とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

12-20

最終更新:

匿名ユーザー

- view
だれでも歓迎! 編集
「ちょっと待て!!俺と滝壺も連れてけ!!乗りかかった船だから最後まで見届けるぞ!!」

決して出番が少ないからという矛盾して理由ではないことを浜面の名誉にかけて言っておこう。

「ああ、滝壺さんが風邪ひくと超大変ですからね、浜面はお兄ちゃんの広い心で入るのを許してくれるでしょう。」
「……今回は場合が場合だから何も言わないぞ。」
「はいはい、浜面~超とっとと行きますよ~!!」
「へいへい!!」

数分後

「あれ?上条の寮ってこっちだったっけ?」
「ああ、お兄ちゃんは新居に超います。」
「新居?それって学園都市の外にあるんじゃなかったけ?」
「いえ?なんか新しく建てたみたいですよ?」
「スゲエことをさらっと言うな!!」

ちなみにレッサーはそれくらい知っている。
そうでなければどこにいるかなんて把握などできないし、本来の目的など忘れるはずがない。

「そんなこと行ってる間に超着きましたよ?」


絹旗達は上琴の新居の前に着くと、すぐインターホンを押した。
そして、新居から出ていたのは当麻だった。

「最愛、入っていいぞってなんでレッサーと浜面と滝壷が居るんだ?」
「レッサーさんはさっきお姉ちゃんに言ったんですけど学園都市の人間で魔術の存在を知っている者の調査を超している人で、浜面と滝壷さんはさっき電話したときに近くにいたので超連れて来ました。」
「そうなのか。ってそんなことより入った入った。」
と言う事で絹旗達を上琴の新居に入れた。

「美琴、最愛達を連れてきたぞ。」
「最愛いらっしゃい、ってあんたはなぜか無人島にいた!」

「そうですけどそのときの事は今忘れておいてください。今は仕事で来ているので。」
「そうなの。ところ最愛、なんで浜面さんと滝壷さんが居るの?」

「二人は私が電話したときに近くに超居ましたので連れて来ました。」
「そう。とりあえずご飯作ったから食べてから話しましょ。」
と言う事で絹旗達はご飯を食べてから話すことにした。


 ちょうどその時、絹旗の携帯が鳴ったので出てみると、相手は初春だった。
 上琴新居2号のことで聞きたいこともあったので、絹旗もいいタイミングと思い初春と話す。

『もしもし最愛さん。明日なんですけど当麻お兄ちゃんと美琴お姉さんの新居に遊びに行きませんか?』
「……飾利、どうしてお兄ちゃん達の新居のことを超教えてくれなかったんですか?」
『あ~、それなんですけど本当は今日、ヴィリアンさん達と一緒に向かうことになってて、その時に皆さんに教えて大勢でお邪魔しようかと思ったんですよ』

 初春はその後でヴィリアンに急用が出来て行けなくなったこと、彼女を差し置いて一人で皆を連れて行くことは出来ないことを告げる。
 ならばと初春は上琴新居二号訪問を後日にし、引越し初日くらいは二人っきりにさせようと動いていたことも絹旗に教える。

「じゃ、じゃあ私や他の皆に超秘密にして教えずにおこうと思ったわけじゃあ……」
『どうしてですか? 私と最愛さんは親友で義理の姉妹ですよ。教えないわけ無いじゃないですか♪』
「ごめんなさい! 私、飾利のこと、超誤解してました! やっぱり飾利はいい子です! むしろ超悪いのは私のほうになりますね……」

 絹旗はレッサーと出会い、浜滝を連れて上琴新居2号にいることを素直に話す、ここを訪れた経緯も全て。
 その際、浜滝にも魔術側の事情を教えていいものかと尋ねるのだが、初春の返事は思いのほか軽かった。

