白妙

時折路地裏にて出現する無数の「白い手」、それは彼女の末端、生命を奪うもの。
変幻はある程度自由である模様、ただ些か耐久力に難があるだろうその分を数でカバーしようという魂胆らしいが……。
「手」の姿も数種類あるようで確認された物を羅列すると以下のようになる。

 「指の部分を刃状にさせたもの」
 「掌、あるいは甲に瞳を宿すもの」
 「大きなサイズのもの」
 「指を収束させ槍のようにさせたもの」
 「ガントレット」

これらは戦闘途中で情報を蒐集し、そしてその場で対応させた物と思われる。
どうやら学習能力は高いらしい、襲った人間の生命力を完全に奪わないのはその為だろう。
生かしてまた生命力を奪う、という一種の養殖のような物といっていいかもしれない。

最近になり本体の修復が進んできた為か狩場に仮想ではあるが本来の姿を投影するようになったようだ。
長く白い髪、白い肌、紫白の瞳、肩の露出した白い装束、両腕と両脚には黒いベルトを二重三重と巻いている。
この姿で積極的に戦う、というのは未だ見られていない。だがその場合を想像するに投影状態は実体があって無いようなものなので容易に消せるだろう。
また九つの「剣」(現時点ではこのように記しておく)を用いるようになっていた。目覚めを感じさせる。



現情報は以上。   久遠

(報告書形式という名のズボラです、何か問題があるようでしたら修正致します)

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最終更新:2011年05月08日 04:28