フェルナドーレ【ネル・ナハト】

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***――フェルナドーレ 流れるような金髪に高貴そうな赤い服、紫色のマントを羽織っている青年。 奇妙なことに、その眼には「瞳」が無い。 悪に堕ちた今でも騎士道精神は健在。[[他の>パンデルピエール【ネル・ナハト】]][[2人>コルネッツォ【ネル・ナハト】]]と違い、正々堂々一騎討ちを好む。 [[主君>キルベルク・シルバーソード]]から与えられる任務に誇りを感じており、ターゲットにも敬意を表する。 そんな純粋な騎士である彼が、何故[[≪ネル・ナハト≫]]に居るかは定かではない。 風雨にさらされてもなお刃の輝きが一切衰えない、魔力を纏った魔剣『ヴェルステンバリス』を使う。 その名前は古代の言葉で『雨薙ぎ』という意味を持つらしい。その名に恥じぬ切れ味を持つ名刀だ。 余談だが、一緒にネル・ナハトの家事や炊事を担当していた[[ベリル>ベリルハーツ・ミャオマオ]]が抜けたため、 現在彼にかかる負担が凄い。おまけに副官になったから余計凄い。 そのためか、主夫としての能力はかなり高いレベルなってしまった。頑張れ、フェルナドーレ。 ただ、最近は樂団メンバーの[[西鳳>柳 西鳳]]やAKIRAが手伝ってくれているので少しラクになったとか。 ***――能力 ≪フェイス・ノー・モア≫ -失われし信頼- 自身の周囲にある『属性』を引き寄せ、それを或る程度操ることが出来る能力。 騎士としての状況判断力に優れたフェルナドーレにはピッタリの能力といえる。 また彼のバトルスタイルはスピード重視の剣技であり、この能力による巧みな適応力と、 場数を踏んできた経験が成す戦いのカンが強み。 ただし、強力なパワーを持つ攻撃は少ない。その分、相手を妨害する技が非常に多彩。 [[ベリル>ベリルハーツ・ミャオマオ]]には、『実質ネル・ナハトのナンバー2の実力』と評された。 「幹部衆最強」と謳われる[[パンデルピエール>パンデルピエール【ネル・ナハト】]]は、予測不可能な攻撃や単純な火力に目を奪われた結果。 総合的な戦闘力や適応性などを見れば、彼のほうが強いということであろう。 そして、その真のバトルスタイルは、剣と鞘を同時に使うという非常に独特のもの。 打撃武器として扱えるようカスタムされた鞘で、奇襲の如く相手を攻撃し怯ませ、 一撃断裂の剣で以て葬るのが、彼の本当の戦い方である。 ***――能力発動を含めた剣技リスト ○シュトラーフェ(制裁)――ヴェント(風) フェルナドーレの秘技、シュトラーフェの型のひとつ。 かなりの速度での突進と薙ぎ払いを放つ。単純だが強力。 ○シュトラーフェ――ドゥーシェ フェルナドーレの秘技、シュトラーフェの型のひとつ。 剣先を高速で小刻みに動かし、相手に連続して攻撃を与える技。 性質上攻撃範囲は極めて狭いが、まともに直撃すればかなりの数の斬撃を受けることになる。 ちなみにドゥーシェとは、「シャワー」の意。 ○フリーゲン・クラッペ 左手に持つ鞘によって、相手に高速の奇襲打撃を与える技。怯ませるのが主な目的。 この後、フェルナドーレ必殺の剣技に繋ぐという。 ちなみに日本語にすると『ハエタタキ』。「ドゥーシェ」といい、意外と冗談が好きなのかもしれない。 ○リスペルン・フランメ(ささやく炎) 周囲に炎の魔力および炎があれば発動可能。 剣で斬り付けた空間に燃焼を引き起こす技。 あくまで爆発ではなく、燃え上がるのみである。 ○ブリッツ・シュトラール 周囲に光の魔力および光があれば発動可能。 斬り付けた対象、または剣身から目映い閃光を放つ。 