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悪夢(後編) ◆6lu8FNGFaw氏


数分後。和也とアカギは病院内の薄暗い廊下を歩いていた。
「ここに“何か”がなぁ…。探索っつっても、何を探すのよ?」
アカギは和也の問いに答えず、辺りを見回す。
正面入り口付近にある受付の中を見渡し、台に飛び乗って奥へと入り込む。
「おい、ちょっと待てよ…!」
和也も慌てて後を追った。

受付の奥に事務所の入り口があった。アカギは事務所のドアを回すが、鍵がかかっている。
デリンジャーを取り出し、鍵穴に向かって引き金を引いた。

パァン…!パァン…!

鍵を壊すと、アカギはすかさずデリンジャーの弾を2発装填し直し、木製のドアを蹴破った。
中に入り、薄暗がりの中で目的のものを探す。
「一体何を探してるんだよっ…!」
アカギを追って中に入った和也は、苛立ちを抑えきれずに聞いた。
「鍵だ…この病院内部の部屋の鍵…」
「鍵…?ああ、じゃあその辺りじゃね…?」
和也はアカギの背後を指差す。ドアの入り口付近に背の低い棚があり、棚の上には壁に設置された小さな扉がある。
小さな金属の扉には簡単な鍵がかかっていて、アカギは再びその鍵穴に銃口を向けた。

鍵を壊し、再び弾を装填し直すと、アカギは扉を開ける。中にはキーホルダーつきの鍵が並んでいた。
アカギは近くに落ちていた紐に鍵を通していき、輪にする。じゃら、と音をさせて鍵を懐にしまい、アカギはようやく和也のほうを振り返った。

「おお…カレンダーが3年前のだな…」
手持ち無沙汰の和也は事務所の中を眺めて回ったり、机の引き出しを開けて回ったりしていた。

「なぁ、アカギ…興味深いことがあるぜ」
「何だ…?」
「“紙”が見当たらねぇ…文具とか事務用品は乱雑に入ったままだが。壁のカレンダー以外の紙がさ…。
 そこの戸棚もカラッポだ…ファイルとか並んでそうなもんなのによ。
 つまり『書類』が全て持ち去られている…見られちゃまずい書類でもあったんだろうなあ…」
「例えば…?」
「そうだなぁ…ここで行われていたのが、新薬の開発とか…?債務者とか集めてさ…人体実験…!
 アンタの言う“島で大勢の人間が消えた”ってのは、薬の実験で死者が大勢出たのかもな」
和也は世間話をするような軽い口調で言う。アカギも特に感情を表すことなく、頷いた。
「そうかもな…」
「うちの組織…『帝愛』やら、主催者の奴らが、過去に島をそんな風に使っていたとしても不思議は無いしな。
 俺は直接の関わりは無いが、聞いたことがある…一夜限りのギャンブル船の敗退者を、どこぞの島に送って…」
「ギャンブル船…カイジの言っていたあれか…」
「…負ける奴が悪いのさ。そんで嵌められる奴が悪い…!そう思わねえか…?」
和也はクク…と残忍な笑みを漏らす。
アカギはそれに反論せず、行くぞ、と呟くと部屋の外に出て行く。和也も後を追った。

「……で、次は何を探すんだ…?」
アカギの後ろを和也は嬉々として付いて行く。アカギは廊下を真っ直ぐ歩きながら、和也に聞き返した。
「アンタ、この島に来る直前に病院には行ったか…?」
「は…?来る前に病院…?」
「こんな島での殺し合いだ…予防接種を受けていないか…?破傷風の…」
「……いや、受けてねぇな。あ~、受けときゃ良かったかも…」
和也は頭をかいた。
「まあ、この島では気休め程度にしかならないだろうが…」
「アンタは受けたのか?」
「いや…」
アカギは首を横に振った。

廊下の端まで来ると、アカギは行き止まりの壁を注意深く観察し始めた。
「この周辺の壁が新しい…」
アカギの言葉を聞いて、和也も壁の端を凝視する。確かに、正面の壁に塗られた塗装と側面の壁とでは、境目で色が僅かに変わっている。

和也は目を爛々とさせながらアカギに聞く。
「じゃ、この先に何かが…?」
「ああ…」
「あの事務所にあったであろう書類なんかより、よほど目に触れちゃならねぇモンが…?」
「察しがいいな…こうして、一見して分からないように隠しているのが何よりの証拠……!」
「“パンドラの箱”ってやつかっ…!」
和也は喉をごくりと鳴らした。

「…で?どうやってこの壁を破る?」
「下がってな」
アカギは手榴弾を取り出した。和也は慌てて後ろに下がる。
壁から数十メートル下がり、アカギは安全ピンを抜くと手榴弾を壁に向かって投げつけた。


ドォンッ……!!!


