「戦火の中犯される娘達」SS保管庫

戦火の花々

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senka

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戦火の花々

作者:1スレ491氏


199X年。
近隣諸国との停戦条約を破り、
我々カリバニア帝国は国境を越え隣国の小さな町を包囲した。
新兵の俺もこの前線に歩兵として参加していた。

圧倒的火力を持つ我々の前には町の自衛団などまるで役に立たなかった。
町を守る民兵の男たちは殆どが戦死し、僅かに投降してきた民兵も全て銃殺刑に処した。

もともと我々は捕虜など捕るつもりはない。
何故なら、この戦いに掲げるのは「民族浄化」だからだ。
我々カリバニア人以外の民族は根絶やしにし、この大陸の宗教と民族を統一するのが目的だ。
そうすれば戦争が繰り返された歴史も終わり、これから未来永劫、戦争は起こらないだろう。
これはそのための聖戦だった。

町に入った我々は次々に民間人を見つけ出して処刑を始めることとなる。
大人の男のいなくなった町には老人、女、子供、しか残っていない。
老人は見つけ次第殺し、女と子供は一度町の中心部に設置された本営まで連行した後、
士官クラスが所見したのち、許可を得て横の広場で処刑される。

俺も他の兵士と一緒に住民を狩り出すため民家を次々と捜索した。
見つけ出した住民は皆怯えきって抵抗する気力はない。
俺は事務的に住民を後手に皮ベルトで拘束し、鉄製の首輪を着ける。
そして一本のチェーンに数珠繋ぎにして本営まで連行した。

やはり相手はすすり泣く女子供だけあって胸が痛む。
しかし聖戦には仕方の無い犠牲だ、
そう自分に言い聞かせて淡々と任務をこなした。

なれたベテランの兵士たちはそんな情は欠片も見せない。
連行する住民の中に好みの女を見つけては銃で突付いたり
スカートをめくったりとちょっかいを出してふざけている。
しかし俺はとてもこれから処刑される者達に対してそんな気にはなれなかった。

それにしてもこの国の女は皆美しかった。
滑らかな金色の髪に真っ白な肌、整った顔立ちはまるで人形のようだ。
たしかにそんな者たちがこれから浄化されるのは勿体無い気もする。

本営前は集められた女子供で溢れ返っている。
小さな町とはいえ一箇所に集めれば結構な数になる。
女子供は士官用に設置された大型テントのまえに列になって並ばされている。

「おい!新入、お前は所見の手伝いにまわれ!」
「ハッ!」
軍曹から命令されて
俺はテントの中に入った。

目の前の光景を見て俺はビックリした。
テントの中に入った女子供は服を脱ぐことを命じられ皆裸になっている。

「おい!なにボサッとしてるんだ、こっちにきてこれを外へ運べ」
「ハッ、すみません」

俺は住民たちの服が入った大きな籠を持って外へ出た。
テントの裏では焼却炉で服を燃やしている。
係りの兵の横に籠をひっくり返して服を山にすると
俺はまたテントのなかへ戻っていった。

