そして、『食わせ殺し』にはだんだんと集まっていた。
まず、初春達が店に入ってきた。
まず、初春達が店に入ってきた。
「着きましたね。あれ、アホ毛ちゃん達がいますね。」
「本当ですね。とりあえず席に座りましょうか。」
「本当ですね。とりあえず席に座りましょうか。」
「じゃあ私は飾利の隣な。」
「だから、何度言ったら分かるのですか。どさくさに紛れて飾利に近づかないでください。」
またもや二人は喧嘩し始めた。
「だから、何度言ったら分かるのですか。どさくさに紛れて飾利に近づかないでください。」
またもや二人は喧嘩し始めた。
「だったら火織お姉ちゃんは私の右側、シェリーさんは私の左側に座れば良いじゃないですか。」
ということで二人は初春の隣に座る事になった。
また建宮は拘束を外されており、二人を見ていて呆れていた。
ということで二人は初春の隣に座る事になった。
また建宮は拘束を外されており、二人を見ていて呆れていた。
そんなことしていたら、トライアングルカップルが入ってきた。
「うわぁ、結構人がいっぱいだね。どこにしようか? 出来れば個室が良かったけど空いてないよね、きっと」
「俺はどこでもいいよ。赤音さんと真昼さんが一緒なら。とりあえず聞いてみようか」
「そうだな。この時間なら知り合いや顔見知りも……げっ」
「俺はどこでもいいよ。赤音さんと真昼さんが一緒なら。とりあえず聞いてみようか」
「そうだな。この時間なら知り合いや顔見知りも……げっ」
トライアングルカップルが個室が空いてるか聞こうとした時、真昼が何かを見つけると嫌そうな顔をする。
その原因たる人物がこちら側に気付くと、手を振って挨拶をしてくる。
その原因たる人物がこちら側に気付くと、手を振って挨拶をしてくる。
「おー! 誰かと思ったら三色どんぶガファッ!!」
挨拶をした人物、建宮に容赦の無い飛び膝蹴りを彼の顔面に叩き込んだのは真昼だった。
倒れた建宮に追い討ちをかけるようにマウントポジションを取った真昼は建宮を殴りまくる。
倒れた建宮に追い討ちをかけるようにマウントポジションを取った真昼は建宮を殴りまくる。
「こらオッサン! てめぇが変な呼び名つけたせいで真夜が迷惑してんだよ! 散々注意してもまだこの口はそんなこと言うかコラァ!」
「す、すまんのよ! でも身に付いた習性とゴフッ! いうのはなかなかグハッ! 抜けないものなのよゲフッ!」
「真昼さんストップストップ! 俺なら全然気にして無いから! ごめん、建宮のおっさん」
「気持ちは分かるけど公共の場でそれはまずいよ真昼ちゃん。建宮さんを殺るならさ、学校で殺ろうよ♪」
「す、すまんのよ! でも身に付いた習性とゴフッ! いうのはなかなかグハッ! 抜けないものなのよゲフッ!」
「真昼さんストップストップ! 俺なら全然気にして無いから! ごめん、建宮のおっさん」
「気持ちは分かるけど公共の場でそれはまずいよ真昼ちゃん。建宮さんを殺るならさ、学校で殺ろうよ♪」
真昼の暴力を止めたのは唯一、彼女を止められる存在の真夜と止める理由のベクトルが全く違う茜川だった。
トライアングルカップルと建宮のやり取りを見て、初春が目を輝かせている。
トライアングルカップルと建宮のやり取りを見て、初春が目を輝かせている。
「火織お姉ちゃん、もしかしてあの3人って……」
「おそらく。私も土御門から聞いたので詳しくありませんが、彼らが例の……って飾利!」
「おそらく。私も土御門から聞いたので詳しくありませんが、彼らが例の……って飾利!」
初春は席を立って、トライアングルカップル(おまけで建宮)の所まで駆け出すと、丁寧に頭を下げて挨拶する。
「初めまして井ノ原真夜さん、井ノ原真昼さん、茜川赤音さん。私、初春飾利といいます。建宮さんがご迷惑をかけてしまったようですみませんでした」
