『奴隷』にしか過ぎなかった私を、『人間』にしてくれた……あの方に忠誠を誓うなど、当たり前の話でしょう!!
私は『奴隷』として買われた身…………それでも、シュバルツ様が私にくれたのは、鎖と屈辱と責め苦ではなく、教育と自由と安心と温かい食事と生きる喜び……そして『ヴェイセシス』の名前!!
リーナ=ヴェイセシス(Lyna=Vacesys)
『逆境の奴隷夜叉』
【人物】
グレーのビジネススーツに身を包んだ、淡褐色の肌に明るめの紫色の髪をした女性
元々は、物心ついた時から奴隷として生きていた
その為、その将来は暗い物となる事が半ば運命づけられていたのだが、14歳の時に、偶然も
シュバルツに買い取られる
シュバルツは、彼女の底に秘めるポテンシャルを見抜き、奴隷として買い取った彼女を一から教育し、様々な知識や技術を教え込んだ
奴隷という身分から解放された彼女は、それに良く応え、努力の末に
シュバルツの信頼を勝ち取る事に成功する
その後、
シュバルツの秘書とボディガードを兼ねるようになり、仕事中は常に
シュバルツと共に行動している
本来「リーナ」という名前しか彼女は知らなかったが、
シュバルツから「ヴェイス家を支える者」という意味を込めて「ヴェイセシス」の名を与えられる
その為、彼女の
シュバルツに対する忠誠心は並々ならぬものがあり、「
暴蜂」の中でも最も忠誠心に厚いと言って過言ではない程に、
シュバルツを尊敬している
なお、
シュバルツの事は「お頭様」と呼ぶ
なお、ビジネススーツの下には、袖の無い黒のレザー上下を着込んでおり、戦闘時にはスーツを脱ぎこの恰好で戦う
「
暴蜂」への反逆が疑われる施設へ、
リイロクローンを2体率いて侵入し、反逆の芽を摘む任務を遂行しようとした時に、
天ヶ谷 昴と鉢合わせる
しかし、リーナ達はそれに気づかなかった為、
昴の追跡を許してしまい、目的を完遂する寸前で
昴の妨害を受け、情報を引き出されそうになる
その時に、
昴の焦りを利用して、
リイロクローンの2体を犠牲にしながらも窮地を脱するが、
昴の救助に現われた
銀鶏のために、撤退を余儀なくされる
【所持品】
戦闘用ナイフ二本を、彼女は常に携帯している
秘書として
シュバルツのそばに控える事が多いが、いざという時には
シュバルツを守って戦うため、その備えである
「
暴蜂」の一員として行動する際に着用が義務付けられている、蜂を象ったバッジ
逆三角形の金のプレートに、蜂があしらわれている
「
暴蜂」の人間は、全員がこれを所持している
レギンから渡された物
水の国支部への出入りが自由となるパスやIDが内蔵されており、更に転送用コードが内蔵されている事で、
水の国支部への転送も可能になる
【能力】
無能力者だが、彼女はいわゆる「才女」であり、戦闘に関する技術も多く習得している
特に、ナイフを使った戦闘術と、自身を強化する魔術、そして遠距離から攻撃する魔術など、様々な術に精通している
【戦闘】
上記の通り、様々な術に精通しているため、非常に戦闘の幅は広い
ただし、これと言った決め手を言うものを持たず、言ってしまえば「器用貧乏」感が漂うのが弱点と言える
単体での戦闘能力は、決して低くは無いが、高いとも言いづらいものがあるのは否定できないだろう
最終更新:2011年08月16日 16:15