バシッ!テントに戻ったとたん目の前でまだ幼い少女が軍曹に鞭で叩かれていた。
軍曹の鞭は乗馬鞭のような形状の短い物だが丈夫な作りでかなり激痛を与える。

「どうされたのですか・・・?」
俺は軍曹に尋ねた。

「なあに、服を脱ぐのを嫌がるもんだからな」
「どってことはない、いつものことだ」
軍曹は平然と答える。

「ほら、さっさと脱がないともう一発お見舞いするぞ!」
軍曹が恫喝すると、近くにいた20歳くらいの女が縮こまっている少女を
なだめながら服を脱ぐのを手伝った。

女子供は皆怯えた表情で服を脱いでは籠に入れていく。

裸になった者から大人の女、少女、少年と3つに別けられて
それぞれ違う奥の入り口に連れて行かれる。
どうやら別々に所見が行なわれているようだ。

「おい、お前」
「ここはもういいから、どこかの所見の手伝いをしろ」

「ハッ」
とっさに軍曹に言われて返事はしたが、俺はどの部屋に入ろうか迷った・・・。

「失礼します!」
「レナン二等兵、こちらのお手伝いを命ぜられました!」
俺は敬礼して大人の女が所見されている部屋へ入った。

中には大尉と護衛の一等兵が2名。
それに中年の白衣を着た軍医と従軍女看護士が2名いた。

捕らえた住民の女性は鉄製のテーブルの上で四つん這いにさせられ
頭は看護士に押さえつけられて尻を軍医に向かって突き上げるような体勢をとらされてる。
軍医は女性の股間を覗き込み何やら医療器具で検査している。
検査による痛みのためかそれとも悲観してか若い女性は皆泣いていた。

それを大尉は椅子に座って葉巻をふかしながら眺めていた。

軍医は女性を次々と診断し、さらに2種類に別けている。
心なしか片方の組は比較的若い娘が多く、
もう片方は若干年長が多いようである。
40代以上と見られる女性は検査はされず、そのまま年長組みにまわされる。

俺は看護士と一緒に終わった女性を検査台から降ろし
次の女性を乗せる手伝いをした。

「これは何の検査をしているんですか・・・?」
俺は横にいた中年の看護士に小声で訊いた。

「処女かどうかを検査してるのよ、当たり前でしょ」

「え・・何のために?」

「は?・・あなたそんなことも知らないの?」
看護士は呆れ顔をした。

「すみません、僕は新兵なもので今回が戦場は初めてなんです・・・」

「そう、じゃあ仕方ないわね・・」
「我々の国の一般民衆は知らないでしょうけど、聖戦の為の軍規ってものがあるのよ」
「他民族を浄化する際には処女のまま殺してはいけないの」
「冥界で同胞の男と契りを交わしてその子が復讐のために復活するって理由でね」

「そんな馬鹿な・・・」
俺は驚いた。

「もう何世紀も前から行なわれてる事よ」
「たとえ現代といえども変えるわけにはいかないんでしょうね」
「まあ・・男たちにとっては別の意味でやめられないのかもしれないわね・・・」
看護士はそう言って意味ありげな微笑を浮かべた。

「さあ、次はあなたよ!」
看護士はそう言って並んでいる女達から一際美しい女性を掴んで立たせた。
女性を検査台に乗せ軍医が診断する。
結果は処女だ。
俺が女性を処女組の方へ連れて行こうとすると大尉が呼び止めた。

