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未来の僕。過去のあなた。」(2008/08/10 (日) 22:25:55) の最新版変更点

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**未来の僕。過去のあなた。   ◆WXWUmT8KJE  木目調の壁を持ち、クラシックな雰囲気を残す喫茶店。いつもなら流れるであろう音楽はかからず、店内には人の声のみ響いていた。  しかし、その声も大勢の客でのにぎわいで生まれる類のものではない。  少数の少年少女の、年齢に相応しくない厳しい声色で、会話と言うよりは議論と言う様子をかもし出している。  三人のうち一人の名はパピヨン。ホムンクルスと呼ばれる化け物であり、自ら羽ばたく蝶人である。  黒いぴっちりしたタイツに蝶の仮面がマッチしているが、その見た目は常人に警戒を与えるのに充分であった。  このメンバー唯一の少女の名は泉こなた。  ランドセルがよく似合う長髪の幼い少女に見えるが、れっきとした女子高校生である。  こなたは向かいの少年に問い詰められ、困った表情をしている。  最後の一人は、年相応の幼い顔に、小柄な身体を持つ少年。才賀勝。  彼はいつもまっすぐに前を映す瞳を曇らせ、こなたを問い詰めていた。 「でもね……平行世界の話は、どうしてもしろがねさんを殺し合いに乗せる確率が高いと思うんだ」 「しろがねが殺し合いに乗るって、どういうことだよ! こなたちゃん!!」  勝はこなたに怒鳴り込みながら、厳しい視線を背の低い少女に向ける。  向けられた対象、泉こなたは、勝の小学生とは思えない剣幕にたじろいでいる。  だが、今の勝にこなたを気遣う余裕はない。  本来なら、才賀勝は心優しい子だ。いじめを受けていても、自分が悪いと受け止め周りを責めない。  命を狙う叔父が危機に陥った時は、救いの手を差し伸べる。  そんな勝でも、譲れないものがあった。才賀エレオノール、彼女は勝が姉とも母とも慕い、慕っていた祖父に守る使命を託された存在だ。そして……  ―― エレオノールのコト……愛して……るんだよ……ね…… ――  彼に抱きしめられた自動人形の告げたとおり、ほのかな恋心を勝は抱いている。無論、小学生であるゆえ、無自覚ではあるが。  そんな彼女が無情の殺戮者になると告げられ、心優しい少年の心は軋み悲鳴をあげて、言葉に表れたのだ。  勝の語気は強くなっていき、ついに机を叩いて立ち上がったとき、彼の首に手刀が突きつけられた。  勝が視線を動かすと、警戒心を抱いているパピヨンが冷徹な瞳を向けている。 「いい加減に落ち着け。泉が続きをいえないだろ。 泉、俺も興味ある。そう思う根拠を言え」 「あ、ありがとう、パピヨン。勝くん、ごめんね。いきなり混乱させるようなこと言って」 「いや、別にいいよ」  そう言いながらも、勝の表情は不満気であった。そのことに気づいたのだろう。こなたが陽気に声をかけてくる。 「まあまあ、そう怒らないで。 とりあえず、しろがねさんが来た時期は、勝くんが弱くて命を狙われている時期だよね?」 「……そうだよ」  勝が不機嫌な態度で返す。自制が利く性格の少年とは言え、弱いと言う言葉には何かと敏感な男の子なのだ。  こなたは勝のそんな気持ちに構わず続ける。 「話は変わるんだけどさ……私たち、いろんな時間、いろんな世界から呼ばれたんだよね? もし主催者を倒して、帰っちゃったらどうなるのかな?」 「……何が言いたい?」  もったいぶったこなたの言葉に、パピヨンが続きを催促する。勝も頭に疑問符を浮かべて、こなたの言葉を待つ。 「たとえばさ、私の友達……かがみがここで死んで、そのかがみが私にとって『未来から呼ばれたかがみ』なら、私が来た世界の『過去のかがみ』は生きているのかな?」  こなたの言葉が勝に浸透するのは一瞬だった。  パピヨンは一人納得したように頷いて、こなたに厳しい視線を向ける。 「そんな都合のいい展開など、起きそうにもないがな。何らかの対策は……」 「してるかもしれない。私だってそんな都合のいい話はないと思うよ。 だけどさ、ここに参加している人たちはそう思うかな? 本当にありえない話だって、考えるかな? だって、私たちは違う世界、違う時間軸から来ちゃったんだよ。そんな都合のいい話もあって不思議じゃないって、考える人はいないといえる?」 「……まあ、そう甘い考えをする奴もいるだろうな。