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君にこの言葉が届きますように ◆14m5Do64HQ ジグマール、独歩、ケンシロウから僅かに離れた、エリアD-3の西部。 そこに一人の女性と少女が対峙している。 銀色の髪の毛を生やす女性は才賀エレオノール。 金色の髪の毛を生やす少女は三千院ナギ。 背丈も、身の上も違う二人には共通点などはない。 性別、そして加藤鳴海と一時の交流があった事を除いては。 「さぁ、ナルミのコトを聞かせてもらおうか。抵抗すれば……わかっているな」 そういうや否や、エレオノールはスーツケースからあるるかんを取り出す。 力ずくで、即急にナギから話を聞き出すためなのだろう。 慣れ親しんだその動作に一切の無駄は見受けられない。 瞬く間に、あるるかんがナギとエレオノールの間に立ちそびえる。 見たこともないあるるかんの出現に、ナギの身体が僅かに身震いを起こす。 だが、震える身体を無理やり押さえつけ、ナギが口を開く。 「わかっているさ……だが! 生憎、私はそんなに素直じゃないんだ! やれるものならやってみるがいい!!」 そう言ってナギはスパイスガールを発現する。 ナギの目的はエレオノールと話をする事。 それと同時に、独歩の意識が戻るまで、仲間があの場にやってくるまでの時間を稼ぐ事もあった。 そしてスパイスガールの出現に、今度はエレオノールの表情が驚きに染まる。 幸か不幸か、エレオノールには今までスタンド使いが実際にスタンドを使う姿を見た事はなかった。 懸糸傀儡よりも更に、生物的な人形であるスタンド、スパイスガールの出現にエレオノールは身構える。 「武装錬金!!」 「おっせーぜナギリン!」 続けて、ナギはエンゼル御前の武装錬金を発動する。 パールピンクの右の小手、そして左手には奇妙な弓が瞬く間に形成される。 以前は重量の関係ゆえに、よろめいたナギだったが今は違う。 自分の目的を果たすためにも、倒れまいとナギは必死に踏ん張る。 そして同じくパールピンクの不細工な人形がエレオノールの注意を引いた。 「人形が二体……だが、あなたには私のあるるかんに勝つ手段はない!」 「そんな事はやってみなければわからん、それに言っておく! 私達はかなり強いぞ! そうだろう? スパイスガール! エンゼル御前!」 「ソノトウリデス、ナギ!」 「ラジャー! オレは最初からクライマックスだぜ!」 エレオノールの繰り手を受け、あるるかんが走り出す。 その動きに対応するかのように、スパイスガールがナギの前方で拳を構え、臨戦体勢を取る。 後方には、弓を構えるナギの傍に、ふよふよと漂うエンゼル御前の姿が映る。 やがて、あるるかんとスパイスガールの距離が極限まで近づく。 その瞬間、エンゼル御前が精製した無数の矢が、ナギの持つ弓から飛び出す。 二人の女と三体の人形の闘いの幕が今、開かれた。 「答えろ、しろがね! お前はあの優勝者の褒美とやらのために私達を襲ったのか!?」 一度目のエンゼル御前による掃射は、ことごとくあるるかんによって弾かれた。 そのため、スパイスガールに当たらないように、ナギはもう一度弓を構える。 武装錬金、エンゼル御前の特性は御前様による精密射撃。 弓を構える必要はあるものの、精密な狙いは御前様によって行われるため、スパイスガールを避けて、射つ事は容易である。 先ずはあるるかんを沈黙させるためにも、ナギは二度目の掃射を行う。 一瞬の間を置かず、空を切り、無数の矢があるるかんを襲う。 「あんな話はまやかしに過ぎない。そんなコトは私にもわかっている!」 だが、先程と同じく、矢はあるるかんの身体に一本も刺さる事はない。 ‘70年もの年月を人形繰りに費やし、その腕で自動人形を破壊し続けてきたエレオノール。 最早、懸糸傀儡を操る事は、自分の身体を動かす事と等しい程に慣れ親しんでいる。 あるるかんの左腕を上下左右に奮う事で、左腕に備え付けられた聖ジョルジュの剣によって矢を弾き落とす。 いくら精密射撃といえども、矢が放たれる箇所は一箇所であり、左腕一本で十分に対応は出来る。 だが、あるるかんの空いた右腕がナギの身体に届く事はない。 「だったら! だったら、なんでこんなコトをするのだ!?」 「ウッシャア!」 何故ならナギとあるるかんの間に、スパイガールが健在であるからだ。 豪快な叫び声を上げて、スパイスガールが右腕をあるるかんに向けて突き出す。 あるるかんの顔面を側面からえぐるように、突き進む右拳。 エレオノールの指が動き、あるるかんの頭部が右へ傾く。 勢い余って、そのまま空を切りながら、スパイスガールの右腕があるるかんの左肩の上を通り過ぎた。 すかさず、右腕を戻しながら、スパイスガールが左腕を下方から振り上げる。 あるるかんの腹部に迫り来る、スパイスガールの左拳。 その左拳の侵攻を阻止せんと、あるるかんの右腕がスパイスガールの左腕に振り下ろされる。 銀色の鋭い、光沢を放つ聖ジョルジュの剣が一閃の軌跡を描く。 「そんなコトは……あなたには関係がない」 だが、スパイスガールが咄嗟に左腕を引っ込めたコトにより、聖ジョルジュの剣は対象を見失う。 お返しといわんばかりに、あるるかんの右脚が左斜め上に振り上がる。 