薄いコンクリートの壁が弾け飛び、大きな穴が開く。
コンクリートの中には薄いベニヤ板があるだけで、易々と爆発で吹き飛ぶのも無理はなかった。

アカギは臆することなく壁の穴を潜り、中へ入っていく。
和也も追って中に入ると、そこには…下へ下りていく階段が存在していた。
いつの間に持ってきていたのか、アカギは事務所から失敬した懐中電灯を取り出し、階段を下りていく。

(地下へ続く階段か…いかにも何かありそうな舞台設定だぜっ…!)
和也は心躍る思いでアカギの後をついて行った。

果たして、階段の下には鉄の扉があった。
扉には鍵がかかっている。アカギは先程の鍵の束を取り出し、合いそうなものを片端から試そうとする。
「貸してみ…!」
和也は鍵穴を観察し、鍵の束を一瞥すると一本の変わった形の鍵を摘み上げた。
「たぶんコレだろ…!ここの鍵穴だけ、上の病院の部屋についてる鍵の種類とはずいぶん異質だからな…!」


ガチャリ…


『パンドラの箱』は、存外簡単に封印を解くことが出来た。

ギギィィ…………
錆びた扉を軋ませながら開く。

埃っぽい空気に混じり、異臭が鼻を突く。和也はハンカチで口元を押さえ、暗闇の中に入った。
アカギも入り、懐中電灯を部屋の中に向ける。

「うおっ……」
部屋の光景に、さすがの和也やアカギも息を呑んだ。

そこには夥しい数の死体が転がっていた。
奥のほうから手前まで白骨化…そしてミイラ化した死体が床に乱雑に並べられている。
地獄…まさに地獄であった。和也やアカギでなければ、正視に耐えられるものでは無かっただろう…!

「“当たり”…か…!アンタの予想通り…島で急に人が消えたってヤツ…!
 そして、その原因はやはり、新薬の実験失敗……」
「いや…その線は薄くなった…むしろ…!」
アカギは死体を見渡しながら呟く。

「死体を見て、何か気がつかないか…?」
「は…?」
和也は近くにあった死体に目を凝らす。

「この死体…本当にギャンブルに負けた『債務者』か…?」
「あっ…」
足元の死体は、どう見ても子ども…服装から言って、女の子のようであった。その傍に成人女性と思しき死体…。
気がついてみれば、ここには老若男女…死体の服装から見て様々な年齢の人間の死体が転がっている。

アカギは淡々と話す。
「もちろん、奴ら主催が分け隔てなく、どんな人間にも同じ実験をしていたのなら話は別だが…」
「…いや、それはない。というか別枠だ…新薬の実験に使われていたのはだいたい成人後の男が大半…。
 女は売春とか、別の場所に回される…」
「……じゃあ、この島で行っていたのは…少なくとも、ここにある死体の死因は『新薬の実験』ではないんだろう」
「えっ、じゃあ何だっていうんだ…?」
「ほぼ同時期に大勢の人間が一度に死んだこと…争った形跡が無いことが死体の状態から分かる。
 そして、ここが“病院”である事実…考えられる死因は…?」
「…………“病気”……集団で……」
和也はアカギのほうに向き直った。

「“伝染病”…!細菌兵器の開発か……!」
「ああ…確信はある…だが、アンタはどうだ…根拠は…?」
「いや…俺も小耳に挟んだことがあるって程度だ。都市伝説並みの噂…ただ…親父達ならやりかねねぇさ。
 それに…聞いたことがある。『人買い』の話…」
「人買い…?」
「参加者に『平井銀二』ってのがいるだろ」
和也の言葉に、アカギは僅かに眉を寄せた。

「これも、噂で聞いた程度なんだけどな…。
 奴は以前、借金で頭が回らなくなった人間どもを集めて、金を貸してたって話だ…。
 絞りとれそうな者には多目に金を渡し、他の闇金に見つからぬよう、家族でしばらく潜るように指示する。
 で…助けた恩人…自分だけに、居場所を教えるようにと言うんだとさ」
「…それで?」
「…この部屋、いろんな年齢の人間が死んでるだろ…この子どもと女なんて、まるで親子のようじゃないか?
 つまり、ここにいる人間はかつて“逃げてきた”人間たちと、その家族ってこと…!」

