TBSのコンプライアンスを問うWiki 不祥事の実際

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不祥事の実際


●1968.3 成田事件
 成田闘争を取材していたTBS報道部のマイクロバスが、プラカードを持った反対同盟の婦人数名を便乗させ、警察の検問にかかって止められた事件。
 政府・自民党がTBSを激しく非難。TBSは担当記者、報道局幹部への処分をおこなった。
 元「ニュース23」デスクで現在TBS報道局長の金平茂紀氏は1997年にこう語っている。
 「メディアによっては(1996年のビデオ問題は)『TBS事件』と略称されたけれども、去年以前は、『TBS事件』といえば即『TBS成田事件』を指していた。68年3月、成田空港反対同盟の婦人行動隊のおばちゃん達と『プラカード』をTBSの取材用マイクロバスで運び、『報道の公正と中立を踏み外した』として袋叩きにあった『事件』だ」
 なおネットの一部では、この事件によって報道番組「ニュースコープ」のキャスターだった田英夫氏(後に社会党から出馬、参議院議員となる)が解任されたと記述されているようだが、田英夫氏の解任とこの事件とは無関係である。
 田氏が解任に至ったのは、ベトナム戦争現地取材「ハノイ・田英夫の証言」(1967年10月放送)がきっかけである。
 放映日の8日後、TBS今道社長ら幹部は自民党本部に呼ばれ番組批判を受けた。なぜ田氏のような偏向した人物を北ベトナムに送り込んだのか(アメリカは南ベトナムを支援していた)と詰問された今道社長は、ニュース源に記者を送ってなにが悪いかという意味の反論をしたという。
 田氏解任の件では抵抗した今道社長も、その後起こった成田事件により関係者の大処分に踏み切らざるをえなくなった。

注)この事件に関してはネット上にさほど資料がなく、ここで参考にしたサイトは全てTBS側、あるいは「左」側から語られたものであることを付記しておく。

●1995.5 サブリミナル問題
 オウム真理教事件報道が過熱する最中、1995年5月に放送された「報道特集」のオウム関連特集の中で、教団代表の麻原彰晃の顔などが無関係な場面で何度も挿入された。
 TBSはサブリミナル手法を番組テーマを際立たせる手法として用いたと説明したが、非難が集中。
 旧郵政省が厳重注意を行い、TBSは「視聴者が感知できない映像使用はアンフェアであった」と謝罪した。
 「否定的なものを肯定的に変える効果がある」とされるサブリミナルは、この3年後、民放連の放送基準で「公正とはいえず、放送に適さない」として禁止された。

●1996.04.02- オウム村井刺殺事件のTBS関与が浮上
第136回国会逓信委員会第6号(96年4月2日)で、オウム村井刺殺事件のTBS関与が浮上。
TBS取材マザーテープが、徐 ( 刺殺犯 ) がこれから何かやりますよ、という感じで、かなり前から徐だけをアップで追い回し、アタシュケースから包丁を取り出すまでを延々と撮り続けていた。

●1996.10.19- 坂本弁護士一家殺害事件のビデオ問題
 1995年10月19日、日本テレビの報道により、1989年11月4日に発生したオウム真理教被害者弁護団の坂本堤弁護士一家殺害事件に、TBSの情報番組スタッフが関与したことが発覚。
 殺害の9日前、坂本弁護士インタビュー未放送ビデオをオウムの幹部である早川、上祐、青山に視聴させ、これが殺害の引き金となった。
 ところが、TBS側は当初「ビデオを見せた事実はなかった」と事実を隠蔽していた。
 3月11日に「オウム真理教幹部にビデオを見せた事実は確認できず」とする社内調査結果を発表し、その後19日の衆議院法務委員会での大川常務(当時)の参考人招致でも重ねて全面否定していた。
 しかし、23日にオウム真理教の早川被告のメモの全容が判明、それを受け、25日、磯崎社長が緊急記者会見を行い、「ビデオを見せた」と認め、関係者の処分を発表した。
 その後、検証特番の放映、ワイドショーの打ち切り、深夜番組の5日間停止、報道番組の時間短縮などの自粛措置をとった。