今度は、右脚のふくらはぎに備えられた聖ジョルジュの剣が、スパイスガールの身体を引き裂くために迫る。 咄嗟にスパイスガールは後ろに重心を傾け、聖ジョルジュの剣から遠のく。 しかし、エレオノールの人形繰りの技術は、鍛錬と実戦によって裏付けられたもの。 完全には回避する事は叶わず、スパイスガールの右肩に裂傷が走る。 だが、ナギも、スパイスガールも只で終わるつもりはない。 「くっ! 戻れスパイスガールッ!!」 スタンドのダメージを伝達したナギの右肩に、赤い線が走る。 その痛みに、唇を噛み締めながらも、ナギは即座にスパイスガールを戻した。 ナギの行動に対して、エレオノールは訝しげな表情を浮かべる。 その表情は一瞬で、苦虫を噛み潰したような、苦々しいものと変わる。 スパイスガールに姿が消える瞬間に、エンゼル御前によって再び無数の矢が放たれた。 いつの間にか、スパイスガールの真後ろの方向に移動していたナギ。 スパイスガールの姿にナギの小さな身体が隠れた形となり、死角からの掃射があるるかんを襲う。 今度は両腕を使い、あるるかんは迎撃を行うが、予想外の攻撃に反応が遅れてしまう。 数本の矢があるるかんの身体を掠り、更に一本の矢が右肩に突き刺さる。 一旦距離を取るために、エレオノールはあるるかんを後方へ飛び立たせ、矢を引き抜く。 「なかなかやる……しかし、疲労が伴うようだ」 「バカ言うな……このくらい、なんともない! それよりも何故だ!? 優勝者の褒美とやらを信じていないのに、何故私達を襲った!? お前が闘う理由はなんなのだ!?」 睨みあう二人が言葉を交わす。 エレオノールの言うように、スタンドDISC、そして慣れない核鉄の使用にナギの疲労は、今もなお溜まっている。 また、エレオノールにとって人形繰りは慣れ親しんだ動作であり、ナギよりは疲労は少ない。 だが、ナギにとってそんな事はどうでもよく、それよりもエレオノールが自分達を襲う理由が気になった。 自分の方をあまりにも、冷ややかな眼で見つめるエレオノールに対して、真っ直ぐ立ち尽くす。 「物分りが悪いな。私がどんな理由で闘おうとそれは私の自由。あなたが気にするコトではない」 「ッ!」 唐突に、あるるかんと共にエレオノールが駆け出す。 その予想以上の速さにナギは驚きながらも、スパイスガールを再び発現。 スパイスガールがナギの傍に現れ、両腕を構え、あるるかんの攻撃に備える。 そんなスパイスガールに向ってあるるかんの腕が突くように、肉迫してくる。 あるるかんを操る、特別製の懸糸がキリキリと軋む音を立てた。 「LES ARTS MARTIAUX! (闘いのアート!) Fleche enflammee! (炎の矢!)」 「頼む! スパイスガールッ!!」 「WAAAAAAAAAAANNNABEEEEEEEEEEEE!!」 本来はオリンピアの腕を武器代わりに行う、連続突きである炎の矢。 その代わりに、あるるかんの両腕による手刀を使う事で攻め立てる。 対して、ナギはスパイスガールの両拳のラッシュで打ち合う。 並大抵の速度の攻撃では、その拳速を持ってすれば十分にスパイスガールは対抗できる。 だが、その事実に反し、スパイスガールの拳速が徐々に遅れ始めた。 「くそ……こんな時に……」 「だ! 大丈夫かナギリン!?」 原因は至極単純。 先程から感じていた肉体的、精神的疲労が無視出来ない域まで到達したせいである。 弓を構えていたナギの右膝が地に着き、エンゼル御前が心配そうな声を上げた。 元々碌に運動もせずに、引き篭もり同然の生活をしていたナギ。 この殺し合いで三度目の闘いといえども、やはりナギには闘いの空気に慣れる事は出来ない。 だが、諦めるつもりは毛頭ないナギは、すぐさま立ち上がる。 「それよりもスパイスガールの援護を――――がっ!!」 そんな時、ナギが唐突に苦しそうな声を漏らす。 開いた小さな口からは赤い鮮血が、声と共に飛び出る。 何事かと思い、ナギがスパイスガールの方へ視線を向けた。 「よく頑張ったと褒めてやる。しかし、これで終わりだ!」 吐血が起きた理由。 それはスパイスガールが完全にあるるかんに押し負け、手刀による一撃を貰っていた事。 一度押し負け、完全に体勢が崩れたスパイスガールに迫る、あるるかんの両腕。 ナギはスパイスガールの全身にあるるかんの手刀が、幾度も叩き込まれるのを見ている事しか出来ない。 伝達されたスタンドのダメージが、ナギの全身を駆け巡る。 そして、度重なるダメージにより、スパイスガールの姿が消え、エンゼル御前も核鉄の状態に戻る。 やがて、ナギの小さな身体が前のめりに倒れた。 そのナギに対して、エレオノールは確実に一歩ずつ距離を詰めていく。 最早、ナギとエレオノールの間に存在するものは何もない。 ◇  ◆  ◇ ナギとエレオノールが居なくなり、男三人が居る事となったエリアD-3、中部。 気絶している独歩を除き、二人の男が睨みあう。 「失望したぞジグマール……貴様がこれ程の外道だったとはな」 低い声でケンシロウがジグマールを威圧する。 ジグマールと一対一の正面からの闘いならば、負けるつもりはない。 だが、現状は独歩を人質にされてはケンシロウも手を打てない。 