イル・ディザスター


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――――『生』も『死』も……意味の無い次元へ…………!!

私は『至る』…………貴様は『墜ちろ』――――――――ッ!!



イル・ディザスター(Ill Disaster)
『悪意持ちし災厄』

【人物】
くたびれたコートを着込み、ツンツンとした短い髪で、身体に黒い茨の様なものを巻きつけている、左目に眼帯を付けている深い青色の目をした男

ラギデュース=キャニドップの肉体を乗っ取った精神体。その正体は、ラギデュースの『父』
ラギデュースには、生みの親と育ての親がいるが、「19年間、思い通りになる様に育て上げてきた」と言う言葉があり、恐らくは育ての親である『老師』だと思われる

人々の『魂』を、『負』や『闇』と言った要素で満たし、それを喰らう事で『黒い魔力』を生成し、世界から『命』を駆逐しようとしている

『命は醜いものだ』とする、異常な美学を抱いており、その実践のために行動している
『命』について『猥雑に蠢き、他に干渉する事でしか己の存在を維持できず、永続性も無い、不完全で醜い物』と言う考えを持っており、それを変えるために行動している
生前、何らかの『術』により、『命』の概念を超越し、肉体を必要とせずに存在維持を可能とする『高次元の存在』へと転生する
しかし、そのままでは世界中に存在する『命』を駆逐する事は出来ず、それを実行するための道具として、ラギデュースの肉体を奪取し、活動している

その考えは徹底しており、世界を滅ぼすには必要な手段として認めながらも、自らも肉体を持っている事に嫌悪感をあらわにする一幕もある

既に人間の則を超越した存在であり、肉体の欠損(ラギデュースの時に失われた左手首など)を逆用した戦法なども取る事が出来る



【足跡】
一般民衆を殺し、その魂を奪い取りながら、力を蓄えている

≪R.I.P.≫により、櫻の国の『桜の天座』が襲撃された際に、その地の魔力を奪わんと打って出、ブルーライン大嘴 櫻芽の2名と戦闘になる
20体の『レヴナン』と共に戦闘に入り『肉体の慣らしの為』と称し、直接ブルーライン櫻芽に挑む(この際、同じ戦場に居たエルメア=ミルフォードの気配を感知しており、それに一定の恐怖を感じていた)
しかし、強大な力を振るいながらも予想外の苦戦を強いられ、右肩と左腕を穿たれ、貫かれてしまう。その中にあっても、凶悪な魔力を行使し、共に殲滅せんとするが、限界を迎えてしまう
その時、ブルーラインが肉体本来の人格に干渉し、呼び起こそうとしたところで、ラギデュースが「どうか自分もろとも殺してほしい」と願った為に、その『負』の力を得てディザスターが復活。構わず止めを刺そうとした櫻芽をやり過ごすと、この時の己の居城(雷の国の山村)へと引き上げる



【終焉】 ~英雄たちにお別れを/Good-bye my heroes~
そうして、先の戦闘で提示された情報は、偶然にもブルーラインからラベンダァイスへと直接伝えられ、「エルメアに、殺してくれと伝えてほしい」と言う意志を汲んだラベンダァイス、そして一時的にその保護者の役割を担っていたアーディン=プラゴールが、雷の国の山村へと現われる
地獄がこの世に溢れだした様な『死形』の山の中、ラベンダァイスアーディンが『露払い』の役目を務め、エルメアとディザスターの直接対決となる
「世界を汚す『命』は不要な存在である」と主張するディザスターと「『命』の無い、真理が支配する正しいだけの世界は、ただの『停滞』に過ぎない」と言うエルメアとの戦いは熾烈を極め、最終的に己の過去を力に変えたエルメアに、ディザスターは敗れる

肉体が限界を迎えた時、ラギデュース本人のものと思しき人格が、自分が共感し、協力し、助けられてきた英雄たち――――エルメア貴宝院 織守キルベルク・シルバーソード、そしてラベンダァイスへの謝罪の言葉を叫び、爆発して果てた
肉体を失ったディザスターはそれでも、かねてから『予備』として目をつけていたラベンダァイスを次の標的と定め、その肉体を奪取しようとするが、元よりラギデュースを死によって解放した後で、その後を追おうと考えていたラベンダァイスは、奪い返したケツァル・コアトルの『鍵』を自身に使用。ディザスターもとろも『初期化』する事で消滅しようとする
しかし、その結末に抗うエルメアの術〝Testimony〟によって、ラベンダァイスの廃棄シーケンスを強制終了させ、ディザスターを肉体から引き摺り出すと、〝S.Ⅰ.N.〟によってディザスターを『封印』する

