜面!!しっかりしろ!?」
「半蔵が…?耳が…鼓膜が~…」
「半蔵が…?耳が…鼓膜が~…」
「くそっ!!とにかくいっぺん帰るぞ!!」
「ら、らじゃ~…」
「ら、らじゃ~…」
先生達に見つかる前に回収されてなんとか助かった。
一方、上条はと言うと……
「だーかーらー!!こんなの上条さんの生命力にかかれば何でも無いんですって!!」
「確かにちょっと腫れてるだけで放っておいて良さそうね。」
「確かにちょっと腫れてるだけで放っておいて良さそうね。」
「ほーらほーら!!」
「しかしですね上条ちゃん!!これから上条ちゃん達のチームは今日の午後12時までは子猫ちゃん達に襲われ続けるのですよのです。悪化する危険性は十分高いのです!!」
「しかしですね上条ちゃん!!これから上条ちゃん達のチームは今日の午後12時までは子猫ちゃん達に襲われ続けるのですよのです。悪化する危険性は十分高いのです!!」
「だから、わたくし上条当麻はこんだけの怪我で退場だなんて能力強化合宿の意味がないです!!もしかしたら、俺の能力が開花して治るかもしれないでしょうが!!」
「だからと言って、大切なお子さんを預かっている先生達は、これ以上悪化したら会わせる顔がありません!!」
「だからと言って、大切なお子さんを預かっている先生達は、これ以上悪化したら会わせる顔がありません!!」
「じゃあこんなの怪我の内に入りませんね!!一方通行の時にはこんなのあっちらこちらに血が噴射してそれでも立ち上がった上条さんですよ!?」
「それは確かにスゴいですけどそれとこれは話が別なのです!!」
「それは確かにスゴいですけどそれとこれは話が別なのです!!」
「それじゃあ話をしても無駄です!!俺は戻らせていただきます!!」
「待てかみじょ――――」
「待てかみじょ――――」
ゴリラが止めようとするが、上条の最強の右腕でノックアウト……
「そんじゃあこれで!!」
そういって上条は生徒達の戦争の中に戻っていった。
そんなこんなで、上条は自力で、浜面と半蔵は半蔵が浜面を抱えながら、土御門は白雪が氷のボードで白雪の腕にぶつかり、みんな地下壕に戻って来た。
「オイ、みんな大丈夫かァ?」
「「「「なんとか大丈夫(にゃー)~」」」」
「「「「なんとか大丈夫(にゃー)~」」」」
四人とも、元気が無かった。
「で、この後どうするんでせうか?俺なんかあんまり走れないし、浜面もこの状態だと動けないぞ」
「じゃあ、月夜の雪玉クラスターでこの辺を爆発させるにゃー。これならアクセラと月夜しか動かないにゃー」
「じゃあ、月夜の雪玉クラスターでこの辺を爆発させるにゃー。これならアクセラと月夜しか動かないにゃー」
「「「「「「「それで行きますか(ァ)」」」」」」」
ということで白雪の雪玉クラスターでこの辺を爆発させることにした。
同じ頃、青ピ達も全員集合して作戦会議を開いていた。
「とにかく、前の爆弾やらなんやらをくらったらもう終わりや。」
「しかしくらわない様にはどうするんだ?」
「だから。地下壕に向かっている。」
「しかしくらわない様にはどうするんだ?」
「だから。地下壕に向かっている。」
つまりこう言うことだ。上条達の地下壕付近に近づき、自分達のクラスターの攻撃をさせない。もししたとしても、一緒に地獄行きだ。
「でもその後はどうすんだよ?」
「だからその為の作戦会議や。」
「だからその為の作戦会議や。」
結局は行き当たりばったりだったりするが……
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上条達は、
上条達は、
「元春ー!!」
「どうした月夜?」
「どうした月夜?」
「大変!!吹寄さん達がこっち来てる!!」
「なら話しは簡単、さっさと撃っちまえー!!」
