とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

Part049

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第3部 第09話 第二章(4)


9月10日 (木) 午後2時
風紀委員会本部 副委員長室

今日は研究所の仕事は休みにし、朝から各所を周り、木原唯一の保釈の手続を進めた。
明らかな犯罪行為を強引なロジックで減刑する以上、反対派は少なくないが、無理や
り説得して押し切った。錦の御旗ではないが、この街の独裁者との直接交渉権の威力
は絶大で、調整はあっさり終わり午後一にはケリがついた。

私は、保釈の手続をする間ずっと消えた上里の復活手段についてある程度推論は
立てていた。要するに上里の右手(理想送り)が原因なら右手の性質を
調べるしかない。

そうゆう結論になる。木原唯一の保釈手続を進めると同時に右手の入手方法の
詳細を詰めていた。サロメの記憶から、保管場所を読み取り、それを地図情報に
落とし込む。私は、右手のテレポートを短時間で完了し、手早く右手を回収する。
が、ここでただ回収するだけでなく細工を加える。わずか数分で細工を加える作業を
完了する。これははっきり言って小細工だ。

それも後で種を聞かされたら、金返せよと言いたくなるほどの。

だけど・・やらないで後悔するよりもやって後悔するのが私の性格。後で必ず
役に立つとちょっとした布石を行う。

(こんなのは単なる保険だけど・・)
私は、あのいけ好かない女の顔を思い浮かべながら、笑みを浮かべる。
多分‥アイツは・・木原唯一は私の撒いた餌に引っかかる。
もう当麻に文句は言わさない、今度こそアイツとそのバックの統括理事達
ごと全部ぶっ飛ばす。私は消化不良に終わった今回の出来事の轍はもう踏まない。

だけど・・惚れた弱みか・・私は、底抜けに優しくお人よしの婚約者の顔
を思い浮かべにやけ顔になる。木原唯一という自分を殺しに来た刺客を許し
寛大すぎるほど寛大な条件で示談した私の婚約者・・上条当麻・・
人間の本質を善ととらえ、右腕ひとつで説教により矯正する男。

でもな・・あの手段を択ばない女にアイツに優しさ(説教)は通用するのか・・?
私には今一つ確信がない。はっきりして信じられない。だから保険をかける。
所詮アイツは、アイツ、私は私。目指す方向は同じでも、私は自分が今まで
築き上げた方法論で、解決する。

(アイツも ある意味能天気だから。・・足らざるを補うのは私の使命)
さあ・・手は打った。・・あとは・・・なるようにしかならないでしょ。
人事を尽くして天命を待つんだから。

 ・・・・・・・・

午後4時 とある校門前

私はいつものように、とある高校の校門の近くのコンビニで、クリームのたっぷり
アイス・コーヒー・ラテと飲みながら、ドーナツを食べる。私はメールで遅延が
ないことを確認し、容器をごみ箱へ放り込み、校門へ向かう。
校門から吐き出される、クラブ活動のない帰宅部の生徒たちの中に、婚約者を確認
し、私は表情を満面の笑みへ作り変える。

あらかじめ停車させた無人タクシーの後部座席に当麻をのせ、私も同乗する。

「お疲れ様」
「ああ、あのAI教育ソフトのせいかな・・」
当麻はよほどうれしかったのだろうか、満面の笑みで語り始める。
「え?」
「いや成績がうなぎのぼりでさ・・」
私は、当麻の以外に調子に乗りやすい気質を思い出し、少し火消に回る。

「ふふ・・ブラシーボ効果じゃないの?」
「いやいや・・、本当効果てきめんで感謝しています」
「ありがとう」
ふいに任務を思い出したのか当麻は表情を変え、懸案事項を確認し始める。

「ところで・・上里を戻す方策はわかったか?」
「まあ・・・いろいろ調べているんだけど、まだ有効な情報はないわ」
「そうか・・美琴でもすぐにはわからないか・・」
「まあ・・理想送り自体が魔術でも解析不能な力だから・・ね」

