ユゥイ・アスラン・オールヒール

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**この世界から、痛いことや苦しいこと、哀しいことが、みんなみんな、なくなりますように―――― ***――――Yuie Aslan Allheal 【特徴】 栗毛色の髪にこげ茶色の瞳を持つ、14歳ほどの子供。 顔や手には、傷痕や治りきっていない傷が数多く見られる。 一番最後に、少女であったことが判明する。 【服装】 茶色の帽子を被り、地味なTシャツの上にパーカーを着て、だぼだぼのデニムのズボンを履いている その上から、明らかにサイズのあっていない男物のコート(ロヴァートのもの)を身につけ 更に首には赤い赤いスカーフ(クロワのもの)を巻いている 【所有物】 ―ロヴァートから、コートを貸してもらう。今度会ったら返さなきゃ ―[[クロワ>クシャルクス・クロワール・レッドスカイ]]から生活費を押し付けられる。これどうしよう……。 ―路地裏の入り口で寅の彫り物と赤いスカーフを拾う。  彫り物は、近づくとカタカタカタカタ(ryと動き、「アソンデーアソンデー」と言いながら炎を吐く  そして何故か虎の頭の上には小さな小さなクロワッサンが乗っている ―[[カノッサ機関ナンバーズNo.77>シェン・ロンド≪No.77≫]]の名刺(自宅、携帯、職場の電話番号が書いてある) ―アリエルから、黒い宝石がついたシンプルなデザインのペンダントをお守りとしてもらう  微弱ではあるが、不思議な魔力が宿っているようだ ―[[太郎>ソール・アルバート・太郎]]のビー玉。お守りがわり 【職業】 不明 【詳細】 ユゥイ達は、もうこの世界にはいない“オリジナル”と呼ばれる人物の願いによって生み出された、「より多くの人の傷を治すための存在」である。 “オリジナル”はユゥイ達よりも遥かに強い力を持っており、「相手の傷を自分へと転移させることなく他人の怪我を治す」能力を持っていたらしい。 しかしその強大な力は、ユゥイ達には受け継がれることなかった。願いの≪対価≫として、その力の一部を譲渡してしまったためである。 そのため、ユゥイ達の能力は現在の「誰かの傷をもらい、自分の治癒力でその傷を治す能力」に変異してしまう。 また、ユゥイの証言によると『僕が死ぬと、僕と同じ姿をして、同じ力を持った子が、どこかで生まれる』らしい。 加えて、ユゥイが自分のことを説明する時にしょっちゅう「僕達」と言っていることから、過去にもユゥイと同じような、“オリジナル”の願いによって生み出された子供達がいたのであろう。 説明文中に、ユゥイ“達”と書いているのも、そのためである。 14歳という見た目に反し、医学の知識もあると本人は語る。 戦闘の際には、どこか戦闘慣れしている様子が垣間見えた。 更には『“ユゥイ”が死んでも“アスラン・オールヒール”は生き続ける』と発言したことも。 どうやら、生まれ変わりの際は不完全ながらも記憶を引き継いでいるらしい。 ――――蛇足になるが、ユゥイはネーミングセンスが物凄く悪い。 黒猫にはユキ、白猫にはクロ、挙句の果てには三毛猫にミツバちゃんという名前をつけてしまう程度には悪い。 しかも自身のネーミングセンスに微塵の疑いも持っていないことが恐ろしい。 その上[[路地裏で迷子になっていた少女>ラムダ]]を洗脳してしまったりもする。なんたることだ。 【能力】 ≪デスペラード≫ 相手の傷を自分へと転移させることができる。 デスペラード発動中は、ユゥイの身体からふんわりとした淡い光が漏れだすことが確認されている。 能力の特性上、どうしても自分に痛みを負わせてしまう能力ではあるが、ユゥイ自身はこの力をずいぶんと気にいっているようだ。 とことん戦闘には向かない能力ではあるが、戦闘の際には持ってるメスを投擲する姿が確認されている。 【近況】 [[クロワ>クシャルクス・クロワール・レッドスカイ]]を治療した際、『「シアワセ」ではなく「幸せ」になってください』と言われるも、ユゥイ自身はその意図をよく分かっていないようだった。 また桜花 鈴音と会話した折、『痛みがあるから人は生きていると実感できる』と言われ、今までの自分の価値観との差異にわずかにショックを覚えたようだ。 ――――星に願いを―――― とある森の中にて、[[フェルナドーレ>フェルナドーレ【ネル・ナハト】]]と会話している時に[[異形>鬼蜘蛛≪No.171≫]]に襲われる。ユゥイは、フェルナドーレに守られつつも異形と交戦。 結果としてこの戦いはフェルナドーレとユゥイの勝利に終わるも、ユゥイは≪他者を傷つけてまで生きる自分の存在≫と、≪自身の能力≫との矛盾に疑問を抱く。 その後フェルナドーレの傷を癒そうとしたユゥイだが、彼の≪騎士としての誇り≫と≪純粋な優しさ≫を前にし。ついに≪デスペラード≫を発動させることはなかった。 彼がその場を立ち去ろうとしたその時。ユゥイは彼の背中に、儚い願いを3度投げかける。    ≪ ――――……生きて、幸せになって、ください  ≫ ユゥイが祈りを捧げたその時。宙に一筋の流星が煌いた。 『――――流れ星が見えた時 3度願いを唱えればその願いは叶う』 昔からの、素敵な言い伝え。 果たして、ユゥイの祈りはフェルナドーレに届くのか――――? ――――― ――― ― 彼の姿が完全に見えなくなった後、ユゥイは独白する。 ―――≪ もっと生きていたい ≫ と……。 だがそれは、完全にユゥイの持つ能力と相反する。 『自らの命を削り他者を癒す』ユゥイと、『もっと生きていたい』と願うユゥイ。 二律背反に悩む幼子は、これから果たして、どのように生きるのであろうか――――。 ――…… 寒さが特に厳しくなってきた、2月。 ユゥイは公園にて、[[運命の人>ベリルハーツ・ミャオマオ]]と出会う(僅かに語弊があります) [[ベリル>ベリルハーツ・ミャオマオ]]との会話中、ユゥイの行動が彼女の嗜虐心を刺激したのだろう。 彼女はユゥイにネコミミ薬を飲ませるという暴挙に出た挙句、ユゥイは和み絡み専用必殺技≪メイド・イン・ねこにゃー≫の餌食となってしまう。 未知の領域に踏みいったことにより、ユゥイは呆然とする――だがユゥイの帽子の中に存在するネコミミが、今まで起きたことが夢ではないと物語っているのであった―――― 因みにこのネコミミ、中の人の気分により結構長い間生えてる……かもしれない。 ――――4月の、上旬 ユゥイの最期は、ごくありふれたものであった。 戦闘によって出来た[[ジョン]]の傷を、いつものように能力を使用して自身に転移させる。 しかしユゥイの体が他人の傷を受け入れる限界に来ていたのだろう。 ジョンにいくつかの頼みごとをし、フェルナドーレの名を呼びつつ、ユゥイは光となって逝った――。 最後の最期に、彼女は「生きたい」と言ったが……その願いは、叶わなかったようだ。 ユゥイの墓は、彼女の死を知るジョンと[[クロワ>クシャルクス・クロワール・レッドスカイ]]によって作られた。 墓の場所は、街の入り口にある小さな公園の樹の下。季節になると本当にきれいな花が咲くその場所に、彼女の墓がある。 そうはいっても、遺体の代わりに埋められているのはユゥイの遺品。墓標は無く、樹が墓標代わりである。 人々の笑顔が絶えないその場所にお墓をつくってもらい。 死して尚、きっとユゥイは幸せだったのだろう―――。 ---- 光となって消滅したユゥイだが、彼女の物語にはまだ続きがあったのだ。 ユゥイが変化した光は森の奥の泉へと向かい、その中に入っていき。 そして光が溶けた泉の中には、ユゥイと瓜二つの少女が眠っていた。 泉の側の茂みには、自身を「この場所の守り人だ」と称する青年が一人いた。 青年は、この場所で転生し続ける少女を何年も何十年も見てきたのだと語る。 きっとそれもつらいことだったのかもしれない。 “オリジナル”の願いというただそれだけの理由で守り人役を永遠に務め続けるのは、並大抵の精神では不可能だ。 これは推測にしか過ぎないが――青年は、“オリジナル”となんらかの関係があったのだろう。それも恐らくは、特別な関係に。 “オリジナル”は、自身の判断が悲劇をもたらすとは想像していなかったのだろう。 全ては、“オリジナル”の無知と純粋さゆえの悲劇。 だが現状では誰にもなにも出来ることはなく。 彼女達の苦しみは、未来永劫続く―――……。 .