「なら話しは簡単、さっさと撃っちまえー!!」
「無理だ、ここで投げたらこっちも巻き添えくらう範囲だなァ…」
「にゃー!?それはピンチだぜい!!」
「にゃー!?それはピンチだぜい!!」
「それにもう作っちゃったんだけど………二つも」
「「「「「「「「なんですとー!?」」」」」」」」
「「「「「「「「なんですとー!?」」」」」」」」
今、白雪の手から雪玉クラスターを離したりでもしたら大変なことになる。
「しゃァねェ!!それを俺に渡せェ!!」カチッ
「ええ!?どうするの!?」
「ええ!?どうするの!?」
「俺の能力にかかりゃンなモン簡単だァ!!さっさとよこせ!!」
「分かった!!」
「分かった!!」
一方通行は雪玉クラスターを受けとると、青髪ピアス達のいる方向に飛び出した。
「まずいや。アクセラがこっちに向って来ているや!!」
だが、一方通行は雪玉クラスターをわざと青ピ達の後ろの方に投げた。
理由は上条達には当らなく、そして青ピ達には当るようなところに投げたのだ。
理由は上条達には当らなく、そして青ピ達には当るようなところに投げたのだ。
そして、その直後…
ドッカーーーーーーーーーーン
っと爆発した。
「これで戦闘不能になっただろうォ」
一方通行は反射して無事だった。
また、一方通行は砂埃でまったく周りが見えておず、青ピ達がどうなっているのか見えなかった。
そして、砂埃が消えると、青ピ達の姿を見つけたが…
また、一方通行は砂埃でまったく周りが見えておず、青ピ達がどうなっているのか見えなかった。
そして、砂埃が消えると、青ピ達の姿を見つけたが…
「オイ、なんでみんな無事なんだァ?」
青ピ達は全員無事だった。
青ピ達が無事だったことに驚いた一方通行だが、爆発前に僅かに声が聞こえたことを思い出し、冷静に分析すると茜川を睨みつける。
「……てめェ確か白雪のダチだったなァ。衝撃波を撃ち出すなンて真似、いつの間に覚えやがった?」
「さっすが学園都市最強のレベル5。私が衝撃波を撃ち出す時に出した声を聞いてたんだね」
「ンなこたァどうでもいい。そンな攻撃、いつ覚えたって聞いてンだ」
「ぶっつけ本番だよ。目の前に私の真夜君を傷付けた雪玉が見えたらムカついて、ぶっ壊したいって思って叫んだら出来てたの♪」
「さっすが学園都市最強のレベル5。私が衝撃波を撃ち出す時に出した声を聞いてたんだね」
「ンなこたァどうでもいい。そンな攻撃、いつ覚えたって聞いてンだ」
「ぶっつけ本番だよ。目の前に私の真夜君を傷付けた雪玉が見えたらムカついて、ぶっ壊したいって思って叫んだら出来てたの♪」
茜川の新技、衝撃波誕生の理由に一方通行だけでなく、親友の月夜も驚きを隠せずにいた。
しかし土御門は驚く事無く、半蔵と郭に厄介そうな茜川と真昼を倒すように指示を送る。
二人の忍は素早い動きで真昼と茜川の死角に回り込み、確実に目標を気絶に追い込める、そう確信していた。
しかし土御門は驚く事無く、半蔵と郭に厄介そうな茜川と真昼を倒すように指示を送る。
二人の忍は素早い動きで真昼と茜川の死角に回り込み、確実に目標を気絶に追い込める、そう確信していた。
「あっぶねー! 動体視力を反射神経を強化しててギリギリってお前らってすげーんだな!」
「嘘、だろ……。今の一撃を受け止める奴がこいつらのグループにいたってのかよ?」
「私ならまだしも半蔵様の攻撃を受け止めるなんて……」
「でもギリギリだったから余裕とかそんなのは無いんだけどね。ちょっと手荒になるけどゴメンねっと!」
「嘘、だろ……。今の一撃を受け止める奴がこいつらのグループにいたってのかよ?」
「私ならまだしも半蔵様の攻撃を受け止めるなんて……」
「でもギリギリだったから余裕とかそんなのは無いんだけどね。ちょっと手荒になるけどゴメンねっと!」