「い、いえ、こちらこそ。ところで君と建宮のおっさんってどんな関係なの?」
「建宮さんですか? お友達ですよ♪」
「い、いえ、こちらこそ。ところで君と建宮のおっさんってどんな関係なの?」
「建宮さんですか? お友達ですよ♪」
初春の礼儀正しい態度にトライアングルカップルは関心すると、彼女の『お友達ですよ♪』発言を残念そうに聞いてる建宮に気付く。
そして建宮と初春の関係を何となく察すると、建宮にちょっと同情した。
そして建宮と初春の関係を何となく察すると、建宮にちょっと同情した。
「あの、良かったらご一緒しませんか? 私、土御門さんから話を聞いて皆さんとお話したいなって思ってたんですよ」
「土御門が? なあ、あの妹萌えのバカ、俺達のこと何て言ってた?」
「二股でしかも相手の一人は実のお姉さんって聞いてます。二股認めてるのは人としてどうかとも言ってました」
「土御門が? なあ、あの妹萌えのバカ、俺達のこと何て言ってた?」
「二股でしかも相手の一人は実のお姉さんって聞いてます。二股認めてるのは人としてどうかとも言ってました」
初春の正直な答えに真昼は土御門を見かけたら殴ろうかと思った、本気で。
しかし初春の反応は自分達が今まで見たことの無い驚きの反応だった。
しかし初春の反応は自分達が今まで見たことの無い驚きの反応だった。
「私、皆さんのこと応援してます! 風当たりは優しくないでしょうけど、皆さんを見てたら乗り越えそうだなって思います! 頑張って下さい!」
「あ、ありがとう。……あのね初春ちゃん、私達がこんなことを言うのも何だけどね、私達の関係、変って思わないの?」
「どうしてですか? たとえ血は繋がってても、3人で恋人関係でも愛する気持ちは本物ですよね? だったらおかしい所はありません♪」
「あ、ありがとう。……あのね初春ちゃん、私達がこんなことを言うのも何だけどね、私達の関係、変って思わないの?」
「どうしてですか? たとえ血は繋がってても、3人で恋人関係でも愛する気持ちは本物ですよね? だったらおかしい所はありません♪」
ここまで自分達を好意的に受け入れてくれた少女にトライアングルカップルは感謝すると共に、ちょっと変わった子という印象を持つことに。
かくして初春に勧められるまま、3人は神裂とシェリーが待っている個室へと向かうのだった。(建宮は真夜が担ぐことに)。
かくして初春に勧められるまま、3人は神裂とシェリーが待っている個室へと向かうのだった。(建宮は真夜が担ぐことに)。
一方、店内を忙しく動き回っていた『喰わせ殺し』の店長が足を止めて、入り口を見据える。
「どうかしたんすか? 店長。……まさか!」
「おお、間違いねぇ。あの子だ、インデックス嬢ちゃんが腹空かせてこっちに向かってやがる!」
「おお、間違いねぇ。あの子だ、インデックス嬢ちゃんが腹空かせてこっちに向かってやがる!」
店長だけが持つ対インデックスレーダー(別名野生の勘)が彼女の到来を察知すると、店員達はざわつき始め、さらにやる気に満ちた表情に。
「いいか野郎共! 俺らの超VIPのインデックス嬢ちゃんが腹空かせてんだ! 粗相の無いように準備しやがれぇ!」
「大お大オオおおおおおおおおおおおっ!!!!!!!!」×全店員
「大お大オオおおおおおおおおおおおっ!!!!!!!!」×全店員
店長の指示で腹ペコ大魔王のインデックスが来た時のおもてなし態勢(料理の量を増やすだけ)を取り始める店員達。
準備完了(所要時間1分!)と同時に車でかっ飛ばしてきた小萌がインデックスと一緒にやって来た。
準備完了(所要時間1分!)と同時に車でかっ飛ばしてきた小萌がインデックスと一緒にやって来た。
「店長、インデックスがおなかすかして動けないでいるから、早く用意してくれないか。」
