2人の“脇役” 突き通す男と悲しい男

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***クロワ・フェルナドーレ 【デンメルング古代都市、――≪ネル・ナハト≫本拠地神殿外部――『結界』の外】 【――『戦奏』を明日に控えた此処に、今。小さな小さな、意地の戦いが在った】 『――ぐッ、がはっ!?』 【どしゃぁ、と石畳に叩きつけられる陰】 【――流れるような金髪に高貴そうな紅い服、紫色のマントに――握り締めた剣】 【瞳無き双眸は驚愕の色を貼り付け、眼前を見据える】 【ゆらゆらと立ち上がり……今しがた魔力の直撃を受けた左腕をぶらりとぶら下げて】 『(……馬鹿な……“強い”――ッ!?……前回の戦いの時よりも数段……!)』 『(否……我輩に『油断』は無い……常に相手に「敬意」を払っている――ならば……ならば……!?)』 【――再び、剣を構え】 『なんなのだッ――スデにボロボロのハズだぞ……我輩の『シュトラーフェ』をまともに受けてッ……!?  何を求める……明日の戦いのためにも此処を通すわけには行かん……「お前」は……『何』を求めるッ――?!』 ――――“求めるもの?” 【対峙するものが、答える】 【頭部――左脇腹、右肩から出血しつつも、鋭く騎士を見据えて】 <無い/亡い>ですよ ただ、オレは テメーの意地を、突き通しに来ただけだ 【――――メタルフレームの眼鏡をかけた、隻眼の青年】 【黒地にメタリックグレーのラインが幾つも入った凄いスーツを纏い】 【首から、鎖のように絡まった『C.C.R』の三文字をあしらった銀色のメタルなペンダントを下げ――】 【その右手には相棒たる魔刀、左手には真っ赤な魔銃――】 ***鮮 ――― ―― ―悲しい悲しい話をしよう 【―唐突に声が聞こえる】 【「偶然」?―いや「偶然」という言葉で来てはならぬ場所に】 【「因果」―接点など存在しない男の】 【「理由」―そんなモノ等持ち合わせない】 【「不自然過ぎる」形】 【異常で「おかしな」男の声が―聞こえてきた】 ***クロワ・フェルナドーレ 『くッ……然し我輩のダメージとお前のダメージ……  我輩の剣は――生命を奪わぬほど甘くは無いぞ……!』 【騎士フェルナドーレは――僅かに震える剣の切っ先を、青年に向ける】 【その歯は、硬く食い縛られていた】 【然し青年もまた――魔銃の銃口を、向け】 やってみなさいよ ……いやね……実を言うと死ぬのはコワいですよ……恥ずかしいことにね…… 以前、貴方に殺されかけて以降……初めてそう思いましたよ―― 【――だが、その隻眼の焔は潰えない】 でもね……ンでだろーな……『今の』方が……よっぽど「出来る」気がするんですよ…… 死ぬコトは怖いって言うのに……『勇気』が沸いてくる―― オレよりも遥かに強いであろう貴方に立ち向かうことに対して……『信頼』が出来るんです…… ……――それにな どんだけブザマだろーと、テメーの意地を突き通してりゃ―――― 【――にやりと笑みながら、声の方を振向き】 ……ほら、『何か』あるんだよ 【説明などできない】 【意味?知ったこっちゃない】 【然し、其れは起こる】 【信念を貫き通した果てに在る――】 【『何か』】 ***鮮 ―敵の本拠地に1人突っ込み 【赤黒く輝く染まった髪】 1人で勝手に死んで逝く―― 【全身黒く染まったタキシード】 良いねぇ実に良い。最高の脇役の死に方だ!! そういう奴はラスボスの力なんて分かっていない! 【―1度見てしまえば】 【 ゼッタイ に】    【 ワスレナイ 】         【ブキミ「な」エガオ】 だがぁ 【「異常」を伝える容姿をした―1人の男】 【「異常」な男はゆっくりと歩み、2人の前に立ち】 「あり得ない可能性」。俺は大好きだぁ という事で…クロワッサン君! 脇役1名――追加お願い出来るかなぁオイ―悲しい程度にな 【ニッコリと―口元が歪んだ笑顔を見せた】