和也の言葉にアカギは頷き、口を開く。
「今の話を聞いて色々と納得した点がある…。
 この島には娯楽施設が多数存在すること…。
 地図上の“アトラクションゾーン”…見てきたが、遊具施設がまだ10年程度しか経っていないような比較的新しいものだった…。
 宿泊施設はともかく、娯楽施設は必要が無いのさ…単なる『新薬の実験台』のための施設ならな…!」
「まあ、それは大げさなカモフラージュかも知れねえがな…商店街もさ。島に病院を建てる、表向きの理由のためのな…!」

和也はキキキ…と嗤いを漏らした。
「今の話をまとめるとさ…かつてここは、口車に乗せられて身を隠すために逃げてきた人間たちにとっての『新天地』…!
 つまり『夢の島(ドリームランド)』…だった、ってことだよな…!
 だが実態は…極秘に進められていた『細菌兵器』の開発…その実験場…!
 ククク…とんだ『悪夢の島』だぜっ…!」
「…それで島の施設や民家など…生活の跡が残っていたんだな…」
「そういうことじゃね…?」
「クク…よく分かった」

アカギもニヤリと笑い、和也に語りかける。
「主催者の息子である兵藤和也…!アンタからは関係者ならではの情報…俺の想像の裏づけ…それを求めていた。
 以前は鷲巣に頼もうと思っていたんだが、いい流れ…予想以上の収穫…!」
「……だけどよ、その『細菌兵器』の実験と、このゲームの根本ってのは…どう結びつくんだ…?」
「さっき話したろ…このゲームは競馬のように賭けられている…つまり、外部の人間…ギャラリーが見ている…」
「それが…?」
「ここで『細菌兵器』が開発されていた…それを知って脅威に感じる者は…?」

「……」
和也は言葉に詰まった。
『細菌兵器』…その事実に思い至り、何気なく言葉にしながら、和也には内心、背筋が震えるような感覚があった。
『主催者の関係者』寄りの和也でさえ…幾度となく間近に死を見てきた自分でさえそう感じるのだから、
『傍観者』であったギャラリー達は、主催者達が保有する凶悪な『兵器』の存在…その事実についてどれだけのプレッシャーを感じるだろうか。
当然、今のやり取りは何らかの方法でギャラリー達に『鑑賞』されているであろう…。

「…これって、開けちゃいけねぇ箱だったんじゃねえか…?」
額に冷や汗をかきながら、和也は呟く。アカギは顔色一つ変えずに言う。
「主催者達が本当にどうしても隠したいものであったとすれば…それにしちゃ、隠し方が杜撰だ。
 事実、こうして俺たちは簡単にここに…『兵器』の存在に辿り着いたじゃねえか…?」

(…むしろ、暴いて欲しかったってことか…親父たちは…!それがゲームを執り行った『狙い』の一つ…!)
和也は改めて部屋を見渡し、奥歯を噛み締める。


この凄惨な光景…主催者達にとって重大な秘密…恥部…大スキャンダル…!
だが、主催者達はそれを逆手に取った…!
あまりにことが重大過ぎる為に、『スキャンダル』として扱うにはリスクが大き過ぎる…!


「見るべきものは見た…。そろそろ戻るか」
アカギは部屋の扉を開ける。和也も慌てて後を追った。
「これはもう必要無いな…」
悪夢の部屋から出ると、アカギは鍵の束を足元に捨てた。
じゃらり、と反響して不気味な音を立てる。


階段を上りながら和也はアカギに問う。
「なあ…こんな事実を知ったからって、ゲームが有利に進められるとは思えねえよ…!」
「アンタ次第だろう…俺は『真の意図』も測れずにゲームに勝つことは出来ないと踏んでる…」
「『真の意図』だと…!」
「そうだ。俺達は今、少し近づいた…主催者の思惑に…!」
アカギは階段を上る足を止め、後ろの和也を見下ろした。