私は、当麻にある事実を告げる。

「ただある程度心当たりはあるわよ」
「それはなんだ?」
「上里の右手」
「なるほど・・でどうする?」
私は、当麻に簡単に小細工と、大凡の方法を伝える。
「そんな簡単に済むのか?」
「確証はないけどたぶん大丈夫。それにもしこの方法でだめならどの方法でも
ダメだわ」
「そうか・・」

私は、実はその方法よりもより確実な方法があることをあえて言わない。
(たぶん、理想送りで送られた先は、現実世界のごく近くにある。)

そして、その方法は正確な居場所さえわかれば、多分座標移動で取り戻す事ができる。
だが、その方法がもしも失敗し取り戻せない場合には。私は当麻を失う可能
性がある。そんな致命的なリスクを冒してまで、正直な私には上里を取り戻すメリ
ットがない。

それよりは、理想送り自体をマイクロ超荷電粒子砲で破壊し、理想送りが生成して
いる位相そのものを壊したほうが簡単でリスクが少ない。

だが。・・この方法には明らかな欠点がある。上里自体の居場所がわからないので
位相崩壊時に上里を殺すリスクがある。

私は、確実な方法は伏せ、最悪上里は死んでも構わない方法を提案する。
私は上里とそのハーレムに対してどうも好意的になれない。
そもそもサロメなんて私を殺そうとした奴、なんでそんな奴の願いを聞く必要が
あるのだ。

「当麻、一つ聞くけど、上里を取り戻した場合に、それが原因で大きな騒乱が起こる
かもしれない。それでもいい?正直このまま放置したほうが問題とないと私は思う」
「それでも取り戻していい?」

「美琴・・確かに俺たちには上里もそのハーレムもどうでもいい話だと俺も思う」
「だけど、上里の友人に核兵器を使って自爆覚悟で救出を頼まれた」
「だとしたら俺一人でも、おれは上里を助けたい」
当麻の表情はいつにもなく真剣な表情に変わり、私はその決意の固さを
思い知らされる。

私は、苦笑いを浮かべ、溜息して当麻に自分の意思を伝える。
くどいと言われるだろうが、リスクはちゃんと認識してほしい。
私は何秒か沈黙したのちに、淡々と私の気持ちを伝える。

「そう・・私は当麻が望むならあえて異議は唱えない。だけどリスクがある
事はきちっと認識してね。」
私は、頭の中で情勢を客観的に分析する。
(まあ・・どうせ上里は助からないだろう。厄介な理想送りも破壊すれば、危機を
先送りできる。今はまだアレイスターと戦うには力が足りない)

だが、当麻の返答は予想を超える意外なものだった。
「なあ美琴は、嘘をつくとき、口元をゆがめる癖があるよな・・」
「え?」

「いや・・正直な話、俺の知人で美琴以上の解答をひねり出せる奴なんていない」
「多分魔術に詳しい土御門や2位の一方通行でも無理だろう」

「いや・・世界中を探しても、レベル6になった美琴以上の知恵なんかないだろう」
「だから俺はどうあがいても、美琴の提案を飲むしかない」

「だが・・俺は今の美琴が嘘をついている以上、その提案は飲めない」

当麻の表情が決然と、私の対して戯言を許さない、普段見せたことがない、シリアスな
ものへ変わる。

「なあ・・美琴。俺は学園都市における美琴の立場も地位も、上里の関係者に襲われ
上里へなんの好意も持っていないことは、おれにもわかる。だけど、上里を救えるの
は、世界でただ一人、御坂美琴しかいない。」
当麻は、突然私の手を掴み、腕を回して抱擁を始める。
(チイ//甘いわよ。当麻・・アンタを守るためには敢えて悪者になるわよ)

