とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

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匿名ユーザー

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そのころ上条達はジャッジメント訓練所に戻ってきていた。

「当麻、どこ行ってたの?」

戻ってきてそうそう、美琴が近づいてきた。

「えーと、美琴の学校の生徒に呼ばれて大変なことになっていました。」
「何があったの?」

当麻は常盤台上琴反対派の生徒達と何があったのか美琴に話した。

「そうなの。それにしてもアイツ(←心理掌握)まで一緒に動いていたとは…」
「とりあえず、美琴この後どうする?どっか行きたい所ってある?」

当麻はとりあえず、この後のことをどうするのか聞いた。

「じゃあ、当麻の家に行きたい。」
「なぜでせうか?」

「だって行きたい所もないから、当麻の家に行きたい。」
「分かった。」

という事で、上琴はこのあと、当麻の家に行くことになった。
だが、上琴は知らない。家が常盤台上琴反対派の生徒達によって酷いことになっていることを。

「じゃあ、俺たちも行くにゃ。」
「ンじゃ俺も。」
「じゃあみなさん、これで解散ということで。」

ということで、みんなは解散した。



そして数分後、上琴は上条の家に着くんだが…

「「なにこれ…」」

上琴が見たもの、それはドアから全てまで壊されていたのだ。
また、こんなふうになっているのは常盤台上琴反対派の生徒達がやったんだが、本人達は心理掌握に操られていたので、まったく壊すまではするつもりは無かった。

「私達の交際を反対している私の学校の生徒達がここまでするとわね。」
「美琴、多分あいつらにはここまでするつもりは無かっただろう。」
「じゃあ、なんでこんなことまでしたのよ。」

美琴は当麻の家がこんなにもされたのでものすごく殺気が立っていた。
また、当麻も殺気が立っていたが、美琴ほどでは無い。

「多分、心理掌握が操ったんだろう。アイツならさっきの事でこんな事はやりかねないからな。」
「分かっているなら、すぐにでも殺に行きましょうよ。」

「その前に、この状態だと今日は俺はどこに住めばいいのか。」
「それなら、私の寮にくればいいじゃない。」

美琴は常盤台の寮に来ればいいとすすめるが、

「いや、それはやめた方がいいと思うぞ。あっちの方がより危険だと思うぞ。」
「そ、そうだったわね。じゃあ、どうするの?」

「「うーん…」」

上琴が考えていたら、美琴に電話が掛かってた。

「こんな時に誰よ。って母さん!?」

美琴はなぜ美鈴から電話が掛かってきたのだろう。と思った。

「いきなり電話してきて一体何のようなのよ?」
『ごめ~ん。美琴ちゃんに話しておくの忘れてた事があったの。そこに上条くんいる?』

「居るけどどうしたの?」
『いや~学園都市に二人の家を建てた事を言い忘れてね。それを伝えにきたの。』

「「それを早く言ってくれ!!」」
『場所は手紙で上条くんの家に送ってあるから多分もう着いたと思うけど、見ておいてね。じゃあそう言うことで。』
「ねぇ、ちょっとまっ」

電話が切れた。

「お前の家族は何なんだよ。」
「私も聞きたいわよ。向こうに家を買って、学園都市にも家を買って何なのよ。」

「とりあえずもう届いているんだろ。なら探そうぜ。」
「そうね。」

そうして上琴は手紙を見つけ、すぐさまその場所に向かった。



「さすがの第五位サマサマも、ぬかりがあると言う事でせうかね…」
「まさかここに作るなんて思わないものね…」

家を建てられた場所とは…

「「学舎の園の出入り口前ってどうよ!?」」

そう、そうなのである。美鈴が家を建てた場所とは、
不幸なことに学舎の園のちょうど真正面なのである。
美鈴から言わせると、『ラブラブっぷりを見せ付けちゃいなさい!!』とのこと、

