「戦火の中犯される娘達」SS保管庫

Swastika Eyes 4

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匿名ユーザー

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作者:◆/pDb2FqpBw氏(2スレ441)

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Swastika Eyes 4
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「あんっ!やっ・・・んっ!んっ!あっ!あっ!んっ!ああっ!!あんっ!」

ベッドの上で裸で絡み合う男とクリスタを見て、膝から力が抜けた。
クリスタが男に抱かれている姿。
思わず手に持った鍋を取り落としそうになって、慌てて身体を壁に凭れさせ膝で受け止めるようにして鍋を支えた。

ベッドの上で体中に古傷を付けた男が正常位の形でクリスタの白い肌の上に圧し掛かるように被さり、身体を上下していた。
実際にクリスタが貫かれている部分は2人が繋がっている腰の部分に申し訳のようにタオルケットが掛かっている為に見えなかったが、男の動きによってそのタオルケットが激しく上下に動いていた。
2人が身に纏っている者はただそれだけだった。

寝室はそう大きな部屋ではない。部屋の半分近くをベッドが占拠している所謂、寝室の為の寝室のような部屋だ。
ベッドの上には扉を背を向けるようにして傷だらけの男とクリスタがいて
ベッドの脇には台所から持ってきたのであろう椅子を置いて背の高い兵士と太った兵士が座っていた。
そして今俺を連れて扉を開けた若い兵士はベッドの脇に立ち止まるようにしながらベッドの上の2人を薄く笑いながら見ている。
その為寝室はむっとした人の体温に包まれて、そして咽るほどの男と女の匂いにも包まれていた。
薄暗い部屋にクリスタの美しい白い肌だけが浮いたように見えた。

何事にしても想像していた行為と実際の行為が違うのと同じように今目の前に広がるクリスタが犯されている光景は想像していたものとは全く違った。
ベッドの上のクリスタは兵士達が女を輪姦する時の作法なのだろうか、顔に目隠しだけをされていた。
その為、部屋に入ってきた若い兵士と俺には気がついていないようだった。
もしかするとドアの開いた音は聞こえたかもしれないが、
少なくとも誰が入ってきたかは判ってはいないだろう。

クリスタの声、ねっとりと膜が掛かったような白い肌と、男の動きに合わせるように動いている身体。
圧し掛かっている男とクリスタの腰から腹がぴったりと同じ生き物のように合わさっている。
クリスタの両手はしがみ付くように傷だらけの男の首に廻され、男の右手はクリスタの形の良い乳房を掴んでいた。
そして男はクリスタの乳房を揉み上げながらゆっくりと上下に動く動きをしていた。

「んっ!ああん!あっ!んっ!あああっ!あんっ!」
タオルケットの下で動く男の腰の動きにタイミングをあわせるようにクリスタが声を上げていた。
男の突き入れるような動きの度にクリスタは声を漏らしていた。

「洋服がいるんだろう?さっさと取って帰れ

。」
俺を連れ、寝室に入った若い兵士はそのクリスタの姿を見ながら俺に耳打ちをするように囁いた。
ロタールの冬用の上着はベッド脇にある、クリスタが嫁入り道具に持って来た古い樫の箪笥に入っている。
しかし若い兵士の言葉を聞き、それを見ているにも関わらず俺の膝に力は戻って来ず、目はベッドの上から離れなかった。
箪笥の方に歩き出した途端に鍋を零してしまいそうで俺は一歩もそこから動けなくなっていた。
そんな俺の様子を見ながら若い兵士は薄く笑った。

ベッドの上の傷だらけの男は俺が部屋に入った瞬間に目をやったきり何も言わずクリスタの上で腰を動かし続けている。
ベッド脇の椅子に座った背の高い兵士と太った兵士も時節こちらに目はやるものの、酒瓶を傾けながらベッドの上を見ているだけだ。
この男達はつまり、クリスタを貪る順番待ちなのだろう。
薄暗い寝室の中は傷だらけの男の粗い息遣いとクリスタの声だけが響き、奇妙な緊張感が支配していた。

「んっ!ぅ・・・ぅうんっ!あっ!ああっ!あんっ!あああっ!」
暫く見ていて、クリスタに圧し掛かっている男の肌も汗に濡れているのが判った。
傷と胸毛、そして盛り上がった筋肉に覆われた胸がてらてらと濡れ光っているのは
腰の動きにあわせて時節ぴったりとくっつくクリスタの汗と交じり合っているのだろうが
男の背中、そして首筋にも汗は珠の様に光っていた。
そしていつも俺とクリスタが眠るベッドのシーツは男の動きによってか、くしゃくしゃと皺が寄っていた。
そして部屋には奇妙なほどの男の匂いが充満していた。