『浜面さんと滝壺さんならいいですよ。どうやらロシアでウィリアムさんと会ってるみたいですし。きっと忘れてるんじゃないかってウィリアムさんが言ってました』
「超了解しました。それとレッサーさんのことは超どうしましょう? 彼女、きっと飾利のことも超調べるつもりですよ」
『だったら明日、そっちの新居に遊びに行く前にレッサーさんという方とお話しましょう。インデックスさん達の教会にその人を明日の午前9時に連れて来て下さい』
「じゃあレッサーさんにはそのように超伝えておきます。では飾利、また明日♪」

 初春からの電話を切ると、絹旗はレッサーに明日『学園都市で魔術側の事情を知っている者(自分達の知る範囲)』に会わせる旨を伝える。
 しかし絹旗もレッサーも思いもしないだろう、まさか『学園都市にいる魔術師達(主にネセサリウス側の)』とも顔を合わせることになろうとは。


「レッサーさん、明日学園都市で魔術側の事情を知っている者達を超集めますので来て欲しい所が超あるんですけど。」
「分かりました。」
レッサーは絹旗が明日、学園都市で魔術側の事情を知っている者達を集めるというので了承した。

その隣では…
「おーい滝壷、起きろよ。」
「はまづら、一体何の用?あれ、ここ何処?」

「ここは学園都市にある上条と御坂さんの新居だけど。」
「何でそんなところに居るの!?そして何で二人の新居が学園都市にあるの!?それにはまづらはいつのまに退院しているの!?」
滝壷はいろんな事で驚いていた。

「何でここに居るかは成り行きで、俺が退院しているのかは病院に重症者が二人来て、病室が一つしか空いていなかったから退院することになって、そして上条と御坂さんの新居があるのかは……何であるんだ?」
「そういえば私も超気になっていたんですけど超何でですか?」

「それはうちの母親がいつのまにか私たちの新居を造っていたのよ。」
「そうなんだ。」
「そんなことより早くご飯食べようぜ。」
ということでみんなはご飯を食べることにした。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

ご飯を食べている途中…

「そういえば最愛、後で話があるんだけど。」
美琴は絹旗に話があったので絹旗に言っといた。

「分かりましたけど、一体超何の用でしょうか?」
「それは後で言うわ。それより当麻、あーん」

「さっきまで最愛と話していたのにいきなり俺に『あーん』でせうか?」
「別にいいじゃない。とりあえずあーん。」
「あーん」
当麻は仕方なく美琴が箸で持っていた食べ物を食った。

「なんかこの二人を離すなんて無理な気がしました。」
「そうでしょ。なら諦めた方が超いいですよ。」

「分かりました。その代わりに私は二人を応援します!」
「レッサーさんありがとう。私は当麻をずっと愛し続けるつもりだから。」
レッサーは二人を離すのは無理な気がしたので二人を応援することにした。


なんてね、そんなバカな事があるのだろうか。
ただあーんしているだけで普通あきらめるだろうか?
諦めないのが女の怖いところである。

(まっ、貞操奪えば後はこっちのものでしょう。隙を見てその内に奪っちゃいましょう。)

そして女の怖いところその二、

これが一番怖いのだが、その内に愛の砦初春を撃破するらしい。

さて、話がそれたので戻すとしよう。

「本題ですが、どうやって魔術の存在を知ったんですか」
「当麻に教えてもらったの、最初はなかなか教えてくれ無かったんだけどね?私の覚悟をわかってくれて、全部教えてくれる事になったんだ。
これ程嬉しい事は無いわね、何てったって当麻の全部を知れる事になったんだから♪」
「成る程、またこっちとしてはアンケート並みのものですからこれだけで終わってしまうんですが……、
どうしましょう?」


 レッサーが一番困っていたこと、それは今日の宿、つまり寝床の確保だった。
 そこに天の助けか運命の悪戯か、家主の当麻からのレッサーにとって嬉しい申し出がなされることに。

