「ねえウィリアム、それに一方通行。初春は私がお願いしたら『妹』になってくれるでしょうか?」
ヴィリアンの悩みに一方通行とウィリアムはどう返答していいものか悩み、コソコソと相談し合う。
「(どう返答すれば良いんだァ?)」
「(ここはご機嫌取りでいくである。)」
「(そうしたほうが良さそうだなァ。)」
ということで一方通行とウィリアムはヴィリアンのご機嫌取りをすることにした。
「(ここはご機嫌取りでいくである。)」
「(そうしたほうが良さそうだなァ。)」
ということで一方通行とウィリアムはヴィリアンのご機嫌取りをすることにした。
「多分、大丈夫であると思うである。」
「ウィリアムはそう思うのか?じゃあ、一方通行は?」
「俺も初春が妹になってくれると思うけどなァ。」
「二人がそう言のであるなら、初春が妹になってくれるのだな。」
「ウィリアムはそう思うのか?じゃあ、一方通行は?」
「俺も初春が妹になってくれると思うけどなァ。」
「二人がそう言のであるなら、初春が妹になってくれるのだな。」
「「そうだと思う(なァ)(のである)。」」
「よし、なんか二人が言うから安心してきた!」
一方通行とウィリアムはヴィリアンを安心させると、またコソコソと話し始めた。
「よし、なんか二人が言うから安心してきた!」
一方通行とウィリアムはヴィリアンを安心させると、またコソコソと話し始めた。
「(とりあえず何とかなったのである。)」
「(でもよ、本当に初春はヴィリアンの妹になってくれるのかァ?)」
「(そこは大丈夫である。現に神裂の妹になっているんだから。)」
「(そうだな。でも、ヴィリアンと一緒にもう一人初春の姉になる気がするんだが…)」
確かに一方通行の勘は当ってて、ヴィリアンは初春の姉になるんだが、ヴィリアンと一緒にシェリーが初春の姉になることによって大変なことになるとは知らなかった。
「(でもよ、本当に初春はヴィリアンの妹になってくれるのかァ?)」
「(そこは大丈夫である。現に神裂の妹になっているんだから。)」
「(そうだな。でも、ヴィリアンと一緒にもう一人初春の姉になる気がするんだが…)」
確かに一方通行の勘は当ってて、ヴィリアンは初春の姉になるんだが、ヴィリアンと一緒にシェリーが初春の姉になることによって大変なことになるとは知らなかった。
「二人で話してないでさっさと行きますよ。」
とヴィリアンが言うと、一方通行とウィリアムはコソコソと話すのをやめ、教会へ向かうのであった。
とヴィリアンが言うと、一方通行とウィリアムはコソコソと話すのをやめ、教会へ向かうのであった。
「じゃあそろそろ出発しようか」
上琴、浜滝、絹旗、レッサーは教会へと向かう為に上琴新居二号を後にする。
その途中、当麻はレッサーの目的について気になったことを彼女に尋ねた。
その途中、当麻はレッサーの目的について気になったことを彼女に尋ねた。
「なあレッサー、調査の目的って一体何なんだ?」
「集めた人間の中に居る本命を見つけることですよ」
「本命、ですか? それって何だか超きな臭い感じがしますね」
「そんなに心配するほどのことでは無いです。オルソラの乱での情報操作、ならびに事後処理を完璧にやってのけた人物を探すだけですから」
「集めた人間の中に居る本命を見つけることですよ」
「本命、ですか? それって何だか超きな臭い感じがしますね」
「そんなに心配するほどのことでは無いです。オルソラの乱での情報操作、ならびに事後処理を完璧にやってのけた人物を探すだけですから」
レッサーの言葉に彼女の探している人物が誰かすぐに分かった上琴、浜滝、絹旗。
しかしレッサーは更に驚く事実を伝え始める。
しかしレッサーは更に驚く事実を伝え始める。
「普通ならすぐに調べれば分かるんですけど、その人物は痕跡を一切残してなくて出身国、年齢、性別全て不明。噂で英国の三派閥のトップとも繋がりがあるくらいしか……」
「へ、へぇ、そうなんだ……。レッサーはその人のこと、どんな風にイメージしてるんだ?」
「知的なお姉さんだと思います。性格はクールかつ大胆。出来る年上の女性の見本とも言うべき人だと。でなければあの驚きの情報操作能力は有り得ません!」
「へ、へぇ、そうなんだ……。レッサーはその人のこと、どんな風にイメージしてるんだ?」
「知的なお姉さんだと思います。性格はクールかつ大胆。出来る年上の女性の見本とも言うべき人だと。でなければあの驚きの情報操作能力は有り得ません!」
レッサーの脳内妄想に上琴、浜滝、絹旗は実物を見た時の彼女の反応がちょっとだけ楽しみになってきた。
そこへ同じ目的で教会へと向かっていた土白と合流することに。
そこへ同じ目的で教会へと向かっていた土白と合流することに。
「おー、みなさんお揃いでー♪」
「おっ土御門…………だよな?」
「おっ土御門…………だよな?」
当麻は土御門を見た瞬間、自分の記憶力を疑ってしまった。
それは無理ないことで、土御門の声を発した人物の顔が包帯でグルグル巻きにされていたのだから。
それは無理ないことで、土御門の声を発した人物の顔が包帯でグルグル巻きにされていたのだから。
「にゃー、カミやんの言いたいことも分かるぜよ……」
「しらゆき、つちみかどってイメチェン始めたの?」
「……うん、まあ(ちょーっとやり過ぎた気がしてきたよ……)」
