〝災禍の種〟&ヒバリ――〝幽世の末端〟


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〝我心を盡して智慧を知んとし狂妄と愚癡を知んとしたりしが 是も亦風を捕ふるがごとくなるを暁れり〟

    ……――〝傳道之書〟1章17節より



――〝災禍の種〟


若葉色の腰程までの長さのストレートヘアと、蒼とも翠ともつかない色の瞳が特徴的な、12歳程度の外見の少女。
その容姿は、この世の物とは思えないような浮世離れした人形のような端整さである。
服装は一年を通して白いワンピースである。また、頭に白い狐を模した面を付けている。彼女曰く〝女狐〟なのだとか。
また、ときどき背に魔力でできた漆黒の翼を宿している。これを使えばもちろん飛行も可能。
ただし、上記の服装とこの翼がマッチしているかは微妙。

性格は飄々としていて掴み所が無く、大人びたような印象を与える。
だが、しばしば電波を受信したかのような発言をしたり、子供の容姿である事を利用して媚びた様子を見せる事も。
因みに、彼女は林檎が大好きなのでプレゼントしてあげたら割と本気で喜ぶ。

実に様々な呼び名、通り名を持つらしい。
〝災禍の種〟に始まり、〝幽世の末端〟〝徒花(あだはな)〟等々。
その一つ一つに、彼女の立場が現れているようだ。この事から、彼女が様々な出来事に関わっている事が分かる。
……だが、彼女の本名を識っている者は、今の所一人しか居ない。

魔術に明るく、様々な技術や術式、〝魔弾〟等を操る。
其の力たるや、大会優勝者のエルメアを数秒で蹴散らす程。
しかし、彼女が戦闘をするのを見る機会は少ないだろう。彼女自身が戦闘を避けているからである。

本人曰く、彼女は〝様々な霊的な存在が混ざった、キマイラのような存在〟なのだとか。
ゆえに、〝体が透けてホログラフのようになり、手を避ける〟等の芸当も可能である。
だが、何故かは不明であるがこの技術を戦闘等に活用する事は無いようだ。


・〝幽世の末端〟

普段〝あの世〟と呼ばれる〝幽世(かくりよ)〟の使者であり、また一部である。
とはいえ、所謂〝死神〟の様に徒に命を狩るのではなく、寧ろ〝見守る〟のが仕事なのだとか。
……然し、〝平生は殆ど仕事が無い〟という彼女の言葉から、この〝仕事〟の胡散臭さが窺える。
或いは、彼女が役目をサボっているだけなのかもしれないが――。

六王が〝一夜限りの死者との邂逅〟を実行した時は、文句を言いに行ったとか、何だとか。
また、キルベルク・シルバーソードと対峙した際も、この名前を使っていた。


・〝徒花〟

長い歴史を持つ〝教会魔術部〟の創始メンバーの一人。
難解な魔術を簡略化して敷居を低くし、〝教会流魔術構成法〟を作ったのが彼女である。
……この件に関しては、未だ彼女の口から語られた事はない。

ちなみに、〝徒花〟の劣化コピーと識槻 朔夜が交戦したこともある。


・〝真名〟

彼女は、果たして〝何〟なのか。
名を隠し、力を得て、暗躍し――その真意は、未だ誰も知る事は無い。

だが。人の情に触れた時の彼女の優しい微笑みは、時折見せる憂鬱な表情は、本物であると断言できるだろう。




――ヒバリ


〝災禍の種〟と酷似した容姿の少女。翼の色は穢れ無き純白である。
性格は非常に幼く、夢見がちで怖がり。だが、芯は非常に強いらしい。
戦闘能力は恐らく持たない――が、魔術の技術に関しては年とは不釣合いな程に高いらしい。

〝災禍の種〟の〝同一存在〟であり、〝災禍〟はヒバリの事を〝半身〟と呼ぶ。
彼女の魔術のレベルの高さは、この事に由来しているのだろう。




――能力


★〝黒と白の地平線<モノクロマティックホライゾン>〟:二人


詳しくは不明であるが、非常に強い介入能力であるようだ。

「滔々たる黒の大河を綾と紡ぐは夜の闇」
「脈々たる白の系譜を円に満たすは星の光」


☆〝聖霊受肉<インカーネイト>〟:ヒバリ


朧な概念を〝聖霊〟として確定させ、ヒバリ自身の体に宿す能力。
この能力を使う事によりヒバリは魔力を得て、魔術の行使が可能となる。


その他にも〝教会式魔術構成法〟や独自の術式など、かなり幅広い技能を持つ。
ちなみに、彼女の奥義は〝多元・月光華〟という魔術らしい。





……――私は、寂しかった。

十を僅かに過ぎたばかりの少女には、其の〝道〟は余りに険しくて。
背負うものは重くて、冷たくて……体温も、感覚も、奪われて。今にも潰れそうで。
其れでも、隣に立ってくれる人は、一人も居なかった。……私が、拒んだから。

……私は。
怖くて、寒くて、寂しくて寂しくて――――仕方なかった。


……貴方は、そうならないで、下さいね……?



彼女の夜は、未だ、明けない。