電話連絡を受けた初春は美琴、インデックス、滝壺に気付かれないようにステイル、神裂、闇咲に常盤台の生徒を追い払ってもらうように頼み込む、理由は伏せて。
「一般生徒がここに、ねぇ。ゴーレムを見られるのは得策じゃないし、魔術の存在が多人数にばれるわけにもいかないからね。分かった、こちらで相手をしておくよ」
「私としては普通の女子を相手にするのは賛成しかねるが、魔術の秘匿の為なら已むを得まい。出来るだけ穏便に帰ってもらうようにやってみよう」
「任せて下さい! 飾利のたっての願い、お姉ちゃんとして見事に叶えてあげましょう!」
「私としては普通の女子を相手にするのは賛成しかねるが、魔術の秘匿の為なら已むを得まい。出来るだけ穏便に帰ってもらうようにやってみよう」
「任せて下さい! 飾利のたっての願い、お姉ちゃんとして見事に叶えてあげましょう!」
こうして3人は常盤台の生徒と接触すると思われる場所を初春から聞き、その場へと向かうことに。
美琴に秘密にした理由は3人でお引取り願うよりも凄惨な結果を生み出しかねないとう初春の懸念から。
美琴に秘密にした理由は3人でお引取り願うよりも凄惨な結果を生み出しかねないとう初春の懸念から。
「さて、こちらは一方通行さん相手にモトハル2ndさんがいい感じに善戦してますね。そろそろ一方通行さんの電極のバッテリーも切れそうですし」
一方通行に圧倒的に蹂躙されてるモトハル2nd二体だが、それでもいくらかのダメージを与えるという善戦ぶりを見せていた。
そして一回目のバッテリー切れを起こした一方通行に美琴からの一回目の充電が開始されたのを受けて、当麻、土白、浜面がすでに修復したモトハル2ndへと駆け出すのだった。
そして一回目のバッテリー切れを起こした一方通行に美琴からの一回目の充電が開始されたのを受けて、当麻、土白、浜面がすでに修復したモトハル2ndへと駆け出すのだった。
一方、返信を受け取った常盤台の面々は
「レベル3もなめられたものですわね。」
「常盤台の生徒を第2学区まで呼び出すとはいい度胸ですわ。」
「レベル0の分際で…小癪な。」
「レベル3もなめられたものですわね。」
「常盤台の生徒を第2学区まで呼び出すとはいい度胸ですわ。」
「レベル0の分際で…小癪な。」
「まあそれだけの実績が有りますし。それよりいつになったらこの縛から解放してくださいますの?」
白井がのんびりと言うと。
白井がのんびりと言うと。
「解放する訳がないでしょう?白井さん。それより実績とはなんですの?聞かせてくださいな。」
レベル0の実績なんてたかが知れてると言わんばかりに言い放つ女子生徒。
たいして白井はよどみなく言う。
たいして白井はよどみなく言う。
「まず学園都市第一位を学園都市内で数回、ロシアで一回ぶん殴ってますわね。あと第7位も数回殴ったようですの。」
「「「「「「「「な―っ!?」」」」」」」」
「御坂お姉さまに関してはいまは…あー、いちゃついてますが以前は数数えきれないほどの電撃を無効化してますわね。紳士を自認して殴ったりはしてないようですが。」
「「「「「「「「御坂様の電撃を!?」」」」」」」」
「後は…毎日一回は喧嘩して、勝ちまくってるようですわね。後は…」
だんだん誇張されていく上条の武勇伝を聞いて青くなりだす常盤台の面々。
だんだん誇張されていく上条の武勇伝を聞いて青くなりだす常盤台の面々。
だが、
もう一人のレベル5は違った。
「白井さん、嘘を言ってはいけませんわ。」
士気を高めるためにあえてこう言ったのである。白井の発言に真実が含まれているのは心理掌握によって理解している。
「白井さん、嘘を言ってはいけませんわ。」
士気を高めるためにあえてこう言ったのである。白井の発言に真実が含まれているのは心理掌握によって理解している。
彼女の発言を聞いた他の生徒は思った。
心理掌握のお姉さまの言うことは真実ですわ。だってあのお方に嘘をつける方はございませんもの。
と、言うことはそのレベル0はそんなに強くない。私達がやればいちころだ!
心理掌握のお姉さまの言うことは真実ですわ。だってあのお方に嘘をつける方はございませんもの。
と、言うことはそのレベル0はそんなに強くない。私達がやればいちころだ!
