とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

11-12

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匿名ユーザー

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「あれ?サバイバルバトル、終わったの?」
「んで、どうだったわけ?」
「もちろんあなたの全戦全勝!!ってミサカはミサカはあなたの事を信じてみたり!!」
「……あ」


皆さんすっかり忘れてました………。


「「「えー!?なんですと!?」」」


「何で忘れてたンだ!?クソッ!!今から殺ってくる!!」「落ち着け!!一方通行!!殺るなら俺も行く!!」
「だったら今度は俺も行く!!」


「ストーップ!!八つ当たりはストップ!!今から計画立てるから。ちょっと待つにゃー!!」


計画立て中……


「にゃー!!正に『一掃作戦』とはこの事ぜよ!!」


これで決める!!土御門は何か燃えていた。


「おー、元春カッコいい!!」
「んじゃ今から説明だにゃー!!」



そう言うことで土御門は、みんなにどういう作戦なのかを説明した。


「じゃあ、それで行くぜよ。」
「「「「「「「了解!!」」」」」」」」


という事で上条達は、土御門が考えた作戦を実行するのだった。


時は数分ほど遡り、解散した後、自分の基地に戻った青ピ達はというと…


「なあ、俺達ってなんでこんな所に居るんやけ?」
「たしか。サバイバルバトルをしていたんじゃ…」


「「「「「「忘れてた!!」」」」」」


こちら側もこれがサバイバルバトルだと言う事を思い出した。


「多分、向こうも今ごろ気づいていると思うから短めに作戦会議をするで」
「そうだな。とりあえずさっきの作戦は、もう通用しないと思うからどうするか」


「じゃあ、こういう作戦はどうか?」
吹寄は、思いついた作戦をみんなに言った。


「「「「「お~!!」」」」」


吹寄が言った作戦はみんなが納得する作戦だった。


「じゃあ、それで行くで。」


ということでこちら側も作戦を実行するのだった。



作戦と言っても簡単な物だ。
まず地下壕の丘からどこにいるかを特定する。どうやら雪玉クラスターは利かない様なので、








殴り込みだ。………作戦と言えるものだろうか?




ちなみに、地下壕には戦闘にはだせないか弱い女の子二人と、最近色々かんばってくれた心強い女の子二人、そして襲撃されたときに冷静に対処できる土御門。
つまり、戦闘には最強の三人組+αが出ることになるのだ。
なんと恐ろしいことだろうか、一人でも十分なのにこれではいじめである。正に


『一掃作戦』



青髪ピアス達も青髪ピアス達で作戦を開始する準備をする。


が、


「アァ…退屈だ、お遊戯はヤメにしようぜェ?」
「そろそろ決着つけてやる。俺の足のかりを返してやる。」


「滝壺も疲れてきてるんだ。オマエラもさっさと寝とけ。」
「こっちをナメんなよ?」


悪魔達に見つかってしまった。


「くうっ!!こうなったら殺ってやれー!!」
「「「「「「「「「「「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおう!!」」」」」」」」」」」」


最初に動いたのは真夜、半蔵に向かっている事から察するにどうやら気に入ったらしい。だが、


「だからナメんなよって言っただろうが。」


半蔵はスキルアウトの長(代理)だ。彼の実力をナメてはいけない。現に、


「ごがっ………!?」


倒れたのは真夜だ。いくら反射神経とその他もろもろ強化できる彼でも………


歯は痛かった。


「はんほくだ!!」
「だからナメんなよって何回言わせるんだよ?」



「いって~~~~、やっぱすげーんだなお前って! 上条とも戦いたかったけど、お前との戦いも悪くなさそうだ!」
「(おいおい、さっきので普通は意識飛んでるだろ普通……)そいつはどうも。じゃあ遠慮なくやらせてもらうぜ!」


 能力の使い方を開眼した真夜、まるで玩具を与えられた子供のようにはしゃぎ、自分の可能性を試す為に半蔵に挑む。
 半蔵もまた、自分の予想以上の力を見せた真夜に燃えるものを感じると、真夜との戦いに興じるのだった。