私は、車を緊急停止させ、当麻を幻想殺しの全く効かない、単純な力で
絡んだ腕を外し、片腕の力だけで外へ放り出す。

当麻は数メートルほど飛ばされ、街路樹にぶつかりようやく止まる。
ぶつかった街路樹が根本から折れ曲がる。

私は、レベル4相当の肉体強化系に匹敵する素の力を誇示するように
当麻に見せつける。

「当麻、分かっていると思うけど、私が協力しなければ何もできないわよ」
私は、当麻に言い聞かせる。
「そう・・理想送りなんて、誰も・・その中身を知らない。私だって確信が
あるわけじゃない」
「だから・・もし失敗したところで、私をだれが批判できるの?」

街路樹にたたきつけられ、常人なら耐えがたい痛みを耐え、当麻が立ち上がる。
こんな痛みくらいで俺は何も諦めはしないという鉄壁の意思を私に見せつける
かのように。だが。当麻は突然私の予期しない行動を行い、わたしを驚かせる。

突然、歩道に跪いて私の許しを請うかのように土下座を始める。
「美琴・・俺は美琴に許しを請うことしかできない」
「だけど、救える方法があるならどんな手段を使っても俺は助ける」
当麻はひたすら私に許しを請い始める。
正直、公道でこんな真似をされた私は恥ずかしくしょうがない。

私は当麻に聞こえないように、心の中で溜息をつく。
(週囲の目線がはずい・・)
「ちょ・・もういいわよ。頭を上げてくれる」
それでも当麻は頭をあげず、地に頭を伏したまま、必死に私に許しを請う。
(もう・・どうしたの当麻・・こんなのわけわからないわよ)

「美琴・・御免。」
「え?」
「俺は、美琴は当然俺に無条件で力を貸してくれると思い込んでいた」
「だけど、美琴にも感情があり、当然許せない相手がいることにあまりに
俺は無頓着だった。まずだから無神経だったことを詫びる」

「いや・・そこまで私は・・」
当麻は私の顔を凝視し始める。
「いや・・まだ足りない。美琴にとって俺がいかに大事か俺は全然考えていなかった」

「と・・当麻・・今なんて言った?」
「美琴がなにより俺を第一に考えているか、俺はあまりに無頓着だった。」
私は、一番聞きたかった一言を言われ、舞い上がる。そう・・謝罪なんてほしく
いらない。私はその一言が知りたくてこんなことをしたのだから。

「ありがとう。でも・・やっぱり私は当麻を犠牲にはできないわ」

「そうか・・そうだよな。美琴が嘘をつくなんてそんな理由しかないもんな」
私は、当麻の表情が悲しみに打ちひしがれるのを感じる。
自分の信念を貫くことが結果として私を傷つけることを、悟ったように。
だが、すぐに表情が変わり、決然とした表情へ帰る。

「やっぱり当麻に嘘はつけないか・・でも・・なんでわかったの?私は生体
電気で脈拍も呼吸も表情さえ操れるのよ。ホログラフにかけても見抜けないはず」

「そうだろうな・・だけどなんとなく違和感を感じた。それだけだよ」

「そうか・・私もまだまだ甘いわね。」
「だけど、これを教えるつもりはないわ。当麻が死ぬかもしれないなんて選択
はできない。」
私は溜息をつき、この救いようがないお人よしをどう説得するか思考を巡らす。
当麻がなんと言おうと、私は当麻を失うかもしれない選択を絶対したくない
からだ。

だが、救いようのないお人よしは、自分の命をなげだし、そして私の心を
へし折るかもしれないことになんの躊躇もなく、ひたすら縁もゆかりもない
はずの上里を救出だけに全精力を捧げている。
(いつかはこうゆう日が来るとは思っていた。・・だけど早すぎるわ)

「なあ・・美琴時間がないんだろう。本当の正しいやり方を教えてくれねえか」
(こいつは、・・本当は私のことなんてどうでもいいの?)
「当麻の気持ちはよく分かった。私への気持ちが本物であることもわかった。
それでも私は当麻に負けるわけにはいかない。それに・・当麻には私が提示する
手段以外に何もできないはずよ」