事ここに至って、己の完全敗北を悟ったディザスターは『世界を無で清める』のではなく、『自分自身が無へと還る』事を選択
世界のために戦った英雄たちと共に在り続けた男の残骸は、ようやく真の安息を得る事が出来たのである――――――――



【所持品】
  • 花の刺繍が入ったハンカチ
かつてラギデュースであった頃に、エルメアから受け取った物

  • 教会の名刺
ハンカチと同じく、エルメアから受け取った物
教会の位置や連絡先などが書かれている

  • 橙色の鍵
ラベンダァイスが入れられていた箱の中にあった物
ケツァル・コアトルとしてのラベンダァイスの所有権を放棄する際に使用する物
これを使い、ラベンダァイスの心に揺さぶりを掛け、己の手駒に引きこもうと画策している

最終的には、ディザスター死亡によってラベンダァイスの手に渡った



【能力】
基本はラギデュースの項を参考

  • 『黒の魔力』
人の魂を喰らい、そこから生み出す事が出来る、独特の魔力
普段は、身体に茨状にして巻き付けているが、これは一部に過ぎず、様々な応用を行う事が出来る
以下は、その一例である

  • 黒い波動
『黒の魔力』を直接放出すると言う、分かりやすい攻撃
工夫の無い、シンプルな攻撃であり、防御・回避ともに複数の選択の余地があるが、破壊力とコストパフォーマンスのバランスに優れている

  • 『黒穿針』
黒の茨の刺を伸縮させ、刺突攻撃を行う
至近距離からの、奇策として意表を突く方法や、自身に迫る射撃の迎撃など、応用の幅が広くまた隙も非常に小さい、攻防一体となったメインの攻撃手段の一つ

  • 『タナトス・スレイヴァー』
ラギデュースの『トリニティ・スレイヴァー』の変法
身に秘めた三種の魔力の混合ではなく、『黒の魔力』を直接使用している
性質が『直接誘導攻撃する黒の魔力弾を大量発射する』と言う物に変わり、施行の際の隙も大幅に減少した(1レス分の準備動作が必要無くなった)
その代わり、一つの魔力弾から複数発のビームを発射する事は不可能になっている

  • 『タナトス・ブラスター』
『タナトス・スレイヴァー』と同じく、ラギデュースの『トリニティ・ブラスター』の変法
魔力を収束させ、巨大な光線として放つと言う性質は同じであり、収束に時間を要するという点も同じ(1レスの準備動作が必要になる)
しかし、他の能力と(ある程度ではあるが)併用が可能であり、その威力は『トリニティ・ブラスター』の比ではない
更に、『黒の魔力』を膨大に使用するため、『黒の魔力』本来の姿である『犠牲者の魂』としての、苦痛に呻く断末魔の叫びなどの幻聴までもが周囲に散布される

  • 傀儡死形『レヴナン』
魂を抜きとり、抜け殻となった後の死体に『黒の魔力』を流し込み、私兵として作り変えられたもの
みな一様に、額に穿たれたような跡が残っている
基本的に、素体はただの人間であるため、特別強力な存在ではない
しかし、肉体に感覚は残っておらず、牽制や目くらましなどはほとんど効果がない
更に、肉体の主要部分(頭、背骨、足など)を破壊されない限り、行動が可能と言う利点も存在する
何より、殺された被害者の数だけ増えると言う、非常に厄介な物量を誇る

  • 死形集合体『レギオン』
上記のレヴナン100体を寄せ集めて、巨大な球体状に成形したもの
強大な魔力、質量を持ち、広い射程まで延びる腕や触手、『黒い魔力』を直接放出する能力、更には『黒い魔力』を織り込み、浴びた者の生命力を削る血の雨などを降らせる能力がある

弱点は、球体中央部にある心臓の集合体
その為、外殻を攻撃して一部のレヴナンを削ぎ落とし、心臓を露出させて攻撃するのが効果的である



【戦闘】
彼自身は『魂狩り』に終始し、戦闘はほとんど手駒達が行うものだが、身に秘めている魔力の量などから鑑みるに、その戦闘力は非常に高いものである
熱によらずに触れたものを溶解させる黒い波動や、攻撃にも防御にも転用可能の茨、そしてラギデュースそのものの能力をほぼ流用して使用可能な点など、その実力は計り知れない
世界から『命』を駆逐しようと言う大言を口に行動するだけの力は、それなりに備わっていると見るべきである