強化外骨格「零」


 範馬刃牙に支給された。

 強化外骨格という意思を持つ甲冑で原作では葉隠覚悟が着装していた。
 葉隠四郎の実験材料にされた、日本軍の捕虜となった三千余名の外国人兵士たちの霊魂が宿っている。
 自分たちが経験したような悲劇を生み出さないためにも平和のために戦うという強い使命感を持つ。
 常に覚悟の身を案じ、時には冷静さを失った彼を諌めたりもする無二の相棒である。
 一度、血髑郎との戦いで成仏光線を受けて天国に送られてしまったことがある。
 そこは平安と愛情に満ちた素晴らしい世界だったが、平和への強い使命感を持つ彼らは「安らぎは受け取らぬ」と天国にて割腹を遂げて現世へ戻ってくるのだった。
 「零」の内部にいるときのイメージは無数の頭蓋骨だが、前述の天国のシーンや錯乱した冥の怨霊を制止するために
 一時的に「零」から抜け出たときは、一人の壮年の男性の姿をとっていた。



 強化外骨格「霞」の試作機であるが、完成型の「霞」よりも多彩な化学兵器を持つ。
 試作機ということで様々な武装が試みられたのだろう。



非致死性麻酔液射:文字通りの装備。人差し指から分泌される。
昇華弾:両肩部の昇華弾発生装置で精製され両掌から放出される超高熱の光球で零の代表的な飛び道具。化学兵器の一種の筈だが戦術天誅を受け止め拡散させる等固体或いはエネルギー兵器としての性格を備えているようである。応用技として圧縮昇華弾、高速分裂昇華弾がある。
赤熱化:腕部或いは全身の装甲が超高熱を帯びる。この状態でのチョップや体当たりで対象を融解させる。
超脱水燐粉:超高熱の細かな粉を撒き散らし対象生物の持つ水分を蒸発させる技。昇華弾の応用と思われる。
加速削減走:敵を地面に押しつけて背部スラスターを全開にし、凄まじい勢いで地面を擦り相手を削り倒す。
瞬脱装甲弾:零の意志によって発動する秘策。両腕部と頭部、或いは全身全てのパーツを瞬間的に爆散させその勢いで飛び出した装甲が敵を撃つ。
戦術神風:零その他の強化外骨格が”戦略人間兵器”と呼ばれる所以である究極兵器。左腰部の化学兵器調合装置で調合された無色無臭の気体が左掌より放たれ、如何なる生命体も瞬殺する。なお使用時には腰部から引き出されたメタルコイルが左手首部に接続される。
   強力過ぎるためにロワでの使用は禁止されている。

爆芯靴:覚悟が着装する前の通常時より履いている零の構成部品。強烈なジェット噴射で装着者の高速移動、短時間の飛行を可能にする。またジェットの威力で敵を吹き飛ばすことも可能。