「おい、待て」

「ハッ!」

「その者は民兵の疑いがある」
「よって、特別に取調べを行なうから向こうへ連れて行け」
そう言って大尉は後ろの部屋の入り口を指差す。

俺は言われたとおり女性をその部屋に連れて行くと
中には既に数人の女性が集められていた。
皆それぞれに美しい者ばかりだ。

俺はその部屋に女性を鎖で繋ぐとまた所見の部屋に戻った。
頭に邪推が浮かんだがそれ以上考えないようにした。


やっと一通りの所見が終わった。

「ふう、この国は貞操観念が根付いておるな・・・」
「未婚の者はほぼ処女だ」
軍医が手にはめいていたゴム手袋をはずしながら言う。

「そうですね、いままで占領したどの国より処女の比率が高いですね」
看護士は医療器具を片付けながら相槌を打った。

「まったく、うちの娘にも見習って欲しいもんだ」
「最近じゃワシがおらんのをいいことに、毎晩男友達と遊び歩いておる・・・」
軍医は溜息をついた。

「ふふ、いいじゃありませんか」
「それだけ我が国が平和だってことですよ」

軍医たちはこの異常な状況で平然と世間話をしながら出て行った。

仕事のなくなった俺も外へ出ようとすると大尉から呼び止められた。

「おい、新兵」
「貴様、名は何と言ったかな?」

「ハッ・・!」
「レナン二等兵であります!」
俺は向き直って大尉に敬礼する。

「よし、レナン二等兵」
「今夜9時から先ほどの民兵と思われる者達を尋問する」
「貴様も手伝いに尋問所の設置された銀行跡へ来い」

「ハッ!了解しました!」
俺は大尉に再び敬礼してその部屋を後にした。

外に出るため隣の部屋の前を通りかかると、まだ少女達の所見は続いているようだった。
中からは幼い子の泣き声と叱りつける看護士の声が聞こえる。
さすがに俺も胸が痛んでとても覗き込む気にはなれない。
足早に前を通り過ぎるとテントの外へ出た。

ふと、目の前の広場を見ると従軍大工たちが処刑台を作っていた。
階段を上ったところに広いステージがある。

先ほど所見で処女と診断された女たちは
その横で一箇所に集められ身を寄せ合って座っていた。
周りを数人の兵士が銃を持って囲んでいる。

女たちはやはり服は一切身に着けていない。
比較的暖かい時期ではあるが、それでも日が陰りだいぶ冷えてきた。
どのみち処刑する者達だからそんなことはお構いなしということだろうか。

ちかくにいたベテラン兵士に聞くと
明日、我が国の将軍と聖職者の一団がやってきて
その処刑台で処女の刑が執行されるらしい。

ほかの処女でないものはすでに違う場所で刑が始められている。
処女に限っては何やら宗教儀式を行なってから刑が執行されるそうだ。
それも聖戦の軍規なのだろうか・・・。

徴兵で軍に入るまではそんなことも全く知らなかった。
いままでは新聞で我が国の軍隊が他国で戦争していると読んでも
まさかこんなことが行なわれているとは知らなかった。
外国にだってもちろん報道はされてないだろう。

国に帰ってきた兵士たちも武勇伝は語ることがあっても
このようなことは一切口にしたのを見たことがない。
けどそれも仕方の無いことかもしれない・・・。
自分だって国の家族や恋人にこんな光景を話して聞かせるわけにはいかない。

いまは殺伐とした空気に包まれるこの広場もほんの数日前までは
我が国と同じように町の人々が笑顔で集っていただろう。

これが戦争というものか・・・俺は思い知らされた。

居た堪れなくなった俺は広場に背を向けて歩き出した。
担いでいる銃が心なしか重く感じた。


しばらく歩いていくと我が軍の重機が大きな穴を掘っていた。
近づいてみると穴の中には先ほどの所見で非処女と診断された女たちが
死体となって重なり合っていた。
銃殺刑だったのだろう、皆頭を撃ち抜かれている。
ついさっき自分の目の前で生きていた女たちが今はもう変わり果てた姿になっている。

気分が悪くなった俺は建物の影で吐いた。
そこで少し座って休む。
俺の横をトラックが通り抜け、荷台からまた穴の中へ女の死体を落とす。
運搬係の兵士達も慣れたもので足と手をそれぞれ持って掛け声とともに穴へ投げ込んでいく。
まるで運送屋が荷物を降ろすように流れ作業だ。

ぼんやりと眺めているといつの間にか辺りは暗くなり
作業の済んだ重機や兵士が戻っていった。

気分が落ち着いた俺もふらっと立ち上がってキャンプに戻ることにした。

キャンプは町の建物をそのまま兵士用の宿舎に使っている。
俺は自分の所属する部隊の建物に入った。
すると中では信じられない光景が繰り広げられていた。

裸の女たちを囲み仲間の兵士たちが輪姦していた。
部屋の中は女の悲鳴と兵士の談笑が響いている。
女たちの顔を見るとたしか所見で処女と診断された者達だ。

呆然と立ち尽くしていると上官兵士に声を掛けられた。

「おい、レナン」
「こいつを広場に戻してきて、違うのをまた連れて来い」
そう言って汗と体液でドロドロになった女を突き出された。
股間からは血が滴っている。
疲れ果てているのか、それとも絶望のあまりか表情は廃人のようだ。

