イベント主催のガイダンス

~君こそ最高のエンターテイナー~


ようこそ、「イベント主催のガイドライン」へ。このページは、
イベントを催してみたいけど今一やり方がわからない……
イベント主催って難しそう……
と言う眠れる獅子達に捧ぐ、イベント主催への基本的なナビだ。

イベントを主催することに対して過度に身構える必要はないよ。
必要なことをしっかり把握すれば、誰でもイベントを催すことが出来、スレを興すことが出来るんだ。
いくつかの項に分けて纏めてみたから、一緒に一つずつ見ていこう。
ただ、「Tips」の項は少し踏み込んだことを書いてあるから、基本のことだけを押さえたければ後回しでも構わないよ。

では、このページが少しでもあなたの力にならんことを。

(誰もが主催者になり参加者になるこのスレ、何か気づいた事などがあれば皆さんで加筆修正をお願い致します)




Step1:イベント概要を考えるぜ! ~進行形式や募集要項~

まずは要となる「どんなイベントにするか」を考えよう。
ここが全ての始まり、あなたの中に眠るイベントを形として起こしていくんだ。

さて、「どんなイベント」と言うことに関してはまず、イベントの「進行形式」のことから触れていこう。
陣営を分けて戦闘を行うのか、パーティーを組んで探索に行くのか、或いはもっと別のことをするのか──
色々あるだろうけど、ここでは以下のような三タイプを基本のものとして纏めてみたよ。


タイプ1:戦闘型
恐らくは一番メジャーな形式。皆のキャラが集まって熱い戦いを繰り広げるイベントだね。
A陣営とB陣営に分けて募集をかけて、集まった人達の中で戦闘の組み合わせをすると言う形が多い。

例をあげるならば、【襲撃側】と【防衛側】の形式。
襲撃側として参加希望をしたキャラAさんと、防衛側として参加希望したキャラBさんが戦うわけだ。
2VS2など複数同士での戦闘も多く、因縁対決、憧れの共闘、未知との遭遇などなど、色んなドラマが予想されるね。

時と場合にも寄るけれど、普段の絡みでも行う「戦闘」をメインに進めるので、
主催者参加者共に一番とっつき易いのがこの形式かもしれない。


タイプ2:探索型
主に、主催者が用意するフィールド等を参加者に冒険してもらうといったものだよ。
後のTipsで述べるような「一対多」の形式になるのが基本だ。少しTRPGにも似た感じで、
主催者にはGMのような役割──つまり、常にイベント全体を把握して進行すると言うことが求められるね。

主催者が参加者全員の行動を読み込んで、それらの行動に対する結果を描写していくんだ。
例えば、あなたがあるダンジョンへの冒険を主催したとしよう。
主催者であるあなた一人に対して、募集した人はとりあえず五人、と定めるよ。

あなたはまずダンジョンの基本的な描写をする。暗かったり、モンスターが居そうだったり、トラップがあったり。
それに対して、参加キャラAさんが暗い道を照らす明かりを灯したとすれば、あなたは道の先を描写すれば良いし、
参加キャラBさんがトラップを解除しようとすれば、解除されるのか否かを描写すれば良いしetc...
そうして五人分の行動の結果を上手く纏め上げたレスをすることが要求されるわけだね。

多人数を相手にする絡みと言うのはちょっと敷居が高いように思えるかもしれないけど、
その分盛り上がること請け合いだから、機会があれば是非チャレンジしてみて欲しい。

参考:新大陸イベント、浮遊城探索イベントetc...


タイプ3:その他型
上記二つのどちらにも属さない、独特な形式のものをここに纏めるよ。
今まで行われた例としてはコンテストや温泉旅行などなど、どれもオリジナリティ溢れるものばかりだ。
これは形式から自分で考える必要があるだろうけど、その分、きっと面白みも増すに違いない。
まだまだ確立されていない未知の可能性……新たな道を切り開くのは君だ!

参考:水の国ミスコン、氷の国温泉旅行、メーカーキング決定戦...