閃光は相手の目を眩ませる効果がある。 光さえあれば発動できるので、使用機会は他に比べて多い。 ○ヴォルケン・クラッツァー 周囲に風の魔力および風が吹いていれば発動可能。 自らの足元に局地的な竜巻を巻き起こし、それを利用して大きく上昇。 そこから風の魔力を纏った状態の剣を振り下ろす豪快な一撃。 主に目眩ましと併用して使うことが多い。 また、別パターンとして、上昇しながら斬りつける方法や、 突風だけ巻き起こして対象を妨害するという方法もある。 ○ヴューレン・フェルゼン(掘り起こす岩塊) 周囲に土の魔力および土が自身の近くにあれば発動可能。 地面を大きく隆起させ、土壁を作り出す。 ただし土壁の強度は地面と同じままであり、主に目眩まし用。 ○アイゼン・ヴァッフェ 周囲に鉄分があれば発動可能。 或る程度まで自在に鉄を操り、簡単な刃物や盾などを生成できる。 ただし地面などに含まれる鉄分を利用する場合は、「かき集める」準備動作が必要。 主に上記ヴューレン・フェルゼンと組み合わせて撹乱や奇襲に用いる。 ***――過去 その正体は、かつて[[金の国]]の騎士団、騎士団長として君臨していた若き騎士、フェルナドーレ・デュオ・ゼンスパーッツァ・リカステュル。 若くして団長を務めるだけあって剣の技に長け、人望も厚く、騎士団きっての団員思いでもあったようだ。 だがしかし、彼は公式には『12年前のとある事件』で死亡したことになっている。 その『事件』とは、金の国が落ちぶれ、騎士団がここまでその地位を転落したことにも深く結びついているようだ。 金の国のはずれにある『剣の丘』という騎士たちの墓場に、彼の墓もある。なのに彼は何故か生きている。 彼の容姿が、そのころと一切変わりないのもそれが関係していると思われる。 そして、皮肉にもその剣の丘で現在の騎士団長、[[レティシア>レティシア・ヴラド・ランサレージュ]]と再会を果たす。 その際の彼の行動は実に奇妙で、真意が読めない。 辛い騎士団の状況に疲れ果て、フェルナドーレに戻ってきて欲しいと願うレティシアに対し、 『今はまだ戻れない』『だが、私の心は何時も君と共にある』という言葉を残し、彼女に自身の羽根帽子を託して去っていった。 何故彼がネル・ナハトに、シルバーソードに手を貸すのか――そして何故生きているのか? 彼には何か大きな秘密があるということだけは、確かなようだ。 ***――近況 ニューエネルギー研究所跡において、ネル・ナハトとしてレティシアと再び対峙する。 何故国を貶めた元凶である銀色の剣士に組するのか?と激昂するレティシアに対し、彼は何も答えられなかった。 この際、魔剣ヴェルステンバリスの『打撃鞘』を斬り断たれる。 更に皮肉にも、森林において、またもレティシアと再会。 この時レティシアは戦闘により負傷しており、血を求めて彷徨う吸血鬼と化していた。 戦闘するが、彼女は血を失い、能力発動も出来ず、既に怪我をしていたため、勝利。 倒れた彼女に、何故か自身の血を与え、回復させてから去っていった。 果たして、彼の目的は一体何なのか――。 ……森林内で鍛錬をしていたところ[[ユゥイ>ユゥイ・アスラン・オールヒール]]と出会う。 少しばかりの会話を経て、そこに現れた[[異形なる者>鬼蜘蛛≪No.171≫]]と交戦。 『糸』を駆使した攻撃に苦しめられるも、『ユゥイを護る』と固く誓うことで『騎士』としての己の誇りを一時取り戻す。 捨て身の攻撃の果てに異形なる者を撃退した。 この際、彼の瞳の無い眼に、蒼く透き通った瞳が浮かび上がったのが確認されているが……? ……また、[[ヴェルチェリ]]と対峙した際。 彼女に、ネル・ナハトの情報をリークした……?
