とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

12-19

最終更新:

匿名ユーザー

- view
だれでも歓迎! 編集
そして強制送還された二人とは違う道では恋する女のバトルが繰り広げられていた。

「そこをどけぇい!!カミジョウの貞操は私が貰うぅぅぅうううううううううううううううううううううううう!!」
「いえいえ、お兄ちゃんの貞操は私が超守りますぅぅぅうううううううううううううううううううううううう!!」


レッサーと絹旗はなぜか上条当麻をかけての大勝負をしていた。
レッサーは学園都市にあのせくしぃじゃない貧乳中学生(最近は発育が良くなってきたが)が上条と同居する事になったと聞き、
急いで飛んできた。いや、跳んできた。主に尻尾でバランスとってだが。
せしてあの女の目の前で貞操を奪ってしまおうと考えた。
絹旗は初春から『お兄さんの貞操の危険あり!!』と連絡があり飛んできた。いや、跳んできた。主に足で。

そんなこんなでこの状況である。
だが二人は知らない。ロシア戦争での三人目の英雄が背中に彼女を乗せてやって来ることなど。



そのころ、浜面は一方通行とウィリアムが病院に搬送されて騒がしかったので起きていた。

「一体何か起きたんだ?」
なんで騒がしいのか考えていた時、浜面の病室にカエル顔の医師が入ってきた。

「先生、なぜこんな騒がしいのですか?」
「ちょっと重症患者が二人来たからそれで騒がしいんだよ。」

「そうですか。それで俺に何のようですか?」
「今、病室が一つしか空いてなくてね。そこで君には急きょ退院して欲しくて来たんだよ。」

「じゃあ、俺は帰って良いのですか?」
「そう言う事だ。だから帰りの準備をして置いてくれ。」

「分かりました。」
と言うと浜面は浜面の膝の上で寝ている滝壷を少し動かし、帰りの準備をした。
そして帰りの準備が終わると滝壷を背負い、病室を出ようとした。

「あと言い忘れたけど、あんまり骨折したほうを動かすなよ。骨折したばっかりだから。」
「分かってますよ。」

と言うと浜面は病院を出た。



その頃、絹旗とレッサーはと言うと…

「お兄ちゃんの為、これ以上先には通すわけには行きません!!」
「そこを退かないなら力ずくでも通ります!!」
レッサーは高く飛んで先に進もうとしたが!!

「高く飛んで先に進めると超思いますか!!」
「!?」

絹旗はレッサーが高く飛んだところに『窒素装甲』を使って近くにあった自動車を持ち上げ、レッサーが飛んでいるほうに投げつけた。
だが、レッサーは当麻に壊された『レッサースペシャルカスタム』の『鋼の手袋』で何とか回避した。

「ふぅ、一度はカミジョウに壊されましたが、一週間前に『レッサースペシャルカスタム』の所まで修復出来たので助かりまごふっ!?」
レッサーは余裕をこいていたら絹旗が今度は近くにあった自転車を能力でなげそれがレッサーに当たり、そのまま落ちていった。

だが、それにすぐさま反応し、尻尾を使って着地に成功した。
「なかなかやりますね。」
「そっちこそ空中に超居たのにあの自動車を動かすなんて超驚きました。」

「それはどうも。ところで、あなたはカミジョウの何なのですか?」
「私は当麻お兄ちゃんの義妹ですが、それが超何なのですか?」
「義妹ですか。それにしても義妹なのになぜそこまでして邪魔をするのですか?もしかしてあなたもカミジョウが好きなんですか?」
「なっ、そんな訳超ありません!!わ、私はお、お兄ちゃんが超好きって訳じゃ…」

「おや、その反応はカミジョウが好きなんですね。顔が赤くなっていますよ。」
「だから、私は好きじゃないって超言ってるじゃないですか!!」
と言うと絹旗はさっきレッサーに投げた自転車でレッサーに投げた。
だがレッサーは簡単に避けた。

「そんなもの、簡単に避けられますよ。」
「超わかってますよ。(とりあえず超落ち着きますか)」
「さてと、そろそろ戦いますか。」

レッサーが戦いに再開しようとした時!!
「お前ら何やっているんだ?」
「「!?」」

突如誰かの声が聞こえた。
そして、絹旗とレッサーは声が聞こえた方に向けると、そこには浜面と浜面に背負われて寝ている滝壷がいた。


 一般人(レッサー視点)が乱入してきたことでレッサーは戦闘態勢を解除する。
 絹旗は浜滝が現れたことを受けて『窒素装甲』を解除し、レッサーに待ってもらうように頼むと二人の所へと走り出す。

「浜面、滝壺さんをおんぶして超何してるんですか? 確か超入院してるはずではなかったんですか? というかその怪我で滝壺さんをおんぶするなんて超頭悪いですよ」
「あ~、まあ詳しい話は後にするとして最後のは酷いだろ! 折れた肩に負荷かかんねーように滝壺背負ってんのに!」