「もう私が提示した方法で終わらせましょ。半分程度の確率でなんとかなるはずよ」
私は、この諦めの悪い男の説得を諦め、事実を淡々と告げる。最高の魔術師アレイス
ターやその忠犬木原脳幹でさえこれ以上の方法は思いつかないはずだ。
(だからこの件は終わり)
が、一度ギアの入った当麻はこんなことでは諦めるはずもない。
当麻は私を半ば脅すように一言を放つ。

「なあ・・俺は・・絶対美琴だけにはこれをやりたくなかった」
「へ?」
私には、見える。上条当麻の右腕に莫大な・・数値では表現しがたいエネルギー
が集中するのを。
(あれは・・前に一度見たドラゴン・ストライク・・?)
(いや・・そんなもんじゃないわ。八匹の龍・・そうか当麻は本気で私を打ちのめす
つもりなのね。だけど・・いくらなんでもただごとじゃないわ。こんな場所でこんな
もの使ったら、学園都市なんて終わりだわ。)
私は、保護膜を最強にし、防御を固め、当麻のドラゴン・ストライクに備える。

それを表現にするのは、どんな言葉でも足りない、どんな形容詞で規模と
威力を表示できない。恐らく45億年前の古の日に、火星サイズの天体が衝突し、月
を形成したジャイアント・インパクトでさえ、ちんけな現象に思えるほどのそれが
さく裂してしまう

まともに地球に衝突すれば、それは、たちまち地球を粉々にプラズマに粉砕し、
70億人類を一瞬に消滅させてしまうほどの。

(まあ・・考えるまでもない)
私は一気に当麻との間合いを詰め、右腕を掴み、唇をふさぐ。
当麻が放出しようとした莫大な・・形容する言葉のないそれは、私の体へすべて吸収
され雲散霧消する。
「当麻・・ごめん・・ちょっと休んで」

そのせつな、私は天空から巨大という言葉では形容できない、まばゆい光を放つ
それを・・雷という言葉ではなんら事実を示さない、電流が作り出したプラズマ
それを当麻に浴びせ、気絶させる。衣服と肉の焦げた匂いが辺りを漂っていた。
 ・・・・・・・・・
風紀委員副委員長室 18時

私は電撃を食らった当麻を寝かし、クラウドの予定表に会議のフラグをたて邪魔を
防ぐ。
それにしても・・いつかはこんな日が来るとは思っていたけど、ついに
来てしまったか。私は、学び舎の園の専門店で購入したダージリン紅茶を溜息をつき
ながら飲む。少々小腹が減ったので、軽くビスケット2つをつまむ。

(それにしても・・困ったわ)
もともと、何があろうとも目の前の誰かを救うことをためらわない当麻。
風紀副委員長として、司法取引や、組織の都合や全体の利益を考えすべては
救わない私・・これを続けている限り、私と当麻の利害が衝突し、どこかでぶつかる
ことはあると思っていた。

けどさ・・あんなに思いつめるなんて・・らしくないわよ。(上条当麻)
そんなに私が嘘をついたのが許せないの?・・だったらごめんなさいだけど・・

私もそろそろ守るべきものをはっきりさせるときか・・
ぐたぐた考えても仕方ない。上条当麻が目の前のすべての不幸な人を助けようと
するなら、私はその不幸なすべての人ごと上条当麻を愛する。それでいいのだ。

私は、紅茶を飲み干し、考え事をやめ意識を当麻に向ける。
当麻は、いつも違い史上最大級の・・雷の匹敵する電撃をもろに食らったせいかいまだ
ぴくりともしない。
(まあこれで死ぬほどやわじゃないでしょ・・私の愛した上条当麻は・・)