「こ・・これは一体・・・」

「心配するな、ちゃんと後でお前にもやらせてやるさ」
上官は笑って答える。

俺は仕方なく女を連れて広場の女が集められているところへ行く。
女の数は半分くらいになっていた。
ふと周りを見ると様々なキャンプの中で同じことが行なわれてるらしい。
そこら中から女の悲鳴が聞こえてくる。

俺は連れて来た女をその場の鎖に繋ぐと、
まだ使われてなさそうな10代後半くらいの女を立たせた。
女はまわりの声を聞いて自分が何をされるのか察しがついているのだろう
青くなってガタガタと震えている。

「おいおい、俺たちの分も残しといてくれよ」
「交代の時間になったら新品が無くなってるなんて嫌だぜ」
見張りの兵士が話しかけてきた。

「は・・はぁ・・」
そんなこと俺に言われても困る。

女を連れてキャンプに帰った。

「お、新しいのが来たぞ」
「今度は俺が先だ」
次々と兵士がよってきて女を担いで奥へ連れて行く。

「た・・たすけて」
女は俺のほうを見て呟いた。
しかし俺にはどうすることもできない・・・。

女はテーブルの上に仰向けに乗せられ数人の兵士に押さえつけられる。
足を開かれて丸見えになった性器に兵士の一人が
その建物の台所にあったとみられるオリーブオイルを滴らせる。
そして指でヌルヌルと乱暴に性器に馴染ませた。

「さてと、それじゃ頂くか」
兵士がいきり立ったペニスを出して女の股へ割り入っていく。

「うぎゃああ・・」
女の悲鳴があがる。

バシッ!
「うるせえなぁ」
押さえていた兵士が女を殴りつける。

そして女の頭をテーブルの端で下に押さえつけて
顔を仰け反らすようにする。
自然と開けざるをえなくなった女の口の中へ
その兵士はペニスを突っ込んだ。

「うご・・・」
女の喉から苦しそうな呻き声が聞こえる。

「はは、これで静かになったな」
そう言って2人の兵士は向き合った形で腰を振り出す。
まるで女は体を串刺しにされてるようだ。

グチャグチャと音を立てて突き動かされる女の体。
喉は突き刺されるペニスの形に膨らんだり縮んだりしている。
呼吸がまともにできないのだろうか、女の顔は真っ赤になってギュッと瞑った眼から涙を流している。

股間からは処女を失った証の血が滴り落ちる。
それでも構わず叩きつけるように兵士の腰が女の体でパンパンと音を立てている。

他の押さえつけてる兵士は乳首に噛み付いたり
まだ小振りな胸を力一杯絞り上げて楽しんでいる。

女もまさかこんな形で自分が処女を失うとは想像すらしてなかっただろう。
その光景はまるでハイエナが集団で獲物を貪っているようだった。

しかし、そのテーブルだけじゃない広い部屋のあちこちで
同じようなことが行なわれている。

実は俺はまだセックスの経験はない。
国には恋人がいる。
しかし真面目な二人はいまだプラトニックな関係だ。
俺が想像していたセックスはもっとロマンチックなものだった。
いま目の前で繰り広げられている凄惨な宴とのギャップがあまりにもあり過ぎる。
頭がおかしくなりそうだ。

「おい、新入り」
「こっち来てお前も楽しめ!」
となりのテーブルの一団が女の足を2人で引っ張って拡げて見せた。
女の性器は輪姦され続けたためポッカリと口を開けている。
中からは数人の精液と血が交じり合って滴っていた。
女の眼に光はない。
意識があるのかないのか分からないほど憔悴しきっていた。