「俺と美琴の愛の巣が増えたってのも嬉しいけどさ…」
「まさかのこのタイミング、この場所…」

「「不幸だ…」」


「それに俺の高校と寮からそれぞれ徒歩15分という計算された近さ・・・」
「そのほか、最低限生活に必要な施設や店は30分以内・・・」
「いいのか、悪いのか・・・どっちなんだ?」

「じゃあ、まず最低限の荷物まとめてきますか。」
「え?美琴もこっちに来るの?」
「嫌?」
「いえいえ。どっちかって言うとうれしいけど」
「もう、当麻ったら////」

場所はどこでも、いちゃいちゃは変わらなかった
そこへ、来てはいけないあいつがやってきた



(ど、どういうこと。あいつらここに住むの!?)
心理掌握はちょっと学校に用事があったので学舎の園の出入り口を通ろうとしたら、偶然にも上琴がいて、二人の話を聞いていたのだ。

(にしても、ここでばれると大変な事になるんだけどどうすればいいのかしら…)
と、そんな事を考えてたら、

『じゃあ、後でね。』
『ああ、そういうことでじゃあな。』
上琴が自分の荷物をまとめるために自分達の寮に向かった。

「何とかばれずにすんだ。でも、この家どうしよっか。」
心理掌握は上条の家と同様に壊そうと思ったが、

「そこまでしたら御坂さんに完全に殺されるからやめよ。」
心理掌握は美琴に殺されると思って壊すのをやめた。

「さて、私も学校に行かなきゃ。」
ということで、心理掌握も常盤台中学に向かってしまった。



数分後、当麻が自分の家の階に着いたら当麻の家の前に土白がいた。

「おーい土御門、俺の家の前で何しているんだ?」
「カミやん、これは一体何があったんだにゃ?」

「それはな、常盤台の生徒達にぶっ壊された。」
「上条くん、一体何したの?」

「俺は何もしてないよ。向こうが、いや、心理掌握が俺に対してむかついているだけでな。」
「心理掌握ってあのレベル5の!?」

白雪は驚いていたが、

「そうだけど、とりあえずそこどいてくれるかな。中に入りたいんだけど。」
「カミやんは家を壊されて何も思わないのかにゃ。」

「そう言うわけじゃないけど、荷物取りにきただけで、ただ運びたいんだけど…」
「上条くんどこに住むの?」

「学舎の園の出入り口の正面だけど。」
「「なんでそんな所に住むことになっているの(にゃ)!?」」

土白はどうしてそんな所に住む事になったのか気になった。
そして、当麻は土白にどうしてそこに住む事になったのか話した。

「そういうことだったのかにゃ。相変わらず親ばかだにゃ。」
「まあな、とりあえずどいてくれる?」
「あ、すまんにゃ。」

土御門は当麻の家の前からどいた。
そして当麻は荷物をまとめて戻って来た。

「じゃあ、俺は行くからな。」
「ま、頑張るぜよ。」

と言って、当麻は寮から出て行った。



「んーこっちは荷物まとめ終わったし……黒子にでも頼もうかしら?」

新居パート2に住むことは美鈴から通して学校からの許可をとっていたらしい。

「全く……相変わらず滅茶苦茶な母親ね……」
「あら御坂さん、荷物をまとめてどうしたんですの?」

「あっ、婚后さん、ちょっとした引っ越しよ。」
「引っ越し?初耳ですわよ?」

「そりゃそうよ、今日決まったんだから」
「あら、ずいふんと急なことですこと」

「あの母親だから仕方ないんだけどね……」
「もしかして、最近噂されている殿方との同居ですの?」

「あーバレちゃった♪そうなのよ、うちの母親ってこう言う事には手が早いのよ~♪」
「御坂さん、私は殿方とのお付き合いは賛成ですが………その、したんですの?」

「えっ?何を?」
「………肉体的なご関係にですわよ」

「なっ!?ま、まだに決まってるじゃない!!……その、ね~♪」
「同居はするのにそちらはまだしていないんですの?」

「そっ、約束なんだー、責任取れるようになったらするって」
「まあ!!なんて大胆なアプローチですこと!!」

お嬢様とは言え中学生、こう言う話しに花を咲かせるのだ。

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