**この世界から、痛いことや苦しいこと、哀しいことが、みんなみんな、なくなりますように―――― ***――――Yuie Aslan Allheal 【特徴】 栗毛色の髪にこげ茶色の瞳を持つ、14歳ほどの子供。 顔や手には、傷痕や治りきっていない傷が数多く見られる。 一番最後に、少女であったことが判明する。 【服装】 茶色の帽子を被り、地味なTシャツの上にパーカーを着て、だぼだぼのデニムのズボンを履いている その上から、明らかにサイズのあっていない男物のコート(ロヴァートのもの)を身につけ 更に首には赤い赤いスカーフ(クロワのもの)を巻いている 【所有物】 ―ロヴァートから、コートを貸してもらう。今度会ったら返さなきゃ ―[[クロワ>クシャルクス・クロワール・レッドスカイ]]から生活費を押し付けられる。これどうしよう……。 ―路地裏の入り口で寅の彫り物と赤いスカーフを拾う。  彫り物は、近づくとカタカタカタカタ(ryと動き、「アソンデーアソンデー」と言いながら炎を吐く  そして何故か虎の頭の上には小さな小さなクロワッサンが乗っている ―[[カノッサ機関ナンバーズNo.77>シェン・ロンド]]の名刺(自宅、携帯、職場の電話番号が書いてある) ―アリエルから、黒い宝石がついたシンプルなデザインのペンダントをお守りとしてもらう  微弱ではあるが、不思議な魔力が宿っているようだ ―[[太郎>ソール・アルバート・太郎]]のビー玉。お守りがわり 【職業】 不明 【詳細】 ユゥイ達は、もうこの世界にはいない“オリジナル”と呼ばれる人物の願いによって生み出された、「より多くの人の傷を治すための存在」である。 “オリジナル”はユゥイ達よりも遥かに強い力を持っており、「相手の傷を自分へと転移させることなく他人の怪我を治す」能力を持っていたらしい。 しかしその強大な力は、ユゥイ達には受け継がれることなかった。願いの≪対価≫として、その力の一部を譲渡してしまったためである。 そのため、ユゥイ達の能力は現在の「誰かの傷をもらい、自分の治癒力でその傷を治す能力」に変異してしまう。 また、ユゥイの証言によると『僕が死ぬと、僕と同じ姿をして、同じ力を持った子が、どこかで生まれる』らしい。 加えて、ユゥイが自分のことを説明する時にしょっちゅう「僕達」と言っていることから、過去にもユゥイと同じような、“オリジナル”の願いによって生み出された子供達がいたのであろう。 説明文中に、ユゥイ“達”と書いているのも、そのためである。 14歳という見た目に反し、医学の知識もあると本人は語る。 戦闘の際には、どこか戦闘慣れしている様子が垣間見えた。 更には『“ユゥイ”が死んでも“アスラン・オールヒール”は生き続ける』と発言したことも。 どうやら、生まれ変わりの際は不完全ながらも記憶を引き継いでいるらしい。 ――――蛇足になるが、ユゥイはネーミングセンスが物凄く悪い。 黒猫にはユキ、白猫にはクロ、挙句の果てには三毛猫にミツバちゃんという名前をつけてしまう程度には悪い。 しかも自身のネーミングセンスに微塵の疑いも持っていないことが恐ろしい。 その上[[路地裏で迷子になっていた少女>ラムダ]]を洗脳してしまったりもする。なんたることだ。 【能力】 ≪デスペラード≫ 相手の傷を自分へと転移させることができる。 デスペラード発動中は、ユゥイの身体からふんわりとした淡い光が漏れだすことが確認されている。 能力の特性上、どうしても自分に痛みを負わせてしまう能力ではあるが、ユゥイ自身はこの力をずいぶんと気にいっているようだ。 とことん戦闘には向かない能力ではあるが、戦闘の際には持ってるメスを投擲する姿が確認されている。 【近況】 [[クロワ>クシャルクス・クロワール・レッドスカイ]]を治療した際、『「シアワセ」ではなく「幸せ」になってください』と言われるも、ユゥイ自身はその意図をよく分かっていないようだった。 また桜花 鈴音と会話した折、『痛みがあるから人は生きていると実感できる』と言われ、今までの自分の価値観との差異にわずかにショックを覚えたようだ。 ――――星に願いを―――― とある森の中にて、[[フェルナドーレ>フェルナドーレ【ネル・ナハト】]]と会話している時に[[異形>鬼蜘蛛≪No.171≫]]に襲われる。ユゥイは、フェルナドーレに守られつつも異形と交戦。 結果としてこの戦いはフェルナドーレとユゥイの勝利に終わるも、ユゥイは≪他者を傷つけてまで生きる自分の存在≫と、≪自身の能力≫との矛盾に疑問を抱く。 その後フェルナドーレの傷を癒そうとしたユゥイだが、彼の≪騎士としての誇り≫と≪純粋な優しさ≫を前にし。ついに≪デスペラード≫を発動させることはなかった。 彼がその場を立ち去ろうとしたその時。ユゥイは彼の背中に、儚い願いを3度投げかける。    ≪ ――――……生きて、幸せになって、ください  ≫ ユゥイが祈りを捧げたその時。宙に一筋の流星が煌いた。 『――――流れ星が見えた時 3度願いを唱えればその願いは叶う』 昔からの、素敵な言い伝え。 果たして、ユゥイの祈りはフェルナドーレに届くのか――――? ――――― ――― ― 彼の姿が完全に見えなくなった後、ユゥイは独白する。 ―――≪ もっと生きていたい ≫ と……。 だがそれは、完全にユゥイの持つ能力と相反する。 『自らの命を削り他者を癒す』ユゥイと、『もっと生きていたい』と願うユゥイ。 二律背反に悩む幼子は、これから果たして、どのように生きるのであろうか――――。 ――…… 寒さが特に厳しくなってきた、2月。 ユゥイは公園にて、[[運命の人>ベリルハーツ・ミャオマオ]]と出会う(僅かに語弊があります) [[ベリル>ベリルハーツ・ミャオマオ]]との会話中、ユゥイの行動が彼女の嗜虐心を刺激したのだろう。 彼女はユゥイにネコミミ薬を飲ませるという暴挙に出た挙句、ユゥイは和み絡み専用必殺技≪メイド・イン・ねこにゃー≫の餌食となってしまう。 未知の領域に踏みいったことにより、ユゥイは呆然とする――だがユゥイの帽子の中に存在するネコミミが、今まで起きたことが夢ではないと物語っているのであった―――― 因みにこのネコミミ、中の人の気分により結構長い間生えてる……かもしれない。 ――――4月の、上旬 ユゥイの最期は、ごくありふれたものであった。 戦闘によって出来た[[ジョン]]の傷を、いつものように能力を使用して自身に転移させる。 しかしユゥイの体が他人の傷を受け入れる限界に来ていたのだろう。 ジョンにいくつかの頼みごとをし、フェルナドーレの名を呼びつつ、ユゥイは光となって逝った――。 最後の最期に、彼女は「生きたい」と言ったが……その願いは、叶わなかったようだ。 ユゥイの墓は、彼女の死を知るジョンと[[クロワ>クシャルクス・クロワール・レッドスカイ]]によって作られた。 墓の場所は、街の入り口にある小さな公園の樹の下。季節になると本当にきれいな花が咲くその場所に、彼女の墓がある。 そうはいっても、遺体の代わりに埋められているのはユゥイの遺品。墓標は無く、樹が墓標代わりである。 人々の笑顔が絶えないその場所にお墓をつくってもらい。 死して尚、きっとユゥイは幸せだったのだろう―――。 ---- 光となって消滅したユゥイだが、彼女の物語にはまだ続きがあったのだ。 ユゥイが変化した光は森の奥の泉へと向かい、その中に入っていき。 そして光が溶けた泉の中には、ユゥイと瓜二つの少女が眠っていた。 泉の側の茂みには、自身を「この場所の守り人だ」と称する青年が一人いた。 青年は、この場所で転生し続ける少女を何年も何十年も見てきたのだと語る。 きっとそれもつらいことだったのかもしれない。 “オリジナル”の願いというただそれだけの理由で守り人役を永遠に務め続けるのは、並大抵の精神では不可能だ。 これは推測にしか過ぎないが――青年は、“オリジナル”となんらかの関係があったのだろう。それも恐らくは、特別な関係に。 “オリジナル”は、自身の判断が悲劇をもたらすとは想像していなかったのだろう。 全ては、“オリジナル”の無知と純粋さゆえの悲劇。 だが現状では誰にもなにも出来ることはなく。 彼女達の苦しみは、未来永劫続く―――……。 .

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