イミナ・ハルネア


※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

Tacea la notte placida...e bella in cial sereno.
  静寂に包まれた――曇り無き、美しい空

la luna il viso argenteo mostrava lieto e pieno.
  白銀に煌く月が――丸い顔を覗かせる夜

quando suonar per l'aere...
  その刻にこそ、響くだろう――

infino allor si muto...
  どれだけ静まり返っていたとしても――

quando suonar per l'aere...
  その刻にこそ……響くだろう――






――イミナ・ハルネア


前頭部のみが美しい白銀色という、特徴的な短い外ハネの黒髪を持つ、
清廉なる紅白の巫女装束を纏い、その上から白い衣を羽織った少女。
凛とした銀の瞳は、世の果てまでをも見据えているな儚さを持っていて、
背中でとても大きく結ばれた蝶々結びの飾りが、羽か尾のようにひらりと舞っている。
また、社の外に出る時は、必ず白い石のペンダントを下げている。

春霞の社(はるがすみのやしろ)の巫女さん。自称「春霞の巫女」。
一人称は我、二人称は汝(うぬ)。少し古めかしい、かつ、高飛車で傲慢そうな話し方をする。
掃除が面倒と言いつつも社の境内は常にとても綺麗に保たれており、石畳には小石一粒落ちていない。
更に着込んでいる巫女装束も新品のように白く清潔であり、案外綺麗好きなのかもしれない。


――人物・性格など


もの凄い守銭奴である。
とりあえず、神社の境内に踏み入ったが最後、間違いなく賽銭を要求されると思って良い。
「我が社に祀られし神は全てを見ておられる。善行はやがて手前に返ってくるものぞ。
 さぁ、分かったなら賽銭を供えるが善い。多額であれば多額であるほど善いな」
を始めとして、賽銭要求パターンは様々である。どんな話題からでも賽銭を要求してみせる話術の持ち主。
言ってることは間違ってない気もするのだが、彼女が言うと全部台無しになった気がする。
多分、半ば強要してるのと多額を要求するのがアウト。
なお、「我が社にゼニを落とさん奴などどうでも良い。天罰なり神罰なり喰らうが良いわ」らしい。

さらに、どうやら御賽銭を自分のポケットマネーにしているような節がある。
「早ぅ我にゼニを落とすか此処から立ち去るか選ばぬか!」とか素で言っちゃうあたり、怖い。
参拝客に向かって「ケッ、金持ちは爆発するがよい」と小さく呟いたこともあるとかないとか。
余談だが、相手に文句を言う時は、割とよく「爆発するがよい」と言う。口癖?

ちょっと頭が弱いというか、詰めが甘いというか、自爆発言が多いというか、そんな節があるかもしれない。
加えてあまりの守銭奴っぷりから、ついた渾名がアホ巫女とか残念巫女
ある意味、彼女の本質を捉えた渾名である気がする。
黙っていれば可愛い顔立ちをしているのに、このせいで全て台無しになっている。

しかし、巫女としての使命感は割りと強いらしく、
空人との会話では「神の眷属として、信者に幸福と安心、『救い』を与えることが使命」と言っていた。
そのために仕事や心身を磨く修行に対しては一切の妥協をしていないが、
あまりにも守銭奴とかアホ巫女のイメージが強いのでどうにもならない。


そして、大平原である。何が、とは言わない。言えない。
曰く「巫女装束というのは、基本的に控えめに見えるように作られておるのだ」らしいが。

熱いお茶と饅頭の組み合わせが大好き。どことなくババくs[ 削除されました ]
……が、ミールに買ってもらった際に気に入ったのか、アイスクリームも好きらしい。
ヴァイオレットによってアイスを落としてしまった時は、割と怒っていた。

また、どうやら芋羊羹と交流があるらしい。
彼から貰った最高級品の芋羊羹が常備してあるほか、
かつて催された夏祭りでも、彼がスポンサーとなって資金を提供したようだ。


――過去?


何か壮大な宿命を背負っているらしく、時折その弱みを見せることがある。
最も如実だったものが「自分と何処か似ている」というカノンと出会った際で、
彼女との会話の際、その過去の片鱗を微かに覗かせたが、どうやら辛い過去を背負っているようだ。
しかし、具体的に何があったかは未だ明らかになっていない。

また、『死』や『子供の孤独』というものには特別な思い入れがあるようだ。
チェルシーカレルと会話したときは、チェルシーの保護者(?)であるというカレルに、
「こんな童子をこんな時間(夜中)に一人にするとは何ごとか」「童子にとっての孤独というものは大人が思う以上に辛いものなのだ」
といった風な説教をやたら長くぶちかましたり、また死というものに対して絶対的な嫌悪感のようなものを抱いている。
神鷹 空人との『例え話』でも、「死の果てに幸福は無い」と断じた。

そして、史音、ベンヌらとの会話において、彼女の語られぬ闇が一部明るみに出ることになる。
会話の中で断片的に語った言葉を組み合わせ、そこから推測すると、どうやら彼女には現在「両親」が居ないようだ。
また、「イミナ・ハルネア」には『漢字表記』が存在し、それを他人に知られるのをイミナは避けているらしいこと、
イミナ自身は『春霞の社』における『養子』であることなどが判明した。
つまり、イミナ自身はこの神社に生まれた、純粋な巫女の系譜を継ぐものではないということになる。
しかし、彼女はこのことを他者に語ること、そしてこの事実に触れること自体を、避けているようだ。


――お賽銭を集める理由


彼女がここまで守銭奴であるのには理由がある。
曰く、彼女と神社にとって最も大事なものは「御賽銭」ではなく「信仰」であり、
信仰を失った神と、それを祀る神社は存在意義を失うという。
神社の存在意義の消失は巫女の存在意義の消失であり、イミナはそれを懸念している。