──どうだろう、少しは参考なったかな。
上記はあくまで基本でしかないから、慣れてきたら型に捕らわれず自由にやってみて欲しい。



では進行形式を決めたら、次に「イベント概要」を作っていくよ。
イベントスレに投下する告知文のようなものだね。
以下に基本テンプレを作ってみたから、参考にしてみて欲しい。

【開催日時】
【ストーリー】
【概要】
【参加条件】
【締め切り】

大体このようなものが告知には必要だ。
では、それぞれの項目について簡単に触れていこう。


  • 【開催日時】
イベントが行われる日時だ。○月○日、○時開始。○時点呼開始、など。まんまだね。
イベント開始時刻に関しては、人が集まりやすいからか休日の夜が多い。
参加者点呼開始の時間も併せて書いておくと、参加者もそれに沿って動きやすいよ。開始時刻の30~1時間前位が多いかな。


  • 【ストーリー】
どう言う背景でもってこのイベントは起こるのか──なんて言うことを纏めてみると格好が付くかもしれない。
例えば戦闘イベントなら襲撃者の情報や目的だとか、探索イベントならフィールドに纏わる歴史だとか。
無くても良いけど、より盛り上げたいのなら是非書いてみよう。


  • 【概要】
結局このイベントは何をするイベントなのか、と言うのを纏めるのがここだ。
襲撃・防衛に分かれて戦闘を行うイベントなのか、何処かへ冒険に行くイベントなのかetc...
参加キャラは何をすれば良いのか等、ロール上の明確な目的をここで示しておくのも良いね。


  • 【参加資格】
資格だとか条件だとか書くと、何処と無く硬い印象は受けるかもしれないけど、
どんなキャラさんならば参加可能なのかを書く場所だ。
と言っても、あまり限定的な条件はつけない方が色んな人に来てもらいやすいね。
その辺りは、イベントの趣旨に応じて調整をしてみよう。


  • 【締め切り】
随時乱入受付の場合は必須ではないけれど、そうではない場合は参加受付の締め切り時間も決めておこう。
いつぐらいにすれば良いか、って言うのは事前準備等の関係で人それぞれなんだけど、
大体開催日の午前0時ぐらいが多いかな。一つの目安として考えてみてね。


──以上のことを纏めたら、早速イベントスレに投下だ。人が集まってくれるかドキドキだけど……
参加希望者が来てくれたら、漏れが無いようにしっかり確認していこう。
では、参加者確認を随時続けながらStep2へと移るよ。


Step2:事前準備をするぜ! ~投下文や対戦組み合わせ~


締め切りの日まで正座して待つのも良いけれど、もしあなたがまだ力尽きていないのなら事前準備に移ろう。

「事前準備って何をするの?」と言えば、まず投下文を考える事が一つ。
それと、イベントによっては描写ストックと言うのが必要になるかもしれないし、
イベント形式によっては、対戦カード(組み合わせ)を考える必要がある。

何だか多いように見えるけど、一つ一つは決して難しいものではないから大丈夫。
投下文描写ストック組み合わせ──このステップでは、今挙げた三つに関して触れていくよ。


1.投下文
ではまず、イベントの始まりを告げる投下文だけど……
これはもう、スレに投下して絡む時と基本は同じだね。イベント、ってことでちょっと豪華になるだけで。
舞台や映画のオープニングだと思って、思う存分、あなたのセンスをフルに使って考えれば良いだけだ!

という訳で普段からスレで絡んでいるあなたなら投下文に関してはさほど難しくないと思うから、
次の描写ストックについて話を進めていこう。



……うん、短くてごめんなさい。何か「こうすると良いよ!」と言うのがあったら是非加筆修正してください。
では、今度こそ描写ストックのお話に移るよ。

2.描写ストック
描写ストックとはどういうものなのかと言えば、まあ読んで字の如くなんだけど、
「どういう流れになろうとこれだけはイベントで使うつもり」だという文の書き溜めのことだ。

イベント全体の締めくくりとなる文であったり、キャラの登場描写であったり、また散り様の描写であったり。
こう言ったものを先に用意しておくことで、参加者の待ち時間を短縮することが出来るよ。

ただし、予測不能で成り立つのが人間同士の絡み。
キャラの可能性を潰さないためにも、あまりガチガチに決めるのはおすすめしないよ。
ストックに関しては必ず用意しなければならない必須のものと言うわけではないし、もし用意する場合でも、
あくまで基本の骨組みとして扱い、状況に応じて出来る限り柔軟に対応していくようにしよう。