●1996.5.10- サンディエゴ事件報道で被害者夫人を犯人扱い
 1996年5月8日、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンディエゴ市で、アルツハイマー病の研究をしていたS教授父娘が、何者かによって射殺される事件が発生した。
 この事件に関し、5月10日放送の「ニュースの森」、5月19日の「関口宏のサンデーモーニング」が事実とは違う報道を行った。
 事件当時、フランスのニースに滞在していたS教授夫人が事件に関与していたのではないかという予断に基づいて、誤報や犯人視報道を繰り広げたのだった。
 1997年9月、S教授夫人はBRC(放送と人権等権利に関する委員会)に対して、TBSの事件報道により、名誉、プライバシー等が侵害されたとして「権利侵害」の救済を求める申立を行った。

●1998.1.20- 帝京大学ラグビー部員暴行容疑事件で無関係者を犯人扱い
 1998年1月20日放送「ニュースの森」、1月25日放送「サンデーモーニング」が、帝京大学ラグビー部員暴行容疑事件において無関係の人間を犯人と断定して報道した。
 ラグビー部の2年生部員2名とその家族合わせて7名が、「2人は暴行行為に加わっていなかったにもかかわらず、暴行犯人として放送されたため、本人だけでなく家族の名誉が著しく損なわれた」として、6月25日、TBSに対する権利侵害の申立を、BRC(放送と人権等権利に関する委員会)に行った。

●2000.11.7 旧石器発掘捏造事件と「つくる会」を結びつけて報道
 2000年11月7日放送「ニュースの森」及び「ニュース23」が、上高森遺跡の旧石器発掘捏造事件において、全く関係ない「新しい歴史教科書をつくる会」の運動を結びつけて報道した。
 その内容は、TBS記者が「つくる会」について、「天皇制や旧石器時代に世界最古の文明が日本に存在した可能性など日本史の独自性を根拠に新たな歴史観をつくるよう訴えている」と説明、その上で韓国の新聞が旧石器発掘捏造事件と「つくる会」の動きを結びつけて報道している実態を無批判に紹介、「今回の捏造劇を機に、新しい歴史教科書をつくろうとする動きに対する韓国側の警戒感が浮き彫りにされた」と解説したものだった。
 一連のニュース構成の中で「つくる会」への取材はなかった。
 「つくる会」は11月10日、「視聴者に誤った先入観を与え、当会の名誉を傷つけた」としてTBSに抗議し、TBSとの話し合いの結果、「サンデーモーニング」で「つくる会」の反論VTRが放映された。

●2002.7.25 北朝鮮に身柄拘束された男性の身代金要求にTBSが加担したことが発覚
 2002年7月25日に行われた国会安全保障委員会で、北朝鮮に身柄拘束された杉嶋岑氏(元日経新聞記者)の身代金要求にTBSが加担、TBSが平壌で杉嶋氏の記者会見を主催し日本政府に身代金支払いを働きかけようとした、北朝鮮とTBSの共同工作が発覚。

 私の身柄引き取り交渉に進展が見えず、日本国政府の態度に業を煮やした焦りからか、二〇〇〇年六月二十一日にピョンヤンで記者会見を開き、日本国政府に圧力をかけるとい う計画がございました。
(中略)私の帰国運動に名をかりた身の代金要求交渉を進めようとしている北朝鮮のお先棒を担いでいる日本の有力メディアはどこかと考えました。帰国後、そうした北朝鮮側の情報操作の受け皿が何とTBSだったことを家内へのTBS外信部長岡元隆治氏の手紙で判明しました。(中略)TBSは、とんでもない誤報をして我が家庭を苦しめたばかりでなく、図らずも北朝鮮の情報操作に踊らされたことを暴露する結果になりました。