「だが、リスクもあったな…避けられないこととはいえ…」
「あ…?」
「さっき『島に来る直前に予防接種をしたか』とアンタに聞いただろ…?」

……和也の顔色が、みるみる悪くなっていく。

「…と言っても、『細菌兵器の実験』が起こったのは事務所にあったカレンダーを見るに3年ほど前…。
 俺達が『ああなる』可能性は低いだろう…」
「………アカギ……」
「だが、この島にいる主催者や関係者…そいつらが用心のためワクチンを打ってからこの島に上陸したのは想像に難くない…」
「……アカギ………てめぇ………………………………」
「“パンドラの箱”か…確かに、言い得て妙だ……」
「アカギっ…!!!」

アカギは再び階段を上り始める、和也は思わず叫んだ。
「アカギっ…!てめぇっ……!嵌めやがったな……………!!!」
「嵌めた…?俺が『確信』を持ったのはあの扉を開き…あの光景を見てからだ…。
 それまでは『新薬の実験』…もしくは『以前にも行われていたかも知れないバトルロワイアルの跡』…。
 そんなものを想像していた。扉を開くまでは気づきようも無い…」
「嘘つけっ…!お前は気づいていたはずだ…!この可能性にっ…!」
和也は激昂し、懐から拳銃…一条に借りておいたトカレフを懐から抜き、アカギに銃口を向ける。

アカギは和也の持つ銃を無感動に見つめる。
「“誓約書”を交わしたことをもう忘れたのか…?死ぬ気で俺を殺す覚悟があるなら、それでも構わないが…」
和也はギリッと唇を噛み締め、やがて震える銃口を下に向ける。

「何を恐れているんだか…。
 仮にお前が保菌者になっていたとして、優勝すればいいだけの話…!
 主催者は確実に持っているだろう…ワクチンを…!
 ここは“殺し合い”の島…情報を集めるのも命懸けなのは当然のこと…。今更何を怯えている…?」

アカギは、和也になおも畳み掛ける。
「アンタの連れ…ギャンブルルームにいたのは“一条”だったな…。
 あの男は自分本位…おそらく、利が無ければ誰かに付き従うことなど絶対に無いって性格…。
 それがアンタには平身低頭…以前に自分の所属していた組織の、トップの息子だったとはいえ…!
 おそらく…アンタは一条に何か吹き込んでいる…『自分に付き従えば、生き残れる』とか何とか…」
「なっ……!!」
和也は今度こそ背筋が凍りつくような思いに駆られた。

「そして、それは嘘…アンタの立場を利用したハッタリ…!
 何故なら“面白くない”から…!主催者達にも、ギャラリーにとっても…『身内びいき』は…!
 だが…それも含めて、主催者達の視点から見てアンタの考え出した『嘘ルール』はどうか…?
 『嘘ルール』を吹聴すること自体には何の問題も無い…。
 かえってゲームの心理戦…駆け引きを鑑賞する楽しみが増えるというもの…!」

階段の上、アカギが開けた壁の穴から僅かに光が届いている。
逆光の中、アカギは薄く嗤っていた。

「安心しなよ…俺はアンタの嘘を誰にも話すつもりは無い…“面白くない”からな…。
 だが、気をつけることだ…参加者によってはあっさり見抜くだろう…」
「………………」
「……アンタ、今まで“真に”このゲームに参加していなかっただろ…?
 どこか傍観者…他人事のように捉えていたんじゃないか…?」

“悪魔”……。和也の脳裏にそんな単語が浮かんだ。
今、対峙しているのはおおよそ自分の…人の想像の範疇を超えたもの。魑魅魍魎、悪鬼…羅刹の類っ…!

「……だが、今日明日死ぬかも知れないと…己の死をより身近に感じることで、アンタはようやくスタート地点…。
 真にゲームに参加し始めたんだ…ここからどう動くかはアンタ次第…!」
「アカギっ…お前は…」
和也は叫んだ。その質問は、どうしようもない怒りよりも『好奇心』が勝った故の言葉…。

「お前は死が怖くねえのかっ……!」
アカギも『保菌者』になったかも知れない…その事実。
どうしてアカギは平然としてられるのか、和也には全く理解出来なかった。


「死は怖くない…それよりも『自分の意思』が大事だ…!」


アカギはやがて階段を駆け上がり、穴の外に消えた。
足の感覚が無い。よろよろと階段を上がり、和也が元の廊下に戻ってきた頃にはアカギの姿は無く…。
元来た道を戻ると、入ってきた非常口付近には『誓約書』と書かれたメモが破り捨てられていた。

「ち…っくしょ…………!!」
和也は非常口のドアを力任せに殴りつけた。


ガァン…!