そのため、ケンシロウはジグマールに揺さ振りをかけていた。 この最悪ともいえる現状を打破し、一刻も早く独歩とナギを助ける。 これらの事を踏まえて、ジグマールの怒りを自分に向け、彼から油断を誘おうとしていた。 「エレオノールが本当に戻ってくるとも限らない。それなのにお前はこうして飼い犬のように待っている……滑稽だな。 お前も戦士であるならば己の道は己の拳で決めてみせろ! マーティン・ジグマール!!」 ナギを誘い出すために、走り去ったエレオノールへの疑念をケンシロウは問う。 ジグマール自身も感じているであろう疑念。 疑問と共に、ケンシロウは右の人差し指をジグマールに突き立てる。 そんなケンシロウの行動を、ジグマールは只、無言のまま見つめていた。 ◇  ◆  ◇ 『失望したぞジグマール……貴様がこれ程の外道だったとはな』 何とでも言えばいい。それがジグマールの本音だ。 手段など選んでいては、自分のような者に優勝はない。 その事はもう、嫌という程、実感している。 それに卑怯な手段など、ロスト=グラウンドでも何度もお世話になっている。 ケンシロウの言葉など気にする事はない。 『エレオノールが本当に戻ってくるとも限らない。それなのにお前はこうして飼い犬のように待っている……滑稽だな。 お前も戦士であるならば己の道は己の拳で決めてみせろ! マーティン・ジグマール!!』 確かに、エレオノールが戻ってくる保障はない。 所詮自分達の同盟は力を持たない者同士のものであり、力を手に入れたエレオノールが戻るとは限らない。 ナギという少女を殺すか、生け捕りにした後自分を見捨てて、逃走を図る。 十分考えられる事であり、恐らく自分なら見捨てる方を選ぶだろう。 ならば、さっさと独歩を盾にして逃げるべきなのだろうか? あの時、シアーハートアタックから闇雲に逃げ回っていたように。 HOLY部隊長としての、全宇宙支配の夢を持つ者としての誇りを捨て去って逃げたあの時のように。 あんな惨めな思いを再び嫌という程噛み締めなければならないというのだろうか? 「……ノゥだ。絶対にノゥだ」 気が付いたら言葉が出ていた。 何も言わず、沈黙を守りエレオノールを待つ、もしくは独歩を盾にし、この場から逃げ切る。 どう考えても、ジグマールが取るべき行動はこの内の二つどちらかである。 何故なら、人質の独歩の存在があれば、ケンシロウや彼の仲間から攻撃を受ける可能性は低いからだ。 だが、ジグマールはその考えに反逆した。 理屈ではとても考えられない暴挙にジグマールは身を任せる。 「私はもう飼い犬なんかじゃない……私は必ず、ギャラン=ドゥにもう一度会うんだ!」 いずれケンシロウは自分を追いかけ、恐らく自分と闘うハメになるだろう。 それまで、ケンシロウの力に脅えながら逃げ回る真似はしたくない。 ならば、かなり危険すぎる行為だが、今この場でなんとしてでもケンシロウを倒す。 ジグマールの脳裏に、ふとそんな考えが浮かんだ。 己の戦力が増強された今なら、やり遂げる事ができるかもしれない。 淡い希望が徐々に濃密なものになっていくのをジグマールは、確かに感じる。 気が付けば、ジグマールの顔は変わっていた。 HOLY部隊長として、威厳を保つために行っていた偽りの表情。 「何故なら私はまだ闘える! 私の誇りは未だ折れていない!!」 独歩から奪ったエニグマの紙を開き、ジグマールの手に一つの瓶が握られる。 その瓶に入っているものは、透明な液体。 ある料理人、更にスタンド使いでもある料理人がこしらえた特別な水。 身体中の疲労を瞬く間に吹き飛ばす、特製な水をジグマールは一気に飲み干す。 「さぁ侵攻の始まりだ! 全宇宙支配の夢、そしてギャラン=ドゥとの再会のためにも貴様という壁を乗り越える必要がある! そう! ここが貴様の墓場となるのだケンシロウ!!」 イングラムを独歩からケンシロウの方へ向け、ジグマールが宣言する。 更に独歩から奪ったライドルを片手に持つ。 未だ確認はしていないが、ジグマールは他にも支給品を持っている。 その事実が彼の自信を後押していく。 そんなジグマールにケンシロウが静かに答えた。 「ならば俺はお前を敵として認めよう……お前の死に様を、この拳に刻むコトによってな」 二人の男の闘いの幕が今、上がりつつあった。 【D-3 中部 1日目 真夜中】 【マーティン・ジグマール@スクライド】 [状態]:全身に負傷中(傷がいくつか開きました)、顎に打撲、HOLY部隊長状態、 意気軒昂、疲労全回復 [装備]:  アラミド繊維内蔵ライター@グラップラー刃牙  法儀礼済みボールベアリングのクレイモア地雷(リモコン付き)@HELLSING(未開封) イングラムM10+予備マガジン×6、道化のマスク@からくりサーカス)、 ライドル@仮面ライダーSPIRITS、 [道具]:支給品一式 、不明支給品1~4(未確認)、首輪×2(フェイスレス、シェリス)、首輪探知機@BATTLE ROYALE、光の剣(ただのナイフ)@BATTLE ROYALE、 輸血パック(AB型)@ヘルシング、グリース缶@グラップラー刃牙、 [思考・状況] 基本:アカギを越える 1:エレオノール(名前は知らない)と共に行動し、強敵を減らす。 2:可能ならば独歩を利用して強者を減らす。