人間として ◆/Ah5m4k50w氏
「すみません、少し気持ちの整理をしてもいいですか……?」
一回目の放送後、沢田にそう申し訳なさそうに断ったのは宇海零だった。
沢田は了承の意をこめて零の背中を軽く叩く。
先程の放送で『標』と『末崎』……そうはっきり告げられた。
即ち死……!!
なんと声を掛けていいかわからず、そう対応するほかなかったのだ。
沢田は了承の意をこめて零の背中を軽く叩く。
先程の放送で『標』と『末崎』……そうはっきり告げられた。
即ち死……!!
なんと声を掛けていいかわからず、そう対応するほかなかったのだ。
「すぐに戻ります。……すみません」
なんて大人びた表情をする子だろう……。
徐々に小さくなる零の背を見ながら、沢田は改めて主催者に強い怒りを感じていた。
徐々に小さくなる零の背を見ながら、沢田は改めて主催者に強い怒りを感じていた。
零は沢田から少し離れた森の中、細く長い木にうなだれるようにもたれかかっていた。
元々、宇海零という人間の精神は強いほうではない。
勝負の場では至極冷静だが、今は違う。
その緊張の糸が強制的に断ち切られたのだ。
頼りにしていた人物の死……!!
元々、宇海零という人間の精神は強いほうではない。
勝負の場では至極冷静だが、今は違う。
その緊張の糸が強制的に断ち切られたのだ。
頼りにしていた人物の死……!!
混乱……焦燥……不安……。
様々な思いが巡る中、それは突然起こった。
「っ!!!!?」
突如足元が抜けていくような感覚。
零が体をあずけていた木が、重みに耐えきれず折れてしまったのだ。
運が悪いことにその先は急斜面―……!!
折れた幹をなんとか掴み、落下は免れたはいいが、この腕で長時間全体重を支えられるとは考えられない。
この急斜面、深くはないがとても無傷で転べるものではない。
それに今の零にとって沢田との連絡を取る術を持っていないのはあまりに痛すぎる。
……この状況、普段の零からは考えられないようなミス……!!
追い詰められた思考が零を支配していく。
零が体をあずけていた木が、重みに耐えきれず折れてしまったのだ。
運が悪いことにその先は急斜面―……!!
折れた幹をなんとか掴み、落下は免れたはいいが、この腕で長時間全体重を支えられるとは考えられない。
この急斜面、深くはないがとても無傷で転べるものではない。
それに今の零にとって沢田との連絡を取る術を持っていないのはあまりに痛すぎる。
……この状況、普段の零からは考えられないようなミス……!!
追い詰められた思考が零を支配していく。
イチかバチか大声を出すかっ……!?
沢田さんは近くにいる……周りに人がいるような様子じゃなかった……!!
いけるっ……!!
沢田さんは近くにいる……周りに人がいるような様子じゃなかった……!!
いけるっ……!!
「……っ……」
音は声帯を通り越し出かかっている。
だが、零は自分に言い聞かせるように頭を二度、大きく振った。
だが、零は自分に言い聞かせるように頭を二度、大きく振った。
ダメッ……!!ダメダメッ!!何故そんなことが頭に浮かぶんだ!!!!
敵に位置を教えるような危険行為選択肢にあげてどうするっ……!!
それにもし、もし沢田さんにまで危害が加わるようなことがあれば……!!
敵に位置を教えるような危険行為選択肢にあげてどうするっ……!!
それにもし、もし沢田さんにまで危害が加わるようなことがあれば……!!
脳内を巡る最悪の事態に、どっと冷や汗が吹き出る。
沢田さんっ……!!
誰か……!!誰かっ……!!
いや、人、人間っ……!人間だっ!!!ちゃんとした人間っ……!!
頼むっ……人間っ……!!!!
誰か……!!誰かっ……!!
いや、人、人間っ……!人間だっ!!!ちゃんとした人間っ……!!
