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めでたく結婚して宿直室住まいに終止符を打ったシモン先生と元・女子高生ヴィラ子のイチャイチャしすぎ自重、な新婚生活ですがいきなりマニア向けプレイというひどい話。


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 別に、何か悪いことを企んでいたというわけではなかった。
 たまたま今日居残りして片付ける予定だった仕事が先送りされて、言っておいたより早く帰る事になったからと言って自分の家に入るのに玄関チャイムを鳴らす習慣はこの30代前半男性、少々ぼんやりとして見える風貌の物理教師にはなかったし、ドアをことさら喧しく開閉する理由もない。
 玄関にきちっと揃えて脱がれた靴があって、妻──と呼んでいいのだという実感が未だになかなか湧いてこない──が先に帰宅している事に気付いた時は、そりゃちょっとばかし、足音を忍ばせておそらく台所かその辺にいるだろう彼女を背後から驚かせてみようとかお茶目なことを考えたりしなかったわけではないけれど、それにしてもこんな事態は想定外だった。

「────────────!?」
 息を呑む音と、ついでにぼとっ、と畳の床に軽くて硬い物が落ちる音が変に大きく響く。

「ええと……」
 一瞬の驚きが去った後は、ただ気まずさと困惑の混じり合った空気ばかりが室内に充満する。
 こういう時はどうリアクションを取ればいいのかお互いに解らない。

 夫が帰宅する前に作業を終えてしまおうと、居間の床に古新聞紙を拡げた上に下半身だけ全ての着衣を取り払い、両脚を拡げた大変にあられもない姿で貝印の剃刀を片手にしていたところを当の夫にばっちり目撃されてしまった、結婚したて3ヶ月の新妻はそこだけ時間が止まったようにフリーズしていたし、その現場へ思いっきり踏み込んでしまった夫の方も二の句が継げずに、ただただ微妙な沈黙だけがしばしの間、新婚家庭のお茶の間を支配していた。

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「そ、その……」
 はっと我に返ったところで慌てて姿勢を正して両手で股間を隠し、次いで頬を染めて俯いてしまったヴィラルの口からよれよれとした声が這い出す。
「べ、べつに、変なことをしようと、して、いたわけでは………」
「うん、まあ、女の人は無駄毛の処理とかけっこう大変だって聞くけど……そんなとこまで剃らないといけないのか?」
 とりあえずその場の状況から何が行われようとしていたのかということだけは把握したシモンは心底不思議そうに訊く。
 幾ら世間一般の流行などに無頓着な3ヶ月前まで独身男とはいえ、女性というものが夏物を着る時期になると見える部分の体毛の処理に腐心するものだということくらいは知っている。しかし、今はまだ夏物には早い時期だし、該当部分を処理する必要のある水着シーズンには更に早いのではないだろうか?
「それは……」
 いつものハキハキした──しすぎていてしょっちゅう圧倒される──態度の妻、約一年前までは職場である高校の教え子だった彼女らしからぬ、語尾を濁すようにはっきりとしない態度は普段滅多に見れないもので、そういった態度を目にするのはいつもどんな時なのかと考えてみれば自然と口の端が格好悪く弛んできて。
 気付いたときにはとんでもない申し出が口を突いて出ていた。
「俺、やってやろうか?」
「へ!?」
 いきなり何い出すのこの人、的な驚愕が妻の顔を一面に彩っているがこの際敢えて気にしない。
 先程彼女が取り落とした安全剃刀を拾い上げ、刃の状態を改めるように目を近付ける。うん、新品で状態はいい。
「自分じゃよく見えないところだし、怪我したら大変だろ。やったげるよ」
「あっ、えええええでもでもそんな嘘ダメそんな、こと……」
 もはや日本語の体裁を成していない、素っ頓狂な声を上げて近付く体を押し留めようとする妻の手を、逆に掴んで上体を床に押し倒す。反動で跳ね上がった、程良く引き締まった肉付きと色白く瑞々しい肌が非常に艶めかしい両脚の間に手を割り入れて、軽く撫でながら左右に開かせれば羞恥なのか狼狽なのか、とにかくなんだか良からぬ衝動を誘われるような可愛い悲鳴が耳をくすぐった。
「ほら、脚ちゃんと拡げてないと刃が変なとこに当たって危ないぞ。じっとしてて」
 窘めるように言うと、小さく息を呑む音に続いて全身から抵抗のための力が抜ける。
 まな板の鯉よろしく為すがまま、といった風情に恥ずかしい場所を夫の眼前に晒して一瞬、恨みがましそうな、それでいて奇妙に熱を帯びた視線を投げてきた彼女の目はすぐに閉じられて、それ以上の反応を窺うことはもう出来なかった。