この男は一度はクリスタに精を放っているのだろう。
ふと俺の頭に、本能的にともいえるような唐突さでその言葉が過ぎった。
クリスタの夫としてか、それとも男としての勘かは判らない。
何ら確証はなかった。
しかしその考えは間違いないもののように感じられた。
先程俺が台所にいた時か、それともその前か。
この男はクリスタを抱いて、そして既に精を放っている。
もう一度頭の中に過ぎって、それでも目はベッドの上、クリスタの上で上下する男の腰から離れなかった。

タオルケットに覆われた男の腰とクリスタの腰とはぴったりと重なっていた。
これ以上は見ていられないと思い、早く洋服を取ってこの部屋から出なければいけないとそう思った瞬間。

「おら、どうだ?クリスタ。」
やや息を切らせたような声で傷だらけの男はクリスタに向かってそう言い、
そしてその言葉によってクリスタの声だけが響いていた部屋の緊張感が破れた。

男の声は低く、そして威圧感があった。
モノクロームのような色彩と、必要以上にゆっくりと時間が動いていたように感じられた部屋の動きが
その男の言葉で急速に元に戻るように感じられた。

目隠しをされ、男の首に両手を巻いていたクリスタの顔も男の声によってぴくりと俯くように動いた。
言葉を発しながらも止まる事の無かった男の腰の動きに合わせて上半身がうねるように動いた。

「うんっ!ああっ!あんっ!いやあっ!」
「どうだ?いいんだろ?腰が動いてるぞ。クリスタ」
そして傷だらけの男がゆっくりと上下させていた腰をくじる様に捻った瞬間、クリスタの口調が変化した
「ああぁっ!そんな・・・隊長様、それ、いやあっ!」
クリスタが隊長と呼ばれた男に向けた口調の奥には甘く媚びたような色が帯びていた。
クリスタが寝室で時節俺に向ける声に似た声。
そのクリスタの声に俺はこの男が一度はクリスタに精を放っているだろう事の確信を深めた。

戸惑いが薄れたからこそ、男に一度は精を放たれたからこそ、
クリスタの身体がこの男に征服されたからこそこのような声が出たのではないだろうか。
クリスタの声を聞きながら俺はそう思った。

「どうだ?ここがいいんだろ?」
クリスタが隊長様と呼んだ男が低い声でそう呟くように言うなり腰をくいと前方に突き、そして腰全体をクリスタに押し付けるように震わせた。
男のその動きの瞬間、クリスタの形の良い乳房が揺れた。

「そんなっ!どうしてっ!あんっ!
あああっ・・・んっ!あっいいっ!・・・深いっ!んっ!」

「おら、またいきそうなんだろ?締め付けてるぞ。」
「ああっ!そんなっ!いやあっ!は、恥ずかしいっ!」
「おら、腰が動いてるぞ。軽くいくんだろ。しっかり締め付けやがって、いきそうになってるのが判るぞ。
おら、いくんだろ。ほら今いってる。おら、いってるぞ。」
「や・・・あ、ああああああああ・・・そんな・・・あっ!そこ当るっ!あっ!やっ!いやぁっ!あああっ!いいっ!」
男の首に手を廻しながらクリスタは仰け反るように上半身を反らした。
クリスタの腰が男の腰に押し付けられるように動いているのがタオルケット越しに判った。

クリスタのその態度を責める気持は無かった。
クリスタはその華奢で可愛らしい、小さな外見にも関わらず自分の気持を抑えられる女である事は判っていた。
クリスタ1人であったなら死んででも抵抗したかもしれない。
しかしクリスタはロタールの事を考えただろう。そして俺の事も考え、そしてこの兵士達に屈したのだ。
そのくらいの事は判っていた。
夕日の中、店先で振り返ったクリスタ。

恐らくクリスタはロタールに、そして俺に剣が向かないように考えて隊長と呼んだこの男に媚さえ売っただろう。
ロタールと俺を助ける為に。
のであればクリスタが抱かれ、オルガスムを迎える事を俺が責める事など出切る筈が無かった。
ゆっくりと目の前の光景を見ながらそう考える。
俺がここにいる事をクリスタは知らない。
知らないで良かった。クリスタは充分な程、いやそれ以上に辛い思いをしている。
クリスタが痛みではなく、快感を感じ、オルガスムを迎えるのであればその方が良い。