「い・・いえ、私は結構です・・」

「なんだと?上官の誘いを断るのか?」
兵士の顔が曇る。

「いえ、そういうわけではないのですが・・・」
俺はしどろもどろになった。

「じゃあ、なんだこの野郎?」
「まさか憎むべき異教徒に同情してんじゃねえだろうな、軍法裁判にかけるぞ!」
兵士はかなり酒が入っているせいかしつこく絡んできた。

困り果てた俺の眼に壁掛けの時計が見えた。
時間は8時45分。

大尉の命令が頭に蘇る。

「す、すみません・・」
「実はこれから大尉の民兵尋問を手伝うように命ぜられてるので時間がないのです・・・」
俺はとっさに言った。

大尉と聞いて兵士たちの顔色が急に変わる。
「そ、そうか・・・」
「なら仕方ねえな・・」
「遅れるな、早く行け!」

あっさりとその場から開放された俺は逃げ出すようにキャンプを出た。
しかしまだ動悸は治まらない。

そのまま大尉に言われた銀行跡へ向かった。

銀行の建物は古い石造りの5階建ての建物だった。
頑丈そうなその外観は夜のとばりのなか不気味に見える。

入り口には護衛の兵士が2人銃を持って立っている
俺は事情を説明して中へ通してもらった。

中には少尉クラスから中佐クラスまでの士官が数人いた。
応接ソファーに座って何やら笑談してたり酒を飲んでいたりと様々だ。

この銀行跡は捕虜の尋問目的に設置されているのに
何故こんなに様々な階級の士官がいるのか不思議だった。

俺は近くにいた兵士に大尉のいる部屋を訪ねた。
すると部屋まで案内してくれることになった。
何故だか間違えて違う部屋に入ると問題になるかららしい・・・。

その兵士について階段を上がっていく。
二階へ行くと広い廊下に女たちが鎖で繋がれていた。
中にはまだ幼い少女も目立つ。

「この者達は・・・?」
俺は兵士に尋ねた。

「尋問する民兵に決まってるじゃないか」

「え・・・でもまだ少女だっているじゃないですか・・・?」

「・・・そうだよ、だからどうした?」
兵士は平然と答える。

「だって、どう見たって民兵には見えませんよ・・?」

「ふっ・・・」
兵士はクスリと笑った。

「そりゃ、士官殿によって好みは色々だからな・・・」
「それよりお前、ジョークにしてもあんまりそんなこと言わないほうがいいぜ」
「祖国じゃ社会的に立派な上級軍人の方々は、
こんな前線じゃなきゃ自分の性癖を出せないんだからな」

やっと俺にも理解できた・・・。
それ以上は何も言えず黙って兵士について歩いた。

3階に上がり、ある部屋の前で止まった。
「ここだ」
「じゃあ、しっかり大尉のお手伝いしろよ・・・」
そう言って兵士はまた階段を下りていった。

俺は恐る恐る扉をノックした。

「入れ!」
中から大尉の声がする。

「失礼します!」
俺は扉を開けて中へ入った。

部屋には大尉と昼間の軍医と中年の女看護士がいる。
大尉は軍服の上着は脱いで白いシャツの襟のボタンを外した格好だ。
手にはブランデーのグラスを持っている。

「遅くなって申し訳ありません!」
俺は敬礼をした。

「いや、時間通りだ・・・これから始めるところだよ」
大尉はグラスに口をつけながら答える。

よく見ると軍医と看護士もブランデーを飲んでいる。
尋問というわりには皆表情は楽しげだ。

「よし、じゃあそろそろ始めるか・・・」
「おいレナン君、2階から一人連れてきてくれ」

「ハッ!」
「あの・・・どの女を連れてくればよろしいでしょうか・・?」

「そうだなあ・・・あまり若すぎても体力がなくてすぐに壊れてしまうからな・・」
大尉は舌なめずりしながら考える。

「大尉、できればちょうど18歳の娘がいいですね・・・」
酒が入ってやや顔が赤くなった軍医が口をはさむ。

「ほう・・・何故かね?」
大尉が興味深そうに聞き返す。

「ふふ・・先生の娘さんと同じ歳なんですよ」
「先生ったら、娘さんにはてんで歯が立たないもんだから
かわりに同い年の違う娘に八つ当たりしたいんです」
軍医のかわりに看護士が笑いながら答えた。