頼むっ……人間っ……!!!!
望まない人間は……見るなり襲い掛かってくるだろう。
零は万に一つも起きないような希望に縋るしかなかった。
零は万に一つも起きないような希望に縋るしかなかった。
工藤涯はただひたすらに走り続けていた。
「……はっ………はっ……」
目を開けた涯を待ち受けていたのは意味のわからない世界だった。
何故、死ななかったのか。
何故、自分を殺そうとしていた奴が必死で何かを伝えようとしていたのか。
何故、死ななかったのか。
何故、自分を殺そうとしていた奴が必死で何かを伝えようとしていたのか。
確かに殺された。
否、殺されていた。
なのに何故あいつは俺を……。
否、殺されていた。
なのに何故あいつは俺を……。
赤松の制止を夢中で振り切り……赤松に追いかける気力がなかったというのが正しいのだが、ただ、走っていた。
混濁する意識の中、うまく回らない頭とうまく使えない手足を動かしている。
文字通り命かながら荷物を持ち、ここまで誰にも会わなかったのは正に不幸中の幸い。
だが当の本人はそんなことに気付く余裕もなく。
混濁する意識の中、うまく回らない頭とうまく使えない手足を動かしている。
文字通り命かながら荷物を持ち、ここまで誰にも会わなかったのは正に不幸中の幸い。
だが当の本人はそんなことに気付く余裕もなく。
ふと、微かな声が聞こえる。
涯は体を小さく抱え、様子を伺った。
目が捉えたのは―……手。
数メートル先にその声の主と思わしき手。
それは必死に生を掴もうと細い木に縋りついていた。
涯は体を小さく抱え、様子を伺った。
目が捉えたのは―……手。
数メートル先にその声の主と思わしき手。
それは必死に生を掴もうと細い木に縋りついていた。
瞬間、頭で考えるよりも先に体が動いてしまった。
「おいあんたっ……!!なにしてるんだ……!!」
涯は思わずぶら下がっている手を掴み、必死に引き寄せる。
必然的に交わされる視線。
その目はいきなり現れた涯を信じられないといった様子で大きく見開かれていた。
必然的に交わされる視線。
その目はいきなり現れた涯を信じられないといった様子で大きく見開かれていた。
しまった!!罠かもしれないっ!!
息をのめど時すでに遅し。
涯を恐怖が支配する。
涯を恐怖が支配する。
背中から撃たれるかもしれないんだぞ……!!何をやっているんだ俺はっ……!!
今までの行動を考えれば自殺行為そのもの……!!!!
だが、それは人間としてのココロ……。
混濁した意識は涯という”人間”を引きずり出していた。
だが、それは人間としてのココロ……。
混濁した意識は涯という”人間”を引きずり出していた。
「…ひ…っ……!!」
突然。
引き寄せたそれは、いきなりぼろぼろと涙を流し始めた。
幼子が泣くように声をあげて。
「お、おいっ……大きな声を出すなよっ……!!」
咄嗟に口を塞ぐが、呼吸を乱しながらただ泣いている。
自分より年上であろうそれは微かに震えていた。
まだ危険ではないと決まったわけではない…が涯は周りを窺う余裕などなく慌てるように言葉を早めた。
引き寄せたそれは、いきなりぼろぼろと涙を流し始めた。
幼子が泣くように声をあげて。
「お、おいっ……大きな声を出すなよっ……!!」
咄嗟に口を塞ぐが、呼吸を乱しながらただ泣いている。
自分より年上であろうそれは微かに震えていた。
まだ危険ではないと決まったわけではない…が涯は周りを窺う余裕などなく慌てるように言葉を早めた。
「泣くな、泣くなってっ……!!何もしないっ……!!」
……そうだ、俺は何もしないっ……。
しないんだっ……!!
しないんだっ……!!