声を噛み殺す為に歯を食いしばった。

村に来た説教師が人とは何か自分の手の余る事が起こると自分を壊さない為に、
支える為にその事態を出来るだけ好意的に解釈するものなのだと言っていた。
そう、兵士達からロタールを、家族を守る為に。
運が良い方じゃないか。兵士達はロタールを、そして俺を殺してからそうする事も出来たのだから。
運が良い方なのだ。クリスタが美しかったから、兵士達の目にはクリスタしか写らなかったからだ。
ロタールは救われ、そしてクリスタは少なくとも殺されはしない。
戦場には、占領地にはこれ以上の話などごろごろ転がっているだろう。
俺は、クリスタは、ロタールは運が良い。ついている。
最悪の中の最善というものだ。
最悪の中の最善。
そうだ。

しかしそれでも我慢できない感情もある。
目の前のクリスタ見て、声を噛み殺しながら俺は泣いた。


霞んだ目で横を見ると立っている若い兵士は俺の事など既に目もくれていなかった。
他の兵士達と同様、食い入るようにベッドの上を見つめている。

「あ……あっ、イ、いくっ、だめっ、あ、ああああああああ・・・いくっ!ああっ!」

男はクリスタに腰を押し付け続け、数度上半身をバウンドさせた後、クリスタは身体を震わせた。
汗まみれになっている。濡れ光った肌が真っ赤に火照っていた。

「いったか?」
男が腰の動きを止めそしてクリスタに向かってそう言うと、クリスタは男の首に巻いていた手を解いた。
そのまま恥ずかしそうに顔を両手で覆った。目隠しをされていても、顔を見られたくはないのだろう。
「いやぁっ・・・恥ずかしい・・・」
「はははっ。まだ俺のを締め付けてるぞ。きゅっきゅっとリズミカルにな。」
「いやっ!そんなっ!・・・言わないで下さい。ああっ…ん・・はあっ……ああ…恥ずかしい・・・。」

「柔らかくて男を喜ばせる身体だ。感じ方も申し分ないしな。お前はどうだ?俺の身体は。」

両手で覆ったままの顔を横に振りながら、
それでもクリスタは隊長と呼んだ男の言葉に律儀に答えていた。

「やぁ……その、すみません…また…ああっ!いって、しまいました。」
「段々慣れてきたようだな。」
「は、はい…あ、ああっ・・・そんな、まだ、あっ!・・・動かさないで下さいっ・・・んっ!」
傷だらけの男はクリスタを貫いたまま緩く動き、そしてクリスタの頬を撫でていた。
クリスタは緩い動きに呼吸を合わせるように明らかに自らの動きで腰をうねらせ、傷だらけの男との会話を続けていた。


暗い室内に、クリスタと傷だらけの男の会話だけが響いた。
背の高い男、太った男、そして若い兵士の酒瓶を啜る音は響いていたが
傷だらけの男は何ら気にせずにぴったりと下半身をクリスタにくっつけたままにし、
そしてクリスタも時節酒瓶の音に顔を揺らすものの気にしてはいないように傷だらけの男との会話を続けていた。

男はクリスタの頬を撫でた後、更に乳房に手を伸ばした。ゆっくりと揉みこむようにクリスタの乳房を弄う。
「どうよかったのか言ってみろ。」
くつくつと笑いながらそう言って高く腰を上げた後、男はクリスタに腰を強く叩きつけるようにした。
クリスタの上半身が仰け反ってブルブルと震えた。
「…んあっ!まだ・・・あっ!だめっ!あんっ!!はあっ…ん・・・その・・・隊長様のが、太くて、んっ!太い、のが…私の中で…」
「ははは!」
男が笑うと、背の高い兵士と太った兵士も合わせて小さく笑った。

「はははっ!太いか。」
「ああっ!・・・そのっ…んっ!凄いっ!ああ…い、一杯に、んっ!ああっ!太いっ!・・・」
「ははは!もっと言え。」
男はクリスタの両腿を抱え上げるようにした。
そしてゆっくりと腰の動きを早めていった。
「あっ!やっ!凄いっ!凄いんですっ!ああっ!こんなの、初めてで!あっ!ああっ!あっあっ!んっ!ぅぅんっ!」
クリスタが歯を喰いしばるようにして、首を振った。
男の背中の筋肉が盛り上がった。
クリスタの両足を広げさせ、掲げるように腰を持ち上げ
そして男はまるで杭打ち機のように腰をクリスタに叩き付け始めた。
2人の腰に覆いかぶさっていたタオルケットが落ちて男の尻が丸出しになった。


