〝平和を実現する人々は、幸いである。其の者達は神の子と呼ばれる〟
……――〝マタイによる福音書〟5章9節より
――エルメア=ミルフォード(Elmare=Milford)
本名エセル=ミルフォード(Ethel=Milford)。〝エルメア〟は洗礼名である。
白を基調としたブレザーと、黒と白のチェック柄の短めのスカート、白いニーソックスに黒いローファーを着用。
白いリボンでサイドポニーテールに纏められたフェアブロンドの髪と、蒼とも翠ともつかない玲瓏な色の瞳が特徴的。
首元に掛けられた、僅かに錆付いた金色のロザリオが、彼女が聖職者であると語っている。
〝教会〟の〝異端狩り〟の一員で、かつ〝Justice〟のメンバーである。
一応、〝Justice〟の前身である〝対ネル・ナハト連合〟の創立者の一人である。
礼儀正しく、会話の際は基本的に敬語を用いる。然し、激昂した際はその限りではない。
会話の中身は多少電波が入っているため、不思議な発言をすることがままある。
だが、複数の人物が評価する慧眼や折れない正義の心等、しっかりとした部分を持っているのは確かである。
――彼女の足跡
穢れない、ごく真っ当な人物に見えるエルメアの過去は――凄惨だった。
幾度となく家族から虐待され、挙句の果てにスラム街の中に放り出されたのだ。
スラム街の中に一人取り残された幼いエセルは、それでも生きる事を選んだ。
人を殺し、奪い、壊し。麻薬に手を出し、果てに人肉食にまで手を染めたと云う。
そして、ある日〝教会〟の
メルフ導師に拾われ、やっと日の当たる世界に戻れたそうな。
しかし、彼女が犯した数々の罪は、長い年月が経って尚彼女の中で燻っていた。
だが、
朔夜、
貴宝院 織守との関わりを通して彼女はそれを克服。
斯くして少女は自らの居る場所を確かめ、名前を〝エルメア=ミルフォード〟と改める事となった。
……エルメアの〝革命〟は、彼女に沢山の友人を齎した。
そして、其の仲間たちと共に――とうとう
キルベルク・シルバーソードを討つ事に、成功する。
柔らかな銀色の〝夜明け〟の中で、彼女は、自らの道をはっきりと示したのである。
エルメアが大会で優勝した翌日の朝、世界全体にひとつのニュースが流された。
それは、「エルメアの死亡:死因は儀式魔術の暴発」という、余りにも唐突すぎる物である。
これに疑問を抱いた人物が調査を始め、遂に彼女が〝囚人の森〟に閉じ込められていると判明。
織守、
朔夜、
ラギデュース、
ウィリアムスによって救い出された彼女は〝Justice〟に加わり、生まれ育った〝教会〟から距離を置くことを決意した――。
この件については、未だに明らかになっていない点が非常に多い。
――能力etc.
#ref error :画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。
能力等については、上記2ページを参照。
+
|
エルメアの所持する武器・アイテム一覧。 |
首の十字架に魔力を込める事によって発生する、聖銀製のロングソード。
剣としては他の剣と大きく差は無いが、魔術発動のデバイスとしては非常に優秀。
エルメアの属性――〝聖〟を強く補助し、少女の構成した術式に的確に応える事が出来る。
上記〝ゴスペル〟の短剣バージョン。
鍔を持つ事で、魔銃のような使い方をする事もできるようだ。
×〝災禍の宝玉〟
エルメアの瞳と同じ色をした宝玉。
彼女と同化していたが、訣別。
エルメアの首に掛けられた十字架は、 ベリルと交信できるスイッチにもなっている。
〝本来フィードバックダメージとして流れる衝撃を利用した〟物なんだとか。
|
+
|
自分用の詠唱メモ。 |
〝レインボウ・ジャッジメント〟
「太古の弓よ、闇祓いて彼の者を穿て」
〝リリジャス・ライト〟
「敬虔なる意志を以て、彼の者に光の裁きを」
〝シャイニング・バインド〟
「天壌の鎖よ、抗う闇に悠久の裁きを下したまえ」
「御光となりて、此処に顕現せよ」
〝レイディアント・ディナイアル〟
「耀光よ、聖域に踏み入りし愚者の罪を照らし賜え」
〝トライデント〟
「闇を穿つは聖者の槍、耀く力と共に今此処に顕現せよ」
〝ディバイン・ティアー〟
「神の涙は、あらゆる罪を切り裂く光と為らん」
〝グレイス〟
「大いなる御神よ、彼の者に恵みと活力を与えたまえ」
〝ライトバインド〟
「天の裁きの舞台を此処へ」
〝ホーリー・バリア〟
「御神の加護よ、盾と為りて我等を護りたまえ」
〝セイクリッド・ロアー〟
「主の怒り、奔流となりて罪を砕かん」
〝リザレクション〟
「生命の根源たる御神の息吹よ、此処に集いて御心を示せ」
「主の御栄えのその一片を、我が友なる者にも齎したまえ」
〝聖輝の奏陽〟
「至天の者は神を見る、見ることは罪悪、罪悪とは悔恨、悔恨とは過ち、過ちとは戻らぬ過去」
「過去とは満ち足りた虚無、虚無とは野心、野心とは希望、希望とは未来、未来とは不完」
「不完とは欲望、欲望とは失亡への恐怖、恐怖が罪であるというのなら――――」
「――至天の者たる天使の導きを以て、我に正しき未来を齎し、御心を護らせる力を与え給え」
詠唱はその場のノリでしょっちゅう変わります。
というか、なんか色々新しい魔術も出来ちゃったりします。
|
最終更新:2011年03月22日 00:36