3分はたっただろうか。
思う存分に泣いた零の、靄のかかった感覚が覚醒してくる。
思う存分に泣いた零の、靄のかかった感覚が覚醒してくる。
「っ…………、ごめんっ……」
不意に溢れたのは生への安堵か。
それとも……。
それとも……。
突如現れた目の前の少年はただ不器用に背中をさすってくれていた。
「……あのっ……助かりました……!!本当に……!……ええと、俺は宇海零……です。あなたは……?」
「……工藤涯」
「……工藤涯」
零は足を踏み外してしまったことと、泣いているところを見られるというWボケを起こしてしまったせいか、窺うように涯を見た。
短髪の少年は笑いもせず、零から視線を外していた。
……助けてもらっておいてこんなことを言うのもなんだが、お世辞にもいい人そうには見えない。
でも……。
少年は助けてくれた。
巻き込まれるかもしれないのに手を差し伸べてくれた。
助けなければ宇海零という敵を減らせたかもしれないのに……。
殺しはせずとも見捨てれば関係のないことなのだ、このゲームに乗った者に人の死など。
落下。
直接的であれ間接的であれ、助けてもらわなければ零は死んでいただろう。
あの場面で助けて後に殺す、というのは一番リスクが高い選択のはず……。
……それに。
このゲームが始まって、零が言葉を交わしたのは平井銀二、鷲巣巌、沢田、名も知らぬ黒服の連中。
沢田という好意的な仲間がいたのは幸運だったが、皆自分より年齢を重ねた者達ばかり。
零は同年代と思える少年に会えたことが嬉しかったのだ。
短髪の少年は笑いもせず、零から視線を外していた。
……助けてもらっておいてこんなことを言うのもなんだが、お世辞にもいい人そうには見えない。
でも……。
少年は助けてくれた。
巻き込まれるかもしれないのに手を差し伸べてくれた。
助けなければ宇海零という敵を減らせたかもしれないのに……。
殺しはせずとも見捨てれば関係のないことなのだ、このゲームに乗った者に人の死など。
落下。
直接的であれ間接的であれ、助けてもらわなければ零は死んでいただろう。
あの場面で助けて後に殺す、というのは一番リスクが高い選択のはず……。
……それに。
このゲームが始まって、零が言葉を交わしたのは平井銀二、鷲巣巌、沢田、名も知らぬ黒服の連中。
沢田という好意的な仲間がいたのは幸運だったが、皆自分より年齢を重ねた者達ばかり。
零は同年代と思える少年に会えたことが嬉しかったのだ。
……よしっ……!!
零は意を決し、自分の生を繋いでくれたこの少年を作戦に誘うことを決した。
敬語を使わなければ失礼か、とも考えたが感情が溢れ出す。
敬語を使わなければ失礼か、とも考えたが感情が溢れ出す。
「君に、聞いてほしいことがあるんだっ……!!」
対、主催者……!?
涯は目の前が真っ白になった。
零が発した言葉のひとつひとつが脳内に突き刺さるようで。
浮かばなかった考えが次々と伝えられる。
涯の頭に浮かぶのは……生還、という二文字。
零が発した言葉のひとつひとつが脳内に突き刺さるようで。
浮かばなかった考えが次々と伝えられる。
涯の頭に浮かぶのは……生還、という二文字。
「近くで沢田さんって人が待ってるんだ。話を聞いてくれるだけでいい。もし信じられないなら俺を人質にしてもいい……!!だからっ……一緒に行動しないか……?!!」
感情を抑えられないように必至に涯を繋ごうとする零。
その声は届け、届けと祈っている。
その声は届け、届けと祈っている。
「このゲームは狂気の沙汰を超えている……何故殺す殺される……!?皆、人間なのにっ……!!!!俺たちは人間だ、人間なんだっ……!!」
人間……!!