「もう準備してあるぜ!こっちにあるぜ。」
「もう準備してあるぜ!こっちにあるぜ。」
店長はステイルとインデックスを個室に連れて行った。
ちなみに、ステイルと店長はインデックスのことで少し仲がいい。
ちなみに、ステイルと店長はインデックスのことで少し仲がいい。
「じゃあ、私達も食べましょうか。って黄泉川先生と芳川先生!?なぜいるんですか?」
「それはこっちのセリフじゃん。私達は打ち止めと食べに来ただけだけど。」
「それはこっちのセリフじゃん。私達は打ち止めと食べに来ただけだけど。」
「私達は神父さんにビデオカメラを貰って、そのときインデックスちゃんがおなかが減ってて神父さんに抱えられてたので、私の車でこっちに来たんですよ。」
「そうなのですか。で木山先生はどうしてついて来たんですか?」
「そうなのですか。で木山先生はどうしてついて来たんですか?」
「私はそのビデオをここで見ようという事になったから来ただけだが。」
「そうだったのでしたか。」
「そうだったのでしたか。」
と先生達が話していたら、半郭が入ってきた。
「半蔵様どこに座りますか?」
「どこにしよっか?」
「どこにしよっか?」
半郭がどこに座るか考えていたら、
「今度は半蔵さんと郭さんでは無いですか。」
初春が半郭を見たらすぐに近づいてきた。
初春が半郭を見たらすぐに近づいてきた。
「あれ、初春さんもここで食べに来てたの?」
「そうなんです。あと、さっきはあんまり話せ無かったのでこっちで話しませんか?」
「別に良いけど。」
「そうなんです。あと、さっきはあんまり話せ無かったのでこっちで話しませんか?」
「別に良いけど。」
ということで、半郭もトライアングルカップルと同じく個室に向かった。
そして数分経つと、上琴が入って来た。
「美琴、席はどこにする?」
「個室にしましょうよ。」
「個室にしましょうよ。」
ということで、個室に向かおうとしたんだが、
「あれ、今度は当麻お兄ちゃんに美琴お姉ちゃんでは無いですか。」
一つの個室から声が聞こえたのでそっちの方を向いたら初春達がいた。
一つの個室から声が聞こえたのでそっちの方を向いたら初春達がいた。
「飾利がなんでここにいるの?」
「あの後ビデオカメラを届けに言った後こっちに来たんです。」
「あの後ビデオカメラを届けに言った後こっちに来たんです。」
「そうなんだ。他にここにいる人以外で誰かいるのでせうか?」
「先生達とアホ毛ちゃん、ステイルとインデックスさんがいますよ。」
「先生達とアホ毛ちゃん、ステイルとインデックスさんがいますよ。」
「そうなんだ。じゃあ、私達は隣の個室にいるから。」
「分かりました。」
「分かりました。」
上琴は初春達の隣の個室に入った。
上琴が個室に入った時、青ピと合流した黒子と絹旗が入ってきた。
「じゃあ、私は飾利のところに超向いますので。」
店に入ってすぐ絹旗は初春の所にいる個室に向った。
店に入ってすぐ絹旗は初春の所にいる個室に向った。
「じゃあ○○様、どこに座ります?」
「個室も良いけど、普通でええんや無いか?」
「そうですわね。じゃあ普通の席にしますか。」
「個室も良いけど、普通でええんや無いか?」
「そうですわね。じゃあ普通の席にしますか。」
ということで青黒は普通の席に座った。
その数分後、なぜか家で時間がかかった一方通行がやってきた。
「しまったなァ、ちっと遅れちまったか。ま、クソガキ達が帰ってるってこたァ無ぇから大丈夫か」
「あっ! アクセラさんじゃないですかー! こんにちはー!」
「ンだァ? 誰かと思ったら初春のダチじゃねー……な、何でてめェらがここに居やがンだァ!」
「あっ! アクセラさんじゃないですかー! こんにちはー!」