***クロワ・フェルナドーレ 【デンメルング古代都市、――≪ネル・ナハト≫本拠地神殿外部――『結界』の外】 【――『戦奏』を明日に控えた此処に、今。小さな小さな、意地の戦いが在った】 『――ぐッ、がはっ!?』 【どしゃぁ、と石畳に叩きつけられる陰】 【――流れるような金髪に高貴そうな紅い服、紫色のマントに――握り締めた剣】 【瞳無き双眸は驚愕の色を貼り付け、眼前を見据える】 【ゆらゆらと立ち上がり……今しがた魔力の直撃を受けた左腕をぶらりとぶら下げて】 『(……馬鹿な……“強い”――ッ!?……前回の戦いの時よりも数段……!)』 『(否……我輩に『油断』は無い……常に相手に「敬意」を払っている――ならば……ならば……!?)』 【――再び、剣を構え】 『なんなのだッ――スデにボロボロのハズだぞ……我輩の『シュトラーフェ』をまともに受けてッ……!?  何を求める……明日の戦いのためにも此処を通すわけには行かん……「お前」は……『何』を求めるッ――?!』 ――――“求めるもの?” 【対峙するものが、答える】 【頭部――左脇腹、右肩から出血しつつも、鋭く騎士を見据えて】 <無い/亡い>ですよ ただ、オレは テメーの意地を、突き通しに来ただけだ 【――――メタルフレームの眼鏡をかけた、隻眼の青年】 【黒地にメタリックグレーのラインが幾つも入った凄いスーツを纏い】 【首から、鎖のように絡まった『C.C.R』の三文字をあしらった銀色のメタルなペンダントを下げ――】 【その右手には相棒たる魔刀、左手には真っ赤な魔銃――】 ***鮮 ――― ―― ―悲しい悲しい話をしよう 【―唐突に声が聞こえる】 【「偶然」?―いや「偶然」という言葉で来てはならぬ場所に】 【「因果」―接点など存在しない男の】 【「理由」―そんなモノ等持ち合わせない】 【「不自然過ぎる」形】 【異常で「おかしな」男の声が―聞こえてきた】 ***クロワ・フェルナドーレ 『くッ……然し我輩のダメージとお前のダメージ……  我輩の剣は――生命を奪わぬほど甘くは無いぞ……!』 【騎士フェルナドーレは――僅かに震える剣の切っ先を、青年に向ける】 【その歯は、硬く食い縛られていた】 【然し青年もまた――魔銃の銃口を、向け】 やってみなさいよ ……いやね……実を言うと死ぬのはコワいですよ……恥ずかしいことにね…… 以前、貴方に殺されかけて以降……初めてそう思いましたよ―― 【――だが、その隻眼の焔は潰えない】 でもね……ンでだろーな……『今の』方が……よっぽど「出来る」気がするんですよ…… 死ぬコトは怖いって言うのに……『勇気』が沸いてくる―― オレよりも遥かに強いであろう貴方に立ち向かうことに対して……『信頼』が出来るんです…… ……――それにな どんだけブザマだろーと、テメーの意地を突き通してりゃ―――― 【――にやりと笑みながら、声の方を振向き】 ……ほら、『何か』あるんだよ 【説明などできない】 【意味?知ったこっちゃない】 【然し、其れは起こる】 【信念を貫き通した果てに在る――】 【『何か』】 ***鮮 ―敵の本拠地に1人突っ込み 【赤黒く輝く染まった髪】 1人で勝手に死んで逝く―― 【全身黒く染まったタキシード】 良いねぇ実に良い。最高の脇役の死に方だ!! そういう奴はラスボスの力なんて分かっていない! 【―1度見てしまえば】 【 ゼッタイ に】    【 ワスレナイ 】         【ブキミ「な」エガオ】 だがぁ 【「異常」を伝える容姿をした―1人の男】 【「異常」な男はゆっくりと歩み、2人の前に立ち】 「あり得ない可能性」。俺は大好きだぁ という事で…クロワッサン君! 脇役1名――追加お願い出来るかなぁオイ―悲しい程度にな 【ニッコリと―口元が歪んだ笑顔を見せた】 [[次へ>2人の“脇役” 突き通す男と悲しい男(2)]]

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