反吐が出るが」  パピヨンは心底嫌そうな表情を浮かべて、吐き捨てる  こなたの疑問はもっともだ。しかし、勝にはその考えがしろがねの殺人に乗る説から、外れているようにしか見えない。 「こなたちゃん、それでなんでしろがねが殺し合いに乗るのさ」 「……うん、本題に入ろうか。たとえば主催者を倒して、戻ったとする。同じ世界から来たとはいえ、違う時間から来たっていうなら、自分が呼ばれた時間へ戻ると考えるのが普通じゃないかな? つまり、ここにいるしろがねさんは今の『強い勝くん』と帰れるわけじゃないって考えたりしない? しろがねさんの時間の、『弱い勝くん』は危険な状態だよね? もし、脱出に時間をかかっちゃうようなことになったら、その間に『弱い方の勝くん』は死ぬと考えない? しろがねさんが、今の『強い方の勝くん』と一緒に帰ることが無理なら、過去の『弱い勝くん』を救うために、早く優勝して帰ろうと考えたりしないかな?」  勝は目を見開き、徐々にこなたの言いたいことを理解してきた。  主催者を倒して、戻る時にそれぞれの世界に帰る。別々の世界の仲間は、あるべき世界へと帰るので問題はない。  しかし、帰った先に問題が生じることがある。自分たちのように、同一世界からバラバラの時間から連れてこられた場合である。  時間の分岐点、パラレルワールドは無数にある。事実、世界だけでも違う人たちが、ここには何十人もいる。  それに、時間の違いも含めれば、生まれる世界は更に数を増す。  つまり、自分はしろがねの知る『弱い勝』とは別人といってもいい。  なぜなら、しろがねの目的、『人形から人間へとなる条件』を満たすのは、一緒に帰れない未来の自分じゃない。しろがねの世界にいる過去の自分だ。  しろがねは躊躇いはするだろうが、『一緒にいられる勝』と『一緒にはいられない勝』では、前者を優先する。  赤の他人と前者の自分なら、判断はより明確だ。それは当時のしろがねの献身ぶりを知る勝には、当然の結論であった。  それでも、こなたの話を否定すべく、勝は頭を働かせる。しかし、子供とは思えない頭脳は今、空回りをするだけだ。 「弱い考えだな。たとえこいつを殺したとしても、過去のこいつが影響を受けない保証はない。 それなら、蝶・迅速にあのじじいどもを始末する方が、百倍も賢い」 「パピヨンみたいに考えられる人は少ないよ」  こなたは目を細めながら、告げる。  たしかに、パピヨンみたいに希望的観測を切り捨て、己が思うままに振るう者はそうそういない。  自分だってそうだ。しろがねを元に戻すための対策がないか、必死に頭を働かせている。  だが、材料を探せば探すほど、勝の頭は絶望的な答えしか返さない。 「だから、私はその人に並行世界の話をするのって危険だと思うんだよなぁ……きっと殺人者になっちゃうよ。 勝くんのことを、誰かを殺してでも守りたい程に大切に思っているなら」  こなたの緩んだ声が喫茶店で結論を告げる。  勝の頭は真っ白になり、全身の力が抜ける。目は虚ろになり、虚空を見つめていた。 (嘘だろ……嘘だって言ってよ。しろがねには真実を話しても、優しくなってもらえないっていうの? それどころか、余計危険になっちゃうなんて、そんなの信じたくないよ。 ねぇ、嘘だって言って)  勝はここに来て、鳴海と再会を果たしたことは幸運だと考える。  しかし、大事な二人は自分を知らない。知らずうちに、その事実は少年の心を傷つけていた。  いくら人形を操り、自動人形に立ち向かう少年と言えども……いや、だからこそ守ってきた対象が二度度優しく微笑まないかと思うと、奈落の底に落ちていく錯覚を起こしていくのだ。  勝の尋常でない様子に気づいたこなたが声をかけるが、それに気づくほどの余裕などとうに失せている。  勝の目の前に闇が広がった。 「くだらん」  しかし、その静寂を破る者がいる。蝶人を名乗るホムンクルス、パピヨンだ。  彼は不機嫌な顔のまま、侮蔑の視線を勝へと向ける。 「才賀勝、キサマはここでただ落ち込むだけか? 命を懸けるべき相手が殺人者になることを嘆くだけか? 何もしようとせず、ここで諦めるなら、そのまま大事なしろがねとやらに殺されてしまえ。 お前など、地を這う虫けらだ」 「ちょ……パピヨン言い過ぎだよ……」 「……いや、いいんだ。こなたちゃん」  パピヨンが片眉を上げる。勝の目は先ほどの死んだ目をしていない。  むしろ、この瞳にパピヨンは見覚えがある。その瞳は、 「しろがねが殺人者になるかもしれないなら……止めるのは、僕しかいない!」  武藤カズキと同じく、光を宿した瞳だ。  パピヨンはさらに不機嫌になりながらも、勝の言葉を待った。  