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 潤滑用のジェルクリームを塗り込めた上からゆっくりと、剃刀の薄い刃が慎重に滑らされる。
 ぷつりぷつり、微かな抵抗を返して刈り取られる金褐色の縮毛がジェルと一緒に肌の上からこそげ取られていく感触と、その場所の周りを這い回る夫の手と視線が、目を閉じている分だけ鋭敏に感じ取られてひどく居たたまれない。
 耐えかねて、薄く目を開いてみれば大きく開かれた両脚の間に屈み込むような姿勢でいる夫が、まるでテストの採点でもしているみたいな真面目くさった顔で作業に没頭している様子が見えて、もうそれだけで死んでしまいそうなくらい恥ずかしくて堪らなかった。
 夜、寝床の中でその場所を愛されてる時とは全然違う、こんな明るい電灯の下で、しかも普段食事をしたりTVを見ていたりする居間の床の上で、その上いっそ真剣そのものと言ってもいいくらいの目つきで凝視され、手を動かされているなんて。
 そうだ、思えばこの人は何かの作業に精魂傾けている最中には平素のダラッとした印象が嘘のように、顔付きまで変わってしまう程なのだ。
 凝り性というか生まれついての職人気質というか、とにかく何か興味を持った事を始めるとやりすぎと言いたくなるほどコツコツとやりぬいてしまう、その性格の一端は今までにも──学校で、一般生徒の耳にも簡単に届くほどの噂話、半ば笑い話のような武勇伝のようなそれとなってよく知られている。
 たとえば、先生たちの間で「コンビニ弁当の割り箸に付いてくる爪楊枝が余って勿体ない」という話になったとき、誰かが「お城でも作ったら?」と本当に冗談で──誰を名指ししたわけでもなく──言ったところ、約一年後には純粋に爪楊枝だけで作られた姫路城が職員室の片隅に鎮座ましましていただとか。
 たとえば、校舎の西側の壁が剥がれかかって修復業者を呼ばなければ、という話からたまたま居合わせた美術教諭が左官職人の伝統芸である鏝絵の話題を振った翌日、なぜか片手にどこかから調達してきた漆喰、片手に同じく鏝を手にした物理教諭が件の壁の前に陣取っていて、数日の後には完璧に美しく上塗りのされた壁面に立派な昇り竜の半立体レリーフが完成していただとか。
 そんな、どこか方向性のおかしい熱心さで、今こうして一本の剃り残しも認めないとばかり丹念に剃刀を動かしてはまじまじと見て状態をあらため、またひと撫でしては指先で感触を確かめ、とやっている様は実にシュールで仕方がない。

「よし、終わり」
 体感的にはひどく長い時間と思えた作業を終了し、剃刀を置いたシモンの手がその剃刀ごと、汚れた新聞紙を脇にどけた。
 起き上がろうとした妻を軽く制止して、一旦風呂場へ行ってお湯で絞ったタオルを持って戻り、ジェルの残りやその他の汚れを丁寧に拭き取りながら、彼は先程から気になっていたことをストレートに訊いてみる。
「…でさ、なんで今頃こんなとこ剃ろうと思ったんだ?」
 じわりと温かいタオルで丁寧に清拭される快さに、ほっと詰めていた息を吐こうとしていたヴィラルはその不意打ちにぶはっと咽せ、暫くげほげほ咳き込む羽目に陥った。
「……っそ、れは……」
 言い淀みながら体を後退らせようとするも、いつの間にか片方の脚を抱え込んでいた手に下半身をがっちりと捕まえられていて身動きが取れない。
 それ以上の追求の言葉こそ無かったものの、裏腹に股間を拭き清めているタオルの動きが俄然怪しいものに変わって、どこか粘着質な気配で肌の上を這い回る。 
「……あれ、おかしいなあ」
 言われるまでもなく、タオルに擦られている場所の異変は当人にも判っていた。
 ぬるりとした感触が摩擦係数を下げて、タオル地を、それを押し付ける指の力を僅かに逃がす。
「拭いても拭いても濡れてる、ね」
 空々しいくらいのわざとらしさで、ゆっくりとタオルが退けられる。
 湿された肌がいきなり外気に晒されてぶるっと震え、離れていくタオルとの間に細く透明な糸が引くのを見せつけられた妻の顔は茹で上げられたように真っ赤に染まった。
「……ゃ…っ、違…ぅ……」
 力無く、説得力もない言葉に両脚の間で夫の目が悪戯っぽい表情を湛える。
「違わないだろ?」
 捕まえられてしまった体は腰を持ち上げる形に折り曲げられ、先程綺麗に体毛を取り除かれた場所がいやでもはっきりと視界に入る。
 隠すものを失った白い恥丘に、真っ直ぐに走る肉色のクレヴァスをなぞるよう男の指先が動いたかと思うと、次の瞬間、二本の指で押し開くようにしてその場所が暴かれた。
「…ぃ……やぁっ!」
 体を捩り、頭を打ち振って抗っても腰を捕らえる手の力は弛まない。
 腰から尻を掴むように押さえられ、両の親指でさらけ出された秘所を玩ばれる。
 既に体液を分泌してすっかりと潤んだ粘膜を、大きく拡げられたかと思えば今度は両側から閉じ合わせるように押し付けられ、ぐちゅぐちゅと音が立つまで捏ねられる。
 真っ赤に充血した粘膜がぬらぬらと濡れた光沢を帯びて弄くられ、はしたない水音を響かせる光景に目も耳も覆ってしまいたいのに、何故か体は思う通りに情報を遮断も、行為を止めさせるための抵抗もしようとはしない。
「お前のここ、子供みたいにつるつるなのに、もうこんなにびしょびしょになってて、なんか凄いアンバランスだな」
「そ、んな……ぁ、言わない、で…っ……、ひぁ!?」
 殊更に恥ずかしがらせる意図を含んだ言葉に抗議しようと思った刹那、熱く濡れた感触に敏感な粘膜を嬲られて悲鳴が跳ね上がる。
 自分の両脚の間に顔を埋めた相手に、今や止めどなく蜜を滲ませる快楽の泉を舐められているのだと、粘膜の内側までも舌で味わわれているのだと、混乱した頭でおぼろげに理解してはいるものの思考がその先に追い付かない。
 ぴちゃぴちゃと、犬が水を飲むような音を立てて翻弄されるその場所から、痺れるような感覚と熱が全身に回って頭の裏まで朦朧とする。
「あぁ…っ、ゃ、ぁう……ふぁ…っ、ん……」
 最早意味を成さない音の切れ端が吐息に混ざって口から洩れ、おろおろと持ち上がった両手は脚の間へ顔を埋めた男の頭に縋るよう、ないしはより一層の責めを乞うように短い髪に指を絡めてしがみついた。
 その動きを催促と取ったのか、男はすっかりと腫れて充血する陰唇を軽く食んで吸い、熱い舌で内側をこそげ取るよう舐め回し、他方では目の前にぷくりと隆起する肉豆を指で抓んで捏ね回したり、秘裂から垂れ落ちた蜜に濡れてひくつく淡いベージュの窄まりを解すよう指の腹で圧し揉んだりと好き放題に下半身を蹂躙する。
 ありとあらゆる場所で、様々な手段で与えられる快楽に抵抗も出来ず、時折訪れる絶頂の波に床の上で体を躍らせながら、そう言えばまだ夕飯の支度を終わらせてない、と些か場違いな思考が束の間、焼け落ちる寸前の彼女の意識を横切った。