「そらあっ!!」
「あっぶね! じゃあこいつはお返しだっ!」
「ぐっ! (あいつの目は俺のスピードについていけてる上に、反応も出来るってのか……。厄介だな)」


 半蔵のスピードを真夜の強化された動体視力は何とか捉え、その攻撃も何とか防ぎ、かわせるくらいに戦えている。
 しかも真夜の強化された筋力から繰り出される攻撃は半蔵のガードからでも僅かではあるがダメージを与えることが出来ているのだ。
 真夜が半蔵と渡り合えてるのを確認した吹寄は、他のメンバーに耳栓をするように促す。


「ちょっと作戦に乱れは生じた。けど私達の目標は変わっていない。茜川さんお願い!」
「まっかせて! ワアアアアアアアアアッ!!!」


 茜川は先ほど覚えた衝撃波を当麻達ではなく、地面に向けて放つと、大きな土煙が巻き起こる。
 一方通行は突然の目くらましにベクトルの反射の設定を一瞬途惑う、それが致命的とも知らずに。


「ちっ! この土ぼこりを反射したら上条達にとばっちりが来ちまうガッ!」


 一方通行の叫ぶ声が聞こえた後で、人が地面に倒れ伏す音が聞こえる。
 当麻達は一方通行のやられた声に驚く中、土煙が晴れてきたことでようやく周囲の状況が確認できた。
 少し離れた場所では半蔵相手に善戦してる真夜、一方通行が倒れてる場所の近くに立ってるのは西瓜割り(ヘッドクラッシュ)こと魔法のステッキを構えてる姫神が立っていった。


「アクセラ! あいつ俺達も巻き込むこと考えて能力使わなかったのか……。バカヤロウが」
「これで彼は。しばらくは目を覚まさない。次は上条君か浜面君。どっちが逝く?」
「なあ上条、ヘッドクラッシュなんて物騒なもん持ってる巫女さんってデフォなのか?」
「それはあいつだけだ。姫神だけが特別だから気にすんな。それよりもあいつの影の薄さには気を付けないと……って浜面後ろ!」


 いつの間にか巫女服に身を包んだ姫神による、影の薄さを利用する魔法のステッキアタックを何とかかわす浜面。


「上条くん。さっきから私のこと。失礼なことしか言ってないね」
「あのですね姫神さん、わたくし上条さんは真実しか言いませんのことよ。……影が薄いって言ったことは謝るけどさ」
「そっちは気にしてない。今の私は。影の薄さを。個性と思ってるから」


 そして姫神はまたもいつの間にか暗視ゴーグルを装備し、地面に煙幕弾を投げつける。
 当麻と浜面は姫神の攻撃の変な恐ろしさに集中している為に気付けなかった、吹寄グループのメンバーが姫神と真夜しかいないことに。



「よっしゃー無事に戦線離脱成功やー♪ これでボクらがつっちーを叩けば後はどうとでもなりそうやなー」
「その通りよ。いくら上条と土御門のグループが強力どころか最強でも、司令塔さえ叩けばその力も機能しなくなる」
「ホントはこっちが先に奇襲かけるつもりだったってのに……。でもまあ、これで」
「私達の作戦通りに行動できるんだから良しとしようよ」


 吹寄の作戦、それは当麻&土御門グループのブレインこと土御門を叩くこと、つまり『相手の頭を潰す』というものだった。
 本当なら当麻&土御門グループの動きを見てから行動に移るつもりだったが、まさかの奇襲を受けることになり予定が狂ってしまったのだ。
 しかし結果として作戦通りに行動出来ているので、問題は無かったりするわけだ、一点を除いて。


「あーあ、どうせなら真夜と一緒が良かったよなー。そうすりゃもっと楽しくなってたのにさー」
「まあまあ愚痴らないの真昼ちゃん。その代わり、真夜君との買い物デートをゲット出来たんだから♪」
「それもそっか。じゃあ真夜とのデートは後の楽しみとして、まずは妹萌えの見境無しのシスコンをぶちのめすか!」
「その意気だよ真昼ちゃん♪ 真夜君に下着選ばせて困らせる楽しみは取っておいて、とりあえずは月夜ちゃんに落とし前付けてもらわないとね!」