不可能ならすぐ殺す。 3:優勝を目指す。 4:ケンシロウを倒す。その後エレオノールを待つ、もしくは逃走する。 [備考] ※エレオノール、アカギと情報交換しました。 ※人間ワープにけっこうな制限(半径1~2mほどしか動けない)が掛かっています。 連続ワープは可能ですが、疲労はどんどんと累乗されていきます。 (例、二連続ワープをすれば四回分の疲労、参連続は九回分の疲労) ※ルイズと吉良吉影、覚悟、DIO、ラオウ、ケンシロウ、キュルケはアルター使いと認識しました。 ※吉良吉影の能力は追尾爆弾を作る能力者(他にも能力があると考えています)だと認識しました。 ※DIOの能力は時を止める能力者だと認識しました。 ※ギャラン=ドゥはエネルギー不足で外には出てこられなくなりました。  ですがジグマールは、人間ワープの能力を問題なく使えます。 ※エレオノールが戻ってくるかどうかは半信半疑です ※ジグマールが飲んだものはトニオさんの水@ジョジョの奇妙な冒険です(効果は疲労回復のみ) ※独歩の支給品を全て手に入れました(不明支給品はエニグマの紙状態で所持) 【ケンシロウ@北斗の拳】 [状態]:カズマのシェルブリット一発分のダメージ有り(痩せ我慢は必要だが、行動制限は無い)全身各所に打撲傷     キング・クリムゾンにより肩に裂傷 両目損失。吐き気はほぼ、おさまりました(気合で我慢できる程度) [装備]: [道具]:支給品一式、ランダムアイテム(般若心境と書かれた紙(エニグマ/開かれていません) [思考・状況] 基本:殺し合いには乗らない、乗った相手には容赦しない。 1:ジグマールを倒し、独歩、ナギを助ける。 2:エレオノールを倒し、キュルケの仇を討つ。 3:1、2が終わった後、学校へ行く 4:アミバを捜索、事と次第によれば殺害。 5:ラオウ・勇次郎他殺し合いに乗った参加者を倒す。 6:助けられる人はできるだけ助ける。 7:乗ってない人間に独歩・アミバ・ラオウ・勇次郎・エレオノールの情報を伝える。 [備考] ※参戦時期はラオウとの最終戦後です。 ※ラオウ・勇次郎・DIO・ケンシロウの全開バトルをその目で見ました 。 ※秘孔の制限に気付きました。 ※ラオウが無想転生を使えないことに気付きました。(ラオウは自分より過去の時代から連れて来られたと思っています) ※黒王号はケンシロウの傍で、彼を見守っています <首輪についての考察と知識> ※首輪から出ている力によって秘孔や錬金が制限されていることに気付きました。 首輪の内部に力を発生させる装置が搭載されていると思っています。 ※ナギ、こなた、アカギと大まかな情報交換をしました。またジグマールの能力、人間ワープ、衝撃波についても簡単に聞いています ジグマールとケンシロウの闘いが今、始まらんとする時、新しい流れが起きた。 (まだだ……まだ……寝るわけにはいかねェ……) ナギが今も稼いでいる時間、その時間に一人の男の意識が舞い戻る。 男の視界には銃を構え、剣のようなものを握ったジグマール、そしてケンシロウが睨みあう姿が入った。 (負けっぱなしのまま、引き下がる程、オレは聞き分けはよくねぇッ……) 徐々に身体を動かせる事を確認した、男は顔を上げる。 筋肉で包まれた身体に生えた、隻眼の頭部。 青い痣が男の受けた打撃の大きさを物語るが、男はそんな事は気にしていない。 神心会館長の肩書きを持ち、“武神”“人食いオロチ”“虎殺し”の様々な異名を持つ男。 そして幾多の仲間の思いをその背中に刻んだ男が、動き出す。 (さぁて、愚地独歩の出番だ……、目にもの見せてやるぜッッッ!) 愚地独歩が完全に意識を取り戻す。 その両眼に映る意志は敵への勝利のみ。 牙を取り戻し、一人の空手家が再び、復活を果たした。 【愚地独歩@グラップラー刃牙】 [状態]:体にいくつかの銃創、頭部に中程度のダメージ、左肩に大きな裂傷(出血中)、うつ伏せに倒れている状態 [装備]:キツめのスーツ [道具]:なし [思考・状況] 基本:闘うことより他の参加者 (女、子供、弱者) を守ることを優先する 1:目の前のケンシロウと協力し、ジグマールを倒す。その後エレオノールを捜す 2:学校へ行き、アカギと合流。鳴海のことを伝える。 3:ゲームに乗っていない参加者に、勇次郎の事を知らせ、勇次郎はどんな手段をもってでも倒す。 4:その他、アミバ・ラオウ・ジグマール・平次(名前は知らない)、危険/ゲームに乗っていると思われる人物に注意。 5:乗っていない人間に、ケンシロウ、及び上記の人間の情報を伝える。 6:可能なら、光成と会って話をしたい。 7:可能ならばエレオノールを説得する。 8:手に入れた首輪は、パピヨンか首輪解析の出来そうな相手に渡す。 [備考] ※パピヨン・勝・こなた・鳴海と情報交換をしました。 ※刃牙、光成の変貌に疑問を感じています。 ※こなたとおおまかな情報交換をしました。 ※独歩の支給品にあった携帯電話からアミバの方に着信履歴が残りました。 ※ジグマールとケンシロウは独歩の意識が戻った事について、未だ知りません ※ジグマールから数メートル付近にうつ伏せになっています [[後編>君にこの言葉が届きますように(後編)]] ----