それは涯の望む孤立と、自由の根本にあるもの。
このゲームが始まって初めての言葉に、涯は覚悟を決める。
それは涯の望む孤立と、自由の根本にあるもの。
このゲームが始まって初めての言葉に、涯は覚悟を決める。
「…………人質は、いらない」
「……!!本当っ……!!?」
「……!!本当っ……!!?」
うなずく涯に、零は目を輝かせた。
「…ん…?……っ!!!」
会話の中で徐々に落着きを取り戻した零は、涯の学生服に随分血が付いていることに気づく。
そして、生々しいそれを見つけるや否や飛びかかるように襟を掴んだ。
そして、生々しいそれを見つけるや否や飛びかかるように襟を掴んだ。
「これっ……どうしたの、首の……!!」
「……殺されそうになった」
「なっ……!!」
「……殺されそうになった」
「なっ……!!」
殺されるという単語に過剰に反応する零。
涯はふうとため息をつくと、できたばかりの擦り傷をさすりながら零を見やる。
涯はふうとため息をつくと、できたばかりの擦り傷をさすりながら零を見やる。
「……俺が死んでたらあんたの所為で怪我することもなかったのに」
零は一度目を見開いて一瞬考える。
が、涯の言わんとすることを汲み取り笑いを抑える様に手を口元にやった。
が、涯の言わんとすることを汲み取り笑いを抑える様に手を口元にやった。
「ごめんごめんっ……!!感謝してるよ……!!」
「手は濡れるし」
「うっ……もういいだろ、その話はっ……!!」
「手は濡れるし」
「うっ……もういいだろ、その話はっ……!!」
ああ、こんなくだらないことを言うなんて。
……最も万人に喜ばれるようなものではないけれど。
……最も万人に喜ばれるようなものではないけれど。
「あ!あの……工藤……君」
「…………涯でいい」
「涯、君……」
「…………涯、でいい」
「あ……ええと、涯……」
「…………涯でいい」
「涯、君……」
「…………涯、でいい」
「あ……ええと、涯……」
零はなにやらもたもたと言葉を探しているようだったが、涯をちらりと見やり照れくさそうに笑った。
「ありがとう」
その行動に涯は面を食らい立ち尽くした。
「最初に言うことだったのに……ごめん。嬉しかった。そうだ!怪我、治療しなきゃっ……!!」
こっち、と自分に背中を向け歩き始める零。
涯は言葉を理解しようと反芻する。
涯は言葉を理解しようと反芻する。
ありが……とう……。
その瞬間、溢れる人間としての感情。
もうそれを演技だとは疑えなかった。
そう思うにはその行動はもとより、出会いから零は無防備すぎたのだ。
自分の方も言えたことではないが……。
今涯の脳内を支配しているのは疑うとか疑わないとかそういうことじゃなく、ただ―……恐れだった。
もうそれを演技だとは疑えなかった。
そう思うにはその行動はもとより、出会いから零は無防備すぎたのだ。
自分の方も言えたことではないが……。
今涯の脳内を支配しているのは疑うとか疑わないとかそういうことじゃなく、ただ―……恐れだった。
もし俺が……人を殺した……殺したと知られてしまったら……。
まず間違いなく宇海零は工藤涯を信頼しなくなる。
そうすれば作戦の枠から外されるのはもちろんのこと、殺し合いではなくとも次に会えば争うことになるだろう。
そうすれば作戦の枠から外されるのはもちろんのこと、殺し合いではなくとも次に会えば争うことになるだろう。
いや……理由をきちんと説明すれば……!
理由がつけば殺していいのか。
殺意―……それは恐怖。
先程痛いくらいに感じたばかりだ。
殺意の前ではそんなことはただの綺麗ごとにすぎない。
結果論からいえば殺意の反対は100%の正当防衛。
だけど、その行為は……。
殺意―……それは恐怖。
先程痛いくらいに感じたばかりだ。
殺意の前ではそんなことはただの綺麗ごとにすぎない。
結果論からいえば殺意の反対は100%の正当防衛。
だけど、その行為は……。
わかってるさ……わかってるっ……!!