半蔵と郭の攻撃を寸での所で食い止めたのは『瞬間超人(リーンフォースセレクション)』で強化した真夜だった。
木山のアドバイス通り、今までの一つの強化を100として肉体耐久力、筋力、自然治癒力、動体視力、反射神経を20ずつに配分して強化したのだ。
結果はぶっつけ本番ながらも成功、こうして無事に自分の大切な二人を守った真夜は掴んでいた半蔵と郭を力いっぱい当麻達の方へと投げ飛ばす。
木山のアドバイス通り、今までの一つの強化を100として肉体耐久力、筋力、自然治癒力、動体視力、反射神経を20ずつに配分して強化したのだ。
結果はぶっつけ本番ながらも成功、こうして無事に自分の大切な二人を守った真夜は掴んでいた半蔵と郭を力いっぱい当麻達の方へと投げ飛ばす。
「さて、と。悪いが土御門。赤音さんの衝撃波があるかぎり、俺達にその砲弾は通用しなうわわわっ赤音さんにねーちゃん!」
「真夜君ったらカッコいいーーーーっ! 告白したい! でもそれは合宿が終ってから! ゴメンね真夜君! でも大好きだから♪」
「俺は嬉しいぞ真夜! こうやってちゃんと俺と赤音を守ってくれた! これでお前も立派な男の第一歩を踏み出したわけだ! 愛してるぞ!」
「真夜君ったらカッコいいーーーーっ! 告白したい! でもそれは合宿が終ってから! ゴメンね真夜君! でも大好きだから♪」
「俺は嬉しいぞ真夜! こうやってちゃんと俺と赤音を守ってくれた! これでお前も立派な男の第一歩を踏み出したわけだ! 愛してるぞ!」
シリアスムードから一転、ラブコメモードに突入してしまった戦場。
真昼と茜川の人が変わったかのような真夜に対するいちゃつきっぷりに戦いを忘れて、当麻達は青ピ達に説明とかその他諸々を求めるのだった。
真昼と茜川の人が変わったかのような真夜に対するいちゃつきっぷりに戦いを忘れて、当麻達は青ピ達に説明とかその他諸々を求めるのだった。
「なあ、青髪どうしてこんなことになっているんだにゃー」
「まあ話すと長くなるんだがな、その原因を作ったのはカミやん達やで。」
「あの~、話がまったく分からないんでせうが?」
「まあ話すと長くなるんだがな、その原因を作ったのはカミやん達やで。」
「あの~、話がまったく分からないんでせうが?」
青ピは上条達にどうしてこうなったのか一から教えた。
それを聞いたあとの上条達はと言うと…
「そういうことか。要するに俺たちが投げた雪玉クラスターを真夜だけで防いだのか。」
「そんなことよりカミやん、あの三人、初春に目を付けられんじゃないかにゃー」
「そんなことよりカミやん、あの三人、初春に目を付けられんじゃないかにゃー」
「多分な。しかも、一人は実の姉だしな」
「こんな所にブラコンが居るとわなァ」
「こんな所にブラコンが居るとわなァ」
「「「「「「「「「「「「「それはロリコンのお前に言える立場ではない(にゃー)(よ)(や)!!!!!!!」」」」」」」」」」」」」
この場に居ない浜面、滝壷、打ち止め以外全員が否定した。
一方通行は、自分をロリコンとは認めていたものの、みんなから思いっきり言われてしまった為、すごく落ち込んでしまった。
一方通行は、自分をロリコンとは認めていたものの、みんなから思いっきり言われてしまった為、すごく落ち込んでしまった。
「何か俺達、忘れていることないでせうか?」
「何だろう。肝心なことを忘れている気がするにゃー」
「何だろう。肝心なことを忘れている気がするにゃー」
「「「「「「「「「「「「「う~ん…」」」」」」」」」」」」」
みんなは、このサバイバルバトルのことを忘れていた。
「じゃあ、とりあえず解散しますか」
ということで上条達は自分の基地に戻って行った。
また、これがサバイバルバトルだと気づくのは数分後のことだった。
また、これがサバイバルバトルだと気づくのは数分後のことだった。