**君にこの言葉が届きますように(中篇) ◆14m5Do64HQ ジグマール、独歩、ケンシロウから僅かに離れた、エリアD-3の西部。 そこに一人の女性と少女が対峙している。 銀色の髪の毛を生やす女性は才賀エレオノール。 金色の髪の毛を生やす少女は三千院ナギ。 背丈も、身の上も違う二人には共通点などはない。 性別、そして加藤鳴海と一時の交流があった事を除いては。 「さぁ、ナルミのコトを聞かせてもらおうか。抵抗すれば……わかっているな」 そういうや否や、エレオノールはスーツケースからあるるかんを取り出す。 力ずくで、即急にナギから話を聞き出すためなのだろう。 慣れ親しんだその動作に一切の無駄は見受けられない。 瞬く間に、あるるかんがナギとエレオノールの間に立ちそびえる。 見たこともないあるるかんの出現に、ナギの身体が僅かに身震いを起こす。 だが、震える身体を無理やり押さえつけ、ナギが口を開く。 「わかっているさ……だが! 生憎、私はそんなに素直じゃないんだ! やれるものならやってみるがいい!!」 そう言ってナギはスパイスガールを発現する。 ナギの目的はエレオノールと話をする事。 それと同時に、独歩の意識が戻るまで、仲間があの場にやってくるまでの時間を稼ぐ事もあった。 そしてスパイスガールの出現に、今度はエレオノールの表情が驚きに染まる。 幸か不幸か、エレオノールには今までスタンド使いが実際にスタンドを使う姿を見た事はなかった。 懸糸傀儡よりも更に、生物的な人形であるスタンド、スパイスガールの出現にエレオノールは身構える。 「武装錬金!!」 「おっせーぜナギリン!」 続けて、ナギはエンゼル御前の武装錬金を発動する。 パールピンクの右の小手、そして左手には奇妙な弓が瞬く間に形成される。 以前は重量の関係ゆえに、よろめいたナギだったが今は違う。 自分の目的を果たすためにも、倒れまいとナギは必死に踏ん張る。 そして同じくパールピンクの不細工な人形がエレオノールの注意を引いた。 「人形が二体……だが、あなたには私のあるるかんに勝つ手段はない!」 「そんな事はやってみなければわからん、それに言っておく! 私達はかなり強いぞ! そうだろう? スパイスガール! エンゼル御前!」 「ソノトウリデス、ナギ!」 「ラジャー! オレは最初からクライマックスだぜ!」 エレオノールの繰り手を受け、あるるかんが走り出す。 その動きに対応するかのように、スパイスガールがナギの前方で拳を構え、臨戦体勢を取る。 後方には、弓を構えるナギの傍に、ふよふよと漂うエンゼル御前の姿が映る。 やがて、あるるかんとスパイスガールの距離が極限まで近づく。 その瞬間、エンゼル御前が精製した無数の矢が、ナギの持つ弓から飛び出す。 二人の女と三体の人形の闘いの幕が今、開かれた。 「答えろ、しろがね! お前はあの優勝者の褒美とやらのために私達を襲ったのか!?」 一度目のエンゼル御前による掃射は、ことごとくあるるかんによって弾かれた。 そのため、スパイスガールに当たらないように、ナギはもう一度弓を構える。 武装錬金、エンゼル御前の特性は御前様による精密射撃。 弓を構える必要はあるものの、精密な狙いは御前様によって行われるため、スパイスガールを避けて、射つ事は容易である。 先ずはあるるかんを沈黙させるためにも、ナギは二度目の掃射を行う。 一瞬の間を置かず、空を切り、無数の矢があるるかんを襲う。 「あんな話はまやかしに過ぎない。そんなコトは私にもわかっている!」 だが、先程と同じく、矢はあるるかんの身体に一本も刺さる事はない。 ‘70年もの年月を人形繰りに費やし、その腕で自動人形を破壊し続けてきたエレオノール。 最早、懸糸傀儡を操る事は、自分の身体を動かす事と等しい程に慣れ親しんでいる。 あるるかんの左腕を上下左右に奮う事で、左腕に備え付けられた聖ジョルジュの剣によって矢を弾き落とす。 いくら精密射撃といえども、矢が放たれる箇所は一箇所であり、左腕一本で十分に対応は出来る。 だが、あるるかんの空いた右腕がナギの身体に届く事はない。 「だったら! だったら、なんでこんなコトをするのだ!?」 「ウッシャア!」 何故ならナギとあるるかんの間に、スパイガールが健在であるからだ。 豪快な叫び声を上げて、スパイスガールが右腕をあるるかんに向けて突き出す。 あるるかんの顔面を側面からえぐるように、突き進む右拳。 エレオノールの指が動き、あるるかんの頭部が右へ傾く。 勢い余って、そのまま空を切りながら、スパイスガールの右腕があるるかんの左肩の上を通り過ぎた。 すかさず、右腕を戻しながら、スパイスガールが左腕を下方から振り上げる。 あるるかんの腹部に迫り来る、スパイスガールの左拳。 その左拳の侵攻を阻止せんと、あるるかんの右腕がスパイスガールの左腕に振り下ろされる。 銀色の鋭い、光沢を放つ聖ジョルジュの剣が一閃の軌跡を描く。 「そんなコトは……あなたには関係がない」 だが、スパイスガールが咄嗟に左腕を引っ込めたコトにより、聖ジョルジュの剣は対象を見失う。 お返しといわんばかりに、あるるかんの右脚が左斜め上に振り上がる。 今度は、右脚のふくらはぎに備えられた聖ジョルジュの剣が、スパイスガールの身体を引き裂くために迫る。 