●2003.11.2- 石原都知事の日韓併合に関する発言を捏造
 2003年10月28日、石原都知事が「救う会東京」の集会で、「私は日韓合併を100%正当化するつもりはない」と発言。
 11月2日放送の「サンデーモーニング」は、“日韓併合を正当化 石原都知事がまた問題発言”と題し、「日韓合併を100%正当化するつもりはない」という石原氏が述べた発言の語尾を編集、「日韓合併を100%正当化するつもりだ」というテロップ入りで、事実とは異なる報道を行った。出演者らもこれを前提に石原氏に批判的な意見を述べた。
 放送直後からネットで「TBSが捏造!」と“祭り”になり、今も語り継がれている有名な事件。
 TBS側は翌週の「サンデーモーニング」にて、“テロップミス”を謝罪、解説したが、印象操作・捏造は否定した。
 石原氏側は抗議を行ったものの、TBSから誠意ある回答が得られなかったため、11月11日にTBSの名誉棄損と公務執行妨害で被害届を提出。
 11月26日にTBS井上社長が謝罪するも、「テロップは誤表示」として捏造は否定。
 翌2004年2月9日、やはりTBSに誠意が見られないため、石原氏側は名誉棄損でTBSを刑事告訴。
 その結果、TBSのプロデューサーを含む社員4人が名誉棄損容疑で東京地検に書類送検された。
 石原氏側が2005年4月19日に起こしていた民事訴訟については、2006年6月22日、TBS側が石原氏に謝罪したことを記者発表することを条件に東京地裁で和解が成立した。

●2004.3.5 オウム真理教ドキュメンタリードラマでやらせ
 2004年3月5日放送のドキュメンタリードラマ「告白~私がサリンを撒きました~オウム10年目の真実」でやらせが行われた。
 番組冒頭でぼかし入り、声を変えて登場した男性が、林受刑者とは面識がなく違う刑務所にいたにもかかわらず、「獄中の林(郁夫)受刑者を知る元受刑者」と説明され、刑務所内の林受刑者の様子について「手先が器用だった」「袋張りの仕事をしていた」などと、目撃したかのような証言をしていた。
 TBSは4月24日放送の「ニュースの森」などで、「面識があるかのように表現したことは不適切だった」と謝罪した。
 TBSはまた「本来は伝聞と分かるように伝えるべきで、元受刑者が、直接林受刑者と面識があるかのように表現したことは不適切であり、お詫び申し上げます」とのコメントを発表した。
 この問題は写真誌「フラッシュ」(光文社刊)の取材で発覚したもので、男性は同誌の取材に、番組のインタビュー前に記者から伝聞に基づいた問答用メモを渡され、「直接接触した人物ということにしてください」と「やらせ」まがいの対応を依頼されたとも語っているが、この件に関してTBS広報部は否定している。
 さらにスポーツニッポン紙によると、男性は、2003年6月放送の「ニュースの森」にも「北朝鮮から覚せい剤を密輸した元暴力団組長」として登場しているとのことで、TBS広報部では同紙の取材に「記者は実際に北朝鮮との覚せい剤取引を行った人物と理解していた」とコメント、虚偽の証言依頼の有無については「事実を認められない」としている。

●2006.5.6 白インゲン豆ダイエットで多数の視聴者に被害
 2006年5月6日放送の「ぴーかんバディ!」で、白インゲン豆を約3分間いった後に粉末化し、ご飯にまぶして食べるダイエット法を紹介。
 これを試した視聴者が下痢などを訴えた。
 TBSの発表によれば、6月18日までに確認された被害は1149件、うち入院者数は104人。
 TBSは6月20日に受けた総務省の文書による警告の行政指導をふまえ、6月26日、井上弘代表取締役社長が7月の月額報酬を30%返上したほか、役員・社員計6人を処分した。

●2006.6.29 ハイド米下院国際関係委員長の発言を捏造
 2006年6月29日放送「ニュース23」の、小泉純一郎首相(当時)の米議会での演説が実現しなかったとするニュースの一部にて、小泉首相の靖国神社参拝をめぐり、「行くべきでないと強く感じているわけではない」
 と語ったヘンリー・ハイド米下院国際関係委員長(共和党)のインタビューに、「行くべきではないと強く思っている」と逆の意味の日本語字幕を付けて放送していたことが発覚。
 6月29日当時、小泉首相は訪米中だった。
 TBSは7月5日の同番組で「翻訳の字幕表示に一部正確さを欠く表現があった」として釈明した。

  • ハイド米下院国際関係委員長の実際の発言
"I don't feel uh strongly that that the Prime Minister uh shouldn't uh visit the shrine, it's just that I would like to bring to his attention the sensitivity of Americans uh that are involved in the recognizing uh World War II conbat circumstances."