「ンだァ? 誰かと思ったら初春のダチじゃねー……な、何でてめェらがここに居やがンだァ!」
シャワーに時間をかけていた一方通行に声をかけた佐天に彼なりにまともな挨拶というやつをしようと思っていたが、後ろに立っている二人にツッコミを入れることに。
それもそうだろう、英国第三王女のヴィリアンとウィリアムが居たのだから。
それもそうだろう、英国第三王女のヴィリアンとウィリアムが居たのだから。
「何でって言われても。日本に用事があって、昼食を摂ろうとしたとしか言えないわよ。ね、ウィリアム」
「その通りである。しかし相変わらず目上の人間に対する礼儀がなっていない少年であるな」
「確かになァ、てめェらが普通のカップルなら何も言わねェぞ。けどてめェら、つーかそっちは王女様だろうがァ! こんな所で油売ってうおっ!」
「その通りである。しかし相変わらず目上の人間に対する礼儀がなっていない少年であるな」
「確かになァ、てめェらが普通のカップルなら何も言わねェぞ。けどてめェら、つーかそっちは王女様だろうがァ! こんな所で油売ってうおっ!」
色々とツッコミを入れていた一方通行の腰にぶつかってきたものを確認すると、そこには打ち止めがいた。
「やっと来たよー♪ ってミサカはミサカはあなたが来るのが待ち遠しかったりってあーっ! あの時のおじさんだーってミサカはミサカはよじ登る!」
「ぬおっ! またなのであるか! こ、こらっ! ちょこまかしないで欲しいのである!」
「ぬおっ! またなのであるか! こ、こらっ! ちょこまかしないで欲しいのである!」
打ち止めはクリスマスの時に肩車をしてもらった(正しくはさせた)ウィリアムを見つけると、前のようにスイスイと彼によじ登り肩車をさせた。
一方通行は打ち止めの行動に呆れ、佐天とヴィリアンはその光景を微笑ましく眺め、ウィリアムは複雑な表情で打ち止めにされるがままになっていた。
一方通行は打ち止めの行動に呆れ、佐天とヴィリアンはその光景を微笑ましく眺め、ウィリアムは複雑な表情で打ち止めにされるがままになっていた。
「じゃあ打ち止めちゃんも落ち着いたことですし、飾利達が居る個室に行きましょう♪」
「そうね。私も早く初春に会いたいし。ウィリアム、その子を振り落とさないように来て下さいね」
「今日もミサカは絶好調ー! ってミサカはミサカはでっかいおじさんに肩車させてはしゃいでみる!」
「すまねェな、うちのクソガキが迷惑かけちまってよォ」
「気にしなくとも良い。確かにちと困ってはいるが、我はこの程度で怒りはしないから安心するのである」
「そうね。私も早く初春に会いたいし。ウィリアム、その子を振り落とさないように来て下さいね」
「今日もミサカは絶好調ー! ってミサカはミサカはでっかいおじさんに肩車させてはしゃいでみる!」
「すまねェな、うちのクソガキが迷惑かけちまってよォ」
「気にしなくとも良い。確かにちと困ってはいるが、我はこの程度で怒りはしないから安心するのである」
一方通行、佐天、ウィリアム(打ち止め付き)、ヴィリアン達はすでに大所帯になっている初春達が居る個室へ入って行った。
「なーんか今日の『喰わせ殺し』はとってもカオスな予感がプンプンぜよ」
「それって元春自身の勘? それとも陰陽術で調べた結果?」
「それって元春自身の勘? それとも陰陽術で調べた結果?」
少しして土白も『喰わせ殺し』の前に到着していたが、土御門の勘がとんでもないことになっていそうだと告げていた。
「当然俺の勘ぜよ。というか月夜、俺が魔術使ったらどうなるか説明したはずにゃー」
「あははゴメンゴメン。ただの勘だったら心配無いと思うよ♪ きっといつもの面子がいるってだけだから心配要らないって」
(だから心配なんだにゃー……とは言えない雰囲気ぜよ。仕方ない、腹くくって突撃ですたい!)