咄嗟にスパイスガールは後ろに重心を傾け、聖ジョルジュの剣から遠のく。 しかし、エレオノールの人形繰りの技術は、鍛錬と実戦によって裏付けられたもの。 完全には回避する事は叶わず、スパイスガールの右肩に裂傷が走る。 だが、ナギも、スパイスガールも只で終わるつもりはない。 「くっ! 戻れスパイスガールッ!!」 スタンドのダメージを伝達したナギの右肩に、赤い線が走る。 その痛みに、唇を噛み締めながらも、ナギは即座にスパイスガールを戻した。 ナギの行動に対して、エレオノールは訝しげな表情を浮かべる。 その表情は一瞬で、苦虫を噛み潰したような、苦々しいものと変わる。 スパイスガールに姿が消える瞬間に、エンゼル御前によって再び無数の矢が放たれた。 いつの間にか、スパイスガールの真後ろの方向に移動していたナギ。 スパイスガールの姿にナギの小さな身体が隠れた形となり、死角からの掃射があるるかんを襲う。 今度は両腕を使い、あるるかんは迎撃を行うが、予想外の攻撃に反応が遅れてしまう。 数本の矢があるるかんの身体を掠り、更に一本の矢が右肩に突き刺さる。 一旦距離を取るために、エレオノールはあるるかんを後方へ飛び立たせ、矢を引き抜く。 「なかなかやる……しかし、疲労が伴うようだ」 「バカ言うな……このくらい、なんともない! それよりも何故だ!? 優勝者の褒美とやらを信じていないのに、何故私達を襲った!? お前が闘う理由はなんなのだ!?」 睨みあう二人が言葉を交わす。 エレオノールの言うように、スタンドDISC、そして慣れない核鉄の使用にナギの疲労は、今もなお溜まっている。 また、エレオノールにとって人形繰りは慣れ親しんだ動作であり、ナギよりは疲労は少ない。 だが、ナギにとってそんな事はどうでもよく、それよりもエレオノールが自分達を襲う理由が気になった。 自分の方をあまりにも、冷ややかな眼で見つめるエレオノールに対して、真っ直ぐ立ち尽くす。 「物分りが悪いな。私がどんな理由で闘おうとそれは私の自由。あなたが気にするコトではない」 「ッ!」 唐突に、あるるかんと共にエレオノールが駆け出す。 その予想以上の速さにナギは驚きながらも、スパイスガールを再び発現。 スパイスガールがナギの傍に現れ、両腕を構え、あるるかんの攻撃に備える。 そんなスパイスガールに向ってあるるかんの腕が突くように、肉迫してくる。 あるるかんを操る、特別製の懸糸がキリキリと軋む音を立てた。 「LES ARTS MARTIAUX! (闘いのアート!) Fleche enflammee! (炎の矢!)」 「頼む! スパイスガールッ!!」 「WAAAAAAAAAAANNNABEEEEEEEEEEEE!!」 本来はオリンピアの腕を武器代わりに行う、連続突きである炎の矢。 その代わりに、あるるかんの両腕による手刀を使う事で攻め立てる。 対して、ナギはスパイスガールの両拳のラッシュで打ち合う。 並大抵の速度の攻撃では、その拳速を持ってすれば十分にスパイスガールは対抗できる。 だが、その事実に反し、スパイスガールの拳速が徐々に遅れ始めた。 「くそ……こんな時に……」 「だ! 大丈夫かナギリン!?」 原因は至極単純。 先程から感じていた肉体的、精神的疲労が無視出来ない域まで到達したせいである。 弓を構えていたナギの右膝が地に着き、エンゼル御前が心配そうな声を上げた。 元々碌に運動もせずに、引き篭もり同然の生活をしていたナギ。 この殺し合いで三度目の闘いといえども、やはりナギには闘いの空気に慣れる事は出来ない。 だが、諦めるつもりは毛頭ないナギは、すぐさま立ち上がる。 「それよりもスパイスガールの援護を――――がっ!!」 そんな時、ナギが唐突に苦しそうな声を漏らす。 開いた小さな口からは赤い鮮血が、声と共に飛び出る。 何事かと思い、ナギがスパイスガールの方へ視線を向けた。 「よく頑張ったと褒めてやる。しかし、これで終わりだ!」 吐血が起きた理由。 それはスパイスガールが完全にあるるかんに押し負け、手刀による一撃を貰っていた事。 一度押し負け、完全に体勢が崩れたスパイスガールに迫る、あるるかんの両腕。 ナギはスパイスガールの全身にあるるかんの手刀が、幾度も叩き込まれるのを見ている事しか出来ない。 伝達されたスタンドのダメージが、ナギの全身を駆け巡る。 そして、度重なるダメージにより、スパイスガールの姿が消え、エンゼル御前も核鉄の状態に戻る。 やがて、ナギの小さな身体が前のめりに倒れた。 そのナギに対して、エレオノールは確実に一歩ずつ距離を詰めていく。 最早、ナギとエレオノールの間に存在するものは何もない。 ◇  ◆  ◇ ナギとエレオノールが居なくなり、男三人が居る事となったエリアD-3、中部。 気絶している独歩を除き、二人の男が睨みあう。 「失望したぞジグマール……貴様がこれ程の外道だったとはな」 低い声でケンシロウがジグマールを威圧する。 ジグマールと一対一の正面からの闘いならば、負けるつもりはない。 だが、現状は独歩を人質にされてはケンシロウも手を打てない。 そのため、ケンシロウはジグマールに揺さ振りをかけていた。 この最悪ともいえる現状を打破し、一刻も早く独歩とナギを助ける。 