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状況 ◆.Gw5emrGiE氏


平地では周りから目立ち過ぎる為、沢田と零は身を隠す場所を探し求めた。
慎重に進むこと数十分……辿り着いた先は商店街……!!
直線であるここなら人が来てもすぐに気づくことが出来る。
八百屋の軒先隠れる様に腰を下ろし、再び相向かう二人……!!

「さて……と、次はお前だ、零。
参加者で対主催者に成りうる兵はいるか……?」

零……暫くの沈黙……!!
浮かぶのは5日前共に戦い抜いた三人。
そして……

「取り敢えず……知った顔は三人……彼らには会っておきたい……!!」

「ほう……」

「一人目は……標……!!
沢田さん、出発地点で俺よりも若い……子供……見ませんでしたか……?」

「……ああ、女だけでなくあんなガキまで参加してるのかと……驚いたからな……」

「でも……子供だからって舐めちゃあいけません……!!
少なくとも……俺より……思考力も行動力も……上……!!」

「なに……!?」

確かにこの殺し合いに参加させられた者。
凡夫とは考えられない。
しかし、零……自分が認めたこの男より、あの子供の能力の方が上だというのか。
沢田は心底驚かされた。

「標がこの殺し合いに乗るとは……俺には考えられません。
仲間に取り入れることが出来れば……それだけで一気にこちらの分は上がる……!!」

沢田は黙ったままだ。
それを確認しながら、零は続けた。

「次に……板倉……その、ヤクザ……なんですけど……」

沢田の闇の匂いを嗅ぎ取った零は、遠慮気味に沢田の表情を伺った。
そんな零の気遣いに気付いた沢田は、唇の端を上げてみせた。

「そいつは信用しない方がいいんじゃねぇのか?」

「確かに……こちら側に来てくれるか、自信はありません……
ただ、頭が切れる……標に及ばないとは言っても……その冷静な判断力には目を見張るものがあります。」

「……まあ、取り敢えず会ってみないとな。」

「最期に、その仲間の末崎……
この人は……その、頭は切れないんですけど……」

「……よくそんな奴が業界で生き残れたもんだな。」

「はは……でも、その分……身体を張ってくれる……!!
仲間への情は……厚いと思います。」

「……まあ、取り敢えず標……って奴には話を聞きたいな。」

「あ、後ですね……」

零は躊躇いながらも言葉を続ける。

「ホテルで……山口って男が殺されましたよね。」

「……ああ……」

「その隣に居た……伊藤カイジ……彼が気になるんです。」

「知り合いじゃないのか……?」

「違います……けど、彼は……泣いてた……!!」

「……は……?」

「この状況下で……彼だけ、泣いてたんです。」

「馬鹿ッ……!!
こんな所で涙なんてな……」

「……そうなんですけど……彼は……」

零が次の言葉を探そうとしたその瞬間……!!
今まで気付かなかった備え付けられたスピーカー。
それがこの場所には似合わないショパンの円舞曲を奏でた。


「……なんですかね、これ。」

「……放送……か……?」

二人の目線の先のスピーカーが、ザザ……と音を発した。
沈黙が二人を支配する。

『……あー……諸君、ご苦労。
黒崎だ。』

この戦場での唯一の情報源……第一回の放送が始まった。



【E-4/商店街/夕方】

【宇海零】
 [状態]:顔面、後頭部に打撲の軽症
 [道具]:麻雀牌1セット 針金5本 不明支給品 0~1 支給品一式
 [所持金]:0円
 [思考]:対主催者の立場をとる人物を探す 標、板倉、末崎との合流 カイジが気になる

【沢田】
 [状態]:健康
 [道具]:毒を仕込んだダガーナイフ ※毒はあと一回程度しかもちません
     高圧電流機能付き警棒 不明支給品0~4(確認済み) 支給品一式×2
 [所持金]:2000万円
 [思考]:対主催者の立場をとる人物を探す 標との合流


059:子供 投下順 061:第一回定時放送 ~謀略~
059:子供 時系列順 061:第一回定時放送 ~謀略~
054:十に一つ 宇海零 064:人間として
046:混迷 沢田 064:人間として




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