「うわあ!?なんだこの音!!」
「これはいきなり俺が相手でせうか?ってなわけで、行ってきます。」
「これはいきなり俺が相手でせうか?ってなわけで、行ってきます。」
「おお、カミヤン随分とよゆうだにゃー。」
「いえいえ、足に支障が出たらそこでバットエンドでせうよ?」
「いえいえ、足に支障が出たらそこでバットエンドでせうよ?」
そういい残してさっさと行ってしまった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ん?おお!!久しぶりだなにーちゃん!!」
「やっぱりあなたでせうか…あっ、あのときはお世話になりました!!」
「やっぱりあなたでせうか…あっ、あのときはお世話になりました!!」
「いいってもんよ!!それより上条当麻という男は知らんか?どうやら他のレベル5を二人制したと聞いた!!しかもレベル0!!すんげえ根性あるやつなんだ!!早く会いたいんだが!?」
「ああ…それ俺です。」
「ああ…それ俺です。」
削板は口をO型になって驚いていた。それとそうだ、今まで何故か多い人に追われているという認識しかないのだから。
「そ、そりゃすげえ!!にーちゃんどんだけ根性あるんだよ!!わくわくしてきた!!よし、にーちゃんの根性ってやつを見せてもらおうか!!」
「いいぜ?そのかわりお前の根性(幻想)をぶっ殺すから覚悟しとけ!!」
「いいぜ?そのかわりお前の根性(幻想)をぶっ殺すから覚悟しとけ!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
その頃土御門はある異変を感じていた。
(待てよ?この魔力は四人魔術師がいるんじゃ!?ん?しかも一人は知らない奴…。にゃー、たまには俺も一暴れしてくるかにゃー。)
いきなり立ち上がる土御門に驚く面々。
「どうしたの元春?」
「にゃー、たまには遊ぼうと思ってにゃー。」
「にゃー、たまには遊ぼうと思ってにゃー。」
「確かに遊ばないとつまらないかも、ってミサカはミサカは寝ぼけているのを自覚して外にさっさと飛び出してみる!!」
「寝ぼけてる事自覚してるンなら出るんじゃねェ!!」
「寝ぼけてる事自覚してるンなら出るんじゃねェ!!」
そんなことお構い無しに打ち止めはさっさと行ってしまった。それは一方通行の鬼ごっこともうひとりのロリコンと遭遇する事を示していた。
「さてと、ってあれ誰かがこっちに来るのよね」
建宮は誰かがこっちに来るのでフランベルジェを構えたが、こっちに来るのが打ち止めだったので構えるのを止めた。
「あれ、ここで何やっているのよね?」
「さっきまで暇だったから遊んでいるの、ってミサカはミサカは言ってみたり。ところで君の名前って何だっけ?ってミサカはミサカは聞いてみたり」
「建宮斎字だけど…」
「さっきまで暇だったから遊んでいるの、ってミサカはミサカは言ってみたり。ところで君の名前って何だっけ?ってミサカはミサカは聞いてみたり」
「建宮斎字だけど…」
その時、もう一人こっちに近づいていることに気づいた。
「くそガキ!!勝手に動くんじゃねェ、ってなんでテメェが居るんだァ?」
「ハンターだからって言えば分かるよね。でも、俺は君とは戦う気は無いのよね。」
「テメェが戦う気は無くても俺は戦う気だぞォ。」
「ハンターだからって言えば分かるよね。でも、俺は君とは戦う気は無いのよね。」
「テメェが戦う気は無くても俺は戦う気だぞォ。」
一方通行が建宮と戦おうとした時、
「なら、俺の後ろに居る二人が戦ってくれるのよね。」
「あァ?」
「あァ?」
建宮の後ろにはステイルとシェリーが居た。
「じゃあ、俺は行くよね。」
「オイ、ちょっと待t「君の相手は僕達だよ。」」
「オイ、ちょっと待t「君の相手は僕達だよ。」」
途中でステイルに遮られた。
「チッ、しょうがねェなァ。テメェらを倒さなきゃ先に行け無さそうだなァ」
「そういうことだ。でも、倒すのは私達だけどな。」
「そういうことだ。でも、倒すのは私達だけどな。」
そういうことで、ステイル&シェリーvs一方通行の戦いが始まる。
「オイクソガキ、陣地に戻ってろ。」
「いやいや、あそこは居ても居なくても一緒だよ。ってミサカはミサカは地下壕の荒んだ姿を思い出してみたり…」
「ンじゃ俺と一緒に居た方が安全かァ?」
「いやいや、あそこは居ても居なくても一緒だよ。ってミサカはミサカは地下壕の荒んだ姿を思い出してみたり…」
「ンじゃ俺と一緒に居た方が安全かァ?」
そんなことを言うと電極にスイッチを入れて杖を収納する。
そして左腕で打ち止めを抱え、
そして左腕で打ち止めを抱え、
右手にベクトルを集中させた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
一方、もう二組はと言うと
削ぎ板は思いっきり拳を振り上条に『すごいパーンチ』を叩き付ける。
が、上条の右手によって打ち消される。
が、上条の右手によって打ち消される。
「にーちゃん!!何で俺のすごいパーンチが効かないんだ!?」
「説明すると思うか?」
「思わねえなぁ。」
「説明すると思うか?」
「思わねえなぁ。」
二人はニヤリと笑うとまた『すごいパーンチ』を繰り出す。だが削板は上条の能力に疑問を持ち始めていた。
(このにーちゃん…もしかして俺みたいな原石か?どんな能力かは分からねえがちっとばかし楽しめそうだなあ!!)