●2006.7.21 731部隊特集で全く無関係の安倍官房長官のパネル映像を挿入
 2006年7月21日、「イブニング・ファイブ」が放送した旧日本軍731部隊に関する特集コーナーの冒頭で、内容とは全く無関係の安倍官房長官(当時)の顔写真を約3秒間も放映した。
 安倍氏の顔写真が画面中央に映った時には、記者が「ゲリラ活動?」という声をあげ、そのテロップが安倍氏の顔写真の下に重なるおまけもあった。
 専門家も「不自然過ぎる」と首をひねる映像で、永田町では「自民党総裁選前に、安倍氏のイメージダウンを狙った印象操作では」との見方も出た。
(参考画像)

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 放送評論家の志賀信夫氏は「ボーっと見ていて、全く意識しないところで目に飛び込んでくるから『サブリミナル的』といっていい。(視聴者に)無意識に働きかける可能性はある」と指摘(ZAKZAK06/7/26)。
 メディア批評で知られる作家の麻生千晶氏も「夕方のニュースは時間が詰まっていて、何の意味もない映像をオンエアするとは考えられず、意図的にやっている。総裁選前に安倍氏の顔写真を使うあたり、安倍氏に対して何らかの印象操作をすることが目的だろう。こうした疑いを持たれるような報道をするTBSはバカだなぁと思う」と分析した(ZAKZAK06/7/26)。
 TBS広報部はこのようなコメントを出した。
 「ニュース内容とは関係のない写真パネルが映し出されたことについては、決して意図的なものではありませんでした。しかしながら報道の趣旨とは全く無関係な方々にご迷惑をおかけしたことにつきましておわび申し上げます」。
 7月26日放送の「イブニング・ファイブ」番組内でも、キャスターが「意図的ではなかった。安倍氏、関係者にご迷惑をかけた」と陳謝した。
 総務省はこの問題で調査に乗り出し、8月11日、「視聴者に誤解を与えかねない映像である」として放送法に違反したと判断、TBSを厳重注意した。

●2007.2.3 「人間!これでいいのだ」論文無断使用とやらせが発覚
 2007年2月3日放送「人間!これでいいのだ」について、TBSは2月7日、論文を無断使用したことを謝罪するとともに、表現に行き過ぎた点があったとする発表を行った。
 番組では、千葉工大情報科学部の「可聴域を超えた高周波が脳に与える影響」という論文を紹介した。
 そしてこの論文を根拠に超音波(番組内では「ハイパーソニック音」と表現)を聞くと頭がよくなると断定したが、論文の研究者には記憶力向上とは結びつけることは出来ないなどとして取材を断られていたという。
 さらに同日放送の中で、学習塾で風鈴の音を聞きながら学習する様子を紹介したが、風鈴はスタッフが持ち込んだものでやらせ演出であったことも発覚した。
 TBSは不適切な表現について謝罪したが、現在までのところ、「捏造」「やらせ」であることは否定している。
 ちなみに「人間!これでいいのだ」の前身は、前年5月に白インゲン豆を使ったダイエット法を紹介し、視聴者が下痢や嘔吐を訴える騒動となった「ぴーかんバディ!」で、プロデューサーはそのまま続投している。

●2007.2.11 柳沢厚生労働大臣の発言を不適切編集
 2007年2月14日、TBSは、11日放送「サンデー・ジャポン」で、柳沢伯夫厚生労働大臣の「(女性は)子供を産む機械」「(若い人は)子供を2人以上持ちたいという健全な状況にある」などの発言をめぐる国会答弁を放送した際、実際には問題なしと答えた「2人以上-」についても謝罪したように編集していたと発表した。
 2月7日の衆院予算委員会で、民主党の小宮山洋子議員から「2人以上持つことがなぜ極めて健全なのか」
 と質問され、柳沢氏は「若者の全体の意識の状況をそう受け止めた」と述べ、問題はないとの認識を示した。
 しかし、放送では柳沢氏が「子供を産む機械」発言について謝罪している場面を質問の後に編集したため、「2人以上-」について謝罪したと誤解させる内容になった。
 視聴者からのメールで発覚し、担当者に確認したところ、プロデューサーが柳沢氏は「2人-」発言にも謝罪したと誤解したまま編集していたことが分かったという。
 TBSは「捏造はなかったと考えているが、不適切な編集による放送は大変遺憾で、関係者におわびしたい」とした。
 TBSはこれを発表した当日(2月14日)、柳沢氏に直接謝罪したという。