***――フェルナドーレ 流れるような金髪に高貴そうな赤い服、紫色のマントを羽織っている青年。 奇妙なことに、その眼には「瞳」が無い。 悪に堕ちた今でも騎士道精神は健在。[[他の>パンデルピエール【ネル・ナハト】]][[2人>コルネッツォ【ネル・ナハト】]]と違い、正々堂々一騎討ちを好む。 [[主君>キルベルク・シルバーソード]]から与えられる任務に誇りを感じており、ターゲットにも敬意を表する。 そんな純粋な騎士である彼が、何故[[≪ネル・ナハト≫]]に居るかは定かではない。 風雨にさらされてもなお刃の輝きが一切衰えない、魔力を纏った魔剣『ヴェルステンバリス』を使う。 その名前は古代の言葉で『雨薙ぎ』という意味を持つらしい。その名に恥じぬ切れ味を持つ名刀だ。 現在、その剣は[[レオンハルト]]に託されている。 余談だが、一緒にネル・ナハトの家事や炊事を担当していた[[ベリル>ベリルハーツ・ミャオマオ]]が抜けたため、 現在彼にかかる負担が凄い。おまけに副官になったから余計凄い。 そのためか、主夫としての能力はかなり高いレベルなってしまった。頑張れ、フェルナドーレ。 ただ、最近は樂団メンバーの[[西鳳>柳 西鳳]]やAKIRAが手伝ってくれているので少しラクになったとか。 ***――能力 ≪フェイス・ノー・モア≫ -失われし信頼- 自身の周囲にある『属性』を引き寄せ、それを或る程度操ることが出来る能力。 騎士としての状況判断力に優れたフェルナドーレにはピッタリの能力といえる。 また彼のバトルスタイルはスピード重視の剣技であり、この能力による巧みな適応力と、 場数を踏んできた経験が成す戦いのカンが強み。 ただし、強力なパワーを持つ攻撃は少ない。その分、相手を妨害する技が非常に多彩。 [[ベリル>ベリルハーツ・ミャオマオ]]には、『実質ネル・ナハトのナンバー2の実力』と評された。 「幹部衆最強」と謳われる[[パンデルピエール>パンデルピエール【ネル・ナハト】]]は、予測不可能な攻撃や単純な火力に目を奪われた結果。 総合的な戦闘力や適応性などを見れば、彼のほうが強いということであろう。 そして、その真のバトルスタイルは、剣と鞘を同時に使うという非常に独特のもの。 打撃武器として扱えるようカスタムされた鞘で、奇襲の如く相手を攻撃し怯ませ、 一撃断裂の剣で以て葬るのが、彼の本当の戦い方である。 ***――能力発動を含めた剣技リスト ○シュトラーフェ(制裁)――ヴェント(風) フェルナドーレの秘技、シュトラーフェの型のひとつ。 かなりの速度での突進と薙ぎ払いを放つ。単純だが強力。 ○シュトラーフェ――ドゥーシェ フェルナドーレの秘技、シュトラーフェの型のひとつ。 剣先を高速で小刻みに動かし、相手に連続して攻撃を与える技。 性質上攻撃範囲は極めて狭いが、まともに直撃すればかなりの数の斬撃を受けることになる。 ちなみにドゥーシェとは、「シャワー」の意。 ○フリーゲン・クラッペ 左手に持つ鞘によって、相手に高速の奇襲打撃を与える技。怯ませるのが主な目的。 この後、フェルナドーレ必殺の剣技に繋ぐという。 ちなみに日本語にすると『ハエタタキ』。「ドゥーシェ」といい、意外と冗談が好きなのかもしれない。 ○リスペルン・フランメ(ささやく炎) 周囲に炎の魔力および炎があれば発動可能。 剣で斬り付けた空間に燃焼を引き起こす技。 あくまで爆発ではなく、燃え上がるのみである。 ○ブリッツ・シュトラール 周囲に光の魔力および光があれば発動可能。 斬り付けた対象、または剣身から目映い閃光を放つ。 閃光は相手の目を眩ませる効果がある。 光さえあれば発動できるので、使用機会は他に比べて多い。 ○ヴォルケン・クラッツァー 周囲に風の魔力および風が吹いていれば発動可能。 自らの足元に局地的な竜巻を巻き起こし、それを利用して大きく上昇。 そこから風の魔力を纏った状態の剣を振り下ろす豪快な一撃。 主に目眩ましと併用して使うことが多い。 また、別パターンとして、上昇しながら斬りつける方法や、 突風だけ巻き起こして対象を妨害するという方法もある。 ○ヴューレン・フェルゼン(掘り起こす岩塊) 周囲に土の魔力および土が自身の近くにあれば発動可能。 地面を大きく隆起させ、土壁を作り出す。 ただし土壁の強度は地面と同じままであり、主に目眩まし用。 ○アイゼン・ヴァッフェ 周囲に鉄分があれば発動可能。 或る程度まで自在に鉄を操り、簡単な刃物や盾などを生成できる。 ただし地面などに含まれる鉄分を利用する場合は、「かき集める」準備動作が必要。 