「あっあっ!ああっ!ああっ、はあっ・・・もっとゆっくり、そんなに早く……ああっ!イッちゃう……」
「はははっ!オラオラぁ!そんなに気持ちいいか。クリスタ。身体がのけぞってるぞ!」
尻が激しく上下に動き、男の腰がクリスタの尻に叩き付けられる度に濡れた布を叩き付ける様な音が響いた。
男とクリスタの間から濃い蜜液を浴びて砲身全体にねっとりと膜がかかったような男のそれが見えた。
男の言うようにクリスタは身体を仰け反らせ、そして両手を相手の両手に当てていやいやと首を振った。
しかしそれは抵抗、というよりは何かにつかまらなければ自らを保てないというような仕草に見えた。

「あっ!ああっ…あああああっ!また!またイくっ、いくっ!んっ!ああっ!」
「さっきみたいな子供のじゃねえ。本当の男の気持ちよさって奴を教えてやるよ。おらあ!」
男が動き、ベッドがギシギシと音を立てた。
「ああっ!イク!イっちゃう!…ああああああっ!凄いっ!!いやあっ!いやいやっ!いくっ!イくうっ!」
「すげえ。たまらねえな。」と若い兵士が呟くのが聞こえた。
「おい。」
男ははあはあと荒い息でがくがくと身体を震わせ善がり泣くクリスタに向かって激しく突き込みながら口を開いた。
「そらぁ、いくぞ。口がいいか?それともこのまま出してやろうか。」
「ああっ!あああっ!ああ、おねがい、しますっ!口っ!口にっ!んっ!やっ!いくっ!いくっ!
ああっ!さ、先程と同じように、口に・・・」

「今度は中だ。いいな。」
「あ、やあっ!そんなっ!」
一瞬、クリスタは取り乱したように動いた。
がくがくと首を横に振り、上半身を震わせ、そして。
それからぎゅうと男にしがみ付いた。
「あ、ああああああああ・・・そんな、もうだめ!気持いいっ!いくっ!いっちゃう!ああっ!」

クリスタの身体が突っ張るような動きを見せ、そして男は獣のような声を出して果てた。


@@

暫くして男は息を吐いてからクリスタをベッドに投げ出すようにすると立ち上がった。
クリスタから身体を離す際に男とクリスタが繋がっていた部分から濡れた音が響いた。
そして男は初めて首を廻して壁際にへたり込む俺を見た。

細く尖った目で俺を見た後、男は笑い、そして顔をクリスタの方へと戻した。
クリスタは荒い息を吐いてベッドに横たわっていた。

「クリスタ。今後俺が使いを出したら直ぐに宿舎に来い。小隊の宿舎は知っているだろう。判ったな。」
男の声を聴いた瞬間、目隠しをされたままのクリスタは男の声の方へ顔をもたげると叫ぶように声を上げた。
「ああ…それは…そんなの!今日だけって!・・・あの人に…」
「お前の事を気に入った。24歳だったか。年も若いし、身体も良い。可愛がってやる。」
「いやぁっ…そんなっ!」首を振るクリスタには構わず男は続けた。
「そうだな。次来る時には下着をつけるな。家から下着を着けずに来い。」
「ああ…いやぁ…いやです・・・」

「これからお前の仕事はうちの小隊の専属だ。」
男が言い放った言葉に背の高い兵士がビュウと口笛を吹き、クリスタは荒い息の中、首を振った。
「いやぁ・・・そんな・・・せめて…」
クリスタはせめて、隊長と呼ばれた男だけと言いたかったのだろうか。
クリスタの懇願を歯牙にも掛けぬ様に男は言葉を続けた。
軍人だ。いつもこういう物言いをする男なのだろう。


「そうすれば、うちの小隊は娼婦以外の女には手は出さないように言ってやろう。
勿論、お前の息子や亭主にも手は出させねえ。
それどころか亭主には仕事をやる。給金だって悪くねえ奴をだ。
封鎖状態で仕事なんて殆どねえだろう。」
「・・・あぁっ・・・でも、いやですっそんなっ!これ以上辱められて・・・」
「断れば子供と亭主は殺す。そしてお前は小隊の宿舎で寝る事になる。お前ほどの美人だ。眠る暇なんか無くなるだろうな。
いいか、これは命令だ。判ったか?」