「しらゆき、つちみかどってイメチェン始めたの?」
「……うん、まあ(ちょーっとやり過ぎた気がしてきたよ……)」
土御門の姿を改めて見た月夜は自分のしたことを少しではあるが後悔するのだった。
そんな中、土御門の苗字に反応したレッサーが当麻に尋ねる。
そんな中、土御門の苗字に反応したレッサーが当麻に尋ねる。
「上条さん、この方があの天才陰陽師でネセサリウスのトリックスターの土御門元春ですか?」
「おやおや俺も随分と有名になったもんぜよ。改めてよろしくにゃー、『新たなる光』のレッサー♪」
「お、驚きです! 私のことも既に調査済みだったとは! ネセサリウスからただ一人派遣された魔術師なだけあって優秀なんですね!」
「ふっふーん♪ さあさあ俺のことをもっと褒め称えるがいいぜよ。伊達に一人でこの学園都市で活動してるわけじゃ…………ただ一人?」
「おやおや俺も随分と有名になったもんぜよ。改めてよろしくにゃー、『新たなる光』のレッサー♪」
「お、驚きです! 私のことも既に調査済みだったとは! ネセサリウスからただ一人派遣された魔術師なだけあって優秀なんですね!」
「ふっふーん♪ さあさあ俺のことをもっと褒め称えるがいいぜよ。伊達に一人でこの学園都市で活動してるわけじゃ…………ただ一人?」
土御門はレッサーに褒められて有頂天だったが、自分一人しか派遣されていないと言われたことを疑問に思う。
念の為、土御門は再度そのことについて慎重に尋ねた。
念の為、土御門は再度そのことについて慎重に尋ねた。
「なあレッサー。学園都市で活動してるネセサリウス所属の魔術師は俺だけってことになってるのか?」
「え? ええ。少なくとも私達が掴んだ情報ではそのようになってます。あと数名ですけどアステカの魔術師がいることも分かってます」
「え? ええ。少なくとも私達が掴んだ情報ではそのようになってます。あと数名ですけどアステカの魔術師がいることも分かってます」
レッサーが嘘偽り無く言っている事を確信した土御門は上琴、月夜、絹旗を集めて内緒話をすることに。
「どうなってるぜよ? 俺だけがネセサリウスから派遣されてるなんてそんなバカな話は無いにゃー。カミやん、心当たりは?」
「俺に言われてもな……。でも妙だよな。ネセサリウス側だけでも天草式学園都市支部のみんな、インデックス、ステイル、シェリー、あと闇咲もいるのに」
「私、思うんだけどさ、それもきっと飾利の仕業じゃないかなって思うのよ」
「超有り得ますね。レッサーさんが賞賛するほどの情報操作能力があれば超難しくないでしょうし」
「なんか初春ちゃん、最初に会った頃のイメージ、もう忘れそうになってきたよ……」
「俺に言われてもな……。でも妙だよな。ネセサリウス側だけでも天草式学園都市支部のみんな、インデックス、ステイル、シェリー、あと闇咲もいるのに」
「私、思うんだけどさ、それもきっと飾利の仕業じゃないかなって思うのよ」
「超有り得ますね。レッサーさんが賞賛するほどの情報操作能力があれば超難しくないでしょうし」
「なんか初春ちゃん、最初に会った頃のイメージ、もう忘れそうになってきたよ……」
レッサー、それに浜滝がこっちを気にした風に見つめてきてることに気付いた五人はすぐさま歩みを再開させるのだった。
なお、ネセサリウスに対する情報操作について初春から驚きの回答を聞くのはレッサーの目的が終ってからのことである。
なお、ネセサリウスに対する情報操作について初春から驚きの回答を聞くのはレッサーの目的が終ってからのことである。
同時刻、上琴一行とは別方向から教会に向かってるのは五和、それと途中で合流した対馬と浦上。
合流して最初の頃は五和の格好に触れようとしなかったが、我慢できなかったのか対馬が五和にツッコミを入れた。
合流して最初の頃は五和の格好に触れようとしなかったが、我慢できなかったのか対馬が五和にツッコミを入れた。
「ねえ五和。アンタさ、どうしてメイドの格好してるわけ?」
「え?あぁぁぁああああああああああああああああ!!忘れてました!!すっかりこれが普通になってたもので!!」
五和は急いで着替えようとするが、
(いや、さすがに大精霊チラメイドやらそっち系は引かれるかもしれませんが…………
普通のメイド服なら仕事のできる女だと思ってポイントUPもありえるかも……いや~ん☆」
普通のメイド服なら仕事のできる女だと思ってポイントUPもありえるかも……いや~ん☆」
「五和、途中から思考駄々漏れよ……」
五和、いろんな意味で自重しろ。
その時、誰かとぶつかった。
その時、誰かとぶつかった。
「きゃっ!!」
「すいません!大丈夫ですか?」
「すいません!大丈夫ですか?」
そこには……
こちら、アステカの魔術師
(くっ……結標さんの座標移動の使用範囲を抜けるのは至難の業だ……)
なんと、逃げ延びていた。
(暗部の情報だとあのクソは純白で美しい御坂さんと本格的に同居?殺す、じわじわと苦しめながら殺してやる!!)
と、そこにメイドとぶつかった。
「きゃっ!!」
「すいません!大丈夫ですか?」
「はい、大丈夫です……ってあなたは!!」
「ああっ!!」
「すいません!大丈夫ですか?」
「はい、大丈夫です……ってあなたは!!」
「ああっ!!」
絶賛ぶっ壊れ中の五和とぶつかった。