 絹旗が驚くのも無理ないことで、滝壺から浜面が入院してると聞いており、まさかこんな所を歩いてるとは露とも思っていないのだから。
 浜滝を巻き込みたくない絹旗はこの二人をどうやって遠ざけたらいいものか考えていたが、いい案がなかなか思い浮かばず困ることに。

「おーい、そろそろ再開させてもいいですかー? それとも上条さんの貞操、私が貰っちゃいますよー?」
「はぁ? おい絹旗、何言ってんだあの子? お前の大好きな上条のピンチぐぎゃっ!」
「浜面超殺す! 私は確かにお兄ちゃんのことは超好きです、男の人としてもです。でも私は……っ!」

 浜面を殴り飛ばして、照れながらも当麻への気持ちを正直に打ち明けてしまった絹旗、そこであることに気付く。
 当麻を異性として見てはいるが美琴との仲を邪魔するつもりは毛頭ない、むしろ応援している、なぜならどちらも大好きな兄と姉なのだから(義理だけど)。
 顔面を押さえている浜面とレッサーに気付かされたことは悔しいと思いながらも、絹旗は当麻に対する気持ちを完全に吹っ切る。

「そうです。私はお兄ちゃんが超大好きです。そんなのは超当たり前なんですよ、妹なんですから。そして同じくらいお姉ちゃんも超大好きなんです! だから私は二人の為に超戦います!」
「へ、へぇ、そうだったのか……。なんか色々と悪いこと吹き込んじまったみてーだな。悪かったな絹旗」
「浜面のくせに私に謝るなんて超気持ち悪いです。私のことはもういいですから、浜面は滝壺さん連れて超家に帰りやがれです。私はこの人と超話がありますから」

 吹っ切った絹旗の思考は完全に冷静なものになり、レッサーを学園都市で見かけたことが無く、自分と互角に渡り合ってることから一つの事実に気付く。
 浜滝がその場から完全に離れたのを確認すると、絹旗はレッサーに戦う意志を見せず、話し合いを設けることに。

「あなた、もしかしなくても魔術師ですよね? お兄ちゃんの貞操を狙うのは魔術師であることと超関係あるんですか?」
「えっ! あなた魔術師のこと知ってるんですか? ……ん、そういえば私、もともと……あーーーーっ!」

 レッサーは当麻にかまけていてすっかり忘れていた当初の目的『学園都市の人間で魔術の存在を知っている者の調査』を思い出した。
 目的を果たさずに当麻を狙っていたことがバレたらフロリスに怒られるのは必至なので、当麻を狙うのは諦めて当初の目的を果たそうとする。

「ま、まあ上条さんのことは今回は諦めるとして、私もあなたに聞きたいことがあります。どうして魔術のことを知ってるんですか? 他にあなたのような人は何人居ますか?」
「……なるほど、あなたの本当の超目的はそっちだったんですか。お兄ちゃんにうつつを抜かして忘れるなんて超ドジなんですね」
「ドジじゃないっ! それより私の質問に答えて下さい!」
「私以外に超知ってる人、ああ、科学側の意味合いで言うなら結構いますよ。お姉ちゃんもその一人ですから、何なら超会ってみます?」

 絹旗の嬉しい申し出にレッサーは喜ぶが彼女は知らない、上琴の絆の強さと外堀が殆ど埋まってる状態を知って大失恋することを。
 気は進まなかったが、絹旗はレッサーが上琴に付きまとうよりは数倍マシだと思うようにして、美琴に連絡を取るのだった。


「もしもし絹旗ですけど、お姉ちゃん超話があるんですけど。」
『最愛!?いきなり何のようなの?」
「あのですね、今近くに魔術師が超居るんですけどその人が学園都市の人間で魔術の存在を知っている者の調査を超しているらしいんですよ。それで、お姉ちゃんに会わせたいんですけど。」
絹旗はあえてレッサーの名前を言わなかった。

『そうなの。会うのは良いけど、私は常盤台の女子寮にも当麻の家にも帰らないよ。』
「それは超どういうことですか?」

『それがね、母さんが学園都市に私たちの新居を造ってたらしくてね。当麻と一緒にそこに住む事になったのよ。』
「ええええええええええええええええええ!!!!!!!!」
絹旗は上琴の新居が学園都市にあるとは知らないので驚いていた。

「超初めて聞いたんですけど!!」
『だってまだ飾利、ヴィリアンさん、土御門さん、白雪さんしか言ってないもん。』
ちなみに土白が新居の事を知っているの事を知っているのかは当麻から聞いたからである。

「そうなのですか。(ってか飾利はなんで超教えてくれなかったのでしょうか?)とりあえず場所を超教えてください。」
『学舎の園の正面だけど』
「まずなんでそこにあるのか超気になりますけど、まあそれは後で超聞くとして、とりあえずそっちに向かいます。」
『分かった。』
と言うと絹旗は電話を切った。

「では場所も超分かった事ですので超行きますよ。」
と言うと絹旗はレッサーを連れて上琴の新居に向かった。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

目安箱バナー