重い金属音が、空しく病院内に響く。和也は懐の誓約書を取り出すと、ビリビリに引き裂いた。


『細菌兵器』。
ギャラリーに対する主催者達の意図。
保菌者になってしまったかも知れない事実。
己の覚悟の足りなさを見抜かれ、安易な嘘を暴かれたこと。
あらゆることが一度に起きすぎて、和也は内側から噴きあがってくるマグマのような怒りを持て余していた。


ただ一つ、確実に心に決めたことがある。
「アカギ…殺すっ…てめぇは絶対に…殺すっ……!!」


もしアカギに『伝染病の保菌者』である事実を吹聴されれば、元々ゲームに乗っていない者達からでさえ、
感染を恐れて真っ先に殺すターゲット対象にされかねない。
それは病気を発症すること以上に危険な状況と言えた。
それに『嘘ルール』についてもだ。誰にも話すつもりは無い、などとアカギは言ったが信用出来る訳がない。

だが、そんな理屈はどうでも良かった。
あまりにも激しい怒りは、逆に頭の芯が冷えていくような感覚なんだと、和也は初めて知った。

殺す。そして一刻も早く優勝し、ワクチンを手に入れ、俺は生き残る。
この俺を虚仮にしたアカギに…ゲームに…世間に…復讐する。

和也はきつく拳を握り締め、強く決意した。
そして、何事も無かったかのように平静を装うと、ギャンブルルームへと戻って行った。

 ◆

……アカギは西へと走っていた。
鷲巣を起こすとき、鷲巣の懐に次に落ち合う場所と時間のメモを入れておいた。メモに鷲巣がいつ気がつくかは分からないが…。

兵藤和也。奴は今まで『土俵に立っている』自覚が無かった。
それでは面白くない。もっと強敵でなければ…!!

このゲームに『悪役』…『ゲームに乗る者』の存在は必要不可欠である。
ゲームに乗る者がいなくなれば、バトルロワイアルの意味が…主催者達にとっての『ギャンブル』の意味が無くなる…!
意味が無くなれば、主催者達がゲームを放棄する…全員の首輪を爆発する可能性も出てくる…例えギャラリーの非難を浴びようとも…!

だが…おそらく今後、ギャラリーは主催者たちを非難することが出来ない、とアカギは推察した。

アカギが暴き出してしまったから…このゲームの『罠』を…。
参加者達への『罠』ではない…ギャラリーへ、主催者達が張った『罠』っ…!
主催者達が『細菌兵器』を保有しているという可能性…!
事実がどうあれ…恐ろしい兵器の保有…その可能性をギャラリー達が脅威に感じない訳が無いっ…!まさに泥沼…!

ここまでは主催者達の思惑の範疇…だが…主催者達の掌の上でいつまでも転がされているアカギではない…!


(ククク…面白い…狂気の沙汰ほど面白い……!)



【E-5/ギャンブルルーム/朝】


【一条】
 [状態]:身体全体に切り傷(軽傷)
 [道具]:改造エアガン 毒付きタバコ(残り18本、毒はトリカブト) マッチ スタンガン 包帯 南京錠 通常支給品×6(食料は×5) 不明支給品0~3(確認済み、武器ではない)
 [所持金]:3600万円
 [思考]:カイジ、涯、平田(殺し合いに参加していると思っている)を殺し、復讐を果たす
     復讐の邪魔となる(と一条が判断した)者、和也の部下にならない者を殺す
     復讐の為に利用できそうな人物は利用する
     佐原を見つけ出し、カイジの情報を得る
     和也を護り切り、『特別ルール』によって村上と共に生還する
※和也の部下になりました。和也とは『和也同盟』と書かれた誓約書を交わしています。
※『特別ルール』――和也の派閥のみがゲームで残った場合、和也の権力を以って、 その派閥全員を脱出させるという特別ルールが存在すると信じています。(『特別ルール』は和也の嘘です)
※通常支給品×5(食料のみ4)は、重いのでE-5ギャンブルルーム内に置いてあります。