「き・・きみ!」
軍医はバツが悪そうだ。

「ハハハ、いいだろう」
「おい、レナン君。いいか18の女だ、いいな!」
大尉も愉快そうに俺に命令した。

「ハッ!了解しました」
俺は部屋を出て2階に向かった。

心境は複雑だった・・・。
何故なら俺の国で待つ恋人も18歳だからだ。


重い足取りで二階に下りた俺は鎖で繋がれている女たちの前に立った。
女たちは皆、次は自分が連れて行かれるのかと思って怯えた顔をしてる。

「この中で18歳の者はいるか?」
俺は女たちに問いかけた。

不安げに顔を見合わせた女たちの中から数人が手を恐る恐る挙げた。
それを見わたした俺は一人の女の顔を見て驚いた。

「エリー・・・!?」
思わず声が出る。
あまりにも自分の恋人に似ていた為だ。
しかし、よく見ればたしかに違う・・・。

それにしてもよく似ていた。
美しく整った顔立ちながらも、やや童顔のため年齢よりかなり若く見える。
ストレートで金色の髪は肩より少し下までの長さ。
白く透き通るような細い体に小振りな乳房。
エリーの裸体はまだ見たことはないが、おそらくはこんな感じだろうと想像してた通りだ。

「こいつでいいか?」
その女をじっと見つめる俺に見張りの兵士が尋ねた。

「あ・・はい」
俺は思わず返事してしまった。

しかし、ハッ・・・!と気付く。
そうだ、これから連れて行くのは大尉のところだ。
どんな酷い目に遭わされるかわからない。

しまったと思ったが既に遅かった。
見張りの兵士はその女の首輪の鎖を引っ張って連れ出してきた。

どうしよう・・・動揺した俺は思わず言った。
「あ・・・もう一人連れて行かなきゃいけないんです・・」

「なんだって?」

「すみません・・・私も上官の命令なので・・」

「へっ・・欲張りな上官だな」
「仕方ねえな、ほら、さっさと選んでいきな」
兵士は呆れた表情で顎をしゃくった。

僕はもう一人18歳の女の中からややグラマーなタイプを選んだ。
この女も一際美しかった。
栗色の髪は緩やかなカーブがかかっている。
涼しげ眼元に長いまつ毛。
やわらかそうな胸は大きいものの張りがあり形は綺麗だ。
細く引き締まったウエストと相まって滑らかなラインを画いている。

2人を連れて階段を上がっていく。
時折、まわりの部屋から聞こえる女の悲鳴や鞭を叩くような音に
怯えて2人の女は不安そうだ。

「君達、名前は・・・?」
俺は階段を上りながら訊いた。

「ジェ・・ジェーンです・・」
グラマーな女が答える。

「君は?」
エリーに似た女のほうを見る。

「リ・・・リーナです」

リーナか・・・。
当たり前のことだが、やはりエリーとは違う人間なんだと改めて感じた。
それほど自分の恋人に似ていたのだ。

俺が口から出任せでもう一人連れてきたのは
この恋人に似た女が酷い目に遭うのを少しでも遅れさせるためだった。
いや、もしかすれば大尉がジェーン一人で満足してくれるかもしれない・・・。
そんな淡い期待を持ってしまったのだ。