これらの事を踏まえて、ジグマールの怒りを自分に向け、彼から油断を誘おうとしていた。 「エレオノールが本当に戻ってくるとも限らない。それなのにお前はこうして飼い犬のように待っている……滑稽だな。 お前も戦士であるならば己の道は己の拳で決めてみせろ! マーティン・ジグマール!!」 ナギを誘い出すために、走り去ったエレオノールへの疑念をケンシロウは問う。 ジグマール自身も感じているであろう疑念。 疑問と共に、ケンシロウは右の人差し指をジグマールに突き立てる。 そんなケンシロウの行動を、ジグマールは只、無言のまま見つめていた。 ◇  ◆  ◇ 『失望したぞジグマール……貴様がこれ程の外道だったとはな』 何とでも言えばいい。それがジグマールの本音だ。 手段など選んでいては、自分のような者に優勝はない。 その事はもう、嫌という程、実感している。 それに卑怯な手段など、ロスト=グラウンドでも何度もお世話になっている。 ケンシロウの言葉など気にする事はない。 『エレオノールが本当に戻ってくるとも限らない。それなのにお前はこうして飼い犬のように待っている……滑稽だな。 お前も戦士であるならば己の道は己の拳で決めてみせろ! マーティン・ジグマール!!』 確かに、エレオノールが戻ってくる保障はない。 所詮自分達の同盟は力を持たない者同士のものであり、力を手に入れたエレオノールが戻るとは限らない。 ナギという少女を殺すか、生け捕りにした後自分を見捨てて、逃走を図る。 十分考えられる事であり、恐らく自分なら見捨てる方を選ぶだろう。 ならば、さっさと独歩を盾にして逃げるべきなのだろうか? あの時、シアーハートアタックから闇雲に逃げ回っていたように。 HOLY部隊長としての、全宇宙支配の夢を持つ者としての誇りを捨て去って逃げたあの時のように。 あんな惨めな思いを再び嫌という程噛み締めなければならないというのだろうか? 「……ノゥだ。絶対にノゥだ」 気が付いたら言葉が出ていた。 何も言わず、沈黙を守りエレオノールを待つ、もしくは独歩を盾にし、この場から逃げ切る。 どう考えても、ジグマールが取るべき行動はこの内の二つどちらかである。 何故なら、人質の独歩の存在があれば、ケンシロウや彼の仲間から攻撃を受ける可能性は低いからだ。 だが、ジグマールはその考えに反逆した。 理屈ではとても考えられない暴挙にジグマールは身を任せる。 「私はもう飼い犬なんかじゃない……私は必ず、ギャラン=ドゥにもう一度会うんだ!」 いずれケンシロウは自分を追いかけ、恐らく自分と闘うハメになるだろう。 それまで、ケンシロウの力に脅えながら逃げ回る真似はしたくない。 ならば、かなり危険すぎる行為だが、今この場でなんとしてでもケンシロウを倒す。 ジグマールの脳裏に、ふとそんな考えが浮かんだ。 己の戦力が増強された今なら、やり遂げる事ができるかもしれない。 淡い希望が徐々に濃密なものになっていくのをジグマールは、確かに感じる。 気が付けば、ジグマールの顔は変わっていた。 HOLY部隊長として、威厳を保つために行っていた偽りの表情。 「何故なら私はまだ闘える! 私の誇りは未だ折れていない!!」 独歩から奪ったエニグマの紙を開き、ジグマールの手に一つの瓶が握られる。 その瓶に入っているものは、透明な液体。 ある料理人、更にスタンド使いでもある料理人がこしらえた特別な水。 身体中の疲労を瞬く間に吹き飛ばす、特製な水をジグマールは一気に飲み干す。 「さぁ侵攻の始まりだ! 全宇宙支配の夢、そしてギャラン=ドゥとの再会のためにも貴様という壁を乗り越える必要がある! そう! ここが貴様の墓場となるのだケンシロウ!!」 イングラムを独歩からケンシロウの方へ向け、ジグマールが宣言する。 更に独歩から奪ったライドルを片手に持つ。 未だ確認はしていないが、ジグマールは他にも支給品を持っている。 その事実が彼の自信を後押していく。 そんなジグマールにケンシロウが静かに答えた。 「ならば俺はお前を敵として認めよう……お前の死に様を、この拳に刻むコトによってな」 二人の男の闘いの幕が今、上がりつつあった。 【D-3 中部 1日目 真夜中】 【マーティン・ジグマール@スクライド】 [状態]:全身に負傷中(傷がいくつか開きました)、顎に打撲、HOLY部隊長状態、 意気軒昂、疲労全回復 [装備]:  アラミド繊維内蔵ライター@グラップラー刃牙  法儀礼済みボールベアリングのクレイモア地雷(リモコン付き)@HELLSING(未開封) イングラムM10+予備マガジン×6、道化のマスク@からくりサーカス)、 ライドル@仮面ライダーSPIRITS、 [道具]:支給品一式 、不明支給品1~4(未確認)、首輪×2(フェイスレス、シェリス)、首輪探知機@BATTLE ROYALE、光の剣(ただのナイフ)@BATTLE ROYALE、 輸血パック(AB型)@ヘルシング、グリース缶@グラップラー刃牙、 [思考・状況] 基本:アカギを越える 1:エレオノール(名前は知らない)と共に行動し、強敵を減らす。 2:可能ならば独歩を利用して強者を減らす。不可能ならすぐ殺す。 3:優勝を目指す。 4:ケンシロウを倒す。その後エレオノールを待つ、もしくは逃走する。 [備考] ※エレオノール、アカギと情報交換しました。 ※人間ワープにけっこうな制限(半径1~2mほどしか動けない)が掛かっています。 連続ワープは可能ですが、疲労はどんどんと累乗されていきます。 (例、二連続ワープをすれば四回分の疲労、参連続は九回分の疲労) ※ルイズと吉良吉影、覚悟、DIO、ラオウ、ケンシロウ、キュルケはアルター使いと認識しました。 ※吉良吉影の能力は追尾爆弾を作る能力者(他にも能力があると考えています)だと認識しました。 ※DIOの能力は時を止める能力者だと認識しました。 ※ギャラン=ドゥはエネルギー不足で外には出てこられなくなりました。  ですがジグマールは、人間ワープの能力を問題なく使えます。 ※エレオノールが戻ってくるかどうかは半信半疑です ※ジグマールが飲んだものはトニオさんの水@ジョジョの奇妙な冒険です(効果は疲労回復のみ) ※独歩の支給品を全て手に入れました(不明支給品はエニグマの紙状態で所持) 【ケンシロウ@北斗の拳】 [状態]:カズマのシェルブリット一発分のダメージ有り(痩せ我慢は必要だが、行動制限は無い)全身各所に打撲傷     キング・クリムゾンにより肩に裂傷 両目損失。吐き気はほぼ、おさまりました(気合で我慢できる程度) [装備]: [道具]:支給品一式、ランダムアイテム(般若心境と書かれた紙(エニグマ/開かれていません) [思考・状況] 基本:殺し合いには乗らない、乗った相手には容赦しない。 1:ジグマールを倒し、独歩、ナギを助ける。 2:エレオノールを倒し、キュルケの仇を討つ。 3:1、2が終わった後、学校へ行く 4:アミバを捜索、事と次第によれば殺害。 5:ラオウ・勇次郎他殺し合いに乗った参加者を倒す。 6:助けられる人はできるだけ助ける。 7:乗ってない人間に独歩・アミバ・ラオウ・勇次郎・エレオノールの情報を伝える。 [備考] ※参戦時期はラオウとの最終戦後です。 ※ラオウ・勇次郎・DIO・ケンシロウの全開バトルをその目で見ました 。 ※秘孔の制限に気付きました。 ※ラオウが無想転生を使えないことに気付きました。(ラオウは自分より過去の時代から連れて来られたと思っています) ※黒王号はケンシロウの傍で、彼を見守っています <首輪についての考察と知識> ※首輪から出ている力によって秘孔や錬金が制限されていることに気付きました。 首輪の内部に力を発生させる装置が搭載されていると思っています。 ※ナギ、こなた、アカギと大まかな情報交換をしました。またジグマールの能力、人間ワープ、衝撃波についても簡単に聞いています ジグマールとケンシロウの闘いが今、始まらんとする時、新しい流れが起きた。 (まだだ……まだ……寝るわけにはいかねェ……) ナギが今も稼いでいる時間、その時間に一人の男の意識が舞い戻る。 男の視界には銃を構え、剣のようなものを握ったジグマール、そしてケンシロウが睨みあう姿が入った。 (負けっぱなしのまま、引き下がる程、オレは聞き分けはよくねぇッ……) 徐々に身体を動かせる事を確認した、男は顔を上げる。 筋肉で包まれた身体に生えた、隻眼の頭部。 青い痣が男の受けた打撃の大きさを物語るが、男はそんな事は気にしていない。 神心会館長の肩書きを持ち、“武神”“人食いオロチ”“虎殺し”の様々な異名を持つ男。 そして幾多の仲間の思いをその背中に刻んだ男が、動き出す。 (さぁて、愚地独歩の出番だ……、目にもの見せてやるぜッッッ!) 愚地独歩が完全に意識を取り戻す。 その両眼に映る意志は敵への勝利のみ。 牙を取り戻し、一人の空手家が再び、復活を果たした。 【愚地独歩@グラップラー刃牙】 [状態]:体にいくつかの銃創、頭部に中程度のダメージ、左肩に大きな裂傷(出血中)、うつ伏せに倒れている状態 [装備]:キツめのスーツ [道具]:なし [思考・状況] 基本:闘うことより他の参加者 (女、子供、弱者) を守ることを優先する 1:目の前のケンシロウと協力し、ジグマールを倒す。その後エレオノールを捜す 2:学校へ行き、アカギと合流。鳴海のことを伝える。 3:ゲームに乗っていない参加者に、勇次郎の事を知らせ、勇次郎はどんな手段をもってでも倒す。 4:その他、アミバ・ラオウ・ジグマール・平次(名前は知らない)、危険/ゲームに乗っていると思われる人物に注意。 5:乗っていない人間に、ケンシロウ、及び上記の人間の情報を伝える。 6:可能なら、光成と会って話をしたい。 7:可能ならばエレオノールを説得する。 8:手に入れた首輪は、パピヨンか首輪解析の出来そうな相手に渡す。 [備考] ※パピヨン・勝・こなた・鳴海と情報交換をしました。 ※刃牙、光成の変貌に疑問を感じています。 ※こなたとおおまかな情報交換をしました。 ※独歩の支給品にあった携帯電話からアミバの方に着信履歴が残りました。 ※ジグマールとケンシロウは独歩の意識が戻った事について、未だ知りません ※ジグマールから数メートル付近にうつ伏せになっています [[後編>君にこの言葉が届きますように(後編)]] ----

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