●2007.2.25 「華麗なる一族」でサブリミナル?「公明党」宣伝?
 2007年2月25日放送のドラマ「華麗なる一族」の街頭新聞売りのシーンで、西日新聞(架空の新聞)の一面記事の中央に、「公明党も『非武装中立』」という見出しが載せられていた。
 フィクションのドラマで、新聞名もフィクションなら、一面トップの爆発事故ももちろんフィクションなのに、なぜその隣に「公明党」という実在の政党名を登場させる必要があったのか。
 TBSの系列である毎日新聞社系列の印刷会社(東日印刷)は、独自の印刷所を持たない聖教新聞社から、創価学会機関紙の「聖教新聞」や公明党機関紙の「公明新聞」などの印刷を請け負っている。
 また、週刊ダイヤモンド2004年8月7日号の創価学会特集には、「池田大作という人は、映画にもなった小説『華麗なる一族』が大好きなのです」という創価学会元広報部副部長のコメントが寄せられていた。
(参考資料)
TBSドラマ「華麗なる一族」で公明党の宣伝 (こちら豊平区月寒公園前観測所)

●2007.3.12 2ちゃんねるそっくりの掲示板を捏造
 2007年3月12日放送「総合格闘技HERO’S 2007開幕戦」の中で、事実上の「捏造」映像が放送されていたことが明らかとなった。
 「HERO’S 2007」に出場する桜庭和志選手を紹介する中で、ファンのコメントが書き込まれたインターネット掲示板と見られる映像が映し出されたが、こうした掲示板はインターネット上には存在せず、実際は担当ディレクターが作成していた。
 TBSによれば、「昨年大晦日の秋山選手と桜庭選手の試合が、無効試合と裁定された時期に、インターネットの書き込みでも、様々な意見が飛び交ったことを担当ディレクターが記憶していた。当該映像はそれを基に、桜庭選手に対するファンの声がネット掲示板に掲載された当時の状況を伝えるために担当ディレクターが作成したもの」。
 TBSは不適切な映像編集があったことについて釈明、謝罪。また、今後は「イメージ映像であることを明確に表示するよう厳しく指導する」としている。

●2007.3.28- 不二家不祥事で事実と異なる報道が発覚
 2007年3月28日、1月22日放送「みのもんたの朝ズバッ!」が不二家の不祥事として伝えた内容に一部事実と異なる点があったとして、不二家が社外に設置した「信頼回復対策会議」が指摘、不二家がTBSに報道内容の訂正を求めていることが発覚。
 放送では、不二家の元従業員とされる女性が顔を映さずに登場し、神奈川県・平塚工場で日常的に賞味期限切れのチョコレートを回収し、不正使用していると証言。包装を外して溶かし、牛乳を混ぜ、新品として再出荷する作業をイラストを使って説明した。
 不二家は、TBSの取材に「チョコレートを牛乳で溶かすことはあり得ない。賞味期限切れの商品を再利用した事実はない」と説明したものの、聞き入れられなかったという。
 これに対しTBSは、「『チョコレートに牛乳を混ぜ合わせた』との報道は正確さを欠くものであった」と認め、また、女性の証言は10年以上前の話で、「説明がないまま放送したのは、誤解を招く可能性があった」とした。
 一方で、賞味期限切れチョコレートを再利用したという証言の根幹部分については、「信用できる根拠がある」と説明している。
 「信頼回復対策会議」は3月30日、不二家側とTBS側との議論内容を合意の上録音したテープを公表するとともに、「番組の内容は事実無根で、不二家の営業を一層困難にした。TBSは話し合いに誠実に対応しない」
 として、TBSに第三者による調査委員会の設置と訂正放送を求めた。
 TBSは同30日、「テープの無断公表は道義にもとる」とのコメントを出した。
 また同30日、不二家は損害賠償請求などTBSに対する法的措置を検討していることを明らかにした。
 総務省もこの問題について調査を開始した。
 「信頼回復対策会議」側は4月2日、TBS社長に公開質問状を提出した。