2時間たったしそろそろ起こすか・・。
私は、軽く電撃を頭部に流し強制的に起こす。これで起きないやつは死者じゃないか
ぎりいないはずだ。
電気ショックを感じたのだろうか、それまでぴっくりともしなかった当麻が全身で
ショックを示す。

(ふふ・起きたようね)
「目が覚めた?」
「ああ・・久々に食らうときついな・・」
「あの電撃で死なないのはアンタくらいのものよ」
当麻が思い出したのか、がたがた震えはじめ乾いた笑いで恐怖を示す。

はは・・は」
「でもさ・当麻・・使えこなせない能力を妻に向けるのはよくないわよ」
「私だから受け止めることができるけどあんな力を見境なくふるえば大惨事よ」
「へ?」
「へ・・て当麻忘れたの・・8匹龍だしたでしょ・・」
「いや悪い記憶にない・・」
「はあ・・これだから・・ちょっと確認させて・・」

私は、右手を当麻の首筋にあて、生体電流と脈拍を確認する。
「まあ嘘はついていないようね」
「ああ・・龍なんて記憶ねえぞ・・」
私は当麻に聞こえるように大きく溜息をする。

「まったく・・記憶にないんじゃ説教のしようもないわ・・」
(ああ・・思いっきり説教するつもりだったのにな・・)
「当麻の主観では切れた私が・・致死量の特大の電撃を食らわせたことになるわね」

「いいわ・・当麻・・私は、これからどんな願いでも全部当麻の言うことを聞く」
「え・・?」
「私は、幸か不幸か大概の事は能力と金と権勢で実現できる」
「その力、全部当麻に捧げる」

「ええ・・いいのか」
「当麻・・・当然じゃない・・目の前の不幸な男一人幸福にできないで何が絶対
能力者よ」
「美琴・・ありがとう」
「だから・・本当の上里救出方法を教えるわね」

「いいのか」
「もう決めたわよ・・だけど・・・これは危険があることは理解してね」
「ああ・・わかった」
私は当麻へ作戦を告げる。この方法こそが樹形図の設計者の演算の結果で一番確率
が高いのだから

 ・・・・・・・・・・・・
研究所 19時

私は、自分の右手を溶接ブレードで切断し、上里の右手に置き換える。
そして、あらかじめ解析した、理想送りの認証SYSTEMで認証を奪い、その
力を自分のものへ置き換える。
「じゃ。当麻、一方通行始めるわよ。」
「ああ」

「当麻、この方法は、確実に、理想送りの位相先を特定し、上里だけを吊り上げる
ことはできる」
「だけど、送り先は確実に弱体化したとは言え魔神がいる。」
「だから当麻、一方通行、魔神は無視して、素早く、私に通信して帰還して」
「それから、・・無理はしないで。上里より自分の命を優先して。これは絶対守って」

「ああ・・わかった」
「じゃ・・」
私は理想送りの「願望の重複」というよくわからない発動条件をクリアするために
2人の脳へ「自分の生存」と「上里の確保」という相容れない願望を植え込み
確実に理想送りが発動できるように設定する。

「じゃ・・いいわね」
私は右手を伸ばし、KYE WORDを唱和する。
「新たな天地を望むか」

その瞬間2人は、忽然と姿を消し、新たな天地へ送られる。
(よくわからないけど、すごい力ね。制約が大きすぎて使いにくいけど)
「当麻・・、一方通行絶対無事に帰るのよ・・」
「まあ、わたしをのぞけば最強のドリームコンビ・・そう簡単に死にはしないでしょ」
私は、どうにもなじめない右手を切り離し、自分の右手に付け替える。
そして上里の右手を培養液に入れる。

さあ、小細工も含めていろいろ布石を打った。
私には確信がある。今回の事態が収まれば、きっと学園都市だけでなく、世界が
変わる。その中で私は当麻と共に生きる。
当麻、死ぬときは一緒よ
忘れないでね。

続く











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