同じ処刑される運命でも、それまでになくるべ苦痛は味わわないほうがいいだろう・・・。
敵国の女とはいえ他人とは思えないこのリーナに俺は情を感じてしまっていた。

大尉の待つ部屋に帰ってきた。

「只今、戻りました!」
俺は敬礼をする。

「ご苦労、・・・ん?」
「なんで2人もいるんだ・・?」
大尉は怪訝そうに訊いた。

「ハッ!申し訳ありません・・・」
「なにぶん、大尉の好みが分からなかったもので、それぞれ違うタイプを連れてきました!」
俺は苦しい言い訳で答えた。

「フッ・・・そうか気が利くじゃないか」
しかし大尉は怒るでもなく、笑って言った。
そしてブランデーグラスを持ったまま女たちの前に歩み寄る。

「どっちにするかな・・・」
そう言いながら女の顔を覗き込む。

怯えた2人は互いに抱き合うように体を寄せる。
するといつの間にか近くに来ていた看護士がリーナのお尻をパシン!と叩いた。

「ホラ!きちんと真っ直ぐ立ちなさい!」
「手で前を隠さないで!」
看護士の厳しい声に仕方なく従う2人。

「ん~、どっちも上物だな・・・これは迷う」
「こっちのウブな感じの子もいいし、こっちの色気があるほうもいい・・」
大尉はそう言いながらリーナとジェーンの尻や胸を撫でたりする。

頼む・・・ジェーンを選んでくれ・・
俺は心の中でそう願った。

「そうだ、先生の娘はどっちのタイプかね?」
大尉は振り返って軍医に尋ねた。

「そうですなぁ・・タイプで言えばその背が高いほうです」
そう言ってジェーンを指差す。

「よし、それじゃあこっちからだ!」

ジェーンに決まって、俺は内心ホッとした。

「もう一人はどうしましょうか・・・?」

「そこらへんに繋いどけ、仲間が何をされるか見物させろ」

俺はリーナの首輪の鎖を壁の配管に繋いだ。

そしてジェーンを俺と看護士で大きなテーブルに仰向けに寝かせる。
手足は上下に伸ばした状態で拘束する。
体は引っ張られたようになって身動き出来ない。
ジェーンは真っ青になって震えている。

「さて・・・それじゃあ簡単に説明しよう」
急に真面目ぶって大尉がジェーンに話しかけた。

「民兵の疑いがあるお前をいまから尋問する」
「隠れている残りの兵の場所を素直に言えばそれでよし・・・」
「しかしもし隠し立てするようであれば、拷問にかけねばならん」
「さあ、どうするかね?」

「そ・・そんな・・・」
「わたしはただのパン屋の娘です・・・」
「な、なにも分かりません・・・」
ジェーンが涙声で答える。

とても嘘をついてるようには見えない・・・。
いや、嘘なんてついてないだろう。
そんなことは俺でも見れば分かる。
しかし、それを口に出すことはできなかった。

「そうか・・残念だな」
「皆、最初はそう言うんだよ・・・」
「まあ、いいさ・・・ゆっくりと考えたまえ」
大尉はそう言って軍医に眼で合図をする。

軍医は黙ってうなずくとアタッシュケースの中から注射器を取り出す。

「あれは・・?」
俺は看護士に訊いた。

「強心剤よ」
「苦痛のショックで簡単に死んじゃったら困るでしょ」
平然と答える。

軍医は伸ばされたジェーンの腕をアルコールで拭いて消毒すると
注射針をゆっくりと刺した。

「悪い子だ・・・親の言うことも聞かないで・・」
軍医は薬剤を注入しながらジェーンに話しかける。

「え・・え・・?」
「な、な、なんのことですか・・・?」
ジェーンが訳が分からず訊き返す。

「黙れ!反省しろ、この不良娘が!」
軍医は唾を飛ばしてジェーンを叱責する。

酔っているのだろう、悪乗りしている様子だ。
それを看護士と大尉は笑いをこらえて見ていた。

「さて、それじゃあ始めよう」

大尉の一言で罪の無いジェーンへの拷問が始まった。

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