幼き日の記憶


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僕は死にかけてた
家出をしたのはいいけれど行くとこがなかったから
僕はずっと寒さと飢えで苦しんでいた
路地裏で倒れているところで

「大丈夫か?」

ぼくはその日一生の恩師に出会った


            ー幼き日の記憶ー


「さあ、これでも飲んで温まってくれ」

恩師は温かいスープを作ってくれた
僕はそのスープを飲みながらそ恩師の顔を見る

「おまえ、名前は?」

僕はそのときまだ本名を捨てていなかったので本名を言った

「なげぇな、その名前・・・」

そう言うと恩師は

「よし!今日からお前の名前はアルだ!」

明るい声で笑顔で言い

「俺の名前は....

僕は恩師の名前を聞き、

「泊まるとこがなかったらうちに泊まってけ!」

恩師と一緒に暮らす事になった




暮らしはとても楽しかった
恩師は地元でも有名な怪盗で、
よく宝石とかを持って帰って来てくれたりして面白かった
春、夏、秋、冬を過ごして

とても


とても幸せだった




けど

その日はやって来た


「ちょっと行ってくるぜ」

恩師は今日も仕事をしに行った
その日はクリスマスだったから僕はケーキとごちそうを用意をしていた
恩師が帰って来たらパーティーをするつもりだった・・・

仕事は疲れるから恩師の好きなお酒を買って

恩師の好きな料理を作って

時計を見て

もうすぐ帰ってくる

僕は笑顔で待っていた









帰ってこなかった

次の日も

その次の日も

そのまた次の日も

二度と帰ってこなかった




恩師がいつも着ていた盗賊風の服と、

僕と恩師の思い出の写真

当時の僕には抱えきれないほど大きな絶望

それと、溢れ出る大粒の涙

僕に残ったのはたったそれだけ


たった


それだけ


~fin~