3.組み合わせ
投下文、描写ストックとトントン拍子に進んだなら、
次はこのステップの最後、「組み合わせ」について話を進めていくよ。
少し長くなってしまったけど、これがこの項の肝なんだ。


ではその「組み合わせ」って何を組み合わせて決めるのかというと、
単刀直入に言えば「どのキャラとどのキャラが絡むのか」を決めるということだ。

戦闘イベントの場合だと「対戦カード」と言う形になるけど、「組み合わせ」それ自体は戦闘以外のイベントでも使うものだよ。
例えば、イベントによっては「パーティー」と言う形で共闘するグループを組むこともあるだろうし、
その他にも色々、あなたのアイディア次第で「キャラの組み合わせ」の使い方はいくらでも広がるだろうね。

ただ、ここでは戦闘イベントに関する組み合わせ──「対戦カード」を軸にして話を進めていこうと思う。
恐らく一番多いのが戦闘のイベントだろうからね。


ではこの「対戦カード」は一体どうやって決めて行くのかと言えば──そこはもう、あなたのお好きなように、だ。
くじ引きで決めても良いし、キャラの因縁などを考慮しても良いし、未知同士ぶつけてみても良い。

ただ、主催者が手動で組み合わせる場合、いくつか考慮すべきポイントがあるから挙げておくよ。
  • キャラの能力、戦闘方法やスペック
  • (中の人の)複数戦闘の可否
どうしてこんな細かい所まで考える必要があるかと言うと……
まず一つ目の「キャラの能力、戦闘方法やスペック」に関しての話だけど、
戦闘の場合、「能力や戦闘方法によって相性が変わることがある」──と言うことは、考えたことがあるかな。

例えば、近接特化のキャラと遠距離特化のキャラが戦えば、少なからず遠距離が完封になってしまう可能性はある。
そんな風に、どちらかが圧倒的に有利もしくは不利になってしまうような状況にはならないか──
と、考えながら組み合わせを作ることも、慣れてきたら是非やってみて欲しい。

ただ、「こうなっては不味いかな」とマイナスに悩むのではなく、
「こうなったら熱戦になりそうだ!」と言うプラスのベクトルで考えて行くことをおすすめするよ。

流石と言うべきか、多少の相性の良し悪しなら、参加者の皆は逆に良いスパイスにしてしまうことが多いんだ。
絶対勝てないor負けないなんていう致命的なものにはならないように、普段から気をつけてやっているわけだからね。
だからその辺りは参加者の方々を信じて、頭の片隅にでも入れておいてくれれば大丈夫だ。


では、「キャラの能力云々」を組み合わせの考慮に入れる場合、
何を参考にすれば良いのかと言うと──一つはキャラのwikiページだね。
そのキャラがどういうものなのかが纏めてあるのがwikiのページなわけだから、これ以上の資料はない。
あと、ログや絡みメモを付けているならそれも参考になるよ。
自分が絡んだことのあるキャラさんの場合なら、その時の絡みを見返したり思い出したりしてみよう。

こうやって色んなキャラを見ながら組み合わせを考えるのは、結構楽しかったりするんだ。



そしてもう一つ目の「複数戦闘の可否」。キャラの能力云々よりも、こっちの方がむしろ大事だ。
何故なら、人によっては複数人の参加する戦闘が厳しいという場合があるんだ。キャラへの配慮と言うよりは中の人への配慮だね。
携帯の表示だとどうしても大人数のログを追うのが大変なことがあるし、その他にも理由はあるかもしれない。

ただ主催者側からしてみれば、イベントを機に複数絡みに挑戦してくれたら嬉しいものなんだけど、
それでもやはり、苦手な方にこちら側から押し付ける訳には行かないから、
イベント告知文に複数相手がNGな場合は知らせてくれるように書いておくとか、
組み合わせをしている段階でその人に舞台裏で聞いてみると良いね。