「レッサー、今日は泊まってけよ。明日は飾利達と会うんだろ?」
「え? い、いいんですか? お二人の邪魔になったりするんじゃないですか?(こ、これは千載一遇の大チャンス!)」
「そんなことねーよ。どうせ泊まる所も決めてなかったんだろ? 困った時はお互い様ってやつだ」
「いよっしゃ……じゃなかった、ありがとうございます!(いよっしゃーーーーーーーーーーーーっ!! 上条さんの貞操、今夜ゲットです!)」

 当麻を全く諦める気の無いレッサーは本音を隠し(?)つつも、健気な感じを装って申し出を受け入れた。
 しかし美琴も当麻の行動など最初からお見通しで、絹旗にこんな話を持ちかけたのだ。

「最愛、あんたも泊まって行きなさい。そんでもってあのレッサーって子が変なことしないように見張って。お願い!」
「私がお姉ちゃんのお願いを超断る理由なんてありません。その役目、見事に超果たしてみせます!」

 レッサーが五和や御坂妹(10032号)ほどではないにしろ、危険な人物(当麻に対して)だと見抜いていた美琴。
 絹旗もまたレッサーを危険人物とみなしていたので、美琴の気持ちは痛いほど分かっており、上琴新居2号のお泊りを決意する。

「なんなら浜面と滝壺も泊まってけよ。あっちの俺達の家ほど大きくないけどさ、客間なら充分あるから。そんなんじゃ自分達の家に帰るのも苦労するだろ? 遠慮しなくていいからさ」
「ま、まあ確かに俺はともかく滝壺がなぁ。俺は滝壺さえ良かったら泊まらせてもらうけどよ、どうする? 滝壺」
「はまづらがそう言うならご好意に甘えさせてもらう。かみじょう、みさか、今日はありがとう」

 当麻のお人好し発動で浜滝もお泊りすることになったことで、レッサーは夜這いなどの行動を断念する……わけなかった。
 他に客がいようと邪魔者がいようと自分の初恋成就の為、ひいては英国の為、彼女は諦めはしないのだ。
 しかし早速出鼻を挫かれることを美琴が言い放つ、それはレッサーだけでなく当麻、浜滝、絹旗も驚く内容だった。

「じゃあ食器を片付けたらお風呂にしましょう。当麻、今日も一緒に入っていいよね♪ それで背中の流しっこもしよーね♪」


「おいおい、一緒に入るのは日曜だけって決めただろう!!そんな、急に言われても心の準備が出来てないし、お客様もいるだろ!?」

浜壺、絹旗、レッサーは日曜は入ってんのかよ!!と突っ込もうとしたが、
そういや前混浴入ってたとか話してたなーと思い出した。(レッサーは何かの報告書に書いてあったらしい)

「たまにはいいじゃない!!………それとも私と入るの嫌なの………?」
「美琴サン!?ちょっと待って!!嫌じゃないから!!むしろウェルカムだから!!
でも理性を押さえるために時間がほしいのです!!」
「分かった、じゃあお風呂入れてくるね♪」

そして二人は当たり前かの様に大人のあつ~いディープなキスをする。

「な!?なななななななななー!?」

レッサーはこう言う状況を慣れておらず、気絶しそうになるがそこは槍で何とか立つことができた。

(うーむ……なかなかの強敵、あの貧乳め!!必ず破局させてやる!!)


レッサーの隣に居る絹旗はと言うと…

(はぁ。この感情は超どうすれば良いのでしょうか?)
絹旗は上琴のディープキスを見ていて胸が痛んでいた。

「ん、どうしたんだ最愛?」
「い、いえ超なんでもありませんから。」
絹旗は急に当麻が話をかけてきたので、顔が赤くなって動揺していた。

「そうか。ならいいんだけど。」
*1
浜滝、レッサーは当麻の相変わらずの鈍感に呆れていた。

「当麻、お風呂わいたよ。」
「そうか。じゃあ先にお風呂入るから。」
と言うと、上琴はお風呂に向かった。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

目安箱バナー
注釈

*1 (相変わらず鈍感だな。