 当初は真夜と組みたかった二人だが、吹寄の作戦上の組分けの重要さを含めた説得、真夜との合宿後のデートの約束で折れることに。
 真昼は妹至上主義の土御門に姉の偉大さを分からせるため、茜川は真夜を傷付けた親友の月夜と戦う為に、それぞれの闘志は乱れることなく燃えている。


「なあ吹寄はん、こんなんでボクら勝てるんやろか?」
「言うな青髪、私も不安になってくる……。あの二人に賭けるしか私達には出来ないんだから」
「それもそやね(はぁ、なんやボクも黒子はんが恋しゅうなってきたなぁ……)」


 青ピと吹寄が不安をこぼしながら進んでいると、当麻&土御門グループの陣地が見えてきた。
 先ほど奇襲を受けたことを考え、吹寄は今度は自分達が奇襲をかけることを決意する。
 そして茜川に衝撃波で監視台を破壊するように指示すると、茜川は特大の衝撃波で監視台を破壊するのだった。



「にゃんれすとー!?」


そりゃあわてるだろう。いきなりぶっ壊れるんだから。


「えー!!せっかくがんばって作ったのにー!!」
(許せん!!月夜の努力をー!!…まあ冷静に考えるとあと二つ予備があるんだけどにゃ)


そして
ブチッ、と音がした。


「茜川さんもなかなかやるねー。カキ氷にしてあげる…♪」
(にゃー!!マジで月夜が怒ってる!?)


そして、ゴゴゴゴゴゴゴゴといやーな音がした。


「うわー!!あれは一昨日の雪の竜巻!?」
「もう一回、もう一回あれを破壊しなさい!!」
「無理!!月夜ちゃんって実力はレベル5だよ!?できるわけない!!ってうぎゃー!!」


皆さん、ご愁傷様でした…と、土御門は手を合わせた。





「何で二人しかいないんでせうか?」


これは二人を片付けた後に発した上条の言葉だ。
あの後、なぜか一方通行が起きだして(本人いわく「俺はベクトル操れンだぞォ?アンなの楽勝。」)、
姫神をぶっ飛ばした。
真夜は半蔵が軽くひねったらしい。


「土御門たちが心配だ!!もど…る必要はないみたいだな。」


ちょうど頃、白雪が問答無用で雪の竜巻でお掃除している所だった。



「ンじゃあまァ、俺達は俺達で残りをサクサクッと片付けるとしようぜ」
「りょーかい。でもさアクセラ、二人はどうする?」
「二人じゃない。一人だよ上条」


 半蔵に倒された真夜が起きてきたのを受けて半蔵以外は警戒を強める。
 しかし真夜は目の前の敵には目もくれずに、気絶してる姫神をおんぶする。


「俺と姫神さんはリタイアするよ。本当は俺、とっくに回復してて戦えるんだけどさ、ねーちゃんと赤音さんが心配だからさ。あの二人の為じゃないと燃えないみたいだし」
「(こいつが戦い方を本格的に覚えたらと思うとゾッとするな)分かった。少なくともあの裏切り者二人よりは信用できるしな。……えっと」
「真夜、井ノ原真夜。服部、今日はいい勉強になった。また学校で相手してくれよな」
「ま、気が向いたらな。それと俺のことは半蔵でいいから。じゃあな真夜」


 戦いを経て熱い友情で結ばれた半蔵と真夜、これを機に真夜が更なる強さを得ることになるのだがそれは先の話。
 姫神を抱えて真夜が軽快に走るのを見送った当麻達もまた、他のグループを狩る為に動き始める。


「……しっかしあいつタフだよな。半蔵にやられたってのにもうピンピンしてるぜ」
「ああ。この後もしつこく追われたらこっちの身が持たないくらいにな。でもああゆう奴、俺は嫌いじゃないぜ」
「ンなこたァ後でくっちゃべってろ。俺達もさっさとやることやって陣地に戻ろうぜ」
「そうだな(でもその前に土御門に井ノ原弟と姫神はリタイア。そっちに向かってるけど戦う意志は無いって伝えとくか)」