●2007.2.11&4.1 同一人物が複数の街頭インタビューに登場
 「サンデージャポン」を見ていた視聴者が発見。
 TBS側の回答は「この4人とも同じ方で、秋葉原に何曜日にインタビューに行くのかは決まっていて、この人はいつもいる。マイクを向けると答えてくれるので、いつもこの方に伺っている」とのこと。
 ところが4月6日になって、実は番組スタッフがこの人物に事前に出演依頼をしていたことが明らかになった。
 TBS側の説明によれば、街頭インタビューは東京・秋葉原で行われ、1回目の昨年12月10日放送分では、この男性にメイド喫茶の女性が襲われる事件について尋ね、今年2月4日の2回目は、番組スタッフが偶然、同じ男性に声をかけたという。
 この2回のインタビューで男性の答えがおもしろかったので、番組で使いたいと考え、2月11日の3回目と4月1日の4回目は、ディレクターが事前に取材日時を伝え、出演を依頼していた。
 3回目は、柳沢伯夫厚生労働相の発言をめぐってのインタビューだった。
 TBS側は「バラエティー番組の演出の許容範囲内であると考えているが、今後はテーマとインタビュー内容をより精査するよう配慮する」「内容を誘導したり、金品の授受は一切ない。番組にはほかにも常連の登場者がいる」と話している。

●2007.4.2- 収録中の事故を隠していたことが発覚
「新SASUKE2007」の収録で2007年3月上旬、人気お笑いコンビ「ブラックマヨネーズ」のメンバー、小杉竜一さんが左肩を脱臼する事故がありながら、TBSが事故を公表せず、警察当局にも通報していなかったことが4月2日、分かった。
 TBS広報部は「吉本興業と小杉さんにはすでに謝罪しており解決済み。けがは通常起こりうる範疇(はんちゅう)のもの」と話している。
 TBSは昨年8月にも同内容の番組収録中、感電事故を起こしながら警察へ通報していなかったことが明らかになっている。
 感電事故を起こした番組と今回の脱臼事故を起こした番組は、同じ番組制作会社が担当していた。
 その後4月6日になって、30代の男性参加者が右足を複雑骨折する大けがを負っていたことが分かった。ほかにも、2人がねんざ、2人が脱臼をしていた。骨折した男性は、救急車で病院に運ばれ、全治6カ月と診断された。
 番組プロデューサーは詳細を把握しておらず、これらは4月2日の小杉竜一さんの脱臼事故の報道を受け再確認した結果分かったもので、神奈川県警に届け出たのは4月3日であった。
 さらに4月18日には、2002年3月収録「スポーツマンNo.1 決定戦 芸能人サバイバルバトル」に参加していた俳優の金子昇さんが左手首骨折の事故を起こしたにもかかわらず、TBSが事故を公表せず、警察や消防に通報していなかったことが明らかとなった。TBS広報部は「けがの程度が比較的軽く、届け出の必要はないと番組スタッフが判断した。対応に問題はなかったと考えている」としている。

●2007.6.3- 「ハニカミ王子」盗聴問題及びヘリ無断飛行
 「ピンポン!」が、史上最年少で国内ゴルフツアーを制し「ハニカミ王子」として人気の石川遼選手(15)の声を無断で拾うため、千葉県で開催中の関東アマチュア選手権で、同じ組の選手に小型マイクの装着を依頼していたことが6月6日、分かった。
 TBSは「非常識で不適切な取材だった」として同日、主催者の関東ゴルフ連盟(KGA)に謝罪、同日放送の番組内でも陳謝した。
 TBSなどによると、大会前日の6月3日、番組スタッフが石川選手と同じ組の選手に「マイクを付けてプレーしてほしい」と電話。この選手は依頼を断ったが「『質問は準備します。それなりに費用は用意します』と懇願された」と証言。この点についてTBSは「調査中」としている。ほかにも同じ組で回る二選手に接触を試みていた。
 スタッフはさらにKGAの加藤重正事務局長にも「石川選手のカートにマイクを付けてほしい」などと依頼したが断られた。
 4日にはTBSの別の番組が事前の申請をせずに取材ヘリコプターを飛ばし、KGAは自粛を要請したが、5日にも無断で飛行したため「騒音で競技運営に支障が出た」として同局に抗議した。
 井上弘社長は6日の会見で「ばっかじゃないか。腹立たしいし不愉快。(石川選手には)申し訳ない」と話した。


(「不祥事の実際」最新版は以下を参照)
TBSの捏造・不祥事の歴史 (ぼやきくっくり)

『K-1 PREMIUM 2006 Dynamite!! 秋山成勲 vs 桜庭和志』
における疑問点や矛盾点

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