暫くしてクリスタはがっくりと首を折った。
「大勢には・・・嫌なんです・・・お願いします。せめて、1日1人…」
「考えておいてやる。ただ今日はこいつらの相手をしっかりやれ。」
「ああっ…子供には…」
「お前がしっかりうちの小隊の相手をすれば手をださねえ。
 お前が相手をしさえすれば亭主も子供もそして他の女達も安全って訳だ。
 しかもお前にも乱暴はさせねえ。気は荒いが俺のいう事は聞く。皆一晩中俺みたいに可愛がってくれるさ。
子供や亭主への言い訳位はお前が考えろ。事務仕事を手伝うとでも言っておけ。」
俯いたクリスタのその様子を見てから男はベッドから折り、軍服を手に取ると椅子に座っていた2人の兵士に首を振った。
「いいぞ。」


「ありがとうございます。…どうする?」
背の高い兵士が男に頭を下げた後、太った男に向かって顎をしゃくり
「俺はもう我慢できねえ。2人掛かりでいこうや。」と太った兵士は頷いてベッドに上がった。

ぎし、ぎしと男達が乗る音に合わせて大きくベッドが二回揺れた。

「おらあ!俺のも隊長殿に負けずに太いからよ。たっぷり鳴かしてやる。」
「いや、ああ、いやっ!そんなっ少し・・・休ませてくだ・・・ああっ!」

「中々器用に腰動かしてたじゃねえか。そら、嵌めるぞ。そら、おうら、嵌まった。
おお、なんだ。隊長殿の後でも良く締まってるじゃねえか。ぐちょぐちょだぜ。たっぷり濡れてやがる。」
「うあっ!あんっ!あっ!だめえっ!んっ!んんっ!!あああっ…」
「こっちは口だ。さっきみてえにしっかり搾り取れよ。たっぷり飲ましてやるからよ。」
「んんっ!んっ!あっ!」

クリスタを挟むようにしてすぐに男達はリズミカルに身体を弾ませ始めた。
もう誰も俺の事は見ていなかった。
ふらふらと立ち上がって、俺は寝室から出た。

「ああああああっ!」

仕方がない事で、どうしようもない事だ。
クリスタの声を背にそう思いながら歩いた。
運が良い方だ。クリスタのおかげで何人かの村の若い娘は助かるのだろう。
運が良い方だ。クリスタが美しかったから、ロタールは救われ、
そしてクリスタは少なくとも殺されはしない。
あの男の小隊、10人はいるのだろう。その相手をするだけで殺される事は無い。
戦場には、占領地にはこれ以上の話などごろごろ転がっているだろう。
俺は、クリスタは、ロタールは運が良い。ついている。

最悪の中の最善というものだ。
最悪の中の最善。


そう思いながら俺は目を閉じてゆっくりと歩いた。


@@

家から出てきた父さんは具合が悪そうだった。
僕に小さな鍋に入れたシチューを手渡してくれて、それから僕の手を取って隣の家に僕を連れて行った。

「もう少し、お母さんは掛かりそうだ。隣の家に行って寝せてもらいなさい。」
そう言ってからお父さんは隣のおばさんに何度も頭を下げた。

隣のおばさんは、悲しそうな目で僕と父さんを見た。
そして入りなさい。と僕を差し招いてくれた。

「あなたも」
とおばさんは言って、父さんは首を振った。
私は表で待っています。そう言って父さんは僕の頭を撫でた。
「いい子でおばさんに迷惑を掛けちゃ駄目だぞ。」
そう言って父さんはもう一回、僕の頭を撫でた。

父さんは凄く辛そうで、お母さんもいなくて。
僕はどこかで読んだ本のように父さんと母さんが僕を捨てるような気がしたけれど、
そんな事は無かった。
おばさんの家で寝た次の日、お母さんは僕を迎えに来てくれた。
お母さんは僕を抱っこしてくれて、とっても綺麗な顔で笑い掛けてくれてそして何度も頭を撫でてくれた。

兵隊さんが来て僕と父さんが追い出されてご飯が食べられないなんて事はその日だけだった。
その代り母さんは昼や夜、兵隊さんが迎えに来ると仕事をするようになったけれど、
そんな時も夕ご飯は作ってから仕事に行ってくれた。

僕はお母さんが仕事に行く日は1人で眠らないといけないから寂しかったけれど
僕ももう7歳になるんだし、男の子だから1人で眠らなきゃいけない。とお母さんは言った。

僕もお母さんの言う通りだと思ったし、それに悪いことばかりでもなかった。

そういう時のお母さんが作ってくれる夕ご飯は僕の好きなものばかりで、
実は僕はそれが少しだけ、楽しみだったからだ。


swastika eyes 終

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