また、上条も思索し始めていた。
(能力はよくわかんねえけど拳が飛んでくるみたいだな…他にもかくし球がないといいんだが…)
「おいにーちゃん!!なかなかいい拳持ってんじゃねえか!!」
「こんな拳がなかったら今頃死んでるな。まあこっちも負けられない理由がありましてね……だから本気でかかってこい」
「それはおもしれぇ、ここはちょっと根性出す。まぁ、そんな訳だから……本気で潰すぞ」
「こんな拳がなかったら今頃死んでるな。まあこっちも負けられない理由がありましてね……だから本気でかかってこい」
「それはおもしれぇ、ここはちょっと根性出す。まぁ、そんな訳だから……本気で潰すぞ」
直後、世間のナンバーセブンがとろうとした行動はシンプルだった。
上条の元にカツッと踏み込み、その胸を掴み、手近な大木に叩きつけようとした。
上条の元にカツッと踏み込み、その胸を掴み、手近な大木に叩きつけようとした。
それらの行動を、音速の二倍の速度で。
が、掴もうとした腕を逆に掴まれ、力が出せなくなる。
「にーちゃん…なにモンだ…?」
「何故かと事件に巻き込まれやすいレベル0の一般的な高校生だ。覚えとけ。」
「何故かと事件に巻き込まれやすいレベル0の一般的な高校生だ。覚えとけ。」
そして当麻は削板の頭に強烈な頭突きを食らわせると、すかさず掴んでいた腕を離して距離を取る。
削板は目の前の少年の強さに驚きを感じると共に、今までに無い高揚感を覚え、高笑いする。
削板は目の前の少年の強さに驚きを感じると共に、今までに無い高揚感を覚え、高笑いする。
「だーーーーーはっはっはっ! いいねいいねぇ! すっげえ根性入った頭突きじゃねーか! 頭突きだけじゃねぇ、攻撃全てに根性が詰まってやがる!」
「アンタこそ強ぇな。けどその強さも根性って奴も俺の右手でぶち殺させてもらう。そんで勝つのは俺だ」
「そうかいそりゃあ楽しみだ。こっからは小難しいこたぁ考えるのは止めだ! 俺の力の全てでてめぇに勝つ! 覚悟しろ上条当麻!」
「アンタこそ強ぇな。けどその強さも根性って奴も俺の右手でぶち殺させてもらう。そんで勝つのは俺だ」
「そうかいそりゃあ楽しみだ。こっからは小難しいこたぁ考えるのは止めだ! 俺の力の全てでてめぇに勝つ! 覚悟しろ上条当麻!」
当麻VS削板、彼らの考え無しの本気の殴り合いが再開される。
その様子を見て、削板を当麻に任せて正解だと判断した土御門は二手に分かれるように促した。
その様子を見て、削板を当麻に任せて正解だと判断した土御門は二手に分かれるように促した。
「じゃあ浜面、半蔵、郭で滝壺を守りながらハンターと戦ってくれ。守りながらの戦いはキツイだろうけど、最後まで生き残れよ」
「任せとけ! 滝壺は俺が最後まで守り抜いてやるぜ! 半蔵、郭も一緒なんだ、ある程度の奴なら大丈夫だ! 油断だけはしねーけどよ」
「それならいい。半蔵、郭、相手がどんな奴でも気を抜くなよ」
「分かってる。手を抜くとかそんなことしてたら命に関わるしな。行くぞ郭」
「はいっ半蔵様」
「任せとけ! 滝壺は俺が最後まで守り抜いてやるぜ! 半蔵、郭も一緒なんだ、ある程度の奴なら大丈夫だ! 油断だけはしねーけどよ」
「それならいい。半蔵、郭、相手がどんな奴でも気を抜くなよ」
「分かってる。手を抜くとかそんなことしてたら命に関わるしな。行くぞ郭」
「はいっ半蔵様」
土白、浜滝と半蔵と郭の二班で行動することに。
ちなみに土御門、すでにいつもの口調を捨ててシリアスモードになっている。