交差する感情。
宇海零からの信頼がなくなることが怖いのか。
作戦から除外されることが怖いのか。
結果は同じだが明らかな人間性の……違い。
作戦から除外されることが怖いのか。
結果は同じだが明らかな人間性の……違い。
「……ありが、とう……」
14歳の少年は呟き、傷を負ってなどいない左胸を押さえた。
どこだっ……少年っ……!!
その頃、赤松修平は額に汗をかきながら涯を追っていた。
何故意識朦朧としていた少年を赤松が何故引き留められなかったか。
勘違いでも己が殺そうとした少年―……涯の目を見て話すことを一瞬躊躇してしまったのだ。
勘違いでも己が殺そうとした少年―……涯の目を見て話すことを一瞬躊躇してしまったのだ。
死ぬなっ…、死なないでくれっ……!!!!
赤松は涯の安否を心配しつつ、足を進めた。
【E-3/森/夜】
【宇海零】
[状態]:顔面、後頭部に打撲の軽症 両手に擦り傷
[道具]:麻雀牌1セット 針金5本 不明支給品 0~1 支給品一式
[所持金]:0円
[思考]:対主催者の立場をとる人物を探す 標、末崎の死を現実として受け止める 涯を仲間にする
[状態]:顔面、後頭部に打撲の軽症 両手に擦り傷
[道具]:麻雀牌1セット 針金5本 不明支給品 0~1 支給品一式
[所持金]:0円
[思考]:対主催者の立場をとる人物を探す 標、末崎の死を現実として受け止める 涯を仲間にする
【工藤涯】
[状態]:右腕と腹部に刺し傷 他擦り傷などの軽傷 新しく手に擦り傷 精神不安定
[道具]:フォーク 鉄バット 野球グローブ(ナイフによる穴あり) 野球ボール 支給品一式×2
[所持金]:2000万円
[思考]:生還する 宇海零に殺人がばれることを恐れる 沢田と話す
[状態]:右腕と腹部に刺し傷 他擦り傷などの軽傷 新しく手に擦り傷 精神不安定
[道具]:フォーク 鉄バット 野球グローブ(ナイフによる穴あり) 野球ボール 支給品一式×2
[所持金]:2000万円
[思考]:生還する 宇海零に殺人がばれることを恐れる 沢田と話す
【沢田】
[状態]:健康
[道具]:毒を仕込んだダガーナイフ ※毒はあと一回程度しかもちません
高圧電流機能付き警棒 不明支給品0~4(確認済み) 支給品一式×2
[所持金]:2000万円
[思考]:対主催者の立場をとる人物を探す 零を心配している 主催者に対して激しい怒り
[状態]:健康
[道具]:毒を仕込んだダガーナイフ ※毒はあと一回程度しかもちません
高圧電流機能付き警棒 不明支給品0~4(確認済み) 支給品一式×2
[所持金]:2000万円
[思考]:対主催者の立場をとる人物を探す 零を心配している 主催者に対して激しい怒り
【赤松修平】
[状態]:健康 腕に刺し傷
[道具]:手榴弾×9 石原の首輪 支給品一式
[所持金]:1000万円
[思考]:できる限り多くの人を助ける 宇海零を探す 工藤涯を探す
[状態]:健康 腕に刺し傷
[道具]:手榴弾×9 石原の首輪 支給品一式
[所持金]:1000万円
[思考]:できる限り多くの人を助ける 宇海零を探す 工藤涯を探す
063:人間 | 投下順 | 065:未来への標 |
065:未来への標 | 時系列順 | 067:銀と銀と金と銀 |
060:状況 | 宇海零 | 074:心の居場所(前編)(後編) |
065:未来への標 | 工藤涯 | 074:心の居場所(前編)(後編) |
060:状況 | 沢田 | 074:心の居場所(前編)(後編) |
065:未来への標 | 赤松修平 | 074:心の居場所(前編)(後編) |