 >>>

「…だから、その……後でびっくりさせようと思って……」
 さんざん苛められた末に解放され、やや汗ばんだ下半身だけ素っ裸のままちんまり床に正座した妻の手が、座卓の陰から何やら派手なピンク色のビニール袋をがさごそと引っ張り出す。
 受け取って開けてみれば、中にはなんだか紐の塊のような代物。袋から引き出せばぱらりと解れて、それはどうやら下着の類であろうかと見当が付く。
 尤も、デルタゾーンに該当するのだろう個所に女性の掌よりも面積が小さいだろう布切れがある以外は紐とレースしかない、もはやTバックとか言うのも違うだろうといった感じのそれが本当に下着としての機能をちゃんと果たすものなのかという疑問は大いに残るが。
「け、結婚生活に慣れが出てきた時期にこそ新鮮な刺激が大切だと、その、友達が……」
 どうやら大学の女友達に唆されて、おそらく向こうは面白半分に違いないのだろうが馬鹿正直にそのアドバイスを実行に移したものらしい。
「…で、はみ出そうな部分を剃ろうとしたと」
 すっかりと、顔中を真っ赤にして俯いた状態でこくんと頷く様子に、簡単に乗せられてしょうがない子だなあとか、でもそう言うところがすごく可愛いよなあとか色々と勝手な感想を抱きつつも、先程中途半端につまみ食いしたお陰で却って大きく体の中に育った飢えが疼く。
 気を紛らわすように手にしたままの紐下着を改めるふりをしていると、ふと例の僅かばかりの布地の裏が二重構造になっている事に気が付いた。
「あれ、ここなんでポケットになってるんだろ」
「そ、それは…」
 数度ほど、躊躇するように宙を往復したヴィラルの手が先程の袋の中から小さな紙片をつまみ出す。
 取扱説明書らしいそれには、『ポケットの中には付属のミニローターを入れてお楽しみ頂けます』の文字。
 思わず、後で「アレってどうなんだろう」と自省するくらいの素早さで袋を逆さまにしてみれば、果たしてぽとぽとと落ちてきたのは小さな電気製品×3とワイヤレスリモコンと、やはり紐と極小の布地で構成された下着らしきもの。
「……あ、ブラジャーも、あるんだ……?」
 今まで以上にもじもじと身じろぎ、耳や首筋まで真っ赤に染まった顔を完璧に伏せてしまった妻と、手の中のアダルトな目的に特化しすぎた下着を交互に見、微かに喉を鳴らした夫はしばしの沈黙の末。

 結婚生活に新鮮な刺激を導入するという誰かからのアドバイスをありがたく実行に移すことにしたという。


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お楽しみ方としてはえっちな下着の上から普通に服着せて、晩ご飯の支度とかさせながら時々リモコンでスイッチ入れたり、晩飯片付けたらそのまま卓袱台の脇で視姦プレイ→本番へ移行とかそんな感じで。