【兵藤和也】
 [状態]:健康
 [道具]:黒星拳銃(中国製五四式トカレフ)チェーンソー クラッカー九個(一つ使用済) 通常支給品 双眼鏡 首輪2個(標、勝広) 拳銃(銃口が曲がっている)
 [所持金]:800万円
 [思考]:優勝して帝愛次期後継者の座を確実にする
     死体から首輪を回収する
     赤木しげる、井川ひろゆき、平山幸雄、しづかを殺す
※伊藤開司、赤木しげる、鷲巣巌、平井銀二、天貴史、原田克美を猛者と認識しています。
※利根川、一条を部下にしました。部下とは『和也同盟』と書かれた誓約書を交わしています。
※『特別ルール』――和也の派閥のみがゲームで残った場合、和也の権力を以って、その派閥全員を脱出させるという特例はハッタリですが、 そのハッタリを広め、部下を増やそうとしています。
※首輪回収の目的は、対主催者の首輪解除の材料を奪うことで、『特別ルール』の有益性を維持するためです。
※武器庫の中に何が入っているかは次の書き手さんにお任せします。(武器庫のことはこれから一条に話す予定です)
※アカギ、ひろゆき、平山、市川、しづかに対して、殺害宣言をしました。
※病院の探索により、この島の秘密、主催者の意図の一部を知ってしまったと考えています。保菌者になった可能性があります。和也はその事実を重く見ています。
※アカギが和也の『特別ルール』の嘘を暴いたことを重く見ています。
※一条から拳銃を借りています、ギャンブルルームに戻ったらすぐに返す約束です。

 (補足>首輪探知機がある、としづかが漏らした件ですが、それは和也しか盗聴していません。利根川と一条はその頃、病院に爆弾を仕掛けに行っていました。)


【E-4/草むら/朝】

【赤木しげる】
 [状態]:健康
 [道具]:ロープ3本 不明支給品0~1(確認済み)支給品一式×3(市川、利根川の分)浦部、有賀の首輪(爆発済み)対人用地雷 デリンジャー デリンジャーの弾(残り21発) ジャックのノミ モデルガン ICレコーダー カイジからのメモ 懐中電灯
 [所持金]:700万円
 [思考]:もう一つのギャンブルとして主催者を殺す 死体を捜して首輪を調べる 首輪を外して主催者側に潜り込む
※主催者はD-4のホテルにいると狙いをつけています。
※2日目夕方にE-4にて平井銀二と再会する約束をしました。
※鷲巣巌を手札として入手。回数は有限で協力を得られる。(回数はアカギと鷲巣のみが知っています)
※首輪に関する情報(但しまだ推測の域を出ない)が書かれたメモをカイジから貰いました。(試してみたが駄目だと分かりました。)
※参加者名簿を見たため、また、カイジから聞いた情報により、 帝愛関係者(危険人物)、また過去に帝愛の行ったゲームの参加者の顔と名前を把握しています。
※過去に主催者が開催したゲームを知る者、その参加者との接触を最優先に考えています。 接触後、情報を引き出せない様ならばギャンブルでの実力行使に出るつもりです。
※危険人物でも優秀な相手ならば、ギャンブルで勝利して味方につけようと考えています。
※カイジを、別行動をとる条件で味方にしました。
※和也から殺害ターゲット宣言をされました。
※病院の探索により、この島の秘密、主催者の意図の一部を暴いたと考えています。保菌者になった可能性がありますが、伝染病が蔓延したのは数年前のことなので可能性はごく低いと割り切っています。

【鷲巣巌】
 [状態]:気絶 疲労、膝裏にゴム弾による打撲、右腕にヒビ、肋骨にヒビ、腹部に打撲  怪我はすべて手当済  背中、頭部強打
 [道具]:不明支給品0~1 通常支給品 防弾チョッキ  鋏(医療用) 松葉杖 革の手袋
 [所持金]:300万円
 [思考]:零、沢田を殺す
     平井銀二に注目
     アカギの指示で首輪を集める(やる気なし)
     和也とは組みたくない、むしろ、殺したい
※赤木しげるに、回数は有限で協力する。(回数はアカギと鷲巣のみが知っています)
※主催者を把握しています。そのため、『特別ルール』を信じてしまっています。
※今は西に逃げていますが、アカギが懐に入れたメモに気がついていないため、別の方向に行く可能性もあります。次の書き手氏にお任せします。



157:慟哭 投下順 159:墓前
157:慟哭 時系列順 162:出動
149:伝声(前編)(後編) 赤木しげる
153:帰参 兵藤和也 164:見敵必殺
153:帰参 一条 164:見敵必殺
153:帰参 鷲巣巌
153:帰参 村上 164:見敵必殺




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