主に上記ヴューレン・フェルゼンと組み合わせて撹乱や奇襲に用いる。 ***――過去 その正体は、かつて[[金の国]]の騎士団、騎士団長として君臨していた若き騎士、フェルナドーレ・デュオ・ゼンスパーッツァ・リカステュル。 若くして団長を務めるだけあって剣の技に長け、人望も厚く、騎士団きっての団員思いでもあったようだ。 だがしかし、彼は公式には『12年前のとある事件』で死亡したことになっている。 その『事件』とは、金の国が落ちぶれ、騎士団がここまでその地位を転落したことにも深く結びついているようだ。 金の国のはずれにある『剣の丘』という騎士たちの墓場に、彼の墓もある。なのに彼は何故か生きている。 彼の容姿が、そのころと一切変わりないのもそれが関係していると思われる。 そして、皮肉にもその剣の丘で現在の騎士団長、[[レティシア>レティシア・ヴラド・ランサレージュ]]と再会を果たす。 その際の彼の行動は実に奇妙で、真意が読めない。 辛い騎士団の状況に疲れ果て、フェルナドーレに戻ってきて欲しいと願うレティシアに対し、 『今はまだ戻れない』『だが、私の心は何時も君と共にある』という言葉を残し、彼女に自身の羽根帽子を託して去っていった。 何故彼がネル・ナハトに、シルバーソードに手を貸すのか――そして何故生きているのか? 彼には何か大きな秘密があるということだけは、確かなようだ。 ***――近況 ニューエネルギー研究所跡において、ネル・ナハトとしてレティシアと再び対峙する。 何故国を貶めた元凶である銀色の剣士に組するのか?と激昂するレティシアに対し、彼は何も答えられなかった。 この際、魔剣ヴェルステンバリスの『打撃鞘』を斬り断たれる。 更に皮肉にも、森林において、またもレティシアと再会。 この時レティシアは戦闘により負傷しており、血を求めて彷徨う吸血鬼と化していた。 戦闘するが、彼女は血を失い、能力発動も出来ず、既に怪我をしていたため、勝利。 倒れた彼女に、何故か自身の血を与え、回復させてから去っていった。 果たして、彼の目的は一体何なのか――。 ……森林内で鍛錬をしていたところ[[ユゥイ>ユゥイ・アスラン・オールヒール]]と出会う。 少しばかりの会話を経て、そこに現れた[[異形なる者>鬼蜘蛛≪No.171≫]]と交戦。 『糸』を駆使した攻撃に苦しめられるも、『ユゥイを護る』と固く誓うことで『騎士』としての己の誇りを一時取り戻す。 捨て身の攻撃の果てに異形なる者を撃退した。 この際、彼の瞳の無い眼に、蒼く透き通った瞳が浮かび上がったのが確認されているが……? ……また、[[ヴェルチェリ]]と対峙した際。 彼女に、ネル・ナハトの情報をリークした……? ***――真実 ≪ネル・ナハト≫幹部の中では唯一最終決戦まで生き残り、これに参加。 玉座の間において、かつての部下である[[ジークフリート・ラインハルト>レオンハルト]]と一騎討ちする。 然し、シルバーソードがピンチになった時、彼を援護するかに見えたフェルナドーレは、 なんとそのままシルバーソードを斬りつけた。 彼は12年間の間、ずっとこの絶対の反撃の一瞬のためにシルバーソードを欺き続けていたのである。 初めはシルバーソードの魔力によって操られていたが、祖国・金の国を目にした時呪縛が解けた。 その後、幹部全員が倒れ、シルバーソードがどうしようもなく自分を頼るこの瞬間のためだけに、 かつての同志から浴びせられる罵倒も、祖国への想いで耐え切って、欺き続けていたのだ。 結果としてこの一撃はシルバーソード撃破につながる大きな一撃と成ったが…… ***――終焉 シルバーソードの攻撃によって[[ベリル>ベリルハーツ・ミャオマオ]]が死亡。 死の瞬間、彼女は、自らの魂を結晶化していた。 だが、肉体は紛れも無く死んでおり、治癒術では癒せない。 ……しかし、フェルナドーレもまた、その際の彼女と「似たような状態」―― 即ち、本来は死んでいるのに外的要因(シルバーソードの魔力)によって生きている存在だった。 不完全なふたつは、合わせることで完全なひとつになる。 フェルナドーレは自らの生命をベリルに託し、在るべき場所へと還って往った…… 数奇な運命を辿った聖騎士が迎えたのは、満ち足りた最期であった。 [[迎えにいけなかった部下>レティシア・ヴラド・ランサレージュ]]への謝罪の言葉を紡ぎながら、彼は光に溶けたのである。

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