……辿り付けない場所なんてねェんだ。
命のある限り。意志の続く限り……。
・名前
性が梧堂(ごどう)。名は渉(わたる)。
名前を聞く限りは、櫻の国の出身者だろうか――?
・外見特徴
身長176㎝。中肉中背の、ごく普通の体つき。
真っ白のカッターシャツの裾を、黒のスラックスからだらしなくはみ出させている。
紺色のネクタイを緩く締めているが、それをネクタイピンで留めている。
冬場や、寒い場所に行く時は、黒革のジャンパーを上に羽織っている。
人を食ったような、ニヤニヤ笑いを浮かべていることが多い。
・性格
だらしない格好に見られる通り、軽佻浮薄を地で行く性格。
人を小馬鹿にするような言動や、皮肉げな物言いは、他人の神経を逆撫ですることが多い。
男性・女性に接する態度に差はないのだが、基本的に馴れ馴れしいため、ナンパ男に間違えられやすい。
・スペックデータ
ステータス |
筋力Lv. |
頑健Lv. |
器用Lv. |
敏捷Lv. |
知力Lv. |
精神Lv. |
C |
+D |
-C |
+B |
+B |
+B |
汎用スキル |
観察眼 |
察知・告発などのイベント時にボーナス判定 |
高速演算 |
計算・測量などのイベント時にボーナス判定 |
皮肉屋 |
会話・同盟などのイベント時にペナルティ判定 |
不信感 |
説得・要請などのイベント時にペナルティ判定 |
戦闘スキル |
身軽 |
器用・敏捷にボーナス判定 |
予測 |
頑健・敏捷にボーナス判定 |
鋼の心 |
精神攻撃への抵抗。精神にボーナス判定 |
不熱心 |
敏捷を除く、全ステータスにペナルティ判定 |
・能力
Cogito Ergo Sum.
――我思う 故に 我在り
元来的な能力は、世界法則へのハッキング。
ハッキングする対象は、主に重力や電磁気力に代表される、相互物理力だが、それのみに限定された能力ではない。
質量から物理力まで、あらゆる『ルール』にアクセス、改変する強力無比な能力。
梧堂の全身を、黒い霧のような結界が包む。これ自体には、一切能力がない。
使用者の意志に応じて、黒い霧の内部の世界法則を、自在に書き換えることが出来る。
また、この結界は最大で直径2メートルほどの球状に広げることが出来る。
だが、広げれば広げるほど、梧堂の負荷が増えていくため、これは奥の手である。
言うまでもなく、梧堂があらゆるエネルギーを味方につけることである。
重力を改変し、無重力状態での跳躍。
磁場を改変し、鉄製品の高速投擲。
例を挙げればキリがないほどの、柔軟な応用性こそが、最大の利点。
改変を行う際、梧堂自らが演算を行って改変に臨むため、大量の改変を一度に行うことが出来ない事。
発動中は、常に演算を行う状態になるため、多大な精神力を消費すること。
結界内に常に梧堂を含むため、極度に法則を改変すると、そのツケが自分に回ってくること。
そして最大の欠点は、改変時間が非常に短く、また連続発動が利かない事である。
そのため、本来ならば完全無敵とまで言えるこの能力は、実のところ、梧堂の身体能力、防御力を瞬間的に高める程度の能力でしかない。
・戦闘方法
争う事は、あまり好きではないようだ。
争うことによって、知識を得られる場合、または知識を保護できる場合には、やむなく戦闘を行うこともある。
武器としては、刃渡り20㎝ほどの、柄の底部にリングが付いたナイフを好んで使用する。
かじった程度の格闘術と、柔軟な肉体を、能力によって底上げし、戦闘する。
前衛でも後衛でも中衛でもなく、『遊撃手』なのだとか。
・備考
時折、その軽薄な笑みの裏に、超然とした雰囲気を漂わせる。
狂気にも似た、深淵の底で佇む一つの怪物のような――。
最終更新:2011年08月02日 17:19