と。
彼女達は知らない。
上条はこの話をほとんど知らないことと、上条と同じくらいやばい連中が待ち伏せていることを。
上条はこの話をほとんど知らないことと、上条と同じくらいやばい連中が待ち伏せていることを。
「じゃあ、行きましょ。」
「じゃあ、私が白井さんを連れて行くから、先行ってて。」
「じゃあ、私が白井さんを連れて行くから、先行ってて。」
「○○様(←心理掌握)、それは私達がやりますから。」
「ちょっと話したいことがあるから行ってて。」
「「「「「「「「分かりました。」」」」」」」」
「ちょっと話したいことがあるから行ってて。」
「「「「「「「「分かりました。」」」」」」」」
という事で、部屋の中には心理掌握と黒子だけになった。
「で、なんで嘘をついたのですの?」
「それは、そっちの方が面白いからに決まっているでしょ。」
「それは、そっちの方が面白いからに決まっているでしょ。」
「以外にSなんですね。」
「まあ、とりあえず白井さんも連れて行きますので。」
「分かってますの。」
「まあ、とりあえず白井さんも連れて行きますので。」
「分かってますの。」
という事で、心理掌握と黒子も部屋を出て、二人も第二学区に向かった。
そのころ、罰ゲームを受けている上条達はかれこれ一時間半も経っていた。
同時刻。
そんな騒乱が現在進行形で起きようとしているとも知らずに、半蔵と郭は第二学区で。
そんな騒乱が現在進行形で起きようとしているとも知らずに、半蔵と郭は第二学区で。
原石達が収容された病院の偵察を終えて帰ろうとしているところだった。
「にしても郭、何でお前があんな名簿を持ってたんだ?」
「いやー、ハハハ…女には秘密の一つや二つあるんですよー。」
「いやー、ハハハ…女には秘密の一つや二つあるんですよー。」
「お前の場合もっとありそうな気がするんだけど?」
「なっ!なんと言うことをおっしゃるのですか半蔵さま!書くなるうえは我が身の潔白を証明して見せましょう!」
「なっ!なんと言うことをおっしゃるのですか半蔵さま!書くなるうえは我が身の潔白を証明して見せましょう!」
「そう言って脱ぎ出すなテメエ!!木山先生に影響されるのだけはやめろーっ!!!!!!」
「じゃあ半蔵さま憧れの黄泉川先生よろしくじゃんじゃん脱いじゃいましょう♪」
「じゃあ半蔵さま憧れの黄泉川先生よろしくじゃんじゃん脱いじゃいましょう♪」
「じゃんの使い方ちげえ!!!てか俺の黄泉川先生の名を汚すなーッ!!!!!!」
………バカ二人、第二学区にあり。
バカ騒ぎをしているせいで二人は気がつかなかった。
バカ騒ぎをしている二人の頭上50メートル、
建設中のビルの足場の上で。
建設中のビルの足場の上で。
極東の聖人が。
とてつもなくデカイ日本刀を手に。
『敵』をその目にとらえた事を!
『敵』をその目にとらえた事を!
聖人は呟く。
「来ましたね。」
「来ましたね。」
「さて、どうのくらいの力を出せばいいんだ?」
「飾利が殺さないようにしなければなんでもしていいらしい。」
「飾利が殺さないようにしなければなんでもしていいらしい。」
「なら、気絶はさせていいのか?」
「気絶くらいならいいでしょう。それではさっさと殺って終わらせますよ。」
「気絶くらいならいいでしょう。それではさっさと殺って終わらせますよ。」
神裂は、何気に殺るき満々だった。
「なんか神裂、殺るき満々だな。」
「久しぶりの戦いだからだろ。それに初春にほめて欲しいだよ。」
「そう言うことか。とりあえず私達も行きますか。」
「久しぶりの戦いだからだろ。それに初春にほめて欲しいだよ。」
「そう言うことか。とりあえず私達も行きますか。」
という事で神裂、ステイル、闇咲は第二学区に来た常盤台の生徒を制裁しに行った。
そのころ、上条達は…
「もうくたくただにゃ。」
「私もつかれた。まだ一時間半しか経ってないし。」
「私もつかれた。まだ一時間半しか経ってないし。」
土白が休んでた。
「おいそこのバカップル。休んでいる暇なんて与えないぞ。」
「「うわ!!」」
「「うわ!!」」
土白が休んでいたら、モトハルの一体が土白の方に来た。
「なんでカミやん達が止めないんだにゃ。」
「「「作戦に入ってないのにお前らが勝手に休んでいるからだろ(ォ)!!」」」
「「「作戦に入ってないのにお前らが勝手に休んでいるからだろ(ォ)!!」」」
そうなのである。土白は作戦にも入っていないのに勝手に休んでいたのだ。
「しかたないにゃ。月夜行くぜよ、ってどうしたんだにゃ?」
土御門が行こうとした時、白雪に服を引っ張られた。
「(ねぇ元春、あの三人を見ているとなんかの主人公に見えるんだけど。)」
「(確かにそうだにゃ。一体なぜだろうにゃ。)」
「(確かにそうだにゃ。一体なぜだろうにゃ。)」
白雪が止めた理由は、上条、一方通行、浜面が主人公に見えたからだ。(実際、三人とも主人公だが…)
「ってそんなこと言ってないで戦うぜよ」
「そうだったね。あ、さっき新しい技でも思いついたからやってみていい?」
「そうだったね。あ、さっき新しい技でも思いついたからやってみていい?」
「月夜、また新しい技でも思いついたのかにゃ?」
「まあ、ちょっと前に思いついた技なんだけどやってみるよ。」
「じゃあ、三人とも呼ぶぜよ。」
「まあ、ちょっと前に思いついた技なんだけどやってみるよ。」
「じゃあ、三人とも呼ぶぜよ。」
と言う事で急きょ三人を呼んだ。
「土御門、いったい何なんだ?」
「いや、月夜が新たなる技を思いついたらしいから、呼んだだけだぜよ。」
「いや、月夜が新たなる技を思いついたらしいから、呼んだだけだぜよ。」
「で一体どういう技なんだァ?」
「今見せるよ。」
「今見せるよ。」
と言う事で白雪は、新しい技をモトハルに対して使って見た。