近年、春霞の社の参拝客は減っているらしく、「信仰の力」も減退傾向にある。
イミナはその現状をなんとかして打ち破り、信仰を回復するために動いている。
必死なまでに賽銭を要求するのは、単純に神社の資金が乏しいからという理由もあるが、
どんな形であれ「神への捧げもの」は『その神への信仰の供物』に代わりなく、神力の回復につながるからだという。

また、「忘れ去られること」も信仰の消失と深く関わっているため、とにかく参拝客の印象に残ろうとしているためでもある。
印象に残り、そして再び足を運んでもらえるように努力している。毎日の掃除もその一環で、
かつて開催した夏祭りも、目的のひとつは「社を気に入ってもらうこと」らしい。
事実、今まで社を訪れ彼女と会話した人々は、それぞれが賽銭を要求されていたりするにも関わらず、
過半数が春霞の社を気に入ったようだ。

しかしどうにも、それだけでは説明が付かないほどに「信仰を集めること」に対して思いつめているような節がある。




――戦術


どうやら案外戦えるらしく、大会のエキシビションでは龍麒エルメアとの激戦を繰り広げた。
尤も、その際のイミナは特殊な結界で身体能力を強化されていたのだが、それを抜きにしても戦う力はあるらしい。

メインとなるのは「符による法術」と、「聖なる武具を用いた二刀流」。
そして謎に包まれた「能力」を絡めて、トリッキーな戦い方をする。


――能力 ≪ 七代操来 / ナナヨノククリ ≫


どうやら『七代操来』という能力を有しているらしいが、その詳細は不明。
メインの戦闘手段ではなく、後述する符と刀による戦い方をサポートしているように見受けられる。
彼女が今までこの能力を発動したと思しき時は、『炎』に変化していた符が元の符に戻ったり、
取り落とした小太刀が地面から浮遊し、彼女の手に戻ってきたりしていた。


――符術(法術)


どうやら能力ではないようだが、彼女は「符」を用いた魔術のようなもの(曰く、法術)を使うことができる。
今まで見せたものでは、「符」を瞬時に「蒼い炎」に変えて空中に停滞させてみせたり、
「符」から矢張り蒼い炎を放って攻撃したりしてみせた。
「サブカルチャーで取り上げられるような巫女と我を一緒にするでない」とはイミナの言だが、
この技はどう考えてもサブカルチャーで取り上げられるような巫女がよく使う技である。

他にも、ゼニ無しに対して、
「我が『式神』で『依代』をこさえてみるか?」と提案したことから、
式神に関する術も行使することが出来るようである。術だけは何処までもステレオタイプな巫女さん。
ただし彼女は、式神に関しては、あまり得意ではないし好きではないと言っていた。

戦闘では、この術と後述する「能力」や「武器」を組み合わせて戦う。

また、この術を応用したものなのか、彼女はまれに一部人物に「御守り」を手渡すことがある。
御守りは全て共通して、紅い袋に金糸で刺繍が施してあるもの。
曰く「我が御神の有難い加護を受けた護符」らしく、何処となく胡散臭いが、
実は本当に魔術的効果があり「所持者のピンチに一度だけ精神力や魔力などを小回復する」という効果を有している。


――使用する刀


主に春霞の神の加護を受けたという聖なる刀を用いるが、
どれも特殊能力を有している代わりにとてもクセが強い。
特にメインとなる太刀は物理的な攻撃力が全く無く、
刀という攻撃的な見た目に反して補助的な使われ方が多い。


――御霊切・神那岐天禍憑(ミタマキリ・ミナギアマガツキ)


春霞の巫女、イミナ・ハルネアの愛刀のひとつ。
真っ白な刃を持つ太刀で、神社に代々伝わる神祀具である。
白木で作られた鞘には鈴と紅い紐が結び付けられており、普段は祭具殿に安置されている。
神祀具ではあるが聖なる武具ともされ、歴代の巫女のみ、戦いで振るうことが許されている。
「御霊切」の名の通り、この刀の斬撃は霊魂を斬り裂くことが出来る。
霊魂だけでなく、精神力や魔力、思念体などの実体を持たないエネルギーを斬れる。
が、逆にそれ以外のものは斬ることができず、この刀で人体を斬ったとしても傷が付かず痛みも無い。
代わりに、その人物が秘めている魔力や精神にダメージがある。
その原理は、よく見れば解ることだが、この刀の白い刃は光の集合体であり実体が無いことにある。


――裁祓三日譚(サバラミカタ)


春霞の巫女、イミナ・ハルネアの愛刀のひとつ。
神社に代々伝わる小太刀で、黒塗りに一点の銀装飾が施された鞘に納められている。
かつて大陸を歩いた高名な神官が使っていたらしく、
その神官が各地の邪霊を三日間に渡って祓い歩いたという逸話から名付けられている。
神那岐天禍憑と違い、その刃は通常と同じく物理的な斬撃をもたらすようだが、他の詳細は現在不明。


――??????

春霞の社の『本殿』に安置されているという『神刀』。
存在だけは明らかになっているが、その詳細は名前を含め一切が不明である。




――「願い」


自身を押し殺し、人との本質の付き合いを断ってまで、イミナが追い求めるモノ。
たとえそれを得る過程で暗闇に迷い込もうと、伸ばす手が茨に裂かれようと、なお望むモノ。
風の国金の国櫻の国、そして「中央」と「あの場所」。
この五つの地名が、何らかのかたちで関係しているものと思われる。
現在、この五つの地名のキーワードを知っているのは、海部 史音とベンヌのみ。


よるに浮かぶ、ゆめを溶かした鏡のおと
はじまりを願い、りそうを追い求め、何処までも、ただ

その眼差しは、銀色に輝くつるぎによく似ていた