そして土白の前に現れたのは結標。
ちなみに土御門、すでにいつもの口調を捨ててシリアスモードになっている。
そして土白の前に現れたのは結標。
「結標か……。お前一人で俺達二人と戦うつもりか?」
「まさか。土御門、あんたの相手は別にいるわよ。今からそいつの所まで送ってあげるわ♪」
「しまっ……!」
「まさか。土御門、あんたの相手は別にいるわよ。今からそいつの所まで送ってあげるわ♪」
「しまっ……!」
結標は土御門を『座標移動』で建宮を最後に見かけた辺りに移動させる。
いきなり土御門を飛ばされたことに怒りを覚える月夜だったが、結標はそれに全く動じた様子は見せない。
いきなり土御門を飛ばされたことに怒りを覚える月夜だったが、結標はそれに全く動じた様子は見せない。
「あんたさ、わざわざ私達の世界、ああ、暗部とか魔術側のことだけどさ、首突っ込んできたんだ」
「それが何? あなたには関係ないことだと思うよ」
「関係ない、ねぇ。それがそうでも無いのよ」
「それが何? あなたには関係ないことだと思うよ」
「関係ない、ねぇ。それがそうでも無いのよ」
結標がそう言うと、彼女の姿は月夜の視界から消え、気付けば警棒が喉元に添えられていた。
初めて感じた『本物の殺気』に怯えを感じた月夜は力任せに吹雪を巻き起こすが、すでに結標は吹雪から逃げていた。
初めて感じた『本物の殺気』に怯えを感じた月夜は力任せに吹雪を巻き起こすが、すでに結標は吹雪から逃げていた。
「あんたがどんだけ覚悟を口にしたって、実戦で使えなかったら『グループ』のメンバーの私にも迷惑かかるのよ。覚悟が口だけじゃないってとこ、見せてみなさい」
「……いいよ。私は元春の為にこの世界に足を踏み入れた。その覚悟をあなたを倒すことで証明してあげるよ!」
「だったら余計なお喋りはこれでお終い。あんたの覚悟ってのを形にして見せることね!」
「……いいよ。私は元春の為にこの世界に足を踏み入れた。その覚悟をあなたを倒すことで証明してあげるよ!」
「だったら余計なお喋りはこれでお終い。あんたの覚悟ってのを形にして見せることね!」
月夜は思い知る、結標淡希という少女の暗部という凄惨な世界で得た強さというものを。
結標もまた思い知る、白雪月夜のこちら側に足を踏み入れた覚悟の強さというものを。
結標もまた思い知る、白雪月夜のこちら側に足を踏み入れた覚悟の強さというものを。
「あんた誰だよ……?」
「アルバイトだ。」
「アルバイトだ。」
「って事は……」
「ハンターだ。」
「ハンターだ。」
「「「「「………………」」」」」
しばしの沈黙、そして、
「「逃げるぞ!!」」
そんな状況でも闇咲は冷静である。
「断魔の弦」
その場で風が吹き荒れた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ったく、テメェらは巨人マニアですかァ?」
「僕はそんな趣味はないんだけどね?」
「私はコイツが気に入ってるだけだけどね?」
「僕はそんな趣味はないんだけどね?」
「私はコイツが気に入ってるだけだけどね?」
ステイルの炎剣は一方通行の右手で虹色になって弾けとんでしまうのでイノケンティウスver,天草式とエリス最強形体が出された。
「君のその右手は嫌味かい?」
「全くだね。」
「人の勝手だろうがァ(やっぱオレには右手は似合わねェのか?)」
「全くだね。」
「人の勝手だろうがァ(やっぱオレには右手は似合わねェのか?)」
いつか右手の似合う男になってやると一方通行は密かに誓うのだった。