一説妙法(3)
妙法蓮華経如来寿量品第十六に
『何を以てか衆生をして無上道に入り速かに仏身を成就することを得せしめんと』
この御心の底は、此の妙法華経の事です
お釈迦のみの悦び給うのみならず、諸仏出世の本懐であるので十方三世の諸仏も悦ばれるでしょう
妙法蓮華経見宝塔品第十一に
『我即ち歓喜す 諸仏も亦然なり』と説かれてある通り仏が悦び給うのみならず、
日蓮も持妙法華問答抄で
『釈迦一仏の悦ひ給のみならす、諸仏出世の本懐なれは、十方三世の諸仏も悦ひ給へし。我即歓喜諸仏亦然と説れたれは、仏悦ひ給のみならす、神も即随喜し給なるへし』と判じられています
然るに此の妙法華経を地上に現わす人は、魔と言われると、天台大師も『将に魔の仏と作るに非ずやの詞正しく此の文に依れり』と判じ給う。
又、妙法蓮華経法師品第十
『而も此の経は如来の現在すら猶お怨嫉多し、況んや滅度の後をや』
亦
『薬王此の経は是れ諸仏の秘要の蔵なり。分布して妄りに人に授与すべからず』
何にこのように云われるのか
日蓮も持妙法華問答抄で書き残されています
『釈迦一仏の悦ひ給のみならす、諸仏出世の本懐なれは、十方三世の諸仏も悦ひ給へし。我即歓喜諸仏亦然と説れたれは、仏悦ひ給のみならす、神も即随喜し給なるへし。伝教大師是を講し給しかは、八幡大菩薩は紫の袈裟を布施し、空也上人是を読給しかは、松尾大明神寒風をふせかせ給。されは七難即滅七福即生と祈んにも此御経第一也。現世安穏と見えたれは也。他国侵逼難・自界叛逆難の御祈祷にも、此妙典に過たるはなし。令百由旬内無諸衰患と説れたれは也。然に当世の御祈祷はさかさま也』
『先代流布の権教也。末代流布の最上真実の秘法にあらさる也。譬は去年の暦を用ゐ、烏を鵜につかはんか如し。是偏に権教の邪師を貴て、未た実教の明師に値せ給はさる故也。惜哉』
日蓮も判じ給うように、亦、経典にも『此の経は方便の門を開いて真実の相を示す』とあります
今、此の事を明らかにすれば、『此の妙法華経、地上出現以前の諸教は、皆是れ方便の教えなり』
昭和の現在、他国侵逼の難に合いたる事実は、現然たる証明で、どの教え1つとして是の難を防ぎ止めたる事実無きを見ても明らかなり。是れ即ち方便、権教なり。
妙法蓮華教菩薩法仏所護念分別広説も、是れ仏の大方便なり。
然るに、是の権教の邪師に、未だ数万の人が誑かされ、其の毒を飲み、目がさめず、救われると思って、尚地獄に落ちつつあるのは悲しいことです。
日蓮も持妙法華問答抄で
『是れ偏に権教の邪師を貴みて、未だ実教の明師に値はせ給はざる故なり。惜しきかな』と云われています
然るに是の事、教えの上より今日迄、誰一人として破する者無きは之れ闇を破す正教、
即ち、妙法華経 無きが為なり
今、妙法華経 地上に出現し、真実を明かし大衆を救う正教なるが故に権教の者は、之を恐怖し、怨嫉を送り来り、魔と罵しりたり、是れ正しく教典の通りなり。
大白毫の光を以って此の事を説き明かそう