Step3:いざ本番だぜ! ~当日の流れ~


さあ、準備万端なら後は当日に思いっきり楽しく絡むだけだ。
参加者に楽しんでもらうためには、まず主催が楽しむ──なんてのは、普段の絡みと同じだね。

ここまで来たらもう細かく考えることはあまり無いんだけど──
一応、当日の流れを軽く確認しておくよ。

~これが当日の流れだ!~

参加者点呼 
ホップ
本スレ投下
ステップ
アツくクールに絡む
ジャーンプ
イベント終了ー


……うん、これだけだね。

投下して絡むまでの流れは良いとして、参加者点呼について少しだけ触れておこう。

参加者点呼は、イベントに参加したことがあるなら見たことあるよね。
点呼開始の時間になったら、イベント参加者が全員いるかどうか、舞台裏で確認の点呼をとるんだ。
「○○イベントの点呼を始めます、準備が出来た方からレスをください」なんていう風に呼びかけてみよう。

点呼に関しては、少し長めに取っておけば何か不慮の事態が起きた時に余裕を持って対処できるよ。
急用で来られなくなった人とかがいた場合にちょこっと組み合わせを変えてみたりとか、微調整を行う時間だと考えればいいかな。
どうしても想定外の事態って言うのは起こってしまうものだけど、慌てる必要はないから落ち着いて対処しよう。


以上でイベント開始から終了までの一通りの流れは終わりだ。
ここまで無事に出来れば自信が持てると思うから、頑張ろうね。


Step4:おうちに帰るまでがイベントだぜ! ~その他の色々~


さて、ここからはイベント終了後のお話だよ。主催者の戦いはもうちょっとだけ続くんだ。
事務処理的なことで言うと、やることはたった一つだけ。せっかくのイベントだから最近の出来事に纏めてみよう。
どんな風に纏めればいいのかって言うのは、直接ページを見てみた方が早いね。
見てみれば分かると思うけど、参加キャラの名前と共にどんなことが起こったのかが簡潔に纏めてあるね。
イベントによってはカッコイイ二つ名が付いているものもある。
避難所に「二つ名スレ」というのがあるからそこから引っ張ってきても良いし、あなたが新たに付けてみても良いと思うよ。

二つ名と言えば、筆者があるイベントに参加した時に、主催者さんから自分のキャラに
カッコイイ二つ名を付けて貰った時があったんだ。その時はもう本当に嬉しかったよ。
自分のキャラまで良く見てくれたんだなあって思って、しばらくずっとニヤニヤしてた。気持ちが悪いね。

話を戻すと、そんな風にして参加者の人に楽しんでもらえる何かを考えることってとても素敵で大事なことだと思うんだ。
それは二つ名に限らず、イベント主催の根幹、もっと突き詰めればスレの根幹にも繋がっていくものだ。
今、これを読んでくれているあなたはどう思うかな。

その答えを示す一つの形として、イベントと言うのはすごく身近なものだから、
その手助けになれたらいいなと思ってこのページを作ったんだ。


ただ、そんなガイダンスをいくら読んでくれても、やはり実際にやってみないと掴めない部分も多々あると思う。
自分は何人相手までなら捌けそうだとか、こういうやり方にすればよかったかなとか、
少なからず「次はこうしよう」なんていう改善点・反省点が見つかるかもしれない。
同時に、「ここは良かった、次にも活かしていこう」という点も見つかる筈だ。そのどちらも、同じぐらい大事にして欲しい。


それと最後に、イベントは参加してくれる人のお陰で成り立っていると言うことを忘れてはならないね。
いくら素晴らしいイベントを思いついても、それに乗ってくれる人がいないと何も出来ない。
感謝の心を忘れずに──って言うのはイベントに限った話ではないけどね。

でも、あなたがイベントを無事にやり終えた時、
きっと自然に、参加してくれた人達に対して「ありがとうございました」の言葉が零れていると思う。
そういった気持ちを、どうか大切に。



──長くなってしまったけど、以上がおよそ基本的なナビだ。ここまで読んでくれて本当にありがとう。
後は気の向くまま、思う存分構想を練って、あなただけが作れる最高のイベントを催してみよう。
スレを盛り上げていけるのはスレの皆と、そして何よりあなた自身。
お互いに、楽しみ合って楽しませ合ってやっていきたいね。

Good luck to YOU!


Q&A

こういう場合はどうすると良いの?と言うものがあったらコメントに残してみてね。
同時に、答えられそうな質問があったら是非答えてみよう。

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最終更新:2010年06月25日 22:23