パピヨンの侮蔑の言葉を受け、勝はそっと目の前で、拳を固める。  勝が慕う祖父、正二が告げた言葉が蘇る。  ―― ……勝、……男がな……全部ハラにしまって……たった一人で歩かなきゃならん時はな…… ――  ぎゅっと握った手を見つめ、勝は脚に力を入れる。  それは、自分としろがねを守るたった一つの拳。勝は腹を据えて立ち上がる。 「ちょ……パピヨン言い過ぎだよ……」 「……いや、いいんだ。こなたちゃん」  勝はむしろ、パピヨンの叱咤に感謝する。今また自分は、昔の泣き虫に戻るところだった。 (じいちゃんと約束したんだ。しろがねは、僕が守るって。 ならここで挫けちゃいられない。しろがねに優しくしてもらえないからって何だ! そんなこと関係ない。しろがねは僕の大切な人なんだ。 僕がしろがねに優しくしてあげるのに、見返りなんて関係ない! だから……) 「しろがねが殺人者になるかもしれないなら……止めるのは、僕しかいない!」  勝は祖父が死んだ時と同じように、決意を胸に立ち上がる。  しかし、今度は真実をしろがねに隠す戦いではない。むしろ…… 「ありがとう、こなたちゃん。おかげでしろがねに真実を話すのは危険だって分かった」 「どういたしまして。それで、やっぱり騙したまんまでいく?」 「違う。ちゃんとしろがねに本当の事を言うよ」  真実を告げる。勝の言葉に、こなたは目を見開く。別に勝はこなたの告げた事実を軽んじているわけではない。  逆に重く受け止めているからこそ、その結論を出したのだ。 「このまま放っといてもしろがねは僕のために誰かを殺そうとする。 真実を告げても、『弱い僕』を助けようと誰かを殺そうとする。 それなら……力尽くで僕がしろがねを止める! この、命に代えても!!」  勝は決意を宣言し、迷いのない瞳を二人に向ける。  こなたはどこか感心したような長いため息を吐き、パピヨンは更に不機嫌な表情を浮かべている。 「それにしてもよく気がついたね。呼ばれた時間の差って……」 「いや~、私はよくエロゲやるけどさ、ルートによって主人公に関わったキャラが死んだり死ななかったりするじゃん? もしそのキャラが死んでないルートから、生きているルートに主人公が飛ばされたらどういう反応するのかなーって思ったら、自然にね」 「エ、エロゲって、こなたちゃん小学生じゃないかッ!! しかも女の子なのに……」 「しょ、小学生…………。そりゃ、貧乳がステータスだって言ったけどさ、これでも女子高校生なんだけど……」 「ええっ~!!」  勝はその事実に驚く。同い年くらいだと思っていた少女は、しろがねと同年代だった。  頭の中でしろがねとこなたを比べるが、どうしても年齢的に近いとは思えない。 「まあ、慣れているけどさ」 「ごめんなさい、こなたさん! まさか年上をちゃん付けでなんて……」 「いや、呼び捨てでいいって。あんまり私も拘っていないからさ」  談笑が店内を明るい雰囲気をもたらす。  勝は目の前に二人に感謝し、出口へと向かってドアに手をかける。 「いくの?」 「うん。こなたの言う通り、しろがねが殺し合いに乗るなら止めなくちゃいけないからね。 パピヨンさん、ごめんなさい。僕が弱かった。もっと早く、覚悟を決めればよかったんだ」 「謝るなよ、偽善者。お前にも武藤にも、あの鳴海って奴にも反吐が出る」 「それでもお礼がいいたい。おかげで、僕は昔の泣き虫に戻らずにすんだから」  ニッと勝は白い歯を見せて笑う。パピヨンは相変わらず、不機嫌な表情を浮かべている。  ドアを開き、外に出ようとした時、後ろからこなたが声をかけてきた。 「勝くん、しろがねさんがどこに行ったか分かるの?」 「うん、鳴海兄ちゃんが、上がった花火を見て怖がっている人がいるかもしれないって、出て行ったんだ。 しろがねも一緒についていっている。だから僕も向かうよ」 「ふーん。なら、私も行っていいかな?」 「駄目だよ! 危なすぎるよ!!」 「もしかしたらさ、その危ない場所にかがみんたちがいるかも。 かがみんも含めて、みんな寂しがり屋で、怖がりだから。 早く再会して、パピヨンや勝くんみたいに頼れる人たちがいるんだぞーって、伝えたいし」  相変わらず、こなたは緩んだ表情をしている。だが、僅かだが、その顔に緊張感を漂わせているのを勝は見逃さなかった。  彼女だって知り合いがいるのだ。早く再会させなければならない。  しかし、勝は人形もなく、力のない自分が一緒に行っても意味はないと考え、あらためて反対をしようとする。  パピヨンの言葉は、その時の勝の決意を遮るように紡がれた。 