 こうして『一掃作戦』のメインメンバーは残る合宿参加者を一人残らず狩る為に動き出す。
 その頃、当麻から真夜と姫神についてのメールを見た土御門は、気絶してる吹寄、青ピ、真昼、茜川を見てどうしたものかと頭をかいた。



「カミやんからメールが来て、姫神と真夜はリタイヤしたのは良いんだけど…」
「この四人をどうするかよね。」


「とりあえず先生に来てもらうにゃー」
「でもどうやって伝えるの?」
「それなら、うちの友達に小萌先生と一緒に住んでいる人が居るからそいつから聞くにゃー」


という事で土御門は、小萌先生と一緒に住んでいる結標に電話した。


『土御門、一体何の用なの?』
「ちょっと聞きたいことがありましてにゃー。小萌先生の電話番号を教えて欲しいぜよ。」


『小萌先生の?○○○-○○○○-○○○○だけど…なんで?』
「ちょっとこっちの用でな。じゃあ、それだけだから切るぜよ。」


そういうことで土御門は電話を切った。
そして、すぐに小萌先生に電話した。


『もしもし、どなたですか?』
「土御門ですにゃー。」


『一体何の用ですか?それと、どうやって私の電話を知ったのですか?』
「さっき、四人倒したんだけどにゃー。どうすればいいのか分からないから、先生達が運んで欲しいんぜよ。」


『分かりました。では、災誤先生と黄泉川先生に行かせますね。それと、上条ちゃん今居ますか?』
「今居ませんけど、何かありましたかにゃー」


『上条ちゃん足腫れていましたよね。あれ、脱臼した足を無理やり治したものだからだんだん痛くなっていないのかとおもいましたので。』
「そういうことだったのかにゃー。(カミやんらしいにゃー)」


『あんまり上条ちゃんに働かせないでください。足がさらに腫れたら困りますので。』
「分かりましたにゃー。では、よろしく頼むぜよ。」


そう言って電話を切った。
そして数分後、災誤と黄泉川は気絶してる吹寄、青ピ、真昼、茜川を運んだ。



「それじゃあお気をつけて下さいですにゃー!!」


二人が帰っていくと、グットタイミングで四人が全員狩って帰ってきた。


「今日もお疲れ様!!ってミサカはミサカはあなたの奥さんを演じてみたり!!」
「ほれ、土産だァ」


そこにはどっさりと食料が、


「おおー!!こんなにどうしたの!?ってミサカはミサカは興奮しつながらも問いかけてみる!!」
「アァ?ンなモン持ってたから奪ったに決まってンじゃねェか?」


「ありがとう!!ってミサカはミサカはあなたに抱き付いてみたり!!」


一方通行は無表情で固まっている。特に拒否反応が無いところからするとロリコンを肯定したことになるがそんなもの知らない。


「はまづら、お疲れ様。」


ここで飛びっきりのスマイル!!


「おおー!!滝壺のスマイルで元気百倍だー!!コンチクショー!!」


「半蔵様、お疲れ様です。」
「おお、落ち着いてると良妻みたいだな。」
「そ、そんな!!まだ早いですって!!」


皆さんラブコメ展開中…


「クソッ!!こんなかで最初に恋人できてオマエラよりもいちゃいちゃしてるのに何でこんなみじみな思いを……不幸だ!!」
「かみやん、同情するぜい。」


「現在進行形のお前に言われたくない。」
「そんな事よりかみやん、足の方は大丈夫かにゃー?」


「何でお前が知ってる?」
「小萌先生から聞いただけだにゃー。」


「そうか、でも足の方は特に変わった様子はないけど?」
「ならいいんけど念を入れて氷で冷やしとけ。月夜ー!!」


「はいはーい!!わっかりましたー!!」
「という訳で、かみやんはさっさと明日に備えてゆっくりするんだぜい?」


「わかった。んじゃお休みー」


こうしてだんだんと皆眠りについた。


現状報告


残り、八人(打ち止めを除く。)


ハンター投入まで、後3時間25分52秒……

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