一説妙法(6)

一説妙法(6)

第一義

 とは、順序を含んだ印で、次第の第で、必ず譲ると云う意味

 とは、終わりから始め、を現わす線で
     無から有、空から実、と言う事
 とは、高いものから低いものへの順序を現わした印で、道理を現わす


義の字を分解してみると
一番上は、日と月を現わして天であり、
明(日月合致の形を現わす)の下に「王」
「王」の下に「我」があります。従って、ものの順序立てを現わします

よって、第一義とは、空です。

 

空とは、実成の始めにして、

未だ、
見ざるものを見、
聞かざるものを聞き、
知らざるものを知り
智らさせるものを智り、
解かざるものを解く 等

ことごとくの始まりを蔵するものを空と名づける

故に、第一義とは、空、

即ち、ものの終わりから始めて、実の次第を順序良く、我に譲られると云う事です

これから、無量義生じ、不可義に至って本(もと)の空に還り、又、第一義にて始まるのです

これから、第一義を開示しましょう

最終更新:2009年10月30日 11:33
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