「あははゴメンゴメン。ただの勘だったら心配無いと思うよ♪ きっといつもの面子がいるってだけだから心配要らないって」
(だから心配なんだにゃー……とは言えない雰囲気ぜよ。仕方ない、腹くくって突撃ですたい!)
土白は知らない、自分達が予想しているよりも遥かにカオスな集まりになっていることを。
かくして土白も『喰わせ殺し』へと足を踏み入れるのだった。
かくして土白も『喰わせ殺し』へと足を踏み入れるのだった。
土白が店内に入って行った後、婚后、泡浮、湾内のお嬢様トリオが『喰わせ殺し』に到着した。
「ここが『喰わせ殺し』ですか。外観はなかなかご立派ですわね。ところで泡浮さんに湾内さん、ここはどのようなお店ですの?」
「わたくしも噂に聞いただけなのですが、なんでも学園都市に彗星のごとく現れたお店で常盤台の生徒も何名か通ってらっしゃるみたいです」
「そうなんですの? この婚后光子を満足させられるような料理が置いてあるとは思えませんわ。店の名前からして」
「ですが料理も一流、店員の接客も一流と評判ですのよ。きっと婚后さんもお気に召しますわよ。ただ、ばいきんぐ形式というものらしいのですが……」
「わたくしも噂に聞いただけなのですが、なんでも学園都市に彗星のごとく現れたお店で常盤台の生徒も何名か通ってらっしゃるみたいです」
「そうなんですの? この婚后光子を満足させられるような料理が置いてあるとは思えませんわ。店の名前からして」
「ですが料理も一流、店員の接客も一流と評判ですのよ。きっと婚后さんもお気に召しますわよ。ただ、ばいきんぐ形式というものらしいのですが……」
この3人、美琴や黒子と違い、世間に疎い所が多々ある箱入り娘なのだ。
しかもたまたま、3人ともがバイキング形式の店に行ったことがないという妙な偶然を発揮する。
しかもたまたま、3人ともがバイキング形式の店に行ったことがないという妙な偶然を発揮する。
「スカンジナビアの海賊の名前の形式なんて聞いたことがありませんわ。婚后さんはご存知ですか?」
「も、もちろんですわよ! このわたくしに知らないことなどありませんもの(し、しまった……。また変な見栄を張ってしまいましたわ!)」
「さすが婚后さんですわ。では、わたくし達にバイキング形式のことを教えてはいただけませんか?」
「(考えるのですわ婚后光子! どこかでそのような言葉を聞いたような……そうですわ!)要は立食パーティーのことですわよ」
「も、もちろんですわよ! このわたくしに知らないことなどありませんもの(し、しまった……。また変な見栄を張ってしまいましたわ!)」
「さすが婚后さんですわ。では、わたくし達にバイキング形式のことを教えてはいただけませんか?」
「(考えるのですわ婚后光子! どこかでそのような言葉を聞いたような……そうですわ!)要は立食パーティーのことですわよ」
当たってるようなそうでないような婚后の説明に無垢な泡浮と湾内は納得した。
楽しそうに店内に入って行く泡浮と湾内を見ながら婚后が思い出したのは、美琴の惚気話。
楽しそうに店内に入って行く泡浮と湾内を見ながら婚后が思い出したのは、美琴の惚気話。
(御坂さん、随分とお綺麗になられましたわ。恋をして、愛を知ると女性は美しくなるというのは本当のことでしたわね)
(わたくしも御坂さんのように立派で素敵な殿方を見つけられるのでしょうか? 一度でいい、燃える様な恋をしてみたいですわ)
(わたくしも御坂さんのように立派で素敵な殿方を見つけられるのでしょうか? 一度でいい、燃える様な恋をしてみたいですわ)
婚后は知らない、彼女が『喰わせ殺し』において希望通りの燃えるような、というか燃える初恋に巡り会うことに。
かくして『喰わせ殺し』に集まるべき人間が全て集まるのだった。
かくして『喰わせ殺し』に集まるべき人間が全て集まるのだった。