「泉、キサマが行くならついて行ってやろう」 「パピヨンさん……?」 「ほんと? パピヨン」 「嘘を吐いてどうする。武藤と再戦するため、お前を護衛するという約束だったからな。 しかし、危険へと向かうんだ。こいつを貸してやるから、自分の身は自分で守るんだな」  パピヨンが投げた核鉄をこなたは受け取る。  御前様が秘められた金属片に、こなたは待ち望んでいたようにその一言を告げる。 「武装錬金」  核鉄が内部を露出し、展開してく。  核鉄の破片がピンク色の自動人形へと変形を果たす。 「御前様、復活!!」 「自動人形……?」  蝶ご機嫌な声で叫ぶ、ぶさいくな人形を目撃した勝がつい呟く。  御前は新しい客人に機嫌をよくしているように見える。 「お、なんか知らない奴が入っているな。俺、御前。よろしく~」 「僕の名前は才賀勝。よろしくね、御前様」  御前の小さな手と握手をし、勝は笑う。  つい、自分の傍でサポートをし続けるグリポンを思い出したのだ。 「出かけるぞ、御前。お前は泉につけ。俺にはこいつがあるからな」 「あいよ。よろしくな。こなたん」 「よろしく~御前」  その様子に妙に和みながら、勝は外を見つめる。  太陽は昇り、街を照らしている。花火が上がったところに、自分の大切な人たちは向かっている。  その先に脅えている人たちがいるかもしれない。  しろがねを殺人者にしない。殺し合いの脅えている人を救う。  二つを叶えるため、勝は腹に全てを押し込んで拳を握る。  しろがねを守ると誓ったあの日のように。  勝は振り返って、誰もいない店内に視線を向ける。  必ずみんな無事で戻ると万感の想いを込め、その言葉を告げる。 「行ってきます!」 【D-3喫茶店外/1日目 昼】 【パピヨン@武装錬金】 [状態]:全身に軽い打撲、口に血の跡、小程度の疲労 [装備]:猫草inランドセル@ジョジョの奇妙な冒険 [道具]:支給品一式 [思考・状況] 基本:首輪を外し元の世界で武藤カズキと決着をつける。 1:武藤との取引のため、泉こなたの護衛。 2:エレオノールを警戒しておく。 3:核鉄の謎を解く 4:二アデスハピネスを手に入れる。 5:確認が取れ次第、喫茶店に戻る。 [備考] ※参戦時期はヴィクター戦、カズキに白い核鉄を渡した直後です ※スタンド、矢の存在に興味を持っています。 ※猫草の『ストレイ・キャット』は、他の参加者のスタンドと 同様に制限を受けているものと思われます ※エレオノール、鳴海に不信感(度合いはエレオノール>鳴海) 【泉こなた@らき☆すた】 [状態]:健康 [装備]:エンゼル御前@武装錬金 [道具]:支給品一式、フレイム・ボール@ゼロの使い魔(紙状態)んまい棒@銀魂、 綾崎ハヤテの女装時の服@ハヤテのごとく [思考・状況] 基本:みんなで力を合わせ首輪を外し脱出 。 1:花火が起きたところに、かがみ、つかさ、みゆきがいるか確認する。 2:確認が取れ次第、喫茶店に戻る。 3:かがみ、つかさ、みゆきを探して携帯を借りて家に電話。 [備考] ※エンゼル御前は、使用者から十メートル以上離れられません。 それ以上離れると、自動的に核鉄に戻ります。 【才賀勝@からくりサーカス】 [状態]:両足の脹脛に一つずつ切り傷。軽傷のため行動に支障なし。 [装備]:なし [道具]:支給品一式、書き込んだ名簿、携帯電話(電話帳機能にアミバの番号あり) [思考・状況] 基本:殺し合いには乗らない 1:しろがねに真実を告げるため、追いかける。 2:しろがねが殺し合いに乗るなら、全力で止める。 3:乗っていない人を探して味方にする。 4:フェイスレスには最大限注意を払う。 5:みんなで脱出する。 6:確認が取れ次第、喫茶店に戻る。 [備考] ※勝は鳴海が自分のことを覚えていないということを感じましたが、同姓同名の別人ではないと思っています。 |117:[[揺ぎ無い意思貫くように]]|[[投下順>第101話~第150話]]|119:[[吉良吉影の発見]]| |117:[[揺ぎ無い意思貫くように]]|[[時系列順>第2回放送までの本編SS]]|119:[[吉良吉影の発見]]| |114:[[信じられない話]]|泉こなた|134:[[スタートライン]]| |114:[[信じられない話]]|才賀勝|134:[[スタートライン]]| |114:[[信じられない話]]|パピヨン|134:[[スタートライン]]| ----

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